google-site-verification=O9h17fJGk1A5FQlfgyImCO5Z6jWMmyfZS9djnrInQjI

がんになっても地球旅行

病気には無縁と思ってた元バックパッカー、タイの大学で日本語教師をしていた2019年4月バンコクで肺腺癌(1A)手術。2022年6月に日本に帰国後もタイをメインに地球旅行に出かけています。

診察

書くのを躊躇したけど・・・痔のこと

 私は還暦もすぎたオバハンだし、今更恥ずかしいなんてあるかと言われそうですが、ちょっと書くのを躊躇しました。でもブログを読んでくださる皆様も、ある程度の年齢になっておられる方が多いでしょうから、もし同様のことで悩んでおられたらと、書く気になりました。それにこれは私の日記のようなものですから、やっぱり記録しておかねばと思います。

 2週間ほど前から、排便の後、ペーパーに真っ赤な血がつくようになりました。実はこれまで病院にかかったことはないのですが、切れ痔やいぼ痔の自覚はありました。でも数日たてばましになるので、またかと思うだけだったのです。ただ人間ドッグの検便の際に、出血が見られ再検査が必要と言われたことが2,3回あり、そのうち一回は大腸検査をしましたが、何も問題はありませんでした。

 でも私はいぼ痔になりやすい体質のすべてに当てはまっているんです。NHKのサイトで見たのですが、以下が「いぼ痔になりやすいタイプ」だそうです。
・便秘しやすい
・排便時に強くいきむ
・トイレに長時間座っている
・重いものを持つことが多い
・辛いものをよく食べる
・妊娠・出産

 さすがに最近は重いものを持つことはないですが、これまでの私にはほぼ当てはまります。それでも病院に行くほどではないと勝手に判断し(まあそれだけでなく、少し恥ずかしいと思ったためでもありますが)、今まで一度も病院に行きませんでした。

 でも来月から今年の一大イベントが始まるので、その時にひどくなったら困るし、それより「まさか他の病気じゃないよね!?鮮血だから大腸がんとかじゃないよね!?」と急に不安になったのです。

 しかもその時、なぜか背中の左側も痛くて、ネットでいろいろ検索していると、腰痛も腫瘍の原因になりえるとか書いてあるのを見つけてしまい、ますます怖くなりました。がんサバイバーとしては、そんな記述にはかなり敏感です。

 ということで、Googleで肛門科を探しました。胃腸科でもよさそうでしたが、今回はやはり専門に行こうと思いました。幸い地元に1軒見つかったので、月曜日の朝8時半に行ってみると(開院は9時)、すでにかなりの人が待っていて、「1時間ちょっとお待ちいただくことになります」と言われました。でもちょうど市役所にも用事があったので、その1時間を利用することができました。

 病院に戻ると、10分ほど待つだけで診察してもらえました。症状を話し、診てもらうと、「中が切れてるね」と言われて、薬を処方してくれました。もう10年以上前に大腸検査を受けただけだと言うと、「年齢的にも受けたほうがいいね」とのことで、来月、世界一周旅行に出る前に検査を受けることにしました。

 まあ何もないはずだと思うんですが、ちょっと不安です。本当に旅行に行く前に受けるべきなのかと思ったのですが、安心して旅立つためには必要かなと思うことにしました。ただ、10数年前の大腸検査は、もう絶叫したくなるほど痛かった記憶しかないので、それを言うと、「大丈夫、麻酔を使うから」とのこと。

 2年前に初めて麻酔を使った胃カメラをやってみて、あまりにも楽だったことを思い出しました。今回も寝ている間に終わるんだなと、気持ちも楽になりました。

 さて、痔の出血ですが、もらったお薬を一度入れただけで止まりました。なんと28日分も処方されたのですが、2日間使って痛みもなくなりました。あまりにも効いたのが怖くて、もうこれ以上使うのはやめようかなと思っています。でもあと2,3日は使うべきなんでしょうかねぇ。

まだ箱ごと残っている薬
IMG_4253


ブログランキングに参加しています。
もしよろしければ、ポチっとしていただければ、励みになります

にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ

検診の合間に大阪城へ行ったら・・・

 先週の胸部MRIに続いて、大阪がんセンターで検診を受けてきました。月曜日は朝オンラインレッスンがあるので、10時半にレッスンが終わってすぐ家を飛び出し、天満橋にある病院についたのは、11時半過ぎでした。受付を済ませ血液検査へ。朝一番だといつも混んでいるのに、この時間はガラガラでした。検診は14時からで、その前に血液検査と胸部レントゲンを済ませる必要があります。それからX線検査の受付をして、これも待ち時間はほとんどなく終わりました。

 30分弱で二つの検査を終えるとお腹ペコペコだったので、お昼を食べに出ました。天満橋駅から病院までの道にはいろいろな店があるのですが、この前美味しそうな担々麺の写真を見てから、頭の中にずっと担々麺が回っていて、それが看板に出ていた大阪王将に入りました。

がっつり炭水化物ばかりのランチ
担々麺とミニ高菜チャーハンセット 980円
IMG_4127

 まあものすごく美味しかったとは言いませんが、値段相応に美味しかったです。でもメニューには「ミニチャーハン」とあったのに、目の前にきたチャーハンはご飯一杯分くらいあって、日ごろここまで炭水化物祭りのような食事をしないので、完食したものの、ちょっと食べすぎたと後悔も・・・。

 店はかなり混んでいたので、食後ゆっくりというわけにもいかず、そそくさ出ました。まだ診察まで1時間半もあるので、いつも通り大阪城へ向かいます。

 公園の入口で気になる車と外国人を見ました。タクシー乗り場がありますが、そこにタクシーじゃなさそうな車が停まっています。左したの黒い車から「Need a cab?」と声が聞こえて、外国人男性二人が寄って行きました。手前の4人もそのグループのようです。きっとこれが白タクなんだろうなと思いました。

IMG_4129

 まあ日本は他の国に比べると安全だし、白タクでも危険な目に会う可能性も低いんでしょうねぇ。それに6人の男性グループだし。

 まあそんなものはほっといて、いつも通り天守閣が見えるところまで行きます。この2年間はいつも思うんですが、平日の昼間だと日本人がいない!

IMG_4131

 去年は桜の季節に来ましたが、今年はすこし遅めの新緑の季節です。入口からここまでの間に聞こえた言葉は、まず中国語、韓国語で、あとはスペイン語、フランス語、ドイツ語で、以外に英語が少なかったです。

 でも私の周りには、行きに1組、帰りに1組の日本人がいただけで、残りはすべて外国人のように見えました。それに一人で歩いている人を全く見かけなかったんです。グループツアーもまあまあ見かけました。

 平日の大阪城は日本人の観光スポットじゃなくなりつつあります。それだけ外国人観光客が増えているということですね。

 さて一番大事な検診ですが、1時45分に病院に戻り、診察を待ちました。午後は2時から診察のようで、1時55分頃には名前が呼ばれました。

 2019年ですでにあった「神経原性腫瘍」その時に24mmで5年間で2mmだけ大きくなったようですが、今回はまったく変化なしということでした。血液検査の方もクリアだったので、今年はこれで問題なしです。また1年後に同様の検診(MRI、X線、血液)を行う予定です。

 まあ年一度のMRIは、安心料だと思っています。これで安心して夏の旅行に行けます。


ブログランキングに参加しています。
もしよろしければ、ポチっとしていただければ、励みになります

にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ

胸部MRI、今年も爆睡

 昨年でがん手術5年経過となり、がん患者からは卒業しました。でも最後のCTで、脊椎のあたりに「神経原性腫瘍」とかいうものが見つかり、「手術かも!」とショックを受けたんですが、結局、5年間で2mmしか大きくなっていないので、ずっと経過観察となりました。そのため大阪がんセンターからは卒業できていません。

 そして1年経って昨日、森ノ宮病院で胸部MRIを受けてきました。大阪がんセンターは検査が混み合うので、いつも森之宮病院へ委託されています。ここでは毎年CTを受けていて、去年初めて頭部MRIも受けました。その後、上記の病気が発覚し、もう1度がんセンターで胸部MRIを受けました。

 がんになった後、何度もX線検査を受けたし、帰国してからも毎年CT検査をしているので、そんな検査は慣れっこになっています。予約は13時半からだったので、13時に病院へ着き、受付を済ませて、検査の問診を受け、13時25分頃には検査着に着替えました。そこで耳栓を渡され、検査台の上でヘッドフォンをされて、「あー確か金属音がすごいから、音楽が鳴ったような気がする」と思い出しました。

 まずヘッドフォンからピアノ曲が流れてきて、その後、大きな金属音が聞こえてきました。MRIのベッドが動いて、また音楽と金属音だと思ったところまで覚えています。でもその次に気づいたのは、何も聞こえなくなり、「終わりましたよ」の声。そう、やっぱり寝てしまったようです。

 ここで、去年のことも思い出しました。去年は頭部MRIと胸部MRIを別々に受けて、2回とも寝てしまったのでした。今、自分で過去ログを見ると、「寝た」と書いてありました。でも本当にかなりうるさい金属音なのに、なぜ寝てしまうんでしょう。

 私はかなり寝付きが悪いので、最近はずっと「メラトニン錠」のお世話になっています。そんな私が、たった20分ほどの検査で、即、値落ちできるのはなぜなんでしょう。

 今日気づいたことがありました。そのMRIのベッド(といっても、クッション性はまったくない)は、なんだか温かいんです。だからまるでお風呂に入っているみたいに、身体がふにゃーとしてくるんです。実際終わってみたら、もう喉がカラカラでした。
 
 今日の胸部MRIの検査費用は7,490円でした。毎回、健康保険はありがたいと感じます。

 さて検査の前に食べた昼食ですが、森ノ宮へ来ると、いつものカレー「印度屋」さん一択です。日替わりカレーは健在ですが、850円から900円に値上がりしていました。それと、人手不足のため、水曜日が休みに、毎日16時から18時の営業も休みになったと張り紙がありました。

 お客さんの入りも、去年までよりよくなかったように思いました。いつも12時頃に行くと、ほぼ満席で、カウンターしか座ったことがなかったのに、今日は2人がけのテーブル席もいくつか空いていました。このまま頑張ってほしいお店です。

IMG_4051

今日のカレーは大きな唐揚げ3個と、エッグタルタルがのっていました
ご飯の量も、「大盛り?」と思ったほどで、完食するとお腹いっぱい
IMG_4050


ブログランキングに参加しています。
もしよろしければ、ポチっとしていただければ、励みになります

にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ

MRI後の診察 手術 or Not

 連休明けにMRTを受け、昨日がその診察の日だった。昨日すぐにそのことをブログに書けずに休んでしまったのは、ちょっと理由がある。まあそれは後にして9時20分の予約だったので、病院に着いたのは8時45分ごろだった。ちょうど受付も始まっていて、9時に表示された順番も3番目だった。前に9時半の予約で30分ほど待たされたことがあったが、今回は9時15分に名前が呼ばれた。

 手術と言われるんだろうなあ。前に希望した通り、9月で大丈夫だろうか。もしもっと早くしなければいけないと言われたらどうしよう。6月下旬と7月下旬の旅行はもう手配済みなんだけど・・・と、体のことより旅行に行けるかどうかを心配してしまう私。確かがんの手術の時も、「3月にネパールにトレッキングを計画しているんです。行けますか?」と先生に言ってしまった。

 そんな不安そうな私に先生がまずおっしゃった。
「まず結論から言いますね」とMRIの画像をPC画面に映し出される。「私たちも考えましたが、手術はしなくてもいいです。」
えっ?手術はしない・・・前回、たぶん手術になると言われていたのに。

 そしてこんな絵を描いて説明してくださった。
IMG_8181

 前回の説明でも言われた通り、病名は「神経原性腫瘍」。神経の上下部にある神経鞘にできた腫瘍で、「神経鞘腫」というらしい。98%が良性だが大きくなる。でも実際5年前のCTでも見られて、その時の大きさが2.4㎝。そして今回が2.6cm、つまり5年間で2㎜しか大きくなっていない。
「まあ、おばあちゃんになる頃には、4㎝くらいになるかもしれないですけどね」と先生は笑いながらおっしゃった。

「それにこれはのう胞性と言って、中身は水分です。だから少し大きくなっても問題ありません。それより切除する方が、脊椎に近いので、危険がないと言えません。」

 手術をしなくてもいい・・・なんかちょっと気がぬけてしまった。もちろんそれはいいことなのだが。何事も計画を立てるのが好きな私は、前回来た時に、「入院時必需品レンタルシステム」のパンフレットをもらったり、手術費用をネットで調べたり、自分のかけている保険で、請求時にいる書類などを調べていた。
 
 でも無駄になったとはいえ、これはラッキーな結果だ。手術をしないですむのならそれに越したことはない。

「でもこれで終わりというわけにいかず、経過観察という形で来てもらうんですよ。ホントは2年後でもいいかもしれないけど、そんな先の予約が入らないので、まあ来年、1年後ですね。」

 ということで、来年の5月にMRIを森ノ宮病院で取り、その1週間後に大阪国際がんセンターで血液検査とX線、そして診察となる。

「何か質問はありますか?」
「肺がんは完治ということでいいんですね?」
「はい、CTも血液検査も問題なかったので、そちらは大丈夫です。」

 手術から5年が経ち、私は完全にがんに打ち勝った。

 本来なら前回4月末の5年目検診で、「卒業です」と言ってもらえるはずが、「がん患者」は卒業したが、わけのわからない(私にはすべて初耳の名前)腫瘍のため、まだこの病院から卒業するわけにいかない。まあでも1年に1度なら、人間ドッグみたいなものだと思うしかない。

  支払いサイトから来たメールには、この日の診察の費用はたったの220円。ホントにそれでいいの?と聞きたくなる。

せっかく明るい話題なので、きれいなお花の写真を
3月にかりびーさんと行ったチェンマイのモンチェムで撮った
Googleで検索すると「イエローエルダー」と名前がでた
IMG_6933

ブログランキングに参加しています。
もしよろしければ、ポチっとしていただければ、励みになります

にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ

胸部MRIを受けてきた

 昨日とその前に書いた「洋食の店もなみ」と「ピースおおさか」に行ったのは、実は午後に大阪がんセンターでMRI検査の予約が入っていたからだった。

 4月末に、「がんセンターから卒業!」と意気込んで診察を受けたのに、先生から「神経原性腫瘍」の疑いとか「後縦隔腫瘍」とか聞いたこともない病名を告げられ、5月にMRIを撮ってから手術するかどうかを決めると言われた。決めると言いながら、もうほぼ手術は決定のような口ぶりだった。



 聞かされたときはショックだったが、すぐに気持ちを切り替え、とにかく今年上半期に計画している旅行をすべて全うしなくては!と、ほぼ毎月の旅行計画を推進中だ。

 診察のときにはMRIの日程は決まらなかった。というのは、いつも検査に行く森ノ宮病院は1ヶ月前の予約が必要だそうで、今回は5月下旬の診察に向けて、がんセンター内で検査を受けるらしい。

 でもその検査予約は、各科の取り合いのようなもので、1週間前にならないと予約がはいらないとか。実は診察のときには詳しいことは聞かされておらず、「検査日が決まったら電話します」とだけ言われた。でも10日経っても連絡がなく、不安になって確か4月30日に予約センターに電話をして、検査日が決まりにくい事情を知ったのだ。

 私は3週目に都合がつく日がなく、7日から10日を希望していたのに電話がないと思ったら、2日に3回も電話の受信記録があった。でも留守電がキャパオーバーしていたのか残っておらず、7日9時に予約センターに電話をかけ、8日15時に検査ということがわかった。

 15時と知って、まず考えたのは「ランチをどこで食べるか」そして「その後どこで時間をつぶすか」。出した結論が3度目の正直の「洋食の店もなみ」のハンバーグを食べ、大阪城公園の端にある「ピースおおさか」へ行き、大阪城公園を散歩して病院へ行くことだった。

ということで、「ピースおおさか」から大阪城公園を抜けていく
もうすっかり新緑の季節
IMG_7809

 かなり歩いたので、2時半に病院に着いてすぐコンビニでグリーンスムージーを買い、一気に飲んだ。そして検査室の受付へ。問診票もそこで作り、説明も受けた。
「金属製のものは何もつけておられませんね」とイラストを見せられながら確認。MRIは頭部だがすでに2回受けているので、準備は万端のはずだ。と思ったら、「お化粧とか、日焼け止めも取ってくださいね。」

 えっ?!たいして化粧をしているわけではないが、大阪まで来るのにすっぴんのわけはない。「ちょっとしてますけど」と返事すると、「これお使いください」とWヒアルロン酸クレンジングシートを渡された (つд⊂)ゴシゴシ

 更衣室で検査着に着替えて、クレンジングシートで顔をふく。待合にはビデオがあり、MRIの注意事項が流れている。

IMG_7811

 かなり厳しいことを言っているような気がする。そこでまたふと不安になった。私は歯のインプラントが数本入っているのだが、これは大丈夫だった?眉のアートメイクは、タイにいるときに、金属は一切つかっていないことを確認しているから大丈夫なはず。

 検査室の前で、手をもう一度アルコール消毒をし、マスクも新しいものを渡された。なんかかなり徹底しているなあ。そこで歯のインプラントのことも聞いてみると、影響はないとのこと。

 さてMRIのベッドに仰向けになり、ヘッドホンをはめられる。そして機械の中に入り、また金属音が聞こえてくる・・・と思っているうちに寝た。

 たぶん30分もかからなかったと思うが、寝たためにほんの数分にしか思えなかった。私はMRIの中で寝るのが得意なのだろうか。日頃寝付きが悪いのに、なんであのガーガーの音の中で寝るんだろう。言い訳すると、今回は前日寝たのが遅かったのに、いつも通り朝のランニングをした上、かなりの距離を歩いて疲れていた。

 検査後すぐにコンビニでカフェオーレを買って飲んだ。飲みながらふと気づいた。「私、完全にすっぴんだ!」しかたがない。ずっとマスクをして帰ろう。目元はメガネをかけているので、それほど目立たないはず。でもよかった、まだマスクをする世の中で。

 最寄り駅から家に買える途中、スマートウオッチが20,000歩を超えたと知らせてきた。さすがに疲れるわけだ。日頃20,000歩を超えることはめったにない。

 今度の月末の診察で、診療方針が決まる。たぶん手術になるのだろうが、希望通りの日程になればいいと思うのだが。夜、ネットで登録している支払いサイトからメールが来た。今日のMRIの費用は
7,050円。国民健康保険がありがたい。 

ブログランキングに参加しています。
もしよろしければ、ポチっとしていただければ、励みになります

にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ

がん患者を卒業するはずだったが、また新たな病との闘い

 頭部MRIと肺のCTについては、2週間ほど前に終えて、造影剤を使ったCTで少し気分が悪くなったことは書いた。そして先日、担当医の先生の診察があった。前回4年半検診の時、先生から「次、何もなければ卒業です」と言ってもらえたことがうれしくて、今年はがん患者から卒業と信じていた。

 今回予約は1番だったので、9時の診察開始からほどなく名前が呼ばれた。
「頭部MRI、肺のCTとも異常はないですね。もともと治りやすいがんですしね」と言って下さったので、次は「卒業です」の言葉が聞こえると思っていた。でも先生からは、予想していなかったことが発せられた。

 「これで卒業ですと言いたかったんですが・・・。実は、この背骨のところに、腫瘍が見られます。」
えっ?血液検査からも、転移は見つからなかったのでは?

 先生はCTを見せながら説明してさった。
「この背骨の横に2.6㎝ほどの腫瘍があります。でも以前のCTを見ると、2019年の時も見えるんですよ。」
「2019年は、初めてこちらに来たときです。それからもCTは撮っていますよね。去年の4月も。」
「その時は、指摘されなかったんですよ。それに2019年の最初のものと比べて、ほとんど大きくなっていません。」

 先生は私にわかるように絵を描いて説明してくださった。
「神経原生腫瘍の疑いです。でもこれは98%良性で、生死に関わるようなものじゃありません。ただ大きくなると脊髄に近くなるので、手術で取ることになるでしょう。」

 そして来月もう1度詳しいCTを取り、月末の診察で治療方針を決めることになる。悪性ではない、つまりがんではないだろうということだが、それでも先生との話を終えて、ちょっとショックだった。もう大阪がんセンターに来ることもなくなるだろうと思っていたのだ。気持ちが晴れないままいつも通り大阪城に向かい、天守閣を見えるベンチに座りながら、病名を検索してみた。

 先生が書いてくださった場所を説明する病名は「後縦隔腫瘍」、これも聞いたことがない。どちらの病名も調べたが、原因はわからず、良性のものは無症状のことが多く、検診や他の病気の検査がきっかけで見つかることが多いとあった。まさにそうだろう。私に全く自覚症状はないし、がんが見つかったときからあったのに、今まで指摘されなかったのだから。

 良性の可能性が高いが、診断は摘出しなければ判断しにくいらしい。先生からも、手術になると思いますと言われている。それほど大手術でもないので、手術前2日、術後7日で10日間ほどの入院になるらしい。タイのほうが楽だったなあ。手術当日に病院へ行き、確か5日後に退院したはず。日本ももっと短くならないのだろうか。

 がんのとき、次女に言わなかったことで、後でかなり怒られた。だから今回はまず次女にラインをした。ちょうどすぐ返事が来て、「98%良性だから心配しなくても大丈夫だよ」と書いているうちに、自分を励ました気分になり、気持ちが持ち直した。

 「じゃあ美味しいものを食べに行こう」と以前から気になっていた谷町6丁目の洋食屋さんに向かった。前に来た時、かなりの行列であきらめたことがある。でもこの時は、オープン時間前に行けるはずだから大丈夫と思ったら、なんとお休みだった。

 でも近くにちょっとこじゃれたカレーのお店があり、そこでもおばんざい風のランチの写真が店の前に出ていた。

自転車がたくさん停まっているので、地元の人に人気なのだろうなあ
IMG_7591

4月の田舎御前コーヒー付き 1,300円
IMG_7588

右上の揚げ物は、ヒレカツ、エビフライ、コロッケ、鶏唐揚げから
選ぶことができて、ヒレカツにした
IMG_7589
 美味しいものを食べると、もっと元気が出た

 このことをブログに書くべきかちょっと悩んだのだが、私にとっては日記代わりでもあるのでやはり記録しておこうと思う。

 身体の中に余分なできものがあるとはいえ、日常生活にはまったく支障もないし、手術を受けることになっても、それまで何かをしなければならないということもない。手術後も治療は必要ないので、がん手術後と同じように、とにかく動いて体力を戻せばいいのだろう。前回たった一人でそれを乗り切ったことを考えると、今回はもっと気が楽だ。

ブログランキングに参加しています。
もしよろしければ、ポチっとしていただければ、励みになります

にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ

造影剤使用のCTを受けたら、ちょっと副作用?

 大阪国際がんセンターは、検査は森ノ宮病院に委託しているので、今日のCTも、1日明けてまた森の宮病院へ行った。バンコクのBNH病院は、借りていたコンドから歩いて行ける距離だったので、受診も気楽だった。今はがんセンターも森ノ宮病院も1時間はかかるので、半日がかりだ。

 去年の診察で決められた時間が、仕事のため都合が悪くなり、1月に変更をお願いしたら、希望日は夕方しか空いておらず、今日の16時15分となった。少し早めに出て、また大阪城公園の入口のあたりの桜を見てから行った。

これはサトザクラという品種らしい
IMG_7542

 MRTとまったく同じ手続きで、まず「ヨード造影剤使用説明書・同意書」というのを書き、技師の方から説明を受けた。検査着に着替えたあとで、点滴の針を指し、血圧を測る。前回は昔なつかしいポンプの手動式だったが、今回は手首で測る最新型。94/56だったので、私にしては普通。

 自分で点滴のホルダーを押しながら、検査室に移動。仰向けになって説明を聞く。最初に造影剤を入れないで撮影し、途中で機械から息をとめてという指示が出る。いったん機械から出て、造影剤を入れる。そして同じことの繰り返し。

外に貼ってあった機械のポスター
IMG_7548

 ここに「タブレットで操作ができますので、不安を抱える患者様に寄り添う検査が可能となります」と書いてあるが、そういえば、ずっと技師さんが、私の身体の上に手をおいてくれたままで、何度か「気分は悪くないですか」と聞いてくれていた。

 造影剤を入れると身体が熱く感じる人が多いと聞いていたが、本当に急に下腹部のあたりが熱くなった。そこだけ熱いのでなんか変な感じだ。でもまた数分で終わるので、あっと言う間だった。

 着替える前に、また血圧を測る。上が108になっていた。看護師さんに「下腹部だけ熱かったんですけど」というと、「みなさん、よくそうおっしゃいます。尿もれしてるんじゃないかって思う人もいますよ」とのこと。「のどは乾いていますか?」と聞かれ「はい」と答えると、すぐに廊下にあるサーバーから水を持ってきてくれた。
 「何か異常を感じたら、すぐに電話してくださいね」とおっしゃってくださり、今日は本当に親切だった。 

これもサトザクラ
IMG_7545

 森ノ宮からは、JRで帰った。まだ通勤時間ではないので、森ノ宮からも乗り換えた大阪からも座ることができて、ちょっとホッとした。というのは、なんだか身体がだるかったのだ。

 JR最寄り駅からは自転車だが、ペダルをこぐのがだるかった。そして家に着いたときは、なんだかだるくて何もしたくないほどだった。出かける前にカレーを作っていったので、夫には「私、だるいからちょっと横になる。先に食べといて」と告げて、ベッドに倒れ込む。スマホでYoutubeを流しながら、40分ほどうつらうつらしたようだ。

 それからカレーを食べ(食欲は十分!)、今ブログを書いているわけだが、倦怠感はずいぶんマシになった。これは副作用だったのだろうか。

 去年のブログを読んでみると、「なんか右眉のところだけかゆい」と書いていた。これを看護師さんに尋ねてみると、「ある部分だけかゆいというのは、聞いたことがないですね。身体の広範囲に蕁麻疹が出たりすることはありますが」と言われた。つまり去年のは副作用ではなかったということか。じゃあ、今日の倦怠感はどうだったんだろう。

 でも無事MRTとCTを終えたので、残すは診察のみ。今回は予約が少し離れていて、再来週の月曜日だ。不安がないといえば嘘になるが、その日が来るのが楽しみだ。


ブログランキングに参加しています。
もしよろしければ、ポチっとしていただければ、励みになります

にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
プロフィール

nakko

アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

記事検索
読者登録
LINE読者登録QRコード