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がんになっても地球旅行

病気には無縁と思ってた元バックパッカー、タイの大学で日本語教師をしていた2019年4月バンコクで肺腺癌(1A)手術。2022年6月に日本に帰国後もタイをメインに地球旅行に出かけています。

医療のお金

クレジットカードのDMでフリーケアプログラム

 本文とは全く関係がないが、家の近くで売っているココナッツアイスクリーム
甘いもち米やピーナッツ、コーンのトッピングもついてこれで30バーツ(100円くらい)
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 私は大人になってから入院したのは、出産の2回だけで、他に大きな病気にかかったことはない。ずっと働いていたので、常に保険証は持っていて、それ以外に入っているのは、一時払いをした郵便局の養老保険だけだ。これについては、もうあまり内容も覚えていない。多分、特約で入院費用などはついていたように思うが、海外までは適用されないだろうと、日本に帰った時も調べもしなかった。

 でもちょうど手術を受ける1年前に帰国した時、たまたまクレジットカード会社からのダイレクトメールの保険が目についた。実は、タイでの1年目に、ほんの少しの不正出血があり、病院へ行った。その後、タイの保険に入るべきかとも考えたことがあったから、そのダイレクトメールを開けてみたのだと思う。

 それはそのクレジットカードの使用者は無料で保険に入れるというちょっと怪しい(?)ものだった。でも無料だと大した保障ではなく、がん保険を含めた特約をつけることにして、金額は月1140円とわずかな額だった。3年間だが、3年後には日本に帰っている可能性も大きいので、まあ安心料かなとあまり深く考えずに申込書を送った。

 でもその特約が役に立つことになったのだ。本当に自分が肺がんになるなんて夢にも思っていなかった。万が一がんになるとしたら、ずっとポリープができている胃か、やっぱり婦人科系かなと思っていた。その万が一のために、気楽にその保険の申込書を送っていたのだ。

 取り扱い会社はチューリッヒ保険会社だった。今、検索してみると、傷害保険しかないようだ。カード会社が負担するので、基本は無料。でも私のような特約をつけることはできる。期間は3年間なので、3年後は特約を解約しないと、保険料が高くなるようだ。

 いったいその無料の保険は本当に得なのか。検索すると、それについて書いている人もいた。保険に入って3年間の間に事故にあったり、大怪我をする可能性はそれほどないので、かなりの人は500円とはいえ、掛け捨てになる可能性も大きい。もし全く特約をつけずに無料で済ませるなら、まあ入っても構わないかもしれないが、自分の個人情報がその保険会社に渡ってしまう。まあ、これはその人がどう判断するかだなあ。
 
 でも私はこの保険のおかげで、その時たった11ヶ月分しか払っていなかったのに、がん特約のための一時金50万円と入院手術のための3万円の給付を受け取ったのだ。ただ手続きは、少し面倒だった。タイから診断書や領収書は全て持ち帰っていたので、電話で問い合わせて、必要事項は全て自分で記入した。診断書は英語のままでもかまわなかった。

 前回書いたように、タイでのがん関連の出費は、総額141万円ほどだった。そのうち100万円は海外旅行保険でまかなわれ、残りもこの保険でまかなわれたことになる。

 私は単にタイミングがよくラッキーなだけだと思うが、手術の後、友人にはがん保険に入るか、特約をつけた方がいいと勧めている。やはり二人に一人ががんになる時代なのだから、準備はしておくべきだと思う。
 



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バンコクでの入院、がん手術費用

 もうがんの手術から1年9ヶ月も経った。ずっと費用のことは書かなければならないと思っていた。なのに、今頃になってしまった。海外で入院やがんの手術をすることは、めったにないことだと思う。もちろん永住権を持っていたり、現地の保険に入っている人なら、それほど心配をしなくてもいいかもしれないが。

 当時
私は、ノンイミグラントBというビザを持ち、ワークパーミットも持っていた。そして社会保険は給与から天引きされているので、指定の国立病院であれば診察は無料だ。でもその病院は、かなり待ち時間があり、タイ語しか通じない。そのために、ずっと海外旅行保険で対応してきた。→海外旅行保険

  B3A2C017-C5FA-4FB5-B7AA-0EFF73E236B9私が手術を受けた病院は、外国人やタイ人富裕層が行く病院でBNH病院という。BTSシーロム線のサラデーン駅から歩いて10分くらいのところだ。

 入り口を入るとすぐ左手に受付がある。前日までに海外旅行保険の会社に連絡を入れておくと、Faxを確認してくれてキャッシュレスで診療を受けることができる。その受付で日本語の通訳をお願いすると、診察時には日本人通訳の人が来てくれる。
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 私はこれまで眼科、婦人科で受診したことがあり、今回の内科や外科でも、受付、看護師全員が英語のコミュニケーションができる。そしてもちろんすべての医師が英語を話してくれる。ただし、日本人通訳は4人だけらしいので、入院中、いつになるかわからない回診に合わせて通訳をお願いするのは難しいようだ。入院前に、夫が聞くときは通訳をお願いしたいと言っておいたが、結局、私の意識がないときの説明はなかったため、通訳は来てもらえなかった。

 でもそれ以外は全く不満を感じない入院生活だった。日本で入院するよりはるかに快適だったと思う。ほぼ手ぶらで入院し、期間も短く、家族の付き添いもICUの一泊だけ必要だと言われただけだ。

 大学のレントゲン検査で引っかかったとき、あまり深刻に考えず、いつも通りクレジットカードの保険を使って検査をすればいいと思った。まさかその時は、がんとは夢にも思わず、気楽に病院を訪れた。
 
がん告知の日   医師診察代(2名) 2,000バーツ   看護師 100バーツ 
         診察パッケージ 350バーツ                X線 1,500バーツ 
         CT  9,500バーツ                            肺活量検査 920バーツ
         総額14,370バーツ(約5万円)
 
 その日の入院手術費用の見積もりは、最大で50万バーツ(173万円)と言われた。
クレジットカードの使用付帯を使った保険の限度額は100万円。保険会社に電話をして1週間後には、総額282,486バーツまでが保険額だという連絡をもらった。

 でも以前に書いたように、4月に日本へ帰ってから診察を受け、手術となるとどれほど早くても5月。しかもその年は令和元年を迎えるため、長期のGWとなるはずだった。結局、命には変えられないと思い、その日中にバンコクでの手術を決意した。

 タイの病院の明細はかなり細かい。BNH病院は全て英語で記載されているのだが、項目は、投薬、検査、使用機器、手術室、医師、看護師、部屋、その他多岐にわたる。細か過ぎてわかりにくいので、ここでは主だったものだけ取り上げてみる。
 医師による手術費用 13万バーツ
 一般病棟(個室)  1日3,600バーツ✖️4 14,400バーツ
 ICU         1日1,100バーツ
 投薬        34639.2バーツ
 それ以外は細かくあるが、全て合計すると 392,472バーツ(約136万円)となった。

 日本だと個室に入るといくらするのだろう。ふと気になって調べてみた。大阪赤十字病院のサイトに載っていたのは、一番高い個室で44000円。ここでトイレ、シャワー、ミニキッチン、TV、冷蔵庫、応接セット付きの25㎡。私がいた病室も多分20㎡以上あったように思うし、設備はこれと同じだ。次に高い個室が15㎡で16500円。

 そう考えると、あれほど居心地がよく、毎日体を拭いてもらったりと、至れり尽くせりで、上記の金額だと思うと納得もできる。確かに日本だと医療高額療養費制度もあるので、私と同様の手術で、大部屋を使えば、実際支払う額はもっと少ないだろう。でも幸い海外旅行保険が使えたので、告知を受けた日の費用と入院手術での自己負担は、41万円ほどになった。

 バンコクは、他にも外国人御用達の病院がいくつかあり、日本人がよく行くサミティベート病院やバンコク病院、アラブ人が多いバムルンラート病院は、もう少し高いかもしれない。バムルンラートは一度行ったことがあるが、日本人サロンがあり、通訳もずっとついてもらえる。サミティベートは日本語がわかる医師もおられるそうだ。つまりバンコクでは、お金を出せば、最高の環境と最高の医療を受けられるということなんだと思う。

 でも私は本当にこのBNH病院で手術してもらえてラッキーだったと思う。もう保険は使えないので、ずっと実費で検診を受けているが、担当医の先生は本当に信頼できるし、レントゲンも予約時間に行けばすぐ撮ってもらえ、診察もあっという間だ。だから今は日本に帰れないが、不安なく検診を続けている。




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1年半検診とレントゲン写真公開

*後半にレントゲン写真を載せています。見て楽しいものでもないので、興味のない方は、どうぞ他のページへ飛んでください。
 
 タイトルを書いて気がついた。もう手術から1年半が過ぎたのだと。早いなあ、過ぎてみればあっという間だった。あの告知の日のことは、はっきりと思い出せるけど。
 今回もレントゲンと主治医の面談のみ。面談の前に撮るレントゲンも、もう慣れっこになってしまったので、タイ語で言われても大丈夫だ。外科に戻ると、珍しく予約時間に先生は来られていて、5分ほど前に名前を呼ばれた。そして先生は、いつも通りニコニコと、「何も問題はないよ、体調はどう?」とおっしゃった。
「どう、ジムで走ってる?」「ちょっと最近、サボり気味で。でも部屋で週1でエアロビクスはしてます。」「じゃあ、また4ヶ月後だね。」
たった3分で終わってしまったので、部屋を出た時が予約時間だった。

 支払いも前回と同じ。医師診察料600バーツ、診察パッケージ代350バーツ、レントゲン650バーツで合計1600バーツ(5,4623円)。

 現在の体調 ほとんど変化はない
  • 時々、咳が出る。これは、授業が多くなると出てくるので、喉の使い過ぎと、マスクのにおいが気になって出ることもあるようだ。
  • 普通の呼吸は全く問題がないが、深呼吸をする時は、鼻からでも口からでも、思いっきり吸おうとすると少し引っかかるような感じがする。
  • 娘と毎週エアロビクスを30分ほどしているが、若い娘にもついていけている。
  • あいかわらず右横を向いて寝ているが、手術をした左側を向いても、あまり違和感がなくなってきた。
 BNH病院は、ラインのアプリの中で、自分の全ての記録を見ることができる。これまで、載せるべきか考えていたのだが、もしどなたかの参考になるのであれば嬉しいので、がんを告知された日のレントゲンから、手術後、20日後、現在のレントゲンを載せようと思う。

2019年2月27日がんが発見された時のレントゲン 
   この日は、このあとすぐにCTも撮っている。でもどちらの写真を見ても、
     私にはわからない。確か、当日CTを見ながら説明してくださったのだが、
   頭が真っ白状態で、90%確率でがんだと言われたことしか覚えていない。
 
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2019年4月3日 手術後、ベッドに寝たまま
左肺を3分の1ほど切除したので、かなり小さく見える。
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2019年4月21日 退院後の検診
 この時すでにかなり肺が伸びていて、自分でも驚いた。先生からも、
「よく伸びてるんねぇいいよ。」と言っていただいたことを覚えている。
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2020年9月27日 1年半検診
  1年半経って、左肺もかなり大きくなっているように見える。
   本当に人間の身体はすごい。ちゃんと適応していくのだと思うと素晴らしい。
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1年2ヶ月検診 [2020/05/31] 非常事態宣言中

 2月にBNH病院で検診を受けたときは、もうこの病院で検診を受けることはないだろうと、主治医の先生と写真を撮ってもらった。そして5月には大阪での検診を予約していたし、今後も半年に一度であれば帰国して日本で検診を続ければよいと思っていた。

 3月26日の非常事態宣言から、外出したのは近くの市場かスーパーのみ。ちゃんと顔を合わせて話をした人は、大学の事務の人、主任の先生、そして友人一人だけ。おしゃべりで、出かけることが大好きな私が、これほど長い時間家に閉じこもることができるなんて、自分でも驚いている。もう一生こんなことはないように思える。 

 前回はバイクで行ったが、最近全く歩いていないので、往復とも歩くことにした(と言っても往復40分程度)。ただバンコクは連日30度を軽く超え、スマホを見ると34度、体感温度40度となっている。ちょっとつらいかも・・・。

 病院の入り口で熱を測らなかったので、あれっと思ったら、入ってすぐのところに新しい機械が待っていた。

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 カメラもモニターも2台ある。ダブルチェックってこと? 私の体温は36度7分で、赤いシールを自分で取って貼るように言われた。検温済みのシールを貼るのはよくあることだが、自分でと言われたのは初めてだ。これもなるべく人に触らないようにという配慮なのか。

 前回予約を取らなかったので、今回はメールで予約を取った。でもいつものX線が入っていないので、もう一度メールすると、「X線は医師のオーダーがないと予約できないので」という返事だった。でもいつもの外科の受付にスマホの予約カードを見せると、いつも通り検温、血圧測定、体重測定の後、レントゲン室に案内された。
 
 いつもなら、一人か二人はその待合室で待つ患者がいる。でも今日は誰もいない。検査着に着替えるとすぐレントゲン室へ。そしてすぐ外科に戻った。そしてここでも、患者がいないことに驚いた。完全予約制なので、確かに待つ患者は少ない。それでも2人の先生がおられるので、少なくても3,4人、多い時は5,6人待っていることがあった。

 私の待っている間、もう一人の先生のところに一人の患者さんが入られただけだった。そして私の主治医は相変わらず遅れてこられたけど、私の後には、もう誰も待っていなかった。

 BMH病院は富裕層向けとはいえ、外国人ばかりではない。アラブ人富裕層ばかりのバムルングラート病院や、日本人ご用達のサミティベート病院は、もうがらがらだと聞いたが、やはりここもか・・・。コロナが怖くて病院を避けたり、外国人が帰国してしまったり。病院でさえ、経営難になっているのじゃないだろうか。

 部屋に入ると、まず先生に言われた。
「日本に帰らなかったの?」
「コロナのために、仕事が辞められなくて、日本にも帰れません。だから、まだこちらでお世話になります。」
「そうか、でも今回も全く問題なし。次は4か月後でいいからね。ほかに何か問題はある?」
「いえ、特にありません。」
 
 定期検診はたった3分で終わってしまった。でもレントゲンで肺の状態を見てもらったので、コロナとも無関係だということがわかりほっとした。

 支払いも前回と同じ。医師診察料600バーツ、診察パッケージ代350バーツ、レントゲン650バーツで合計1600バーツ(5,4623円)。

 現在の体調 たぶんこの数か月ほとんど変化はない
  • 時々、咳が出る。
  • 普通の呼吸は全く問題がないが、深呼吸をする時は、鼻からでも口からでも、思いっきり吸おうとすると引っかかるような感じがする。
  • ランニングマシンが使えないので、部屋でエアロビクスを30分ほどしているが、全く息は切れない。
  • 手術をした左側を下にして、寝ることができなかったのが、少しましになったような気がする。でもあいわらず右横を向いて寝ている。


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10ヶ月検診 [2020/02/09]

 もうすぐがん発覚から1年になる。何だか信じられない。去年の今頃は、日本から知人が来て、「後2、3年は、今の大学で教えようと思っている」と話していた。あれから1年、考えも少し変わってきた。

 さて前回の診察からもう3ヶ月が経った。この間にひどい風邪をひいて、高熱、声枯れ、咳と治るまで3週間くらいかかってしまったが、それ以外は体調に大きな変化はなかったと思う。

 診察前日、ちょうどタイマッサージを受けているときに、予約確認の電話があった。1回目は逃してしまったが、15分ほどしてもう一度かかってきた。いつも通り、先生の診察の30分前までにレントゲンを受けてくださいとのことだった。この前の風邪の時は、前日にSMSが入った。どちらにせよ必ず確認連絡をいただけるのがありがたい。

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 日曜日で道路も空いているので、病院まではバイクで5、6分だ。もう慣れた検査室へ行き、あのパッチを貼ってレントゲン。待ち時間はゼロ。それから外科へ行き、いつも通り検温、血圧測定、体重測定(身長は自己申告)をする。まだ先生との予約時間まで30分ほどあるので、iPhoneで時間潰し。

 私の主治医であるW医師は、チュラロンコン大学病院から来られているので、午前中のチュラロンコン大学で診察をされているのだと思う。そのためか時間通りに来られることはあまりない。今回も1時間遅れの到着だった。

 私の前の方の診察はあっという間で、先生が来られて10分ほどで名前を呼ばれた。
「レントゲンは問題ないね。もう手術して何ヶ月だっけ?」
それって、カルテを見たらすぐわかるんじゃないですか?と突っ込みたくなる。
「手術は4月でした。」
「それなら今度は4ヶ月後でいいかな。」
「あの、実は日本に5月に帰るんですけど、その後バンコクに戻ってこない予定なんです。でももし2、3年後に戻ってきたとき、こちらで診察を受けることができますか?」
「大丈夫、日本でCTを撮ったデータを、ここに送ってくれておいてもいいよ。」

 えっ?そんなことをしても構わないのかと、びっくりした。日本だと転院するとき、手続きが大変だと聞いたことがある。セカンドオピニオンを聞くのも、主治医に遠慮することも多いとか。でもW先生は、全く気にしておられる様子はなく、やはり何事も「マイペンライ」(何とかなる、大丈夫)の精神なのか。

「傷跡は、どう?」
「全然、痛くないです。胸の肋間神経痛もほとんど感じなくなりました。でも、私はランニングが好きなのですが、まだまだ以前と同じようには走れません。」
「2、3年はかかるかな。それに以前と全く同じにはならないけどね。」

 当然のことだ。でもフルマラソンは無理でも、もう一度ヒマラヤトレッキングができるようにまでは、回復したい。

「先生には、本当に感謝しています。最後なので、写真を一緒に撮って頂いてもいいですか?」
「いいよ、じゃあ椅子をこっちに持ってきて。」
 2人で並んだ椅子に座り、しかも先生は指でgoodサインをするように、私に指示されて、仲良く笑顔で看護師さんに写真を撮ってもらった。

 今回もレントゲン結果をCDにしてもらい、診断書も頂いた。これについては無料。今日の内訳は、医師診察料600バーツ、診察パッケージ代350バーツ、レントゲン650バーツで合計1600バーツ(5,623円)。

 現在の体調
  • 時々、咳が出る。でもこれは過敏症のためか、バンコクの空気が悪いためなのかわかならい。
  • 普通の呼吸は全く問題がないが、深呼吸をする時は、鼻からでも口からでも、思いっきり吸おうとすると引っかかるような感じがする。
  • 10分程度のジョギングをウォーキングを挟みながら数回はできる(合計1時間ほど)。呼吸は鼻呼吸のみ。
  • 手術跡、ドレーン傷跡は全く痛みはない。ただブラが当たると痒くなる。
  • 手術をした左側を下にして、寝ることができない。これだけはずっと変わらず、左下にすると、息を吐くときに「カッカッカッ」と引っかかる感じがある。苦しいわけではないが、それが気になって寝ることができない。それでずっと右横を向いて寝ている。


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トラブル延長戦 声枯れ

 今日、屋台で食べたカオムーデーン(いろいろな豚肉乗せごはん)が、とても美味しかったので写真追加  タイのごはんは安くておいしい たった40バーツ(150円弱)
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   タイのお正月はあまり休みがない。私は大学で教えているのだが、休みは12月30日から1月1日だけで、2日からは平常授業だった。でも1週間の授業で、翌週は後期の中間試験。そのおかげで少し喉はマシになるはずと思っていた。

 しかし・・・声をあまり出さないようにしていたのに、なぜか声がかすれている。20日から後半の授業が始まると、一日3、4時間は話すことになり、よくなるわけがない。それにやはり喉の奥の方が痛い。

 ということで、やはり病院に行くことにした。今回もまだ日本から戻って90日以内なので、カードの海外旅行保険が使える。電話をするのも慣れて、しかもカード会社の方も初めてではないことも確認してくれて対応が早い。電話をした日に病院へ行くことができた。

 病院はいつものBNH病院。入ってすぐの受付カウンターで保険会社からのファックスを確認してもらい、簡単に症状を説明。喉が痛いということで、回されたのは耳鼻咽頭科だった。 

  いつも通り診察の前に、体温、血圧、体重の測定。ほとんど待つこともなく診察室へ呼ばれた。若い女性のお医者さんだった。
「どうしましたか。」
「年末に一度高熱を出して、その後、声が出なくなりました。薬局で薬を買って、マシになったんですが、ずっと声がかすれて、喉も痛いんです。」

 まず鼻、そして喉を診てくれた後、なぜか背中側から聴診器を当てられた。がんの手術のことは、症状を説明したときに話した。

「鼻は大丈夫、でも喉の奥にウイルスが残っていますね。1週間薬を飲んで、様子を見てください」とのことで、喉スプレーを含む5種類も薬がでた。

Augmentin Tablet   オーグメンチン配合錠 ペニシリン系抗菌剤 朝夕食後

Nasotapp Tablet 鼻水や鼻づまり用
Ropect Capsule  咳止め
Flemex-AC OD Effervescent Tab 咳と痰用
Difflom Forte  喉が痛いときのスプレー

 この1週間分の薬代は、1989バーツ。なぜか薬代はいつも割引があって、1791.1バーツ(約6500円)。でも高い。

 そしていつも通りお医者さんの診察代800バーツ、診察パッケージ350バーツ、その他320バーツで、全合計は3260.1バーツ( 11700円ちょっと)。

 抗菌剤以外は、症状が治ったら飲まなくてもよいとのことだったので、3日目には抗菌剤だけにした。喉の痛みも2、3日で感じなくなり、1週間後の受診で、鼻も喉も大丈夫と行ってもらった。2回目は薬代がないので、1470バーツ(5300円)。 

 タイの薬の量は、日本人には多いのではないかと思うことがあるが、確かに病院へ行き、薬を飲めば、風邪はきちんと治ったようだ。たった2回で17000円。カード保険のありがたみを実感する。

 来月はまた3ヶ月ごとの検診があるので、レントゲンと受診に行かなくてはならない。このBNH病院には、かなりの回数を通っているので、行くとなぜかホッとしてしまう。高級病院なので、どこもゆったりした雰囲気で、待ち時間も少ない。この病院が近くにあって、本当によかったと思う。 



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7ヶ月検診 [2019/11/10]

 気がつくと、手術からもう7ヶ月がたっていた。友だちが遊びにきてくれて、一緒に観光三昧の数日を過ごしたが、時々、以前の体には戻っていないと感じることがあった。日常生活では何も感じないが、ハードに動き回ると以前より疲れやすいと思う。
 
 つい2週間ほど前に日本で検診を受けてきたばかりなので、全く心配はしていないが、BNH病院の検診も予約通りに行ってきた。今回は日本で撮ったCT画像をCDで持ち帰っているので、それを使ってくださるおかげで、X線を撮る必要はない。

 前日夕方、病院から予約確認の電話があった。私の主治医のW先生は、チュラーロンコン病院の先生なので、日曜日しかBNH病院には来られないようだ。でも日曜日だと、仕事が入ることもないので気が楽だ。

 その予約電話から30分もしないうちに、また電話が入った。「明日はW先生が午前中に来られるので、11時15分からです。CDは取り込む必要があるので、10時にきてください」とのこと。本来は予約は夕方だったので、大きく予定が変わったが、まあ日曜日なので構わない。電話の最後に、「もう通訳は入りませんよね」と確認された。前回も、先生がおっしゃったことはわかったので、もういいかなと思う。

 家から歩いても行ける距離だけど、初めてバイクで行った。バイクだと信号にかからなければ5分ほどの距離だ。10時5分前には外科の受付に着いてCDを渡した。先生の診察まではまだ1時間以上もあるが、BNH病院は患者のIDナンバーでWiFiが使える。時間つぶしのためにiPadも持ってきているので全然大丈夫だ。

 前回は予約時間から40分ほど遅れての診察だったが、今回は先生は時間通り来られたようで、予定時間より10分ほど遅れただけだった。CTの画像を見ながら、「大丈夫だね、調子はどう?」といつも通り、気楽な感じで聞いてくださった。

 「日常生活は、何も問題はありません。でも以前からのアレルギーっぽい咳は、何か刺激があると出るんです。」
 「まあ、それは仕方ないね。でもCTは何の問題もないから。」
 「もう何をしても大丈夫ですか?」
 「何でもOK。じゃあ、次はまた3ヶ月後だね。」

 たった5分ほどの診察だったが、やはり気楽なW先生と話すとホッとする。実は、大阪がんセンターの先生とこのW先生も少し感じが似ていて、どちらとお話ししても気持ちは楽になるのだ。

 今回はCT画像を持ち込んだので、診察費用は950バーツだけで済んだ。これは保険は使えず実費なので、診察だけとしても日本より安いのではないだろうか。他病院で撮ったCT画像を使ってもらえるのも、何事も「マイペンライ(「大丈夫」とか「気にしない」の意味)の国らしいなあと感じる。




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