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がんになっても地球旅行

病気には無縁と思ってた元バックパッカー、タイの大学で日本語教師をしていた2019年4月バンコクで肺腺癌(1A)手術。2022年6月に日本に帰国後もタイをメインに地球旅行に出かけています。

タイ生活

チャトゥチャックの「蝶の庭と昆虫館」

 バンコク最後の日曜日は、久しぶりのチャトゥチャックに行ってみた。コロナの前は、日本から誰かが来ると必ず連れて行ったが、その後は行った記憶がない。もうすっかり元の状態に戻ったというので、ちょっと気合を入れて行ってみた。でも昔より人混みが苦手になった私はあえなく惨敗。30分ほどウロウロしたあと、JJモールへ逃げた。

 ちょうどお昼前だったので、そのままエアコンのきいたJJモールのフードコートで食事。今回まだ食べていなかった牡蠣のホイトートとカオグルックガピを食べた。2品は多いかなと思ったが、どちらもそれほど量が多くなかったので、しっかり完食。

カーオグルックガピ 59バーツ
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ホイトート 60バーツ
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 このフードコートも、他と同じようにクーポンカードを買う方式だが、それがなくても銀行アプリのQRコード支払いでもOKだった。
 
 食後はチャトゥチャックを通って公園の方へ戻る。ちょうどペット売り場のあたりで、日ごろ見かけないような動物もいた。

リスの一種?でも暑さでグターとしたかんじ
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熱帯魚も泳げない状態でビニール袋って・・・
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 今日のメインは買い物ではなく、公園の中にある「バンコク蝶の庭と昆虫館」。公園はかなり大きいので、JJモールからも1.5㎞ほどある。公園には大きな池もあり、木々も多く、暑いが歩けないほどでもない。花を眺めながらゆっくり歩いた。

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 Google mapの通りに行こうとすると、道がなかった。結局遠回りをしなければならないが、こんな表示もあったので、それに従って歩いていく。

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ようやく到着
入口で名前、人数、電話番号を書く用紙があるが無料
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館内は蝶に関する展示と説明 でもタイ語のみ
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手前と奥に温室に外に出るドアがあり、そこが温室
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中国人の女の子が、手に蝶を止まらせていた
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 それほどたくさんの蝶がいたわけではないが、都会のオアシスのような公園の中に、こんな無料の施設があるのはうれしい。入場者は、ほとんどが外国人だったが、あの人たちはどうやってこの場所を知ったのだろうか。展示はタイ語のみの説明だったが、チャトゥチャック市場で疲れた後に、ほっとするにはいい場所だと思う。

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ファイクワーンの人気店「Lanzhou Noodles」

 ファイクワーンから東へのプラチャーラ―トバンペン通りは、まさにリトルチャイナ。両側には、中華料理、火鍋、中国超市(スーパー)がずらりと並んでいる。ただし入れ替わりも激しいようで、ちょっと壊れかけた建物や、空き家になっているスペースも多い。もちろんタイ料理屋やマッサージ店も4,5件あり、朝夕には屋台も見られる。

 去年泊まったのは、タイランドカルチャーセンター駅からファイクワーンの方に10分ちょっと歩いたところだったので、このあたりも少し来たことがあった。その時、ちょっと気になっていたお店が、この蘭州牛肉麺のお店「Lanzhou Noodles」だった。

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 24時間営業らしいが、いつもお客さんが入っているように見える。外からも麺を打っている職人さんの姿も見える。

この写真を撮っていた間はほんの数分
あっという間に麺ができあがった

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私はこのメニューの中でC酸菜牛肉麺というのを選んだ
麺の太さはちょうど真ん中にしてみた
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ゆで卵がついてくるのだが、自分でむかなければならない
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ゆで卵を投入
麺の太さはこんな感じ
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 このスープは本当に私好みだった。辛さと酸味が相まって、何とも言えない美味しさ。麺のもちもちした食感も、スープにとても合う。でも麺がちょっと多くて、くっついてしまい食べにくかった。

 でも久しぶりにとても腰のあるラーメンを食べたと思う。今回はスープの麺だったが、次回は和え麺も食べてみたい。

 注文はタイ語でしたのだが、会計でレジに行くと、「イーパーシーバー」と言われた。(ちょっと正確ではないかもしれないが)完全に中国人と思われているようだ。確かにこのファイクワーンのあたりで日本人に会ったことは一度もないし、聞こえてくる言葉も中国語のほうが多い。それにここじゃなくても、私は外国にいるときは90%以上の確率で中国人だと言われる。まあそれは、一人旅をするには悪いことだとは思っていないが。

 あっという間にバンコクの滞在も終わりに近づいてきたのだが、このファイクワーンあたりは、本当に便利で気に入った。コンドも去年借りたところよりも広く、使い勝手がよかったので、来年も空いていたらここにしたいと思う。
 


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初めて電動バス「NEX EXPRESS」に乗ってシーラチャーへ

 お正月に我が家を訪ねてきてくれたGくん(今後も登場しそうなので名前をつけておこう)が、パタヤに遊びに行こうと誘ってくれた。彼は卒業後もずっと連絡をくれていて、去年は、お母さんも一緒に車でシンブリーまで行った。

 彼は大学卒業後、バンコクで就職し一人暮らしをしていたが、その後、実家のあるチョンブリーで仕事を見つけ、お母さんと二人で暮らしている。シーラチャーまでバスで行けば、降りたところに迎えに来てくれるという。

 シーラチャーまではバスは何時からあるのだろうかとググってみると、電動バスの「NEX EXPRESS」というものがあるとわかった。本数はあまり多くなさそうだが、乗り心地は良さそうなので、それにしようと思い、ネットのHPにアクセスしてみた。でもEnglishの切り替えはあったが、チケット購入画面はすべてタイ語。

このEnglish マークはなんのためだ
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シーラチャーまでは朝6時から1時間に1本
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 シーラチャーへは朝6時からほぼ毎時にある。7時のチケットを買おうと進めていくと、まず会員登録をしなければならなかった。でもその画面の入力にはIDカード番号が必要で、結局それはパスポート番号では無理で、それ以上進めなかった。

 もうひとつの手段は公式ラインとともだちになり、そこから必要事項を送ると、チケットが買えるらしい。公式ラインは検索するとすぐに見つかったので、友達登録。すぐにこれが送られてきた。

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 1名前 2携帯番号 3乗車路線 4人数 5乗車日時 6降車場所 以上を入力すればいいので、すぐに送り返した。返事はすぐに来たのだが、2時以降のアップデートまで待ってほしいとのこと。でもそれからずっと返事はない。4時前に7時に予約をしたいとラインすると、タイムスケジュールが返ってきた。

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 かみ合わないやり取りだが、もう1度必要事項を入力して送ると、入金しろというライン。ネット上では105バーツだったのだが、ここでは120バーツだった。

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 SCBの送金証明を送ると、まもなくSMSでチケットのhttpが送られてきたのだが、เพศ ชาย って男じゃないか・・・。
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 すぐにSMSが届いたかというラインが来たので、女性に変えてほしいと返事すると、「性別は問題ではない」と返事。まあ、タイらしいよね。

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 当日朝7時のバスに乗るためには、やはり6時45分ごろにはエカマイに行きたい。MRTの始発は6時らしいが、MRTからBTSへの乗り継ぎでエカマイに行くには、ギリギリかもしれない。ということBoltで呼んだバイタクで向かった。
 
 バイタクは5分も経たないうちに来てくれたが、ヘルメットはない、運転手もかぶっていない。なのにソイから出たとたんかなりのスピード。これが本当に怖かった。両手でサイドのにある取っ手のようなところをつかんで、足にしっかり力を入れているが、20分ほどで疲労困憊。絶対に時速60㎞を軽く超えていた。

 エカマイには6時半過ぎに着いたが、もうバスは来ていた
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 定員20名で、右側はシングル座席。座席の下にUSBもついている。乗り心地はとても良かったが、冷房がかなりきいていて寒い。

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左側は二人座席
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 シーラチャーのロビンソンまで2時間ほどだったが、乗客はたった4人。日曜日で朝早かったためかもしれない。でも電動バスは音も静かで、あまりスピードを出す様子もなかったので、次回行くときも利用したいと思った。

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バンコクでおせちをつくる

 「おせちをつくる」とたいそうなタイトルだが、単にお正月用に買った「ごまめ」が一袋残っていたので、それで「田作り」を作っただけだ。好物なので、バンコクに住んでいた時も、お正月に来る人があれば、「ごまめを買ってきて」と頼んでいた。他に材料は、醤油と砂糖があればいい。

 今いるAirbnbのコンドはキッチン付きで、調理器具も大体そろっている。なぜかフライパンは3つもあり、ひとつがまだ新しくテフロン加工もはげていない。それにまずごまめを投入。

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 コンロも電気なので、温度調整が楽。焦げないように温度をさげて、から煎りする。冷めたときに、パキッと折れるようになればOK。

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 炒りあがった「ごまめ」は紙ナプキンの上にとって、冷ましておく。それに絡める蜜だが、日本の家だと、お節料理は材料、分量を書いたノートがあるのだが、当然持ってきていないのでネット検索。砂糖3、醤油1、水1の割合とあったので、食事用のスプーンで図ってフライパンに入れる。

 ごまめが冷めたのを確認して、フライパンを加熱。泡がブクブク全体的にわき上がってきたら、ごまめ投入。後は、ささっとからめるだけ。

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25g入りの袋だったので、それほど多くない
たぶん2,3日で食べてしまいそう

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 ちょっと砂糖が多めだったが、魚を食べる機会の少ないタイなので、おやつにちょうどいいかな。

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初めてのカードレスATMを使う

 私はまだ3つの銀行口座を持っている。大学で仕事を始めたときに、給与振り込みのために作ったクルンタイ銀行、コンドのオーナーの振込先と同じところにと作ったサイアムコマーシャル銀行、そしてリタイヤメントビザのお金のためにと思って作ったクルンタイ銀行だ。いつか解約する日が来るなら便利な場所のほうがいいと思い、SCBはシーロムコンプレックス、クルンシーはエムクォーティエ内の支店だ。

 クルンタイは大学の近くの支店だったが、去年その支店が閉鎖になり、どこでも好きな支店に移すことができるとのことで、去年チェンマイの支店に移した。バンコクじゃなくてもいいのかと疑っていたが、翌月にはネット上でもステープ支店に代わっていた。まあちょっと苦労した甲斐があったというものだ。



 以前はSCBのATMカードも持っていたが、それは解約し、クルンタイだけ残している。でもコロナ以降、タイはキャッシュレス化がすすみ、カードで出金する必要がほとんどなかったのだ。でも確かに現金を使うことも減ったが、やはり市場では現金で払うことが多い。前回残っていた現金が3000バーツほどだったので、日曜日に遠出するには心もとない。それで初のカードレスATMにチャレンジしてみることにした。

 まずいつもスキャンで使っているSCB。スマホの操作は簡単だったが、ATMで電話番号を入力したら拒否された。一瞬電話番号が、昔のプリペイドの登録のままだったのかと思ったが、でもSCBからSMSで残高通知が来ているので、この番号で間違いがないはず。でも3回入力しても、やっぱり駄目だった。

 SCBのATMはgoogle mapで場所を探したのだが、クルンタイやクルンシーが見当たらない。でもMRTの駅にあったはずと地下に降りると、ズラリと各銀行のATMが並んでいた。そりゃそうだね、みんな駅で利用することが多いんだ。

 ちょうどクルンシーのATMが空いていたので、まずアプリで手続きを始める。引き出す額を入れると、こんな画面になった。

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これは画面をだすために、今入力したもの

 そしてATMに番号を入力するのだが、ちょっとあせっている私は、このRef. Noだと思いこみ、入力しようとするが入らない。どうしたらいいの!?それで横で捜査していた若い女の子に英語で聞いてみた。

 彼女は私のスマホ画面を見て、「ここ押して」と「CONFIRM」を指さした。すると次の画面に、実際に必要な数字が現れた!つまり私は、ろくに画面も見ずに、操作をConfirmしていなかったということか。

 無事現金を手に入れてほっとした。それにしても銀行関係は日本よりはるかに便利だ。同じ県であれば、どこのATMでもカードを使って出入金ができる。カードレスはその銀行のATMだけだが、ATMはほとんどのBTSやMRTの駅にある。しかも手数料が無料なのだ!広く普及しているQRコードを使った支払いも手数料が無料。これは本当に便利なのだが、なぜ無料でやっていけるのだろう。

 日本も、Pay-Payや楽天Payで支払うことが増えたので、スマホひとつで決済は済むのだが、相変わらず銀行振り込みは手数料がいる。だからタイのQRコード決済は本当にすごい。最近は屋台などの小さな個人のお店でも使えるので、本当にキャッシュレスがすすんでいる。

ほっとしたので、そのあと駅近くのお店で一人飲茶
これだけ食べても150バーツくらいという激安なお店「好味点心」

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果物の苗木について勉強になったカセサート農業祭

 今年のカセサート農業祭は、友人と二人で出かけたが、二人ともあまり目的もなくぶらぶらしていただけだ。お店も去年と同じようだったので、意外に早く見終わってしまった。でも去年気づかなかったフードコートがあり、そこでお昼を食べて、最後に植物のコーナーに行った。

 そこで、自分の知識のなさを実感。バナナもココナッツも、どうやって植えるのかなんて考えたことがなかった。

ココナッツの苗木
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バナナの苗木
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 でもこの苗木を見ても、バナナのどの部分からこの苗木になるのかもわからない。でも調べてみると、日本でも苗木が買えるとわかった。ちょっと育ててみたいとふと思ってしまった。

 写真を見ても、どんな果物かわからない。มะนาว マナーオ とか ทุเรียน ドリアンと読めるのだが、写真がマナーオやドリアンとは違う。

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  หม่อนは「桑」、英語で「Mulberry」、ということは、食べられる実なのかなあ
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ハート型のサボテンには、かわいいイラストが描かれていた
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 農業祭なので、植物関係は充実している。農具やトラクターなども販売もある。去年は、これほどじっくりこのコーナーを見なかったので、逆に新鮮だった。そして行きかう人の多くが、いろいろな植物を買っていた。タイ人は園芸が好きな人が多いのだなあと実感。日本の我が家も庭があり、姑が生きていたころはちゃんと世話をしてくれていたが、今は年数回、ダスキンの手入れと年2回の植木屋さんを頼んでいるだけ。私はほとんど何もしない。これではいけないかなと少し反省した。

 あとは、目についた食べ物関係の写真
これってイカフライ?
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あまりかわいいと思えない犬の回転焼き?
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注射型のゼリー菓子
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ポッキーみたいのに、極彩色のいろいろな味のモノがのっている
私は食べたいとは思えない
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 今年は去年より暑かったので、友人と2時間ほど歩いただけで倒れそうになった。でももし来年も同じ時期ならまた行ってみたいと思う。 


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タイの学校は赤ちゃん連れでもOK?

 2回目に日本語授業に行った日は、時間割としては2時間目(高1)4時間目(高2)への参加だった。だから間の3時間目は、タイ人の先生と話をして過ごした。

 授業が終わると、タイ人の先生が、「กินข้าวไหม(ごはん食べた?)」と聞いてきた。出た!タイ人のあいさつだ。私はチュラーのタイ語講座を受けていた時に、これについて調べて、プレゼンをしたことがある。食事をしたかどうかを聞きたいと思わなくても、「ごはん食べた?」「どこ行くの?」はタイ人にとって、日本人の「いいお天気ですね」と同じようなものだ。

 でもこの時は、本当にその意味通りで、タイ人の先生は食堂へ行こうと誘ってくれた。階段を降りて、別の建物に向かう。でも食堂の前に、ある部屋に寄った。そこは日本語でいうところの校長室だった。でも校長先生はおられず、副校長(タイ語からの訳)がおられた。

 「日本人の先生が、授業を手伝ってくれたんですよ。」と私を紹介してくれたので、私もタイ語で簡単な自己紹介とあいさつをする。何の予約も正式な申し入れもせず、いきなり授業に参加している日本人を、にこやかに迎えてくれるなんてありがたい。

 日本だとこうはいかないだろうなあ。もしいきなり外国人が授業を見学したいと来ても、まず管理職に許可を取らなければならないし、その人の身分証明も求めるだろう。部外者を簡単に校内に入れることはないのだ。

 食堂は私が働いていた大学の食堂に似ていた。フードコートと同じで、クイッティオ、ぶっかけごはん、注文式と並んでいる。私はクイッティオを食べることにした。自分で払おうとすると、タイ人の先生が支払ってくださった。

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クイッティオはどこで食べても定番のおいしさ

 食べ終わった頃、私たちのすぐ近くにベビーカーを押した女性2人が座った。まだ1歳にはなっていないくらいの赤ちゃんで、中国正月のためか可愛い赤いベビードレスを着ていた。誰のお子さんなんだろうと思っていたら、タイ人先生が、「英語の先生の赤ちゃんです」と教えてくれた。

 えっ?横の女性たちは、お母さんじゃない?
タイ人の先生は、その子のことをよく知っているようだったし、食堂のおばさんたちも、声をかけにきた。つまりみんなよく知っているということか。

「お母さんの先生は、今どこにいるんですか?」
「今、授業です。」
えっどういうこと?
「先生が学校に赤ちゃんを連れてきてもいいんですか?」
「はい、授業中はほかの人が面倒をみます。」

 なんか信じられない。少なくとも1日に3,4時間の授業があるはずなのに、その間は空いている誰かが赤ちゃんの面倒をみるというのか。それだけでもびっくりしたのに、次にタイ人先生が言った言葉には、もっと驚いた。

 「生徒が赤ちゃんを連れてくることもあります。その時も、先生や職員が面倒をみます。」
ちょっと待ってよ、生徒って高校生のはず。日本だと大問題で、きっと高校を退学するか、休学するだろうに。

 まあすべての学校が同じだとは限らないが、少なくとも大都会バンコクにこんな学校があることに驚いた。タイは日本ほど保育所制度が整っていないと聞いた。お金持ちのためのチャイルドケアはあるが、公立の保育所はほとんどないのかもしれない。だからまだ歩けない赤ちゃんを勤務先の学校へ連れていくこともアリなんだろう。

 まだここには古き良き習慣が残っている。地域で子供を育てるという考えだ。日本人の常識ならあり得ないかもしれないが、子どもを産んで仕事を続けられる環境を、タイの社会は作り出している。
 

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