叔母から毎日散歩をしながらリハビリをしていると聞き、ふと思いついた。毎月母をどこかに連れて行くので、叔父夫婦も誘ったらいいのではないか。母も話し相手が増えて嬉しいだろうし、私もずっと母の相手をしなくて済む。
泊まるのも私がメンバーのGFCであれば、たぶん4人で2万円ほどだし、キッチンのあるところにしよう。雪の季節には行けない越前GFCは、ログハウスや別邸と呼ばれるいろいろな建物があるから1ヶ月前でも空いているかもしれない。そして叔父夫婦と日程を調整すると、ちょうどGW明けの日曜日に予約が取れた。
叔父は料理が得意で、いつも私たちが行くと、プロ並みの手料理を振る舞ってくれる。だから叔父に提案してみた。
「母が宿代、私が車の費用を出すから、泊まる日の夕食をお願いしていい?道の駅や魚市場で買っていって、宿にはキッチンがあるから、簡単なものでいいから作ってくれる?」
叔父はとても喜んでくれ、叔母は毎日散歩して、リハビリに励んでもらうわと言ってくれた。
叔父がつくってくれたメニューは、ローストビーフ(これは前日作って持って来てくれた)、マグロ(中トロ)刺身、ホタルイカの天ぷら、サラダ、そして野菜スープは私が前日作った残り。
叔母によると、1ヶ月前の叔父は、長時間のドライブに行けるかどうか不安な状態だったとのこと。肺がんは手術のできない状態だった(ステージ3)だったので、ずっと抗がん剤治療を続けている。でもこの2日間、叔父はよく食べよく話し、とても元気だった。
ただ今朝、「秋にまた行こうね」という私に「行けるかなあ」と叔父は不安気に返事をした。やはり抗がん剤の効果があまり出ていないのが、気持ちを落ち込ませているようだ。
先日歌を聞いた堀ちえみさんは、歌いたいという気持ちでリハビリに励み、ステージ5の舌がんを克服されている。やはり何かをしたいという気持ちが、病気に打ち勝つエネルギーになるのだと思う。だから叔父にも、頑張ってほしいし、また温泉旅行に誘って、それを元気になるための源にしてくれたらいいなと思う。