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がんになっても地球旅行

病気には無縁と思ってた元バックパッカー、タイの大学で日本語教師をしていた2019年4月バンコクで肺腺癌(1A)手術。2022年6月に日本に帰国後もタイをメインに地球旅行に出かけています。

日本語教師

カタカナのヲ 要りますか?

 昨夜10時過ぎに福岡から戻りました。なぜか昨日は朝4時半頃に目が覚めた後、眠れなかったので、もう昼過ぎくらいから眠くて眠くて・・・。観光の合間のコーヒータイムさえ寝そうになりました(;´Д`)

 今朝は7時15分にタイマーをセットしたら、まだ眠くてつらかったんですが、とにかく大量の洗濯をしなくてはと、自分を奮い立たせてベッドから出ると・・・以外に寒くなかったです。福岡に行く前はかなり寒かったのに、そういえば昨日の帰りも駅の温度は4℃でも、ものすごく寒いとは思わなかったんですよね。まあ少し寒波は緩んだようです。

 まだケアンズの旅行記も終わっていないし、福岡も少し残ったままですが、ちょっと気力がないので、この前のオンラインレッスンで「大発見」(私にとっては)したことについて書くことにします。

 去年の11月から、久しぶりに入門レベルを教えています。挨拶程度しかできない2人と、もう少しできる1人の3人グループです。今の学校で最初に10人弱のグループレッスンをした後は個人レッスンばかりだったので、3人でもグループレッスンは久しぶりです。

 ひらがなはほとんど読めるようでしたが、書き順をアニメで見せながら、毎回2行ずつ書いてもらいました。カタカナに移り、この前はラ行からだったのです。つまりラリルレロ、ワヲン。そして「ヲ」のアニメを見せているときに、中国人の生徒さんが、「I don't see」と言うので、アニメが写っていないかと思い、「見えませんか?アニメは動いていませんか?」と聞くと、それは見えるとのこと。私が少し焦ってしまっていたら、もうひとりのインド人の男性が、「アニメは見えるけど、カタカナのヲを、日常生活で見たことがない」と付け加えてくれました。

 「ヲ」を見たことがない・・・私は頭の中で、必死で「ヲ」を探しますが、やっぱり見つからない!思いついたのは、「田口トモロヲ」だけでした!

 「確かに、そうですね。ヲは私も使わないし、ヲがある言葉は思いつきません。皆さんは、「ヲ」を覚えなくてもいいですよ。」と生徒さんには話しました。

 レッスンが終わってからネットで検索しましたが、現代用語の中で「ヲ」が入る言葉は見つかりませんでした。でも昔は「をとこ(男)」「をとめ(乙女)」と書いたようなので、それをカタカナにすれば「ヲトコ」「ヲトメ」と書くのかもしれません。

 日本人は小学生のときにカタカナを50音図で学ぶので、「ヲ」を言葉の中で覚えず、単純にひらがなの「を」がカタカナの「ヲ」だと覚えるだけなんだと実感しました。でもそれだともう「ヲ」の字は存在意味があるんでしょうか?

 もう少し調べてみると、最近の50音図には、「ヲ」「ヂ」「ヅ」は外来語の表記として使われる50音図からはなくなっているそうです。私も、今後は「ヲ」はあるけど、覚える必要はないですよと説明しようかな。

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私も6日から仕事開始と思ったら・・・

 私が属している学校も、今年の初日は1月6日で、月曜日の夕方にレッスンがある私も、世間と同様に仕事始めとなった・・・いやなるはずだった。そのレッスンは、もうひとりの先生とのTT(ティームティーチング)で月曜が私、金曜日がその先生が行っており、ちょうど6日の私のレッスンがTerm2の最終日だった。

 私も3週間ぶりのオンラインレッスンなので、朝から準備をして、ちょっと緊張しながら10分前にはZoomに入った。でもピッタリの時間になっても、生徒さんが入ってこない・・・。学校のルールとして、10分以上入室がない場合、すぐオフイスに電話連絡をして、オフィスから生徒さんへ連絡を取ってもらう。そして30分間待って入室がなければ、レッスンはキャンセルだが、講師料はいただける。

 結局30分が過ぎる頃、オフィスから電話があり、生徒さん本人と連絡も取れないとのこと。まあ30分待っただけで残り1時間分も頂けるので、文句は言えないが、かなり意気込んでいたので、ちょっと気が抜けてしまった。

 でも翌日その生徒さんからお詫びの連絡がオフィスに入り、そのメールも転送してくださった。お仕事のスケジュールを変更されて、日本語のレッスンはすっかり忘れてしまわれたようだ。でもTerm2のレッスンはとても役に立ったので、継続したい、次回に直接私にお詫びしたいとも書いてくださっていた。

 実はこの生徒さんは、Term1のとき、本当に日本語の発話がほとんどなく、(英語はかなりお上手)、担当していた先生も、日本語をあまり勉強する気持ちがないのかと思ったと話しておられた。それが継続を希望され、その先生の要望もあり、私とのTTになった。

 個人レッスンでTTは、少し難しい。お互いに教えた内容をきっちり記録して、毎回メールで連絡を取り合う必要がある。私も大学で教えていたときはTTもあったが、オンラインでは初めてなので、最初は少し戸惑った。でもこのタームを終えて、とても勉強になったと思う。

 その生徒さんも、最初私が易しい日本語で説明しても、「文法項目は英語で説明してくれないとわからない」と言っていたが、少しずつ日本語の説明も受け入れてくれるようになり、なんとか知っている言葉を使って発話もしようとしてくれた。TTのパートナーの先生と、その生徒さんの気持の変化が嬉しいし、また継続したいと言ってくれることも嬉しいですねとメールで話をした。教師の喜びは、こんなことにあるのだなとつくづく思う。

 今、なぜ働くのかと言われたら、自分の生活に彩りと刺激を与えるためと答えられる。日本語教師になろうと思ったのが、ちょうど10年前くらいだが、あの時、その決心をしてよかったと思う。いつまで働くのかと言われたら、希望してくださる生徒さんがいる限りと答えるかな。まだ当分は頑張りたいと思う。

実家のお節に入っていた「ヘビの伊達巻」
可愛いと思いませんか?
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とっても気楽なランチセミナー

 昨日、ブログ友かりびーさんが、仕事で参加されたセミナーのことを書いておられた。



 それを読んで、このブログネタを思いついたようなもんだが、私も今週セミナーに参加した。でもそれはとても気楽なオンラインのランチセミナー。私は去年からある語学学校に属して、日本で働く外国人にオンラインで日本語を教えている。つまり企業から日本語授業の案件を受けた学校が、オンライン日本語教師にその仕事を斡旋しているという流れ。

 母体もしっかりした学校なので、最初に研修も受けたし、新しいコースが始まる前は、事務担当の方、教務担当の方とのミーティングもある。おかげでこれまでスムーズに仕事を進めることができた。

 その学校が、今年度になってから、無料の「ランチセミナー」をしてくれるようになった。私はこれまで2回参加したのだが、テーマは「外国人と働くこと」だった。特に日本語教師向けというわけではなく、外国人が職場にいる人なら誰でも参考になることだったし、また日本語教師にも有益な内容だった。

 でもここで書きたいのは、内容ではなく、ランチセミナーの「気楽さ」。ランチセミナーと称するように、時間は12時20分からの30分間。Zoomで行われ、参加者はビデオも音声も出ないように設定されている。

 つまりどんな格好でもかまわないし、ご飯を食べながらでも参加できるのだ。その日の私はカーブスから帰ってきてシャワーを浴びた直後で、髪の毛はぬれたまま。でもお腹は空いていたので、先に用意していたサンドイッチを食べながらという、到底セミナーに参加するとはいえないスタイルだった。(でもちゃんと聞いていましたよ。)

 ふと思った。これもアフターコロナの産物かもしれない。私の仕事もそうだが、本当にコロナ後、オンラインの仕事が増えたと思う。私の学校も、以前は通学のコースや企業に講師派遣を行うのが主流だったようだが、今はたぶんオンラインの方が多い。学校は東京の便利なところにあるので、事務や教務の方たちは、そこで仕事をされているようだが、講師の多くは東京在住ではないようだ。

 セミナーをするのに会場費もいらないし、受付もいらない。申し込みもGoogle formを使うので、勝手にPCがカウントしてくれる。参加者のビデオと音声はOFFに設定なので、何人参加しても問題がない。
ミーティングだとビデオをOFFにするわけにはいかないが、こんなセミナーはビデオがOFFだからこそ参加しやすいのだと実感。

 こう考えると、あのコロナに時期も、私が大学の仕事を辞めて、次のステップに進むために必要な時間だったのだと思える。あの1年半ほどの間に、チュラー大のタイ語インテンシブコースで学んだことで、ZoomやGoogleのいろいろな使い方も勉強できた。まあ時代の変化についていけていることに、ちょっと自己満足だ。

中秋の名月(9月17日)を自宅のベランダから
iPhoneで撮ったら、夜8時なのにすごく明るく見える
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9月18日の満月を家の前の道路から
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新札にいつお目にかかれるんだろう・・・

 今オンラインで教えている香港の女性は一番レベルが高く、初級から中級に入るレベルだ。中国人で漢字を理解できるので、読解力はかなり高い。今使っているテキストだけでは不十分かなと思い、以前大学でも使ったNHKの「NEWS WEB EASY」を使うことにした。これは「やさしい日本語」で書かれたニュースだ。

 「やさしい日本語」は、1995年阪神淡路大震災のときに、外国人が日本語を十分理解できないために必要な情報を得られず、より被害を受けたことを教訓に考案されたものだ。

 ちょうどその日に選んだニュースがこれ。
「お札のデザインが新しくなった」。
 3日、新しいデザインのお札が出ました。新しい1万円は「近代日本の経済の父」と呼ばれている渋沢栄一、5000円は日本の女性で初めてアメリカに留学した津田梅子、1000円は細菌の研究をした北里柴三郎の顔のデザインです。 
 お札を斜めにすると、3Dの顔が動いているように見えます。見てすぐわかるように、数字を大きくしました。
 警察によると、新しいお札について、うそを言ってお金を取る事件が起こっています。東京都では「古いお札を新しいお札に取り替えます」などのうその話で、お年寄り4人が全部で1500万円取られました。
 警察は「今までのお札は、これからも使うことができます。使うことができなくなるという話はうそです。気をつけてください」と言っています。
NHK NEWS WEB EASYより

 ちょうどテキストの中で津田梅子は取り上げられていたので、生徒さんも「大学を作った人ですね」と言ってくれたが、渋沢栄一とか北里柴三郎の名前は聞いたこともないようだ。私も、名前は知っているが、前の福沢諭吉、樋口一葉、夏目漱石についてのほうがもっとよく知っている。でも偽造防止のために、約20年ごとに新しくなるそうで、まあ仕方のないこと。

 3日に新札が発行されて、このニュースは3日に発表されたのだが、その時点で4人のお年寄りが1500万円を取られたというニュースにびっくりだ。本当にお年寄りを騙す人は、あらゆる手段を使ってくるのだなあ。

 さて、タイトルに書いたように、新札にいつお目にかかれるのだろう。香港人の生徒さんは、キャッシュをほとんど使わないと言っていた。私も最近キャッシュを使うのは、近くの魚屋スーパーだけだ。他は、クレカか楽天ペイを使うし、交通機関はICOKAを使う。だから財布の中に1万円以下のお金しかはいっていない。ということは、1万円を崩すときに、もしかすると津田梅子や北里柴三郎に出会えるかもしれない。でも渋沢栄一は、いつ会えるか予想もつかない。

本文と関係けれど・・・
近くのイオンでタイランドフェアやってました
チャーンとシンハー タイより高いですか?

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さすがに真夜中のオンラインレッスンはきつかった

 旅に出て6日目で、今日スプリットという町に着いた。日本に帰ってからの旅は、バンコクやチェンマイで1か月ほどを過ごす滞在型か、ニュージーランドなら車利用のロードトリップだったので、荷物を持ってバスで電車で移動というパターンがなかった。

 昔はバックパッカーだったので、1,2日で移動、長くても3日という旅ばかりしていた。その記憶でスケジュールを考えてしまい、すでにへとへとだ。年を考えずに計画するとこうなるのだと反省している。

 それと昔と違うのは、今回も旅行中に「仕事」を入れていること。ずっと火曜と木曜の午前9時と午後7時からレッスンがあるのだが、さすがに旅行中ずっと入れるのは無理なので、当初の予定では25日の夜1回だけのはずだった。でも午前の受講生さんが、GW後に変更が入り、結局25日が現在のコースの最終プレゼンの日になってしまった。

 その上、旅行直前に引き受けてしまった受講生さんは、週1回なのだが、少しでも早く始めてほしいとのことで、結局25日だけ行うことにした。ということで、日本時間だと午前9時、午後4時半、午後7時から90分のレッスンがはいった。

 ここで問題なのが午前のレッスン。クロアチアは現在夏時間で、日本より7時間遅れ。つまり午前2時、午前9時、正午からという時間になる。午前2時に起きられるのか、それとも眠らずに午前2時まで耐えるのか。

 前日の月曜日は、長時間ハイキングをした日だったので結局10時ごろに横になったら寝てしまった。1時前に目が覚めて、レッスンの準備。1月終わりにスタートしたタイ人男性で、初級1コース終了のプレゼンテーション。彼の同僚と学校側から教務と事務担当者も参加してくれる。

 彼が選んだトピックは好きなタイ料理だったので、とても興味深かったし、彼もがんばってQ&Aに答えてくれて、私もちょっと誇らしかった。プレゼンの後も30分ほど、いろいろな話をして、ちょっと興奮気味だったのか、次に眠りについたのは4時ごろだった。

 次に起きたのが7時過ぎ。コーヒーを飲んで、頭をはっきりさせて準備する。初めてのレッスンなので、受講者さんのレベル確認や、今後のレッスンのポイントなども話さなくてはならない。受講者さんはベラルーシ出身の男性で、滞在歴は長いが、日本語をあまり学んでこなかったらしい。

 最後に一番上手な香港人の女性。準備はかなり前にしているので、特にあわてることもなく終わった。彼女は私の部屋からでないことに気づき、「また旅行ですか?」と聞いてきた。そう、これまでも旅行先からレッスンはしている。

 でもやはり滞在型の旅行で、ワーケーションをするのとは大違いだと感じた。去年娘のところへ行った時も、夜11時からのレッスンになり、ちょっと体調を崩した。だから今回はこの1日だけにしたのだが、睡眠不足がたたって、今日もへとへとだ。

 へとへとなのは、この仕事のためだけではないのだが、旅行ブログはまだ手が出せないでいる。今日のところはこの愚痴日記だけ。



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タイで同性カップルにも法的な権利や保障

 今日の朝刊の国際面に、珍しくタイのニュースが2本載っていた。まず写真付きで「タクシン氏 不敬罪で起訴」という見出し。タイ人で、「タクシン氏」の名前を知らない人はいないだろうが、多くの日本人には、「誰?」ではないだろうか。

 その記事に三段下がって、「タイ同性婚法制化 アジア3例目」という見出し。こちらのほうが、まだ関心を持つ人も多いと思う。

 18日に、タイの国会上院が同性婚を認める法案を賛成多数で可決した。同性カップルに男女の夫婦と同等の法的権利を認める内容で、「結婚平等法」というそうだ。タイはLGBTに寛容な国と知られているが、それでも同性カップルには、これまで法的な保障がなかったのだと思うと、少し不思議な気がした。アジアでは台湾とネパールがすでに同様の法律を持ち、東南アジアではタイが初めてとのことだ。

 私はもう何十年もタイに通っているので、LGBTには驚かないし、タイの寛容さがすばらしいと思っていた。そんなタイでも、法律がまだまだ遅れていたことにも驚く。日本で、国の法律として、同性婚が認められるのはいつのことだろう。

 このニュースを見て、7年前に出会った大学生の教え子たちの顔が浮かんだ。大学で教え始めたとき、頭の中ではLGBTの学生がいることを理解していたつもりだが、やはり対面してみると少し驚きも感じた。外見的には女性に見える元男の子(その子は名前も女性風に変えていた)もいたし、同性が好きな学生もいた。たぶんどの学年でも、LGBTの学生が数名はいたと思う。

 私が教えていた大学は、バンコクの真ん中にあり、多種多様な性的マイノリティもよく見かけ、5年間で私はまったく抵抗がなくなった。でも学生たちの中には、同性が好きだと、口に出して言えない子もいたようだ。それはやはり子どもの頃から偏見の目で見られたり、親から非難されたりという経験を持つ子もいたからだ。特に地方出身者にとって、LGBTを受け入れられないことも多かったようだ。タイは寛容な国と思っていた私にも、それは驚きだった。

 7年前に大学生だった教え子たちは、もう20代後半。あのとき、同性カップルだった子たちは、今もカップルでいるだろうか。この法律をどれほどうれしく思っているだろうか。彼らの顔を思い浮かべながら、この記事をゆっくり読んだ。

私が教えていた大学の校舎
2年前の帰国する直前の撮ったもの
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技能実習制度から育成就労制度のメリットデメリット

 外国人労働者の受け入れはもう30年以上に決められた「技能実習制度」(1993年施行)に基づいている。それがようやく新しく「育成就労制度」を作る改正入管難民法が14日に可決成立した。これは、日本語教師にとっても影響が大きい。

 今、技能実習生の多くは、ベトナム、ミャンマー、ネパールなど、経済的に日本より貧しい国から来ている。30年前であれば、タイ人やマレーシア人も多かったかもしれないが、今ではわざわざ日本に技能実習生として来るメリットはない。

 2年前に帰国してからいろいろなところで働く外国人に出会った。去年、市の日本語教室で少し教えたのはミャンマー人で自動車修理工場で働いていた。生徒はベトナム人とミャンマー人がほとんどだった。この前越前に行ったときに、水産物のお土産屋でイカの下処理をしていたのも実習生で、中国の田舎(地名を聞いたがわからなかった)、ネパール、ベトナムから来た人たちだった。

下の図は、左側の表はNHKの記事からとったもので、右は私自身のコメント

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 新制度はメリットが多いように見えるが、実際、小企業や個人の農家さんなどで実習生を受け入れておられるところは、かなり厳しい状況になるかもしれない。日本語の試験合格が必須となれば、母国にいる間の日本語学習費用や、日本への派遣を仲介した母国の機関に支払う費用も、受け入れ先が一部負担する必要が出てくる。それだけ先行投資しても、たった1年で転籍する実習生が増えるかもしれない。

 まだまだ不安要素が多い育成就労制度がどうなっていくのか、先が見えない。まだ書いていないが、先日の裁判所訪問で、最後に傍聴したのは技能実習生の入管法違反だった。日本の入管法は、あまりにも多くの問題が残されていると思う。

 ただ日本語教師にとっては、仕事の可能性は増えるだろう。N5が必須となれば、やはり母国で一定日本語の学習が必要だし、来日後3年で「特定技能」の水準になるには、最低でもN4、もしくはN3が要求されたり、専門分野での試験もあるようだ。

 実際私も今登録している学校から、今後生徒を増やせるかという打診があった。ありがたい話だが、増やすと気楽に旅行できないかもしれないと思うと、ちょっと悩ましい。


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