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がんになっても地球旅行

病気には無縁と思ってた元バックパッカー、タイの大学で日本語教師をしていた2019年4月バンコクで肺腺癌(1A)手術。2022年6月に日本に帰国後もタイをメインに地球旅行に出かけています。

沖縄

沖縄で食べた美味しいものと5泊6日の費用

 自分の中でも忘れていましたが、まだ最後の沖縄編が残っていましたが。しかもまだ夏のバルト3国も中断したままですが。とりあえず、沖縄を終わらせます。

 今回の費用は、航空運賃は入れられません。何度か書いているように、チケットはバンコクー成田ー伊丹ー那覇ー伊丹ー羽田ーバンコクの一部なので、沖縄往復の価格は出ないのです。


 到着日のお昼と夜は以前写真を載せているので、その後の食事ですが、まず2日目の夜に食べたものが、一番おしゃれな食事になりました。あまりにきれいで美味しそうなので、写真を撮るのを忘れてしまい、一気に食べてしまいました(* ̄∇ ̄*)エヘヘ

琉球おばんざい 「つかや」 琉球御膳 1900円
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ということでマップにリンクされていたページから

完食したあとのガラス鉢も素敵で、こっちは写真を撮っていました
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 次はずいぶん地味ですが、去年も行った台湾料理のお店「金壺食堂」の精進料理バイキング700円。ここのチマキもとても有名らしく、予約して取りに来る人が多かったです。私も最終日の朝に、冷凍で8個予約しました。

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「アグーとんかつコション」のとんかつ弁当 750円
かなりのボリュームでしたが完食
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ここも昨年行きました 魚屋直営食堂 魚まる
海鮮ぶっかけ丼 1,188円(税込み)
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 最終日、当初の予定では那覇17:10発を予約していました。でもあまり体調も良くなかったので、チェックアウトをしてすぐ空港へ行き、早い便に振り替えられるか確認しました。連休明けだったためか、簡単に14時台の便に変更できました。

 ちょうど2時間ほどあったので、モノレールで県庁前に戻り、去年から行きたいと思っていたリンボウデパートの中にある「ふる里」という沖縄郷土料理の店に行きました。一日中営業しているので、食事時じゃなくても並んでいる人もいるという地元の人に人気のお店だそうです。

 私が行ったのが、12時少し前だったので、やはり15分ほど外で待ちました。待っている人は、観光客より地元の人がほとんどでした。


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豆づくし定食 1360円(税込み)
おから、ジーマミ豆腐、豆乳、天ぷらには豆腐もありました
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航空券を除く今回の費用 5泊6日 68,161円

宿泊費 初日予定変更で急遽泊まった女性専用カプセルホテル 4,208円(朝食付き)
    最初に予約したホテルのキャンセル料 2,500円
    Airbnbのマンション 28,363円(4泊)  合計 35,071円
食費 12,896円 *5日間でこの金額は安い・・・つまり高いレストランは一度も行ってないということ。それに、ちょっと食欲が落ちていたときなので・・・。
観光費 3,280円 *沖縄の観光施設は割と安いです。ゆいレールチケットやJAFの割引もあります。
交通費 ゆいレール2日間1,800円 レンタルバイク一日6,100円 ガソリン317円 家から伊丹空港往復1,220円 合計9,437円
お土産 7,447円

 相変わらずコスパがいいといえるかもしれませんが、単にケチなだけです。今回、レンタルバイクが少し高かっただけで、あとはそれほどお金も使っていません。




沖縄110ccバイクツーリング②

 バイクツーリング後半です。ちょっとお腹は空いてきたけれど、とにかく先へ進むことにしました。次は45km先にあるニライ・カナイ橋という有名なドライブ・ツーリングスポットです。マップでは1時間18分とありましたが、たぶん1時間半はかかるはずなので、お昼ごはんは途中で目についたところで食べることにしました。

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 そして目的地の少し手前にちょっと良さげな沖縄そばのお店の前を通りかかったので、入ってみました。google mapで確認すると、近くにコストコがあり、その途中に寄ったという人が多く、地元の人で賑わっているようです。

南城市 沖縄そばの店 うちなあ家
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 入ると満席に近かったのですが、隅のカウンターだけ空いていました。そこで「てびち(豚足)そば」を頼んだら、本当に大きな豚足が乗っていて驚きました。もうコラーゲンたっぷりで、めちゃくちゃ美味しかったのに、写真を撮るのを忘れていました(T_T)

仕方がないので、ネット上のメニューの写真を拝借しました
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 初日に食べたタイラ製麺所より、美味しく感じました。でもそれは、お腹が空いていたせいかもしれません。

 そしてまたバイクにまたがり、ニライ・カナイ橋へ。県道86号南風原知念線(はえばるちねんせん)から国道331号線へ下る途中にあります。「ニライカナイ」とは、古来から沖縄地方で海のかなたや海底にあると信じられる理想郷のことだそうです。沖縄に残る神話では、ニライカナイから神々が人間の世界を訪問し、人間に豊饒繁栄をもたらすと伝えられています。

展望台から見える美しいニライ・カナイ橋
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 これは一本の長い橋ではなく、構造形式が異なる二つの橋がつながっています。山から海へと向かう傾斜地を降りてくる手前の橋が「ニライ橋」、その先のカーブの後が「カナイ橋」。でもまとめてニライ・カナイ橋と呼ばれています。

 実は夏の旅行の前にInsta360というアクティブカメラを買って、ペンダントのように首にぶら下げて撮れるのですが、カナダやヨーロッパでもあまり上手に撮れず、今回もイマイチな動画でした。ヘルメットにつけるアタッチメントがあれば、もっと素敵な映像になるのでしょうが、背の低い私の首の位置だと、あまりいい画角にならないんです。でもせっかく撮ったので、切り取った写真を貼っておきます。

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 車は少ないし、本当に素晴らしい景色で、いったん橋を渡りきってから、また展望台のところまで戻りました。

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 この前に走った海中道路と、このニライ・カナイ橋を走るだけでも、バイクを借りた甲斐がありました。タイで、山道はずいぶん走りましたが、海を見ながら走ったことは一度もありませんでした。

 これで行きたかった目的地を終えたので、後は那覇に帰るのみです。でもまだ3時頃で6時の返却まで時間があるので、平和公園に寄ることにしました。

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 もう平日午後遅い時間なので、あまり人はいませんでした。でも高校生らしいグループがいたので、修学旅行でしょう。付き添いの先生方もおられて、思わず「頑張ってください」と声をかけたくなりました。宿泊行事って、本当に教員にとって苦行です。

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 かなり疲れてきたので、早めに帰ることにします。このマップでは38分とありますが、バイクだともう少し時間がかかるので、17時過ぎには那覇市内に戻り、ガソリンを入れて返却が17時半ごろの予定をたてました。

 この海岸線の道も本当に良かったです。糸満市から那覇中心部まで5つの大きな橋を渡り、どこも本当に景色が良かったのです。最後までバイクツーリングを楽しめました。


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 ただ最後に目指したガソリンスタンドが休業でちょっと焦りました。バイク屋のすぐ近くにはガソリンスタンドがなく、なんとか見つけてガソリンを入れ、実際にバイク屋に着いたのは17時45分で、かなりぐったりしていました。

 去年、外免切り替えをしてよかったと思います。いつまでバイクに乗れるかわかりませんが、今回のツーリングは、車のドライブでは感じられない爽快感がありました。また来年も沖縄で、がんばってバイクで走りたいと思います。 


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日本で初めての110ccバイクツーリング①

 去年沖縄に来たとき、路線バスで那覇市の東側の南城市にある斎場御嶽や、その手前の南城市のガンガラーの谷に行きました。かなり時間もかかり、バスの本数も少なく不便でした。その時に、お天気さえ良ければバイクで行くのもいいなと思ったのです。

 今年、まず計画したのは、神の島と呼ばれる九高島でした。飛行機は午前中に那覇に着くので、そのままバスで南城市の安座真港というところへ行き、船で九高島に渡ることができると思ったのですが、その日に九高島の宿が見つからなかったのです。3件目に満室と言われたときに尋ねてみると、その翌日が島の小学校の運動会で、島に留学に来ている子たちの親が泊まりに来るからどこも満室だろうとのことでした。ということで、ここは断念。

 なので到着日と翌日の2日間バイクをレンタルして、車かバイクでしか行きにくいスポットへ行こうと決めました。バイクの予約を入れ、うるま市の海中道路を超えたところにある島の宿も取り、準備万端と思った途端、今度は台風接近のニュース。さすがに雨風の中をバイクに乗るわけに行かないので、バイクも宿もキャンセルしました。(宿は前日なのでキャンセル料もあり・・・)

 那覇について2日間は、少しの雨と曇りでしたが、3日目以降は快晴の天気予報だったので、3日目に一日ツーリングをすることにしました。

一度キャンセルしたバイクがこの日だけ空いていました 
GOYAレンタルバイク旭橋駅店
Honda Dio 110 4000円、ヘルメット1000円、保障1000円
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 那覇にはレンタルバイク屋さんが多く、格安のところもあるのですが、そのほとんどが対人対物の保険はついているものの、自損事故などの免責補償はありません。でもこのお店は、それをつけることができたのと、口コミで新しいバイクが多いということで決めました。

 ちょうど10時に旭橋のお店を出発して、まず30km離れたうるま市の「勝連城跡」を目指します。このmapは車の時間なので1時間5分とありますが、もう少しかかりました。

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 ここは15世紀、海外貿易により勝連に繁栄をもたらした阿麻和利が居城したとして有名な御城で、2000年にユネスコの世界遺産に登録されました。自然の断崖を利用した難攻不落の城と言われる勝連城ですが、その城壁は優雅な曲線を描き、女性的な美しさを感じさせます。頂上に登ると太平洋に輝く青い海が一望できる沖縄有数の景勝地です。(HPより抜粋)

駐車場の前に建物があり、そこは常設展示室やイベントスペースがありました
勝連城跡は、山の上にあり、歩くと10分ほどかかります

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この日は土曜日だったので、城(グスク)踊りのイベントがありました
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 でもツーリングにどれほど時間がかかるかわからないので、踊りは全部見ないで外に出ました。建物の横にカートが待っていて、城趾まで乗せてくれます。

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城壁まで行くと、360度見渡せます
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風が強くて、叫んでいる上、カメラも早く回しすぎです('A`|||)

この最後に写った橋が、次の目的地です

勝連城跡から10分ほど走ると、海中道路へ着きます
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 ここの素晴らしさは、やはり上からの写真じゃないとわからないので、観光HPからお借りしました。バイクで走ると、本当に爽快で、海の上を走っているような気分になりました。

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うるま市観光サイト「うるまいろ」より
 
 この日は本当にお天気が良くて、最高でした。途中に道の駅があり、そこからすぐ岸に降りていけます。沖縄の海の色は、本当に美しいです。


 
  目的地2箇所を終えて、昼前でした。ここから南下していきますが、続きはまた明日。


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首里城の完成が近づいた!

 去年首里城を訪れたとき、完成は2026年秋予定ということで、正殿は建物の中で建築中でした。そのため、外にはこんな完成図が描かれていました。

2024年5月
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 でも今回はすでに外側の建物は撤去され、通路は柵でおおわれていて、クレーン車の向こうに再建された正殿が見えました。

2026年10月
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これは通路にあった写真です
ちょうど私が訪れた1ヶ月前頃です

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これも去年の5月、内部の写真です
正殿の屋根を作っているところでした

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去年これを見れたのは、本当にラッキーでした
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これが今年のほぼ完成に近い正殿です
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 この「獅子」の鬼瓦は、2体を正殿正面に4体を背面に貼り付けるとのことですが、すでに4体は正殿屋根にとりつけられていました。でも残りの2体を現在後之御庭で展示されていて、これがその1体です。来年完成すれば、これも屋根に設置されるので、これほど近くで見ることはできません。

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 去年は、なぜか行かなかった(天候が悪いと閉鎖されることもあるそうですが)、東のアザナ(あがりのあざな)に登りました。城郭の東端に築かれた物見台で、標高約140mの位置にあって、城外の町や城内の正殿裏・御内原(おうちばら)一帯を展望することができます。

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 この写真では雲が多いですが、とてもいいお天気だったので、遠く久高島までうっすら見えました。久高島は、神の島と言われ、今回、行くのを断念した場所です。

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クレーン車と一緒に写る正殿も、これが最後です
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正殿の手前の建物 赤い瓦がきれいなのでパチリ
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 首里城のメインゲートは守礼門で、モノレールの駅からはかなり遠いです。帰りは、こっちが近いと考えて、反対側の継世門の方へ行きました。

雰囲気はいいけど、誰もいない・・・
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門自体は閉じていますが、その横から出ることができました
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 来年秋、詳しい日程は発表されていませんが、完成したらまた見に行きます。


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初めての博物館だと思ったら、2回目でした

 これは沖縄初日から2日目のことです。対馬丸記念館へ行ったあと、すぐ近くの波の上ビーチまで行きました。去年は5月でまだ泳いでいる人はいませんでしたが、さすがに連日32度とかの真夏なので、観光客らしい人たちが泳いでいました。

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 この小さなビーチの上には、波上宮(なみのうえぐう)という1890年に建設された神社があります。琉球八社のなかで最も格式の高い神社ということで、多くの人がお参りに来ていました。

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 ここは去年も行ったのですが、ちょっとお願いしたいことがあり、そのお守りも欲しくて訪れました。

 それにこの近くに、庶民的で美味しい食堂があることを、去年調べていたのです。ただ去年は時間が合わなくて、寄ることができませんでした。ということで、今回は早めの夕食へ向かいました。

「高良食堂」ポー玉定食 850円
 沖縄にはポー玉(ポーク=スパム&卵)というローカル食堂があります。定食には、3枚豚とソーキものっていました。他にも定食がいろいろあって、ほとんど1000円以下でした。

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 今回、台風のために少し予定を変えたので、初日だけ安いホテルに泊まり、2日目にAirbnbのマンションに移りました。そのため、2日目もあまりウロウロせず、ホテルから歩いて行ける小さな遺跡と県立博物館へ行くことにしました。

崇元寺跡
 15世紀に建立され、1945年に焼失したお寺の跡に、この三連アーチの石門がのこっていました。

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沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)

外には沖縄の伝統的な建築物が展示されています
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 さあ建物に中に入ります。ここは博物館、美術館があり、すべての展示を見る入場券は2000円ですが、常設博物館だけなら530円です。でもこの常設博物館が、膨大な量の展示物で、最低でも1時間以上、ゆっくり見て回ると3時間近くかかるかもしれません。

 入口で「博物館展示物これだけは見逃すな」というパンフレットをもらったので、いちおうそれだけは写真に撮りました。とにかく多すぎて、写真を撮るにも、何を撮っていいのかわからなくなります。

ヤンバルクイナのはく製
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 最初、入ったときにはまったく気づかなかったのですが、私は去年もここに来ました。でも去年は1日でいろいろなところを回る予定だったので、本当に駆け足で通り過ぎたのです。実は「博物館の日」とかで、入場料が無料だったので、もういいかと思ったんですよね。

 去年のブログを見返すと、上のヤンバルクイナの写真とほぼ同じものを載せていました。結局私が興味があるのは、ヤンバルクイナだけ?と情けなくなりました(; ̄Д ̄)

イリオモテヤマネコのはく製
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発掘された港川人の遺骨
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 去年行ったガンガラ―の滝で説明を聞きましたが、港川人は、約2万年前の沖縄に生きていた人間(ホモ・サピエンス)でオーストラリアのアボリジニやパブアニューギニアの人々とよく似た特徴を持つそうです。

琉球王国時代
進貢船
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旧首里城正殿鐘
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首里那覇港図
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19世紀末に発明されたミーカガン(潜水用メガネ)
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 2時間かけて見学しても、ゆっくり全部を見れたという気持ちになりませんでした。次回来るときは、特に関心のあるところをじっくり見ようと思います。


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沖縄で「宝島」を見た意義

 妻夫木聡が主演の「宝島」はあまり内容は知らなかったのですが、沖縄が舞台のかなりシリアスな内容の映画だということは聞いていました。3時間を超える超大作で、出演者も演技派の俳優たちが出ているのに、あまり観客数が増えていないというニュースも見ました。

 那覇の中心にはあまり映画館がなく、探してみると那覇メインプレイスというショッピングモールにシネマQというところがありました。大阪だともう宝島を上映していない映画館もあるようですが、さすがにこちらでは1日3回の上映でした。

 観客の入りは、たぶん4割くらいで、ほとんどが中高年層でした。たぶん私以外は沖縄の人なんだろうなと思いながら、私と感じ方はどれほど違うんだろうと考えていました。

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 シネマトゥデイに載っていたあらすじは以下です。
 太平洋戦争後、GHQ統治下の沖縄には、アメリカ軍の基地などから奪った物資を困窮者らに分け与える「戦果アギヤー」と呼ばれた若者たちがいた。その中心にいるオン、グスク、ヤマコ、レイは幼なじみで、最年長のオンがリーダーとして皆をまとめる存在だった。ある夜、基地襲撃の際に予想外の戦果を手にしたオンが突如姿を消す。残された3人はその後時を経て警察官、小学校教師、ヤクザになり、それぞれの思いを抱えながらオンの失踪の謎を追う。

 主人公は妻夫木聡なのですが、登場時間は他のキャストよりはるかに少ないのに、リーダーオン役の永山瑛太の圧倒的な存在感と、目をそらしたくなるほどの狂気を見せるオンの弟レイ役の窪田正孝の演技が際立っていました。

 1972年の沖縄返還まで、私が知っていた沖縄は、南沙織やフィンガー5という歌手の出身地であり、日本じゃないので、パスポートが必要な場所ということくらいでした。沖縄戦の実情や、ひめゆり部隊のことも、聞いたことがなかったように思います。たぶん学校で、それを教えてくれる教師もいなかったのでしょう。

 映画は確か1953年から20年ほどが描かれています。今ほど豊かでモノにあふれていなかったとはいえ、1960年代の大阪は、ほとんどの人が食べ物に困ることはなく、毎日平和にのんき暮らしていたと思います。ちょうど大阪万博に向けて、活力に満ちた世の中だったのでしょう。

 私が大阪万博で初めてたくさんの外国人を見て衝撃を受けたその年の暮れ、映画でも描かれた反米行動の「コザ騒動」が起こったことも、記憶にまったくありませんでした。大阪ではそれほど大きくニュースが取り上げられることがなかったのか、それとも私がまだ子どもであまり気づかなかったのかわかりません。

 私が沖縄の問題を考え出したのは、教師になってからでした。大阪では中学校の修学旅行で沖縄本島に行く子も増え、高校では石垣島や宮古島に行くようになりました。そして平和学習として沖縄のことを教える時間も増えました。

 私が初めて沖縄に行ったのは、子どもたちが中学生の頃なので、今からもう20年ちかく前のことです。その後が3年前ですが、来るたびに、新たなことを学んでいます。これからも、沖縄の歴史を考え、学び、それを誰かに伝えられたらと思います。

 映画は3時間以上あり、見ていてつらくなるシーンも多いのですが、日本人としてぜひ見るべき映画だと思います。

胸がしめつけられた「対馬丸記念館」

 沖縄には、毎年来ています。23年6月は、母と次女と一緒に3泊4日のドライブ旅行、昨年5月に一人で那覇を起点にバスとモノレールでウロウロ。いつも必ず戦争遺跡と言われるところにも行くようにしています。

 一昨年は、娘の希望で旧海軍司令部壕、昨年はひめゆり平和記念資料館とハクソーリッジと呼ばれる前田高地。そして今回まず向かったのが、「対馬丸記念館」で、確かひめゆりでいろいろな資料を見ている時に、「対馬丸」のことを知りました。

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 昭和19年(1944年)、沖縄の老、幼、婦女子は県外に疎開するように指示されました。対馬丸は学童集団疎開の子どもたちをたくさん乗せて8月21日に那覇港を出港しました。これは、弱者を非難させると言うより、戦争の役に立たないものを、沖縄から追い出すことと、兵士たちの食糧確保のためでした。

 対馬丸は翌日22日夜10時過ぎ、米潜水艦ボーフィン号の魚雷攻撃により海に沈められてしまいました。乗船者1788名(船員・兵員含む)のうち約8割の人々が海底へと消えてしまいました。

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本物の対馬丸は、今も海深く沈んだままで、引き上げられていません
 
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 再現された船内。上段に数十人の男子、下段に数十人の女子がいて、狭くて蒸し暑くて、眠るのも難しかったそうです。 

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 対馬丸が撃沈されたあと、事件について「決して語ってはいけない」と厳重な緘口令が敷かれていました。館内には、緘口令が敷かれていたことを裏付ける遺族の手紙が展示されており、「一行たりとも隣近所に知らしてはなりません。極秘です」と書いてありました。

 犠牲者の魂が迷うことなくここに帰れるように、当時の学校やふるさとの景色を背景に、犠牲者の名前を印字してありました。ここの博物館には、残された遺品はわずかしかありませんでした。犠牲者の写真は展示されていますが、12歳で亡くなっても、3歳の写真しかないというケースがたくさんありました。

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 対馬丸に乗り込んだ子どもたちのアニメーションもありました。でも最後にあった手書きの、この手紙が心に刺さりました。

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「対馬丸のこどもからあなたへ」

ときどきでいいのです
どうかわたしたちのことを思いだしてください
あなたは海に行くことがありますか?
海に行って海の水にさわりますか
その水は、私たちの眠るあの悪石島の海につながっているのです。

真っ白い雪や大きな汽車
そして真っ白いご飯にあこがれ
まるで修学旅行に行くように船に乗ったわたしたちは
アメリカの潜水艦の攻撃を受けて沈められました

炎と水
たくさんの子ども達のそして大人達の悲鳴
想像できますか?
なぜ
わたしたちはそんな目にあわなければならなかったのでしょう

わたしたちは、行きたかった
おいしいものを食べたり
思いきり遊んだり
大人になって世の中で自分の力を試したり
すてきな相手にめぐり会ったり
わたしたちは、生きたかった

なぜそれが許されなかったのでしょう
なぜ
ああ、でも海の底にいるとよく聞こえるのです
今も世界中のあちこちで子ども達が悲鳴を上げています
なぜ なぜ なぜ



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