以下抜粋
「ひとり焼肉」「ひとりカラオケ」などおひとり様活動に勤しむ女性が増えており、「ひとり=かわいそう」ではあく「ひとり=かっこいい」時代だという。2040年には約40%が単身世帯になると推計されており、特に65才以上のひとり世帯が年々増加傾向にある。
40代以上の配偶者と死別した人の約8割が女性だそうだ。男性の方が平均寿命も短いので、だれでも数年間はおひとり様になる可能性が高い。老い先が見えてきたり、伴侶を失い、外を出る気力もないほど孤独感にさいなまれてしまったどうしたらよいのだろう。
ようやく時代が私に追いついてくれた(゚∀゚)アヒャヒャ(これはJoke)。でも私の世代は、「地球の歩き方」や「ロンリープラネット」を手にバックパッカーで一人旅をしていた世代だ。その中にはもちろん女性もいた。だからそんな私たちにとって、一人で食事だろうが一人で観光だろうが、全然怖くない。
そういえばタイにいる時、何気なしに見たらハマったらドラマがあった。エッセイをもとに作られた「ソロ活女子のススメ」。2021年4月に始まった深夜番組で、私はもちろんTverで見ていたのだが、実際にあるお店や場所に主人公が一人で行って楽しむという設定で、本当に私もそのソロ活をやってみたくなった。30分番組で、限られた視聴者だけかなと思っていたら、人気があったようで、今年の4月からシーズン2が放送された。Prime TVやNetflixで今も見ることができる。
若い頃から1ヶ月以上のひとり旅をしていた。その間の体調管理も大切なことなので、一人暮らしでもその意識はあまり変わらないと思う。そのおかげで、5年前のバンコクひとり暮らしが人生初の一人暮らしだったのに、まったく不安はなかった。
もちろん誰かと一緒にいること、一緒に何かをすることも大切だ。夫や娘とも、何か同じ方向を向くときは、一緒にそれをやればいいと思っている。臨機応変に、「一緒」か「ひとり」を選んでいけばいい。
記事にはこんなことも書いてあった。
今まで誰かの判断に委ねてきた人が、自分の意思で行動することで「私にもできる!」と自己肯定感があがるんです。そうすると楽しくなってきて、「今度はひとりで〇〇に挑戦してみよう」とどんどん世界が広がってきます。
これは少しだけ納得。私は結婚まで親と住んでいたので、何をやっても親の傘の下にいるような感じが抜けきれなかったのだが、一人旅をするようになって、本当に自立したと実感できるようになった。でも「誰かの判断に委ねる」ことは、人生でほとんどなかったと思うが。
「ひとり」は社会から孤立するわけではない。この世の中で誰の世話にもならないことはあり得ないので、何らかの形で誰かの世話になっている。たとえそれがお金を払った代償だとしても、そのおかげで自分が助かっているのだ。だから一人旅も一人暮らしも、まだ知らない誰かと会い話すチャンスがあると思えば、ワクワクしてくる。だからこれからも「ひとり」を楽しんでいきたい。