手術直前に登ったネパールの山の日の出
明けましておめでとうございます。
今年も気の向くままに書いていきたいと思っています。新年早々にアクセスしていただいた皆さま、本当にありがとうございます。
私の人生で、誰にも会わなかった1月1日は初めてだと思う。母の家に行っていた弟がラインでビデオ通話をかけてきてくれたので、全く話さない1日ではなかったけれど、実はコンドの部屋から一歩も外に出ていない。
でも昨夜は家に戻っている長女がずっとビデオ通話をつないでくれて、画像はイマイチだったけれど紅白歌合戦も写してくれた。そのおかげで一気に大晦日気分になり、紅白=大晦日という体にすり込まれた感覚はすごいなあと実感。
一足先に新年を迎えた娘におめでとうを言い、シャワーを浴びて、2時間後のカウントダウンを待った。と言っても部屋の中でテレビをつけていたのだが。本来ならすごい人出になったであろうアイコンサイアムの花火をテレビで見ながら、(でも花火の音は外からも聞こえる)一人きりの2021年を迎えた。
朝は少し寝坊したので、起きるとすでにラインが何件か入っていた。同じく一人で正月を迎えている次女は、旅行先の楽しそうな写真だった。私も新しいラインスタンプを購入し、友人知人に年賀を送った。
午後に何人かの友人から嬉しいメールやラインが届いた。私が12月22日に送った手紙が今日元旦に届いたそうなのだ。連絡があったのは、大阪の人ばかりだったので、まだ他の地域には届いていないかもしれない。それでも元旦に届いたことは、本当に嬉しかった。
実はまだ一度もブログに書いていなかったのだが、私は2020年末で仕事を辞めた。だからコロナ禍とはいえ、この2021年に新たな一歩を踏み出そうと思う。まだすぐには日本へ帰る予定はない。何よりもがん患者であることを考えると、このバンコクにいる方がずっと安全だと思えるし、経過観察をしてくださっているBNH病院の先生にも、絶対的な信頼を置いているからだ。
インターネットは本当にありがたい。ラインやメールができなかったら、たった一人で異国の正月は、やっぱり耐えがたいものなんじゃないだろうか。
2021年は、なんとかコロナが収束し、日本との行き来ができるようになりますように。この世界上からコロナで苦しむ人がなくなりますように。

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