私の周りではワクチン接種をした人が増えてきて、バンコクでは接種率が80%を超えたと聞いたのに、なぜそれほど減らないのだろうと疑問に思っていた。でもいつも見ているテレビニュースでは、バンコクだけの詳しい接種状況が説明されないので、英語のニュースサイトなども見たが見つからない。でも意外なところで見つかった。
確か5月ごろに、ラインのやりとりをしている卒業生が、หมอพร้อมをラインに入れた方がいいですよというので、あまり考えずに入れた。毎日注意事項みたいなものが送られてくるのだが、完全にタイ語なので、あまり真剣に読んでいなかった。でもメニューにワクチン情報というのがあり、それを開いてみると、全国のワクチン接種状況だけでなく、地域別、接種回数別にも表示されることがわかった。
緑色の濃い地域が接種率が高い

でも2回目も接種が終わっているのは7.79%

そしてバンコクだと、全体で80.78%
これは確かに厳しい状況だ。バンコクでは80%以上という情報を安易に捉えてしまっていた。確かに私の知人のタイ人も、ほとんどが1回目の接種だけしか終わっていない。アストラゼネカだと6月に打った人がようやく9月以降に2回目を打つことになる。
先日シノバックを2回接種した医師の方が感染して亡くなったのに、政府はまだ新たにシノバックを購入するらしい。そして事実かはわからないが、バンコクではかなりの人間がアストラゼネカを接種しているが、地方ではシノバックが多いという話も聞いた。最近ファイザーを医療従事者でないVVIP (Very Very Important Person)の人が打ったとかいうニュースもあったが、バンコクに優先順位があるのは明らかだ。そしてその恩恵を受けて、私もファイザーを接種できたわけだが。
一昨日大使館のメールで、ようやくチェンマイの日本人の方もワクチン予約が始まったと知った。でもまだ60歳以上か疾患を持つ人、妊娠12週以降の妊婦のみで、ワクチンはアストラゼネカ。チェンマイには日本人高齢者も多いと聞くので、少しホッとされているかもしれない。でも他の地域に住む日本人の方は、接種の機会があるのだろうか。
9月10月で、アストラゼネカの2回目接種が進むと思う。そうなればバンコクの感染者も減っていくのではないだろうか(希望的観測)。バンコクの残り20%が、近隣3カ国からの労働者である可能性は高いと思うのだが、その人たちにも早くワクチン接種の機会を与えてあげて欲しい。


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