これまでにも、ネット記事や他のメディアでも「認知症」とあれば、読むようにしてきた。今回見つけたものも、目新しい情報ではなかったのに、心に刺さってきた。

「叱らない、面倒がらない、能力以上の要求をしない」
 初期の場合、本人自身も物忘れの自覚があり、自分の中でおかしなことが起こっていることに対する不安と同時にそれと認めたくない気持ちもあり、周囲からの指摘や失跡には過剰に反応しがちになる。

 対処方法として「メモを書いて貼っておく」「規則正しい生活パターンを作っていく」「物の置き場所も決めて貼っておく」。また認知症の人は叱られたこともすぐに忘れてしまうと思われるが、「叱られた」「馬鹿にされた」「脅された」などの悪い感情は残るので、できるだけ穏やかに、にこやかに言葉をかけて、よい気分を残すようにしたほうがいい。

 以上が、私の通う病院が出してくれているニュースレターに載っていた内容だった。
 母はそれをある程度実行している。メモではなくカレンダーに予定を書き込んで、メモを貼り付けたりしてある。それでもヘルパーさんが毎週月曜日に来られるのに、買い物に行ってしまったりする。
 
 母に「水を飲んで」「リハビリ体操に行って」と言い続けることも、たぶん上記の「能力以上の要求をしない」に当てはまってしまうのだろうか。確かにそう言い続けて、母がそれをやらないと私も不機嫌になるし、それを見た母もきっと嫌になっている。

 長女からは、「きっちりやろうと頑張り過ぎなんじゃない?」と言われた。実際、彼女も私がいない5年間の間に、母や夫(つまり彼女の父)の相手をしようと無理をしすぎて、疲れてしまったようだ。そのため、私が帰国しても、仕事が忙しいこともあるが、あまり家に帰ってこない。

 もう母にいろいろ声をかけるのはやめようかなと思う。水を飲むのも、体操へ行くのも、母の健康を願ってなのだが、それで認知症が酷くなるなら、もう言わないほうがマシだ。身体よりも心が弱っていくほうが、本人にも周りにもつらいことかもしれない。

今日は買い物ついでに、近くの中華料理屋へ
IMG_4448
えびチリ定食 980円 ごはん、スープ、一品つき

 エビもプリプリで美味しかったが、上の写真ではすでにかじったあとのスペアリブがメチャうまでした。
IMG_4447


このブログランキングに参加しています。
もしよろしければ、ポチっとしていただければ、励みになります


にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ