次に向かったのは、赤毛のアンの最初のシーンに出てくるブライト・リバー駅のモデルと言われているケンジントン駅。でも実際、プリンスエドワード島(PEI)にはもう列車は走っておらず、ケンジントン駅と言っても跡地ですが、駅舎もレールも残っています。

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 プリンスエドワード島鉄道は、1871年に始まったものの、たった1年でコスト高のためにPEI独自では行えず、カナダ政府鉄道に引き継がれ、1880年代半ばに完成しました。でも車の発達とともに衰退し、1989年12月31日に閉鎖されました。

線路はまだ一部残っています
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当時のケンジントン駅舎
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今はカフェになっています
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当時の雰囲気が残っています
こんなところでアンがマシューを待っていたのかなあ
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当時の列車も展示されています
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こんな観光列車が走っていました
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 ここが「赤毛のアン半日ツアー」の最後の訪問地だったので、この後、ツアーで一緒の家族が泊まるシャーロットタウンのホテルまで送ってもらいました。私が泊るのもそこから600mほど歩いたところにあるAirbnbの宿で、歩いて10分もかかりませんでした。

 この日の最後のイベントは、「アンとギルバートミュージカル」。コロナ前までは、Confederation Center of the Artsで「Ann of Green Gables(赤毛のアン)」ミュージカルも上演されていたそうですが、2020年に中断されたままになっています。でも公式ページに、2026年再開とありました。

フローレンスサイモンズパーフォーマンスホール
ここで「アンとギルバートミュージカル」が上演されています
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私のイメージよりアンがちょっとふっくらしていました
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 座席は$88  $78  $58の3種類で、$88の席をPEIセレクトツアーズにお願いしたら、本当に、とても見やすい席を取ってくれました。

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 それほど広いホールではないですが、木曜夜でも座席はかなり埋まっていて、私の後ろの席は日本人女性グループでした。他にも日本人の方がおられたので、やはりここは日本人に人気の場所なんだと感じました。

 ミュージカルは、ちょっとコメディタッチでテンポよく、とてもおもしろかったです。アンシリーズだと「アンの青春」の話のようですが、本を読んでいない私でもミュージカルはわかりやすかったです。

 PEIに来て3日間は、小さいころ思い描いていた夢の「アンの世界」に入り込んだようでした。今回の世界旅行の目的のひとつはこれで達成できました。