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がんになっても地球旅行

病気には無縁と思ってた元バックパッカー、タイの大学で日本語教師をしていた2019年4月バンコクで肺腺癌(1A)手術。2022年6月に日本に帰国後もタイをメインに地球旅行に出かけています。

ウドンターニー

ブンカーン、ウドンターニーのホテルと食事

 今回のホテルは平均で600バーツ以下というコスパの高いところばかり。でもシャワーもトイレも問題なく、チェックイン、チェックアウトもスムーズだった。

第1,2日目 The Wisdom Residence (ブンカーン市内)1泊550バーツ
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第3日目 ダーチャーロフトビュー 1泊900バーツ
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ここは朝食付き 品数は多くないがビュッフェスタイル
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第4日目 KPホテルウドンターニー 2部屋(ツインとダブル)で1111バーツ
ここも簡素だが朝食付き
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第5日目 プラジャクトラシティホステル 2部屋で1131.83バーツ
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 どのホテルも親切だったし、きちんと清掃もされていた。そしてWiFiも全く問題なくサクサク動いた。でもやはり価格も少し高めのセーカーのホテルが一番良かった。ベッドの寝心地も一番よく、熟睡できたからだ。

 食事だが、初日のブンカーンの夕食は、もうすでにアップしたベトナム風タイ料理のお店。庶民的なお店だったが、どの料理も美味しかった。

2日目夕食 ブンカーン市内のオープンスタイルのお店でチムチュム
照明が暗くて、あまり美味しそうに見えませんが

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ラープ

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3日目朝 ブンカーン 私だけこんなサンドイッチを食べた
ラオスにもベトナムとよく似たフランスパンのサンドイッチがあるのが、それに似ている
パンが思ったより美味しくて満足

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3日目夕食 セーカー ここもオープンスタイルのお店
これはシーフードチムチュム 

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ガイヤーンと右側は覚えてない・・・

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これもラープだったかと・・・

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4日目夕食 クムパワピー(タレーブアデーンに近い町)
ここもオープンスタイルのお店だが、意外におしゃれな盛り付けにびっくり
ソムタムクンソット(生エビのソムタム)

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これはラープ味のミートボールのようなもので、とても美味しかった

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さてウドンターニーで最後の夕食
「VTネームヌアン」という有名なベトナム料理店
名前は覚えていないけど、生春巻きにソーセージ、野菜、麺をのせて、巻いて食べる
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左:湯葉包み揚げ 右:覚えてない
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これも干し肉の上に糸状の干し肉が乗ったようなものだった
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皆、昼食が遅かったことと、ベトナム料理は生野菜がたくさんついてきて、意外にお腹いっぱいになってしまった。でもこれだけで440バーツというお手頃価格。

最終日朝 ホテル近くの「カオピアックウドン」
ここも人気店らしくて、朝からほぼ満席

友人が食べたカイガタ
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友人の御主人はジョーク 
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私はお店の名前にもなっているカオピアック
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そしてここは、ベトナム風コーヒーも有名だそうだ

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メニューにはกาแฟไข่(卵コーヒー)とあったが、たぶんカスタードクリームだと思う
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 ウドンターニーはやはり地方の大都市だと思ったのは、レストランやカフェの数が多い。値段は手ごろなのに、おしゃれなお店多いのだ。一人で歩いているときに、ちょっと気になるカフェをいくつか見つけた。

 いろいろな料理を食べられるのも、グループで旅行したおかげだ。一人旅だと、せいぜい2品くらいしか食べられないし、夜は出かけるのが億劫になり、屋台や市場で買って持ち帰りことも多い。

 意外だったのは、ベトナム料理の店があること。やはりラオスが近いし、その向こうはベトナムなので行き来もあるのだなと思った。最後に飲んだベトナムコーヒーも、あのサンドイッチも美味しかった。コロナ前に最後に出かけたのはホーチミンだったが、早く行けるようになってほしい。

 5泊6日の旅行記に長々とおつきあいいただき、ありがとうございました。でも次も旅行記になりそうです。


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(世界肺癌学会議 IASLCの指針を参考に作成)

1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

※各がん腫に対する治療方針の詳細はESMOの診療指針を参照 (ESMOの了解取得済み):
https://www.esmo.org/guidelines/cancer-patient-management-during-the-covid-19-pandem


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5泊6日のブンカーン、ウドンターニー旅はいくら?

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 これまでの旅行でお金について書いたことはあまりなかったが、今回は3人旅でしかも全行程レンタカー利用という、私にしてはめったにない旅のパターンだったので、記録を残しておきたいと思う。

 ブンカーンは飛行場がないので、私たちのようにウドンターニーかナコーンパノムから車が便利だ。ウドンターニーには、ドライバー付きでチャーターできるところもあるので、もし自分で運転できないと思えば、それを利用するしかない。でも私は実際運転しなかったが、地方での運転はそれほど大変ではないと思う。何しろ車やバイクが少ないので、気持ちよく運転できる。山の中に入ると道幅が狭くなるが、それも行き来ができないほど狭い道はなかった。

飛行機代 合計2419.02バーツ
  往路 ドーンムアンからエアアジアでウドンターニー 1096.79バーツ
  復路 ベトジェットでスワンナプームへ 1322.23バーツ
レンタカー関連 合計6423.81バーツ(一人当たり2141.27)
       レンタカー5日間4523.81バーツ ガソリン1900バーツ
ホテル 5892.83バーツ(2部屋ずつ5泊)
    一人当たり1964.28バーツ
食事 3735バーツ(朝食3回 昼食4回 夕食5回 酒代は含まず)
   一人当たり1245バーツ
*なぜ酒代が入っていないかというと、この時期ブンカーンもウドンターニーも店での飲酒が禁止されていたため、お酒好きなご主人は自分で買ったお酒をこっそり飲むか、ホテルの部屋のみをされていたから。
観光 1600バーツ 一人当たり533.33バーツ

合計 一人当たり 8303バーツ(約28,650円)  
*プラス毎日のコーヒー代(これは各自が払っていたので含めていなかった)と最終日の昼食、お土産代は別会計

 自分でもこんなに安く行けるとは思わなかった。まあホテルも最高でも一部屋900バーツだし、食事もたいしたことはない。それにブンカーンには高級レストランはなさそうだし、ウドンターニーの有名ベトナム料理店もお手頃価格だった。

 ちなみにHISではこんなツアーをやっている。これはウドンターニー空港集合、解散で航空券代は別の一泊二日。ただしホテルはブンカーンで一番高いであろうワンホテル。私は検索したらずっと満室で取れなかった。

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 このツアーはノーンカーイの方にも行くので、私たちが回った場所とは違うが、それにしても一泊2日でこの値段か・・・やはり高いなあ。しかもこれは昼過ぎにクジラ岩に行くようなので、朝日も夕日も見れない。(HISさんにケチをつけるわけではないが)

 今回のホテルはセーカー以外はBooking.comを利用し、ウドンターニー空港のレンタカーもBooking.com経由で予約した。SiXT rent a carという会社だが以前にも使ったことがある。セダンの下から2番目のランクで予約したら、アップグレードしてもらえた。

 今回はレンタカーを使ったので、効率よく、またコスパも高い旅になった。一人旅の多い私だが、友人と一緒に行く旅も楽しいのだと思い出させてくれた旅となった。

 今回は写真も少ないので、今更だけど、かりびーさんのコメントアドバイスを受けて、タレーブアデーンの動画をアップ。でも大したものじゃない上、ボートのエンジン音がうるさいのですみません。


 

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(世界肺癌学会議 IASLCの指針を参考に作成)

1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

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タレーブアデーンの夜明け ウドンターニー

 旅も終わりに近づいたが、最後に見たかったのは、ウドンターニーの蓮池。写真を見て、ぜひ行きたいと思いながら、ウドンターニーの町からも離れているので、今まで行く計画をしたことがなかった。でも今回は車の移動なので、夜明けの美しい蓮も見れる。

 カムチャノートを後にしてタレーブアデーンへ向かう。私たちは翌朝の日の出を見るために、ウドンターニー市内ではなく、40㎞ほど離れたクムパワーピーにホテルを取った。そこから湖まで15kmほどなので、早朝なら15分で着くだろう。

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 実はタレーブアデーンの船が出るのは一カ所ではない。ウドンターニー市内から車で来るとすれば、ほとんどが湖の北側に行くと思う(写真のカメラマーク)。でも私たちはホテルから近い南の船着き場へ行くことにした。と言ってもこのコロナ禍、メインでない船着き場がやっていないとも限らない。ということでカムチャノートからの通り道だったので、立ち寄ってみる。もう夕方なので人気はなかったが、一応受付らしいところにいた人が、朝6時からと教えてくれた。

これは前日に確認に行ったときの写真
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 翌朝、私たちはホテルを6時に出発した。船着き場には他の客はおらず、私たちが一番だった。船は一艘借りて500バーツ。また薄暗い中をゆっくりと進んでいく。

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 湖には船の通る道のようになっていた。ハスの花のところまで来ると、船頭さんがエンジンを切って、ハス畑のような水面をゆっくり入り、写真を撮りやすいようにとめてくれた。

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水鳥がハスの葉にとまっていて、かわいらしい
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夜が明ける
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 湖の中に浮島があり、そこに仏像があった。船頭さんがその浮島に寄ってくれたので、お参りをした。
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 船頭さんは、花があるところに入らないように進み、元の船着き場に戻った。何だか夢の中にいるような光景だった。

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1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

※各がん腫に対する治療方針の詳細はESMOの診療指針を参照 (ESMOの了解取得済み):
https://www.esmo.org/guidelines/cancer-patient-management-during-the-covid-19-pandem


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プープラバート歴史公園 ウドンターニー

 実は友人が行きたいというまで、私はこのプープラバート歴史公園という場所を知らなかった。今までウドンターニーに行こうと思ったことがなかったので、地球の歩き方のページを開くこともなかった。でも改めて見てみると、ちゃんと載っていた。

 ウドンターニーの中心からは60㎞ほど離れたところにある、かなり大きな国立公園だ。広い面積の中に、不思議な形をした岩が点在している。数百万年前は氷河におおわれた氷の大地だったそうだが、大規模な気候の変化で氷河は動き、地表も削られていった。そして雨風で岩は浸食され不思議な形で残っている。
 
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 政府観光庁の説明によると、プーは「山」プラバートは「聖足跡」の意味で、9〜11世紀には、仏教の催事場と使われていた。岩肌に赤い塗料で描かれた人物や牛などの壁画が残っている。釣りや狩りの様子など先史時代の人々の暮らしに思いをはせることができる。

 このインフォーメーションの隣は博物館がある

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残念ながら説明はタイ語のみ
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すべて見て歩くと2時間以上かかるらしい
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 この地図のどこへ行ってよいのかをインフォーメーションで聞いた時に、シニアはカートが無料と書いてあるのに気がついた。それでカートに乗って、メインの場所に連れていってもらった。そこへ40分後に迎えに来てくれるそうだ。

 カートのドライバーさんによると100万年前から残っていると言われたが、大きな数字のタイ語をめったに聞かないので、一瞬10万年だったか100万年だったかわからなくなったが、ล้าน(100万)と言われたと思う。

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これが9〜11世紀ごろのものだろうか
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 すでに世界遺産候補になっているそうので、コロナが終息すればもっと多くの観光客も来られるようになるだろう。

 ここから車で数分(約1km)のところにワット・プラタート・プラプッタバートというお寺がある。そこには有名な仏足跡があり、3月にあるお祭りにはかなりの人が参拝に来るそうだ。

 車を降りると、意外なモノが私たちを歓迎
この巨大な豚は近づいてくると怖い!
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こんなかわいい親子もいる
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 お寺にはたいてい犬がいて、時々、怖いほど吠えられることもあるのだが、豚に囲まれそうになったのは初めてだ。たぶん全部で10頭以上いたと思う。でも私が怖がっていると、お寺のおばさんが近づかないようにしてくれた。

仏足跡が納められている仏塔
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長さ1.93m 幅90㎝ 深さ60㎝あるという仏足跡
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手前には小さな仏足跡
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仏塔の横にもきれいな祠がある
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 この日は朝9時ごろにウドンターニー空港に着き、レンタカーを借りてここまで来た。その後は一気に200㎞先のブンカーンへ向かう。途中昼食を取り、私は気楽に後部座席で景色を楽しんでいるときに友人が急に叫んだ。

「今日の宿がオーバーブッキングだって!」
実は、ご主人の予定を確認してからだったので、友人と私で別々に予約を入れていたのだ。Booking.comを通じての予約だったので、そこからキャンセルは困るということと、3人で一部屋に泊まれるかと問い合わせた。

 着いてみて部屋を見て、やはり一部屋では無理と確認。でも車で数分のホテルを同料金で泊まれるとの事で、この日はご主人にそちらへ泊まっていただくことになった。それにしても平日火曜日に、なぜ満室になってしまうのか。そんなにタイ人がブンカーンに来ているのだろうか。

 夕食はベトナム料理を食べにいった。「ร้านแหนมเนืองคุณอ้อ」というお店で、Google mapで高評価なところを探したのだが、予想以上においしかった。

メニューにはフォーとあったが
麺はカオピアックというイサーンの麺
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タイ人も大好き、生春巻き
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エビのつみれを揚げたもの
これは本当に美味しかった
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パインセオ(ベトナムのクレープ?)と手羽先揚げ
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 ブンカーンはまだお店でお酒を飲めないそうだが、ご主人が聞くと、お店の人が外からビールを買って来てくれた。まあ規制もこんなものか。

 こうして旅の一日目が終わった。次は体力のいる山の上のお寺ワット・プートーク。最後まで登り切れるか心配。



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(世界肺癌学会議 IASLCの指針を参考に作成)

1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

※各がん腫に対する治療方針の詳細はESMOの診療指針を参照 (ESMOの了解取得済み):
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2年越しのイサーンへの旅

 2年前の今頃、まだコロナがこれほど世界を変えるとは思わず、4月にニュージーランドから来る娘との旅行をいろいろ計画していた。ひとつは、娘の友だちに会いにチェンマイへ行き、そこから二人でパーイへ行くこと。もうひとつは、その頃初めて知ったブンカーン県のクジラ岩を見に行くこと。

 これまで行ったイサーン(東北タイ)は、入り口のナコンラーチャシーマー(コーラート)からそのまま東に広がるクメール遺跡のあるところだけだった。それも日本からの旅行で来たので、ウボンラーチャターニー、シーサケット、スリン、ブリラムで、それ以上北にある地域には行ったことがない。そして2011年にタイで77番目の県となったブンカーンについては、全く知らなかった。

 最近ではタイ人の中でもかなり有名になってきたブンカーンのクジラ岩は、2年前は周りの誰も知らなかった。でも今はよく見聞きするようになったと思う。2019年のRegencyというブランデーのCMが本当に美しく1分程度なので、興味がある方はぜひご覧いただきたい。

โฆษณา รีเจนซี่ Regency CM より

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 実は2年前に計画した時も、一番親しい友人夫婦と一緒にという話が出ていた。今回も、そう思ったが、ご主人がOKしてくださるかどうかわからないので、ギリギリまで計画を立てていなかった。でも3日に家に遊びに行って二人の計画を立てているのを聞いて、ご主人もその気になってくださった。

 最初15日前後の出発を予定して、ブンカーンの宿を探したら・・・ない!一応AgodaとBooking.comの両方を見たのだが出てこないのだ。ネットで以前に見たことのあるザワンホテルは、1月中に空きがない。ここはHISのツアーでも使われているので、きっとエージェントに押さえられているんだ。

 ブンカーンに2泊は必要なので、他の日付をチェックすると11日から2泊なら取れた。でもその時はまだご主人の完全な了解が取れていなかったので、一部屋のみ予約を入れ、夜遅くに友人がもう一部屋の予約を入れた。航空券は私が夜にエアーアジアの予約を入れた。

 私がブンカーンで行きたかったのは、クジラ岩と山の上にあるワット・プートーク、そして一時期閉鎖されていたが、最近は入れるようになったというナーガ洞窟。このナーガ洞窟はブンカーンからかなり離れているので、その近くの宿を取ったほうがいいと思ったが、ネットサイトではそのあたりの宿は全く出てこない。

 その上国立公園予約サイトであるQueQを見ると、このナーガ洞窟はずっと予約一杯の表示が出る。これはどういうことだろうか。仕方がないので、お互いに代替案を考え、宿は私がもう少し調べてみることにした。

 ブンカーンへは飛行機が飛んでおらず、往復ともウドンターニーとするので、やはりタレーブアシーデーンも見に行きたい。ナコンパトムの蓮池は年中見られるそうだが、こちらは12月と1月しか見られないそうだ。友人夫婦は以前に行ったことがあるそうだが、私の要望につきあってもらうことにした。

 コロナが怖いので、飛行機以外の全行程はレンタカーを借りることにした。長い距離だが3人とも免許はあるので、疲れたら交代すればいい。それに私はお酒を飲まないので、夕食後の運転も問題ない。レンタカーは空港からなので、Booking.comを通じて予約を入れた。

 そして最後の難題は、3日目の宿。Google mapで探すと、ナーガ洞窟から8Km ほどのところに湖があり、宿がたくさんあった。でもGoogle mapからmessenngerで連絡が取れる宿は、問い合わせると満室という答え。もう1カ所クチコミが良かったところに電話をかけるとやはり満室。どうして?タイ人ってそんなにブンカ―ンに遊びに行ってるの?

 そうしているうちに友人からナーガ洞窟は、今一般客は入れておらず、限られたツアー客のみという情報が入った。もうこれはあきらめるしかない。ということで宿はその湖からもう少し離れたセーカーという小さな町で探した。でもここもFacebookから連絡したところと、Web pageを持っていたところの2か所は満室。ほんと小さな町のようなのになぜ?と言いたい。

 そして勇気を出してもう1カ所に電話する。すると部屋が空いていた。でも前金を払い込まなくてはならず、電話ではコミュニケーションに限界がある。対応してくれた女性は、まず私のFacebookを探してくれた。写真を見て「青い服を着てる?背景は何?」と聞いてくれたが、服はともかく背景の説明ができない。実はウズベキスタンで撮ったもので、場所の名前さえ出てこない。「Lineを探してください。ID言いますから」と泣きそうになるが、ついに彼女が見つけてくれた。そしてやっと2部屋の予約をし、入金も済ませた。

 イヤー本当に大変だった。タイ語は読む方は何とかなるが、それを普通の速度の会話で言われるとかなり厳しい。ホテルの女性が根気よく対応してくれたおかげで、一番の難関も超えた。
 
 次回から行程順にアップしていこうと思っているが、また来週旅行に行こうと思っているので、簡単に終われそうにないかもしれない。とにかくタイ生活のカウントダウンを始める前に、まだ行きたいところ、やりたいことを順にこなしていこうと思う。


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(世界肺癌学会議 IASLCの指針を参考に作成)

1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

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