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がんになっても地球旅行

病気には無縁と思ってた元バックパッカー、タイの大学で日本語教師をしていた2019年4月バンコクで肺腺癌(1A)手術。2022年6月に日本に帰国後もタイをメインに地球旅行に出かけています。

オンライン授業

2023年最後のオンライン授業

 昨日が今年最後のオンライン授業だった。オーストラリアの小学生は、すでにホリデーに入っているので、新学期の始まる1月中旬までレッスンはない。そして大人向けのレッスンは、語学学校が母体なので、冬休みに入る。

 9月初めに面接を受け、トントン拍子で決まった仕事だったが、今回のコースも残り4回となった。初めての教材だったので準備が大変だったが、本当にやってよかったと思っている。

 私の担当クラスは全くの初心者ばかりで、最初の登録者は11人だった。でも最初の3回くらいから全く来なくなった人が2人いて、修了書の条件である70%の出席率を切ってしまってから来なくなった人が3人で、結局6人が残った。そのうち2人だけが今のところ全出席だが、彼らは仕事もしているので、この全出席の2人は本当にすごいと思う。

 残った人の国籍は、台湾、ザンビア(この2人が100%出席)、中国、インド2、アルジェリア。来なくなったのはなったのはインド人が3人、バングラディッシュ人が2人。国籍で区別するのは偏見かもしれないが、台湾、ザンビア、中国の3人は本当に熱心だったので、個人の資質なのかお国柄なのかどうなんだろうと興味を持った。

 この受講生さんたちは、自分で授業料を払っているのではなく、所属先から日本語コースを提供されている。だから簡単に辞めてしまう人もいるのだろうと思う。ほとんどの人がフルタイムで働いているのに、週2回6時半から2時間のレッスンを受けるのは大変だったと思う。時々質問に加えたが、全員が夕食を食べずにレッスンを受けていた。

 実はニュージーランドからのオンライン授業は大変だった。ちょっと勘違いをしていて、11月までは冬時間で3時間の時差と思っていたのに、すでに夏時間になっていて、NZは4時間も早い。つまり授業が夜10時半から12時半という厳しい時間帯になってしまったのだ。そのため娘にはかなり迷惑をかけてしまった。

 ただ韓国、奥琵琶湖、ニュージーランドからオンライン授業をしてみて、今後もオンラインで教えていくことができるという自信になった。特にタイやマレーシアだと夕方の授業になるので、気が楽だ。

 まあ今のコースが1月で終わり、その次に新たなコースを提案してもらえるか分からないが、日本語教師としての能力が錆びつかないように、仕事をさせてもらえればいいかなと気楽に考えている。

日本に帰ってきてまず食べたかったのが出汁
ということで近くのお蕎麦屋さんの定食を
 
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コロナ禍でのオンライン学習

 本題に入る前にワクチンの副反応について少し。2日前の午後にファイザーを接種し、3時間後くらいから腕が重くなった。寝る前は首の凝りがひどい時に起こる頭が重い感じがあり、昨日の朝も同じ状態だった。でも昼頃には首と頭は気にならなくなり、夕方には腕が少し痛いだけだった。そして3日目はもう接種した場所を押さえると少し痛い程度。まあ副反応が少ないのは、若くないためだろうか。

 今日は今のコースの最終日だったので、チュラロンコン大学のIntensive Thaiコースについて書いてみようと思う。私が、このコースのことを知ったのはもう4年前で、ちょうどタイに来て1年が経ったころだった。同僚が学期休みの間にこのコースを受講すると聞いて、私もやってみようと思ったのだ。

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 1~3が初級クラス、4~6が中級クラス、7~9が上級クラスとなる。ただし上級クラスはレベルは同じでトピックが違うので、毎回一つのクラスしか開かれない。6週間100時間の授業で27000バーツと、学費は他のタイ語学校に比べると高い。かなり厳しいが力はつくという評判だったので、ぜひ受けてみようと思った。

 日本への一時帰国の時にクラス分けテストがあったため、私はメールで問題を受け取り、会話の代わりに自分の音声を録音して送った。するとレベル4からという返事が来た。でも実際私の実力はレベル4には厳しく、入ったクラスの中で、一番劣等生じゃないかと思っていた。

 その時のメンバーは韓国人が3人、香港人が1人、そして日本人が5人だった。でもこのメンバーが本当にいい人ばかりで、今もタイに残っているのは2人だが、コースが終わって2年間ほどは、年に数回会って食事をしていた。あのメンバーだったから、厳しい6週間を乗り切れたのだと思う。

 それから3年半、仕事を辞めて、ようやくタイ語の勉強を再開できることになった。それが今年の1月からで、ちょうど大学もオンライン授業のみになり、バンコクの規制も少し厳しくなったころだった。

 このコースは奇数月の始めから6週間の授業があり、2週間休みが入ってまた次のコースが始まる。私は1月から、レベル5、6、8、9と続け、ちょうど今日9を終えたところだ。残りは10月から始まるレベル7のみとなった。

 このコースを終える頃には、タイ語がペラペラに話せるようになると甘い期待をしていた。しかし、語学というのは難しい。タイに住んでいても、コロナ禍で人と会わない生活をしているので、タイ語を使う機会も少ない。テレビやYouTubeでタイ語を聞く機会はあるが、それも限界を感じている。年齢のせいか記憶力の低下で、どれだけ単語を覚えても、どんどん忘れていく。あーもう情けない。

 オンラインだと以前のようにクラスメートと話したり一緒に食事に行ったりすることがなく、人間関係も希薄なままだ。だから勉強を続けるのは、ひたすら自分との戦いのような気がする。実際、オンラインで受けるテストは、そのテスト中ビデオをオフにしていると、Google翻訳使いまくりというのもOKだ。プレゼンも原稿を覚える必要もない。ただ他の生徒もGoogle翻訳を使っているだろうと思うのは、プレゼンにやたら難しい言葉がたくさん出てくることだ。時には、自分が書いたものを読めない生徒もいる。

 またオンラインだからこそのメリットは、先生がパワーポイントや授業中のノートを、後でGoogle Classroomにアップしてくださることが多いことだ。対面授業だとノートを取るのに気を取られて、耳がついていかないことも多かったが、後でノートが来ると思うと、授業中は聞くことに集中できる。

 私にとっての利点は、オンラインで学費が安くなったこと(28000バーツ→ 23000バーツ)、通学時間がかからないことだろうか。宿題が重なると、朝から晩までやっても時間が足りなくなることもあり、ずっと家でやれるのはありがたかった。

 そして一番のメリットは、コロナの自粛生活でやるべきことがあることだ。授業は午後1時から4時なので、午前中2、3時間は予習をしている。宿題が出た日は、授業のあともすぐ宿題に取り掛かることもある。本当に気を抜けるのは、夕食のあとくらいだ。だからもしこのコースを受けていなかったら、私は何をしていたのだろうかと思う。

 還暦を過ぎてからの勉強は、若い時のようにはいかない。記憶力も集中力も落ちている。でも勉強することが楽しいと思えるのは、逆に年を取ったからじゃないだろうか。あと一つ残ったコースも、精一杯頑張ろうと思う。

 コース終了の自分へのご褒美で、久しぶりにインド料理のデリバリーを頼んだ。ライタ(ヨーグルトサラダ)に青唐辛子がたくさん入っているのに気づかず、食べて口の中が爆発しそうになった。最近自炊ばかりで、あまり辛い物を食べていなかったために、ちょっとお腹もびっくりしている。ビリヤニセットに、カレースープ、ライタ、デザートもついていて、単品で揚げ物を一つずつ。ビリヤニは半分残っているが、もう食べすぎでお腹いっぱい。
運ばれてきた状態
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盛り付け後、ビリヤニは半分だけ
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(世界肺癌学会議 IASLCの指針を参考に作成)

1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

※各がん腫に対する治療方針の詳細はESMOの診療指針を参照 (ESMOの了解取得済み):
https://www.esmo.org/guidelines/cancer-patient-management-during-the-covid-19-pandemi



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大学の会話テストのお手伝い

 先週、久しぶりに大学の元同僚(タイ人)からラインをもらった。彼は昨年まで私が担当していた「観光」の授業を担当しているとのことだった。ちょうど前期中間試験の時期で、その会話テストの採点を手伝ってほしいと言われたのだ。

 火曜の午前中とのことで、二つ返事で引き受けた。今の4年生は、入学時から3年間教えた学生なので、ほぼ全員を覚えている。送られてきたリストを見て、ほとんど顔と名前を思い出すことができた。

 昨日はワクチンを打ちにいく学生もいるとのことで、人数もたった10人だったのだが、終わってみたら2時間以上が経過していた。ひさしぶりに学生たちの顔を見れて、本当にうれしかったのだが、オンライン授業の弊害を実感することとなった。

 私がまだ勤めていた昨年12月の20日過ぎ、大学はいきなり「明日からオンライン授業」となった。その時は、1月に入れば対面授業が再開できると思っていたのだが、結局それ以来ずっとオンライン授業のままだ。だからオンライン授業の準備をしないまま、各教員に丸投げする形でオンライン授業が続けられた。

 今年度については、私はもう退職してしまったので詳しくはわからない。でも昨日の学生の会話力は、昨年より落ちている学生がほとんどだった。対面授業をしていても、タイの大学は3月中旬に年度が終わり、新年度は6月中旬からなので、その間の休みが3か月もある。だからよほど意識の高い学生でないと、その間に日本語を忘れてしまう学生が多いのだ。

 でも大学に行っていれば、中間考査のころまでにはなんとか以前並みの力を取り戻す学生が多いのだが、オンライン授業だけだと、実際日本語を話す時間がかなり少なくなっているのだと思う。昨日の会話に出てきた単語は、1,2年生で教えたものが多かったのに、それでも思い出せない学生が多かった。テストをしながら、何だか悲しくなってしまった。

 そしてもうひとつ残念だったのは、その同僚のタイ人教師の日本語力も落ちていたことだ。彼は2年前日本の大学院を終えて教師になったので、その時は会話は全く問題がなかった。でも今回はラインでの日本語に不自然さが目についた。会話も、私が最初タイ語で話しかけたため、半分くらいがタイ語になった。

 でもそれは当然だろう。大学へ教えに行っていれば、私たち日本人教師とは日本語で会話をするし、また日本人同士の会話を聞くこともできる。ステイホームでオンライン授業だけだと、どれほど日本語を使う機会があるのだろうか。

 私自身もオンライン授業を受けているが、チュラロンコン大学のコースは1クラス10人以下の定員なので、4年前に大学内で対面授業を受けたときよりも厳しいと感じている。ただし、さぼろうと思えばさぼることもできるし、試験もスマホの辞書をつかっても先生には見えない。だからかなり自分に厳しくしないとだめだと思う。

 学生たちにその厳しさを求めるのは難しい。昨日のテストも、2人は音声のみだったので、カンニングのし放題じゃないかと思う。まあ、単語をカンニングしても、それを文章にする力がないと、結局はできないのだが。

 本当に早くすべての学校で対面授業ができるようになってほしい。子どもたちが学校に行けない世界なんてあってはならないと思う。

余談
 セブンイレブンに、こんなふりかけが売っていた。小さな袋で8g入り15バーツ(約50円)。左側はオリジナル味 รสดั้งเดิม  そして右側は私の大好物であるイカと塩卵炒め味 รสหมึกผัดไขเค็ม らしい。ということでその右側を食べてみたのだが、う~ん、なんというか、やっぱり日本製じゃないとしか言えない。すごくまずいかと言われたら、そんなことはないと思うのだが、家には日本製のふりかけがあるので、それと比べるとやっぱり・・・。まだオリジナル味は試していないので、さてリピ買いはあるのだろうか。

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(世界肺癌学会議 IASLCの指針を参考に作成)

1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

※各がん腫に対する治療方針の詳細はESMOの診療指針を参照 (ESMOの了解取得済み):
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大学がロックダウンに!

 日本のニュースにもなっているが、タイはこの4日間コロナのことで大騒動だ。先週末、バンコクの隣のサムットサーコーンにある有名な海鮮市場マハチャイで働くタイ人女性の感染が見つかったというニュースの後、その市場やエビの養殖場で働くミャンマー人の感染が大量に発覚した。そして今日も427人の陽性を確認したとのことで、一気に1300人ほどになっている。

 昨日は、冗談で「ロックダウンとかないよね」と言い合っていたが、今日は急に現実味をおびだした。というのは、今日の午後3時ごろ、いきなり大学側から、「明日からの授業は全てオンライン。大学内の立ち入りは1月3日まで禁止」というお達しが出たのだ。

 急にオンライン授業と言われて教員は大慌て。しかも大学に出入りできないということは、教材も持ち帰らなければならない。みんな大慌てで準備や片付けをした。そして帰るときには、「まだまだだけど、いいお年を」と言い合った。

 3月のロックダウンの時は、ちょうど政府が非常事態宣言を出す1週間前に大学がロックダウンとなり、気がつくと国全体がロックダウンに入っていた。今回もそんなことになってしまうのだろうか。

 実は来週、北部のナーンという町へ旅行し、そこで年越しをしようと思っていた。もうすでに航空券と2泊分のホテルは支払済でキャンセル不可だ。たとえ飛行機が飛んでも、行っている間にロックダウンされてしまったら戻れない。もうそのお金は捨てるしかないなと思っている。

 それでもロックダウンすることで、事態が収束するのであれば、私は全然平気だ。前回の3ヶ月間のロックダウン生活の経験があるので、別に困ることもないと思っている。
 
 さあ政府がどう出るのだろう。1000人の感染者といってもほとんどがミャンマー人で、サムットサーコーンにいる人たち。(サムットサーコーンはすでにロックダウン済み)バンコクは、今日の発表では5人だ。首都がたった5人でロックダウンするのかと、日本から見るとびっくりされるかもしれない。でもタイ人はかなりコロナを怖がっていて、今日も、学生は自主的にかなり休んでいた。

 もちろんがん患者である私は、絶対にコロナにかかれないと思っているので、前回同様、かなり気をつけた生活を送ろうと思っている。友人に会ったり、食事をしたりするのも、当分お預けだが仕方がない。年末は、家族とZoom年越しかなあ。
 
 
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(世界肺癌学会議 IASLCの指針を参考に作成)

1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

※各がん腫に対する治療方針の詳細はESMOの診療指針を参照 (ESMOの了解取得済み):
https://www.esmo.org/guidelines/cancer-patient-management-during-the-covid-19-pandemi



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