今回の旅のハイライトであるクジラ岩(หินสามวาฬ)は、ブンカーン市内から車で30km弱のところにある。朝日が素晴らしいと聞いたので、朝6時に宿を出て車で向かった。プーシン森林保護区の中にあり、夜明け前から受付が開いている。入場料は無料だが、名前と電話番号を書く必要があった。(現在コロナのため、観光地はどこでも書かされる)
クジラ岩からは、日の出と日の入りの両方が見られるそうだが、実はこの公園受付が朝5時から夕方5時までなのだ。ということで、日の入りを最後まで見ることは無理だそうだ。
クジラ岩からは、日の出と日の入りの両方が見られるそうだが、実はこの公園受付が朝5時から夕方5時までなのだ。ということで、日の入りを最後まで見ることは無理だそうだ。

受付を済ますとピックアップトラックのお金500バーツを支払う。一台に7,8人は乗れるので、タイ人グループはそれくらいの人数で乗っていた。でも私たちは、夜明けに間に合うようにすぐ出発してもらう。
でこぼこ道を走ること約20分。かなり寒いが我慢できないほどではない。一番奥がクジラ岩のあるところらしい。ドライバーのおじさんが、まだ暗い中先導してくれる。
でこぼこ道を走ること約20分。かなり寒いが我慢できないほどではない。一番奥がクジラ岩のあるところらしい。ドライバーのおじさんが、まだ暗い中先導してくれる。
そして太陽が見えてきた。光に反射した雲が美しい。
下の写真で左側がお父さん岩、右側がお母さん岩で子どものクジラ岩には行けない。
お母さん側からお父さんクジラの上の写真を撮るのがベストらしい。
ひとしきり夜明けの写真を撮り終えると、ドライバーのおじさんが、私のiPhoneを渡してと言ってきた。写真を撮ってくれるらしい。おじさんの言う通りポーズをして撮った写真が以下のもの。中にはプロのカメラマンか?と言いたくなるほどの作品もあり、そんなドライバーさんに巡り合えた幸運に感謝しかない。
撮られているときは何をしているんだと思っていたが、
お父さんクジラを押している私か・・・
この写真をどうやって撮るのか、どなたかご存知なら教えてください。私のiPhoneはXRで最新型ではないのに、おじさん、どうやったんですか?

ちょっと場所を変えたら、なぜかホウキが置いてあり、おじさんが私にそれを渡した。それにまたがってジャンプしろと言う。つまり魔女になれってことね。
いやーこれはすごいわ。それほどジャンプしたわけではないのに、すごく飛んでいるように見える。おじさん、本当にプロ顔負けです。
これも、縦にパノラマ機能を使ったということだろうか。この後、他の場所で自分でやろうとしたが、横移動のパノラマ写真しかできなかった。

おじさんから返ってきたiPhoneにはかなりの枚数の写真があった。ここに載せたのは数枚だが、本当に素晴らしい写真ばかりだった。
「いつからここで働いているんですか?」
「もう5年くらいかな。」
「いつも写真を撮ってあげるんですか?」
「グループだと自分達で撮りたがるけど、2、3人だと撮ってあげるよ。」
「いつからここで働いているんですか?」
「もう5年くらいかな。」
「いつも写真を撮ってあげるんですか?」
「グループだと自分達で撮りたがるけど、2、3人だと撮ってあげるよ。」
ここで何人のドライバーさんがいるのかわからないが、全員のドライバーがこれほど写真を撮るのがうまいわけではないだろう。実際の後ろのグループのドライバーさんは、あまり写真を撮ってあげてはいなかった。おじさんの言う通り、人数が多いとお互いに撮りあえるし、タイ人は日本人より自分の写真を撮るのが好きだ。
象岩
この岩は何千年も前のものらしい
最初の受付に戻ったら、2時間半ほど経っていた。おじさんにお礼を言って、日頃ケチな私でもさすがにチップをはずんだ。まあ、3人だし(´∀`) 本当にこのおじさんでよかった。
去年(実際には2020年11月)、チェンライからプーチーファーというところへ朝日を見に行った。あの時は、美しい朝日と雲海が、これまでに見た夜明けで一番美しいと思ったが、今回で上書きされてしまった。これを書いているのは、北タイの旅行の後なので、その北タイ旅行でも朝日を見たのだが、やはりクジラ岩を上書きすることはなかった。だから今は、このクジラ岩から見た朝日や景色は、人生で一番美しい夜明けの景色だ。
ひとつだけ残念なことは、次女と一緒に来れなかったこと。コロナがなければ、2020年4月にここへ来るはずだったのだ。でもコロナ禍でも、ワクチンさえ打っていれば規制もなくタイ国内を旅行できるようになったのだから、それだけでもありがたいと思う。



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