先週は、クリスマス会のお手伝いで、3日間もシーカーアジアの図書館へ行った。特に日曜日は、午前中はいつものクロントイスラム にある図書館へ行き、顔なじみになった子どもたちのクリスマス会を手伝い、午後は、また違うスラムにある図書館のクリスマス会も見に行った。こちらは手伝いというより、見学していただけだが。
この図書館は、祝日以外はいつも空いていて、2人の先生が交代で詰めておられる。でも金曜日に行った時に、若い2人の先生が、今日で最後だと聞かされた。理由を聞くと、日本や国からの援助が減って、職員を削減しなければならなくなったそうだ。
ボランティアも、絶えずいるわけではない。中心的にやってくださっている方はおられるが、ライングループはあるものの、帰国してしまった人もいるようで、最近、図書館で他のボランティアさんに会うことも少ない。
この写真は、音読コンテスト。もちろん大きい子どもたちが上手なのだが、小さな子どもでも、先生が読んでくれるのを何度も聞いて、その子なりに覚えている。
今の私のタイ語力では、小学校に入る前くらいの子ども向けの本しか読めない。しかも発音が、あまり上手くないので、読み聞かせをしてあげることはできず、子どもと一緒に声を出して読むだけだが。でもこれは自分のタイ語の勉強にもなっている。
昨日のネットニュースで、中学校の先生にサンタクロースがいないことをバラされ、ショックを受けたという記事があった。中学生になるまでサンタクロースの存在を信じることができるのは、なんて幸せなお子さんなんだろうと思った。お母さんがものすごく努力されて、「嘘」をつき続けたおかげだろう。
実は、私は自ら次女の夢を砕いてしまった。娘たちが小さい頃は、私も必死で嘘をついて、サンタクロースがプレゼントを持ってきてくれると話していた。ある年は、娘たちが欲しがった「シルバニアファミリーの家」がなくて、仕方なく「森の学校」を買い、娘にはサンタさんからママの携帯(すでに使っていたので)に電話があったと話した。
「ママ、サンタさんは英語でお電話してきたの?」
「もちろんだよ。サンタさんは外国にいるからね。」
あの頃が懐かしい。子どもたちにもう1度小さくなってほしいと思うのは、すべての親の夢じゃないだろうか。
次女が小学校3年生の時、私たちはオーストラリアにいた。
「クリスマスプレゼント、何がいいの?」
「なんで、ママが聞くの?」と次女。
「えっ!!!」
「ママ!ダメ!」と長女。
長女は数年前の私の失敗(クリスマスツリーの下にプレゼントを置き忘れて、慌てて「サンタさんが場所を間違えたんじゃない?」と寝室に取りに行った)以来疑っていて、その上、学校でクラスメートから教えられたそうだ。でも優しい長女は、次女にはサンタさんはいると説明していたらしい。
それから長い間、長女から「ママが妹の夢をこわした」と非難され続けた。
でもサンタクロースを信じられるのは、豊かな生活をしている子どもたちだけだと思う。スラムの子どもたちに聞くことはしなかったが、あの子たちの家にクリスマスツリーがあるとは思えないし、親が子どもの好きなものを聞いてプレゼントを用意することも無理だろう。つまり子どもの夢でさえ、お金が必要なんだと実感させられる。
図書館に来た子どもたちは、シーカーアジア財団が用意したプレゼントを受け取って嬉しそうだった。子どもたちに些細な夢を与えるために、シーカーアジア財団のことをもっと知ってもらって、僅かでも寄付してくださる方が増えればいいと思う。

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この図書館は、祝日以外はいつも空いていて、2人の先生が交代で詰めておられる。でも金曜日に行った時に、若い2人の先生が、今日で最後だと聞かされた。理由を聞くと、日本や国からの援助が減って、職員を削減しなければならなくなったそうだ。
ボランティアも、絶えずいるわけではない。中心的にやってくださっている方はおられるが、ライングループはあるものの、帰国してしまった人もいるようで、最近、図書館で他のボランティアさんに会うことも少ない。

今の私のタイ語力では、小学校に入る前くらいの子ども向けの本しか読めない。しかも発音が、あまり上手くないので、読み聞かせをしてあげることはできず、子どもと一緒に声を出して読むだけだが。でもこれは自分のタイ語の勉強にもなっている。
昨日のネットニュースで、中学校の先生にサンタクロースがいないことをバラされ、ショックを受けたという記事があった。中学生になるまでサンタクロースの存在を信じることができるのは、なんて幸せなお子さんなんだろうと思った。お母さんがものすごく努力されて、「嘘」をつき続けたおかげだろう。
実は、私は自ら次女の夢を砕いてしまった。娘たちが小さい頃は、私も必死で嘘をついて、サンタクロースがプレゼントを持ってきてくれると話していた。ある年は、娘たちが欲しがった「シルバニアファミリーの家」がなくて、仕方なく「森の学校」を買い、娘にはサンタさんからママの携帯(すでに使っていたので)に電話があったと話した。
「ママ、サンタさんは英語でお電話してきたの?」
「もちろんだよ。サンタさんは外国にいるからね。」
あの頃が懐かしい。子どもたちにもう1度小さくなってほしいと思うのは、すべての親の夢じゃないだろうか。
次女が小学校3年生の時、私たちはオーストラリアにいた。
「クリスマスプレゼント、何がいいの?」
「なんで、ママが聞くの?」と次女。
「えっ!!!」
「ママ!ダメ!」と長女。
長女は数年前の私の失敗(クリスマスツリーの下にプレゼントを置き忘れて、慌てて「サンタさんが場所を間違えたんじゃない?」と寝室に取りに行った)以来疑っていて、その上、学校でクラスメートから教えられたそうだ。でも優しい長女は、次女にはサンタさんはいると説明していたらしい。
それから長い間、長女から「ママが妹の夢をこわした」と非難され続けた。
でもサンタクロースを信じられるのは、豊かな生活をしている子どもたちだけだと思う。スラムの子どもたちに聞くことはしなかったが、あの子たちの家にクリスマスツリーがあるとは思えないし、親が子どもの好きなものを聞いてプレゼントを用意することも無理だろう。つまり子どもの夢でさえ、お金が必要なんだと実感させられる。
図書館に来た子どもたちは、シーカーアジア財団が用意したプレゼントを受け取って嬉しそうだった。子どもたちに些細な夢を与えるために、シーカーアジア財団のことをもっと知ってもらって、僅かでも寄付してくださる方が増えればいいと思う。

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