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がんになっても地球旅行

病気には無縁と思ってた元バックパッカー、タイの大学で日本語教師をしていた2019年4月バンコクで肺腺癌(1A)手術。2022年6月に日本に帰国後もタイをメインに地球旅行に出かけています。

コロナ

まだ続く体調不良

 大晦日から2日までは、娘がいて気も張っていたのか、ときどき咳が出るという状態でした。でも3日の夜から鼻づまりと咳がひどくなり、眠れなくなりました。昨日熱を測ってみると37度の微熱。ということで、今日、近くの耳鼻科へ。

 コロナの後遺症というより、抵抗力が落ちて風邪をひき、鼻炎になっているとのことでした。まあ風邪をひくといつも同じような症状になるので、今日ももらった薬を飲んで、安静にしているしかないようです。

 今日から私も仕事が始まり、朝ひとつのレッスンをしました。でも生徒さんの都合で来週始まりのレッスンもあるので、今週はそれほどスケジュールは詰まっていません。とにかく早く体調を戻したいと焦っています。

長女のクリスマスプレゼント
白元アース「ゆたぽん」
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電子レンジであたためて
このカバーの中にいれます

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明け方までほんのり温かいです


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コロナ後遺症?

 土曜日にブログを書いていた時は、咳が続いているなあと思う程度だったのですが、昨日の朝、これまであまり経験したことのない症状に襲われました。
 
 寝る前に咳止めシロップを飲んで、夜中に起きたときは、まだ咳がでるなあと思っただけでしたが、朝5時ごろにひどい頭痛で目が覚めました。横になったまま少しウツラウツラしたのですが、6時半ごろに頭痛がもっとひどくなり、だんだん吐き気もしてきました。

 7時ごろ、吐き気を我慢できずトイレに行きましたが、前日夜8時ごろからまったく飲み食いしていなかったので、胃の中は空っぽで、胃液もろくに出てきませんでした。そのままトイレに突っ伏して10分。ようやくおさまって、またベッドに戻ったものの、15分ほどしてまたひどい吐き気に襲われました。

 次女が気づいて驚き、「病院、行った方がいいんじゃない?」とかなりあわてていました。吐き気がおさまって、Googleで「頭痛、吐き気」と検索すると、「片頭痛が一般的ですが、脳卒中、髄膜炎、脳腫瘍など命に関わる重篤な病気が隠れている可能性がある」とあって、私も急に怖くなりました。

 もう年末で最後の日曜日なので、救急で対応してもらえるかもわかりません。またネットで探して、「救急安心センターおおさか」に電話をすることにしました。ここは「救急車をよぶべきか」「病院に行くべきか」迷ったときに相談できる電話窓口(#7119または06-6582-7119)だそうです。

 電話をして相談すると、「救急対応している病院を紹介しますので、まず電話で問い合わせてください」と言われ、家に近いところを4か所教えてくれました。

 そのうち2か所は、救急の当直に内科がいないので、対応できないと言われ、1か所は、看護師さんが詳しく話を聞いてくれて、「まず、アセトアミノフェンを飲んでください。このまま吐き気が続くようなら、9時に内科の先生が来られるので、来てください(この時点で7時50分)。様子を見て、明日も状態が悪いなら電話をしてください」と言ってもらえました。

 結局、パラセタモール(アセトアミノフェン)を飲むと、頭痛がおさまり、吐き気もおさまりました。そしてそれ以後は、頭痛も吐き気もなかったので、今日も病院には行きませんでした。

 思い当たるのは、急に血圧が下がったためではないかということです。私はずっと低血圧気味で、タイに来るまでは上が100~110、下が60~70くらいが普通でした。タイに来て、日常体温も血圧もあがり、標準になったのですが、昔は、冬になると片頭痛に悩まされていたのです。

 コロナの後で、抵抗力が落ち、自律神経も乱れているために、急激な低血圧になったのか、それとも日本の寒さに体がついていかなかったのか・・・どちらにせよ、まだ本調子には程遠いようです。

 娘も身体が少しだるいままだというので、やはりコロナから完全に回復できていないようです。もう年末ですが、掃除ももうあきらめて、栄養のあって美味しいものを食べて、ゆっくり過ごそうと思います。
 
トラムの風景がメルボルン・・・
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メルボルンでキャッシュレス診療

 昨日の朝、羽田に到着し、2時間ほど待って伊丹空港に戻ってきました。予想していたとはいえかなり寒くて、あわててリュックからウルトラライトダウンを出して着ました。

 2年前のニュージーランドと釜山で熱を出した経験から、常備薬としてパラセタモール(アセトアミノフェン)を数日分持っていきます。今回は残っていたロキソニンも3錠入れてありました。二人とも熱が出た後は、それを飲んだので、高熱が続くことはなかったです。

 メルボルンに着いたのが日曜日で、もう熱は引いて気分もマシになっていたのですが、娘が心配して病院に行くべきだと言い、
今回もANAカードの自動付帯の海外旅行保険を使うことにしました。まずメルボルン中心にあるキャッシュレス診療ができる「Parmount Medical Crinic」のHPから月曜日午後の予約を入れました。ここには日本人女性医師がいるそうですが、クリスマス前でもう休暇に入っておられたようで、リストの一番上の先生を予約しました。
 
 それからカード会社に電話をかけて、予約をとったことを話し、キャッシュレスで診療してもらえる手配をお願いしました。でも月曜日の朝には平熱で、それほど体調も悪くなく、ただ時々ひどい咳が出ていたのです。娘ももう熱はないものの、少し気だるさがあると言っていました。
 
 クリニックはメルボルンの中心、Bourke Streetにあります。ショッピングモールの中の2階で、エスカレーターのところに大きな看板もあり、すぐわかりました。受付は日本人らしい女性が二人いて、やりとりはすべて日本語で、キャッシュレス診療の手続きも簡単でした。

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 3時半の予約でしたが、実際診察室に入れたのは3時50分ごろでした。リストの一番上の先生は年配の方で、とても優しそうな雰囲気でした。これまでの症状と、病歴、いつも飲んでいる薬などを聞かれました。すべて英語でしたが、もちろん必要であれば、受付の方が通訳をしてくださるそうです。

 喉を診るのは日本と同じでしたが、心音は背中からでした。その後、口の中、鼻の中をぬぐってコロナの検査。(PCRか抗原検査かは、確認していません)。結果は翌日電話で知らしてもらえるとのことでした。

 そしてもらったのがこの薬です。すべて、日本語での飲み方指示のシールが貼ってありました。右下の薬が抗菌剤で、これだけは飲み切り、それ以外は症状に応じて飲むように言われました。

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 結局、咳だけがずっと続いていて、右上のシロップを寝る前と咳がひどい時に飲んでいます。

 病院に行った翌日、私は少し咳が出るものの元気だったので、二人で往復180㎞ほどのドライブに出かけました。娘は身体が少しだるいと言って、私がずっと運転していました。

 検査結果は午前中と聞いていたのに、電話がかかってきたのは、午後1時過ぎ。娘が出ると受付の女性の声で「先生に代わります」というのが、聞こえました。「これって、やっぱりコロナ?」と運転しながらドキドキしていると、娘が返事をしていて、やはり陽性だったとわかりました。

 でもコロナと言っても、風邪症状とほとんど変わらず、ひどい熱が出たのも2日間だけでした。ただ発症から1週間経っても、やはり喉が少しいがらっぽく、時々咳が出ます。それと熱が下がって2日目に、Snickersというめちゃくちゃ甘いチョコレートを食べたとき、それほど甘いと感じなかったのです。でも香りは感じるし、他の苦みとか酸味も感じるので、強い甘みだけが鈍感になっていました。ただそれもすぐ元に戻りました。

 旅行は半分くらいしか楽しめませんでしたが、まあコロナの症状が軽かったのでよかったし、クリニックに行くという経験もできたので、そんなひどい結果ではなかったと思います。将来この旅行を振り返ったとき、娘と大笑いするかもしれません。 



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OMG オーストラリアでコロナに!

 全く予想していませんでした。娘が風邪をひくの珍しいと思いましたが、彼女も9月に引っ越し、就職と大きな変化があり、その後休みなく働いていたので、その疲れが出たのだと思っていました。そして私も、2,3日睡眠不足が続いて、風邪がうつったと思い込んでいました。

 コロナ禍をワクチン5回で乗り越え、その後も全くコロナにならなかった娘と私が、オーストラリアに旅行に来て、コロナにかかってしまうとは!娘が体調を崩したのが到着3日目だったので、彼女はニュージーランドの国内線か、オークランドからシドニーへの便で感染したようです。私たちはずっと車移動で、人混みも行っていないので、原因はやはり機内でしょう。

 でも症状はあまりひどくなく、風邪をひいたのと変わりませんでした。ただ熱は下がってもずっと軽い症状は続きました。二人の病状経過を書いておきます。

オーストラリア到着3日目
 娘 朝からだるそうで、だんだんひどくなり、夕方に測ると37.9度。ただ食欲はあり。
4日目 車で3時間移動
 娘 パラセタモールを飲んで寝たので、朝は37.4度。でもずっとだるそうで、夕方宿に着いてずっと休む。食欲はあり。
5日目 
 娘 熱が下がり、かなり元気になり、一日中観光に出かけた。
6日目 車で4時間半移動
 娘 また微熱が出て、夕方宿に着いてずっと寝ていた。
 私 喉がいがらっぽく、鼻水がかなり出てきた。
7日目 
 娘 微熱があり、一日中休む。
 私 1時間ほど街歩きと買い物をしたら、急に熱が出てきて、夕方、39.8度という高熱が出て、かなり汗をかき、ロキソニンを飲む。夜には38度台に下がる。
8日目 1カ所観光した後車で4時間弱移動。私がダウン気味で、娘が雨の中3時間運転。
 娘 熱はないがまだ少しだるそう。
 私 朝は平熱に下がっていたが、午後から37度台後半の熱。
 この日メルボルンに到着し、私も少し元気になっていたが、海外旅行保険を使って受診することを決め、オンラインで予約。

 そして翌日クリニックに行ったのですが、体調不良のピークは超えていたので、私はあまり心配もしていなかったのです。ただ娘は自分が熱を出した時点で、ちょっと冗談ぽく「コロナかもしれない、飛行機で咳してる人いたし」と言っていたのですが、私は100%ないと思っていました。

 実は、私は今シドニー空港のニュージーランド航空ラウンジにいます。私は世界一周の最後の2フライト(シドニー〜羽田〜伊丹)ですが、娘は今ジェットスターで関空にむかっているところです。彼女は今夜遅くには自宅に戻り,私だけ明日昼前に戻ります。
 
 この3日間は全く熱はないのですが、明日の体調によっては、日本でも病院に行くかもしれません。でも旅行中にコロナになり、この程度で済んだのは、ラッキーだったと言えます。

シドニー空港からMerry Christmas 
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がん患者が抱えるコロナ恐怖

 がんや何か持病を抱えている人にとって、健康な人よりコロナに対する恐怖は大きい。私は、切除手術を受けたが、幸いリンパ転移もなかったため、放射線治療などの必要もなかった。それでも、定期的(タイでは3か月ごと、日本は半年ごと)の受診が必要だ。

 コロナ禍がなければ、私は今頃日本にいて、検診を受けているはずだった。でも帰国できなくなったために、こちらの病院に予約を入れた。このところバンコクはほとんど感染者がでていないし、病院は完全予約制で、日ごろから待合室が密になることもないので、大丈夫だろうと思っている。

 昨日日本のニュースを見ていると、がん患者は感染でリスクが高まるのかということが取り上げられていた。インタビューに答えていた医師は、「すべてのがん患者で免疫カが落ちて、重症化が高いわけではない」「主治医としっかり相談することが必要」と答えられていた。

 また「感染が怖いので病院に行かない」とか「免疫力が下がるので、治療中断を考えている」という意見には、「感染リスクを実際より大きくとらえてしまい、がん治療をやめるリスクと比較できない恐れがある」とのことだった。

 私自身も肺切除を受けている身で、かなりピリピリしたロックダウン生活を送ってきた。でも重症化するリスクが高いのは、がん患者だけではない。タイではコロナで亡くなった人の個人情報をニュースで明らかにしてしまうのだが、これまで亡くなった人の病歴で一番多かったのは、糖尿病だったと思う。

 世の中はいろいろな情報にあふれている。海外にいる私でさえ、日本のニュースに精通している。ネット上には、ありとあらゆる情報があふれかえり、真実でないものもあるだろう。

 だから冷静に考えなければならない。そして紙に書き出してみることも、頭を整理するひとつの方法だ。メリットとデメリットを書き出して、自分にとってどれが一番いい答えかを見つけ出しやすくなる。
 
【ちょっとおまけ】
 免疫力をつけるには、栄養バランスのよい食事、適度な運動、充分な睡眠が必要だ。私は今、ほとんど自炊をしているが、30品目を取ろうとすると、ちょっと難しい。でも今日はランチをがんばったので、たぶん達成。

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 イワシのトマト煮のサンドイッチ(イワシ、トマト、キュウリ、オリーブマーガリン)
 ナスのキャビア風のオープンサンド(ナス、オリーブオイル、)
 ホワイトソースのオープンサンド(牛乳、薄力粉、玉ねぎ)
 アンチャンミルクティー (バタフライピーの乾燥させたお茶、牛乳)
 全粒粉食パン (全粒粉、バター 塩 砂糖 イースト)

 調味料を含むと、これだけで15品目くらいになるはずだ。パンは市販のものなので、材料はこんなものだろうと推測しただけだが。

 準備は10分ほど。というのは、ナスのキャビア風とホワイトソースは作り置きがあったし、イワシのトマト煮も缶詰だ。でもちょっとカフェ風ランチになり、自己満足の昼食となった。



(世界肺癌学会議 IASLCの指針を参考に作成)

1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

※各がん腫に対する治療方針の詳細はESMOの診療指針を参照 (ESMOの了解取得済み):
https://www.esmo.org/guidelines/cancer-patient-management-during-the-covid-19-pandemi



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3学会からがん患者向けの対コロナアドバイス


 朝、YouTubeで「おはよう日本」を見ていると(タイは2時間遅れなので、タイの7時にちゃんと7時のニュースが見れる)、がん患者向けの新型コロナ情報を、国内の3つの専門学会がウェブサイトで公開したとのニュースがあった。

 3つの専門学会とは、「日本癌学会」「日本癌治療学会」「日本臨床腫瘍学会」で、その3つのウェブページを開いてみた。5月12日付で公開されたとのことだが、「日本癌治療学会」のトップページには見当たらなかったが(私が見つけられなかっただけかもしれないが)、あとの2つのトップページからはすぐに見つかった。

 「日本臨床腫瘍学会」がん患者さん向けQ&A
 「日本癌学会」がん患者さん向けQ&A

 私もこのブログに書いてしまったが、岡江久美子さんが放射線治療後の免疫力低下のためにコロナが重篤化したということについて、ネット上にはそんなことはなかったという記事も出ていたし、医者の方の意見もあった。だから本当のところはわからない。

 タイは昨日、ロックダウン後初めて新規感染者ゼロといううれしいニュースがあった。来週には、また少し規制が緩やかになると言われている。でも昨日いつもの大型スーパーに行くと、入り口は一か所で、必ずマスクと検温のチェック。私の前の外国人はマスクをしておらず、その場で購入させられていた。そして一番の変化は、従業員が全員マスクとフェイスシールドをしていたことだ。

 タイは日本よりずっとコロナを抑えている。もちろん少し気が緩んでいる人も出てきて、車の交通量もかなり増えてきた。それでも、再開したレストランは徹底して消毒をおこない、一つのテーブルであっても仕切りを置いていたりする。

 私は相変わらずロックダウン中で、外出後の手洗いうがい洗顔、そしてアルコールジェルの消毒も欠かさない。やはりたえず片肺を切除しているという事実を忘れられないので、コロナへの恐怖も大きい。

 コロナ禍でなければ、私は日本に帰国して、ちょうど今頃大阪がんセンターで検診を受けているはずだった。でも飛行機はすべてキャンセルされ、一時帰国はあきらめざるを得なかった。そのため、いったん終わりにしようと思っていたBNH病院の検診を受けようと思い、メールで予約をいれた。2月に主治医の先生には、一応お別れのあいさつをしたのに、なんか変な気分だ。

 上記の各学会のサイトで日本臨床腫瘍学会を上にしたのは、こちらのウェブページのほうが、見やすいと思ったからだ。内容は同じだが、PCで見てもスマホで見ても、私はこちらの方が読みやすかった。

 生活のアドバイスとして、以下のことが書いてあった。(各学会HPより抜粋)
  • 電話やメールなどで身近な人と話したりして、できる限り連絡を取り合うようにしましょう。
  • 適度な運動やバランスのよい食事と睡眠、禁煙、節度のある飲酒を心がけて規則正しい生活を送りましょう。
  • 読書や料理など趣味を楽しんで気分転換をしましょう。
  • テレビやインターネットなどの情報を見過ぎないようにしましょう。
  • 心配や不安が強いときには医療従事者やがん相談支援センターに相談してみましょう。
 この中でひとつだけどうしても守れないことは「テレビやインターネットなどの情報を見過ぎないこと」。これは私には絶対無理だ。
 
 また臨床腫瘍学会の4月23日付のQ&Aも、わかりやすかったし、参考になることも多かった。特に「肺がんを例に、COVIT-19流行下におけるがんの検査や治療の考え方」という項目も、肺がん患者にはわかりやすく参考になると思う。 

(世界肺癌学会議 IASLCの指針を参考に作成)

1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

※各がん腫に対する治療方針の詳細はESMOの診療指針を参照 (ESMOの了解取得済み):
https://www.esmo.org/guidelines/cancer-patient-management-during-the-covid-19-pandemic 外部サイトへ移動




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