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がんになっても地球旅行

病気には無縁と思ってた元バックパッカー、タイの大学で日本語教師をしていた2019年4月バンコクで肺腺癌(1A)手術。2022年6月に日本に帰国後もタイをメインに地球旅行に出かけています。

シーカー財団

クロントイスラム のチャリティーコンサート ①

 11月22日に「ドゥアン・プラティープ財団」が主催するチャリティーコンサートが開かれた。ネット検索してみると、日本でもいくつかの新聞やネットニュースにも取り上げられていた。yahoo news

 このニュースだと日本の被災者支援のためだけのように書いてあるが、実は、タイも東北部ウボンラーチャーターニーでは、洪水のためにかなりの被害が出ていて、タイ各地から支援の手が差しのべられている。今回のチャリティーは、日本とタイ東北部のための支援だった。

865D995C-6B83-431D-AB73-6BB8BD6B6F0A プラティープ財団のあるソイ(小道)の入り口で、入場料20バーツ(70円)を支払う。そして色々な団体が、食べ物の屋台を出した。私がボランティアをしているシーカー財団は、日本式の餃子を売ることになった。

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 当日、3時ごろから準備にかかり5時ごろから売り出した。でも他の屋台を見ると、私も食べたいものがたくさんあり、競争相手が多すぎる。私は終了1時間前の7時半頃まで販売を手伝ったが、残念ながら在庫が残っていた。

 スラムに住み港で働く人たちの収入は、一日350バーツ(約1300円)から500バーツ(約1800円)だということだ。月収で5万円に満たない。そんな人たちが、自然災害で苦しんでいる人たちのことを思い、わずかでも寄付をする。

 以前にも書いたがプラティープ財団創立者のプラティープさんのパートナーは日本人で、またシーカーアジア財団も曹洞宗ボランティア会から生まれたものなので、スラムの人たちは、日本にとても感謝してくれて親近感も持ってくれている。だから2011年の東北大震災の時も、スラムで寄付が集まり東北に送られた。

 でも何よりもタイ人は国民の94%が仏教徒で、「タンブン(徳を積むこと)」の意識が高い。日本人が神社で入れるお賽銭の額も、5円から100円くらいらしいが、タイ人は、お参りセットに20バーツ(70円)出して、それとは別にお賽銭も入れる。タイ人の収入から考えると、日本人のお賽銭は少なすぎると思われそうだ。

 豊かな国の日本に生まれ育った私なのに、時々、タイ人を見て自分が恥ずかしくなることも多い。もちろん日本には、タイよりも素晴らしい面もある。でも、タイの庶民の生活を見て、自分の子ども時代を思い出すことも多い。私が育った大阪の下町は、人々の優しさも、ごみごみした感じも、今私が住んでいるところに似ているように思える。

 前にも書いたが、クロントイスラムは全然怖いところではない。人々は優しくて、貧しくても笑いながら精一杯生きている。私もそこで、少しは役にたてていると思いたい。


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クロントイスラム

 私が初めてクロントイスラムを訪れたのは、もう30年くらい前になる。独身時代は毎年タイに来ていて、ある年、日本人ボランティアの方に「プラティープ財団」に連れていってもらった。そこでプラティープさんと結婚されて間もない秦辰也さんにお話を伺った。

 その時にスラムの中を案内していただいたが、本当にショックだった。水路の上に、板が通してあるだけの通路は、腐りかけたところも多く、歩くのも危ないと思ったし、匂いもひどかった。でも、遊んでいる子どもたちの笑顔は明るかった。

 タイに住み始める前年の2016年8月、再び「プラティープ財団」を訪れる機会があった。その時もスラムの中を案内していただいたが、私の記憶とはかなり変わっていた。確かにまだまだ貧しい暮らしをしている人は多いが、スラムの中心の通りは他の町とあまり変わらず、昔とは大違いだった。

 タイに来る前から、何かクロントイスラムでボランティアをしたいと思っていた。1年目は仕事に慣れるまでそれどころではなく、2年目は問い合わせをしたものの、授業数が前年よりも増えてしまったため、そのゆとりがなかった。

 そして今年、日本から戻ってすぐ去年に問い合わせをした「シーカー財団」にメールをした。今回は、すぐに話を聞きに行くこともでき、6月終わり頃から週1回をめどにボランティアに出かけている。

 ボランティアと言っても大したことをしているわけではなく、一番多いのは、図書館で子どもたち過ごすこと。子どもたちは容赦無くタイ語で話しかけてくるので、いつもしどろもどろになる。でもタイ人の先生方は、私にもわかりやすいようにゆっくりと話してくださる。



 図書館にはいろいろな人がボランティアに来ている。タイに住んでいる日本人だけでなく、いろいろな国の人もやってくる。この写真の時は、ちょうどフランス人学生がインターンシップとして参加していた。

 これは大きな絵本を使った読み聞かせで、子どもたちの大好きな「大きなかぶ」。先生の話し方が本当に上手で、私もすでに何度か聞いているが、いつも楽しい。

 タイ人の中にも、まだまだスラムに偏見を持つ人は多いという。タクシーも乗車拒否をされることも多いらしい。タイ人の同僚にボランティアのことを話してみたが、クロンとイスラムには行ったことがないと言われた。

 子どもたちは昔と同じように、誰にでも明るい笑顔を向けてくれる。私ができることは限られているけれど、これからもずっとその笑顔を見に行きたいと思う。

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