2020年の始め、今のような生活が待っているなんて、だれ一人思わなかっただろう。私も年末に高熱を出したにもかかわらず、ホーチミンに遊びに行き、元旦にバンコクにもどり、2日には熱がぶり返し。それにもかかわらず週末にこのファームのツアーに出かけた。
この記事は、ずいぶん前に書き始めていたが、コロナ騒動で中断したままほっていた。でもまた観光に行ける日が戻ってくることを信じて、楽しかったジムトンプソンファームのことを、きちんと書いておきたいと思った。
タイは12月と1月が一番過ごしやすい。一応一番寒い季節と言われているが、日本人には寒いには程遠い。この時期にタイのいくつかの場所で、ひまわり畑が満開になる。そのひとつ、ロッブリーには、タイの国鉄が「ひまわり列車」を走らせているので、ファランポーン駅から往復できると聞いていた。でもチケットはすぐ完売するそうで、しかも電話で申し込んで、翌日買いに行かねばならないそうで、結局今年も断念した。
すると友人から「ジムトンプソンファーム」でもひまわり畑が見られると教えてもらった。その上バンコクの旅行会社が、毎年日帰りツアーをおこなっているとのこと。慌ててネットで検索すると、私も使ったことのある会社で一人990バーツ。友人と4人で申し込むことにした。
ジムトンプソンと言えば、タイの有名なシルクブランド。タイに来たことがある人なら誰でも聞いたことがあるのじゃないだろうか。ジムトンプソンは、アメリカ人実業家で、第2次世界大戦が終わる直前にタイに来て、そのままタイに住み着いた。そしてタイシルクを世界的に有名にし、「シルク王」として名前を知られるようになった。でも1967年にマレーシアのキャメロンハイランドで失踪したまま今に至っている。
バンコクには、ジムトンプソンの直営店、支店、アウトレットがある、彼が住んでいた家は、ジムトンプソンハウスという博物館になっている。ジムトンプソンハウスは、日本語ガイドもいるし、ショップ、レストランとあり充実している。でもファームがあることは全然知らなかった。
申し込んだ日は、公開最終日前日の1月4日土曜日。実は、私は風邪のため声が全くでなかったときだ。当日朝6時30分に、ターミナル21に集合。早い!・・・近くに住む友人とタクシーで向かったら、道路はガラガラでとう6時過ぎに着いてしまった。でもすぐに参加者らしい人が集まってくる。さすが日本人、遅刻はしない。

バスの中は日本人ばかりなので、まるで日本に帰ったような気になる。はっきりと何人いるか数えなかったが、バスの7割ほどの席が埋まっていたように思う。
行きは思ったより道路が空いていて、ファームに着いたのは10時半ごろだった。

ツアー料金に入場料は含まれているが、大人180バーツだそうだ。
園内はかなり広く、5つのエリアに分かれている。歩いて回ることはちょっと無理だ。でもかわいいシャトルバスがあり、一方通行で一周している。
残念ながら、このひまわり畑のところでバスを降りることはできなかった。でも歩くには中途半端な位置にあるので、時間制限のあるツアーではゆっくり歩いてみることは難しいかもしれない。
食事は、イサーン地方のレプリカがあるエリアに、屋台村のようなところがあり、最後のエリアにはピザやステーキがあった。そのエリアは、農産物やジムトンプソンの商品の販売所もあった。でもこの写真は、入り口近くの販売所。
帰りのバスはかなり渋滞にかかってしまい、ターミナル21に戻ってきたのは、もう夜9時前になってしまった。でも本当に天気は良く、それほど暑くもなく、気持ちのいい一日だった。今となっては、あの平和なのどかな一日が遠い昔のことのように思える。
今年のひまわりの季節に、タイに世界中から観光客の人が来て、花の美しさを楽しめるようになることを心から祈っている。

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