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がんになっても地球旅行

病気には無縁と思ってた元バックパッカー、タイの大学で日本語教師をしていた2019年4月バンコクで肺腺癌(1A)手術。2022年6月に日本に帰国後もタイをメインに地球旅行に出かけています。

ストレス

見えないストレス


 タイの新規感染者はひとけたが続き、少しずつ規制も緩和されてきた。観光客に人気のチャトチャック・ウィークエンドマーケットも今日5月9日に再開された。もちろんマスク着用と入口の検温と手の消毒は必須だ。でもこれはもう日常の風景になっている。お店の人数制限はあるし、飲食の場合のルールも厳しい。

 同じく大人気のラチャダ―鉄道市場も5月15日から再開されるそうだ。ここもいつも外国人観光客があふれかえり歩くのもたいへんだが、再開されても地元の人だけなら、三密は避けられるかもしれない。
 
 これまで閉鎖されていた近くのオープンマーケットも再開されたようだ。昨日近くをバイクで通ると、かなりの人込みだった。ここは生鮮食品や雑貨も売っていて、地元の人に人気の場所だ。一瞬寄りたい気持ちになったが、結局通り過ぎた。

 バンコクは5月3日から、規制はあるものの店内の飲食が可能になった。ただ家族で行ってもひとつのテーブルに2人しか座れなかったり、しきりがあったりするので、なんだか不思議な感じだ。

 これで友人と会ってコーヒーを飲むくらいは可能になった。友人たちも、家族とだけしか会わない生活を6週間以上続けている。私は一人暮らしなので、他人と直接話をする機会はとても限られている。お互いラインで話をしているので、ずっと体調は大丈夫だとわかっている。

 なのにまだ友人を誘う気持ちになれないのだ。バンコクではもう何日も新規感染者はでていないので、周りに感染者はいない可能性は高い。でも症状のでない感染者がいる可能性は残っている。

 コロナに感染する恐怖だけが理由じゃないとわかっている。このロックダウン中、私はかなり規則正しい生活をしている。毎日やることを決め、ノルマが達成できなかったら、数日内に調整する。でもそれがストレスの原因になっている。

 そして一番大きなストレスの原因は、人との対面の会話がないことだ。もちろん家族や友人とは、定期的にラインではなしているし、ラインの使えない母には、週2回電話している。寂しさは感じないが、心の奥底に、なにか暗いものが少しずつ膨らんでいくのを感じる。

 そんなストレスが、一歩前に進む気持ちをなくさせる。そしてこの2週間ほどは、ものすごく寝つきが悪くなってしまった。去年の手術後の生活は、もっと制限があったが、先が見えた。日本への一時帰国という大きなご褒美があった。どんなニンジンを鼻先にぶら下げれば、前向きになれるのか自分でもわからない。

 ただ、私のストレスなど全然たいしたものではない。世界中で先の見えない戦いと戦っている人がいるのだ。そんな方たちに感謝しながら、自分のできる一日を過ごしていかなくては。



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がんとストレス

 この表題でググってみると、数え切れないほどのサイトが出てくる。「ストレスはがんの重要な原因の一つとされている」とかなりのサイトには書いてあるが、2017年の「アゴラ」の記事で「ストレスがあるとガンになるという説はウソである」というものがあった。

 これによるとタバコ会社が「ストレス」と「がん」との関係があると情報操作をして、タバコを吸うとストレスが発散できると思わせるためだったらしい。でもそれはがんになる前の話で、ストレスよりもタバコや発がん性物質を体内に入れる方が、よっぽどがんになりやすいということだ。

 いったんがんになってしまった人には、やはりストレスをためない方がいいというのは真実だろう。 

 そして現在の私は、実はこの2年半の中で一番仕事のストレスを感じている。日本での仕事生活は、ストレスもひどかったが、身体的に限界が来ているような状態だったので、退職してタイへ来た。それに比べると、収入は激減したものの、労働時間は半分以下、ストレスも少ない生活のはずだった。

 日本語を教えるという私の職場は、タイにありながら微妙に日本社会であり、でも色々なシステムや考え方はタイであるという状態だ。その中に、日本社会ではやっていけないと感じ海外に出て来た人と、純粋にタイに住みたいという思いだけで来た人、2、3年海外で経験をしてみたいと思っている人と、様々だ。

 私は日本社会で30年以上働き、それに順応して来た。時間外労働が月80時間を超えるような仕事でも、誰かがやらなければ仕事は終わらないと思って、頑張ってきたつもりだ。そして周りもそんな人が多くいて、残念ながら現職死をされた人もいる。それは絶対におかしいことだともわかっている。

 タイは「マイペンライ」と言って、なぜか何とかなることも多いのだが、予定がコロコロ変わったり、自分の仕事をすればOKと思う人たちの中で、日本の常識というか習慣を捨てきれない私は、かなりイライラしている。

 がんになって、改めて、なぜ仕事をしているのだろうと考えるようになった。私がやりたいことは、今の仕事を続けることではないとも感じるようになった。 

 がん予防として、毎日の心がけを載せているサイトがあった。規則正しい生活や、適度な運動は当然だが、「一日10回以上、感謝の心を持ち、ありがとうと言いましょう」 とか「1日5回以上笑いましょう」と書いてあった。

 10回以上の感謝の心、これをすっかり忘れているような気がする。一人で暮らしていると、職場以外で話をする機会が少ないので、感謝する機会も少ない。もちろんちょっとしたことで「コープクンカー」とタイ語でいうことは多いが、心から感謝しているのか、自分でも疑問に思う。

 感謝の心を持てば、笑顔になれるし、がんの再発予防になるのであれば最高だ。実は来週に日本に一時帰国するのだが、久しぶりに会う家族に感謝を伝えよう。 

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