ということで、ブログの中でも何度もお世話になっている「Bな日常」のかりびーさんに会いにいくことにした。ブログを通じて知り合って、バンコクに住んでいる間に何度かお会いして、映画を見たり、お寺に行ったり、おしゃべりして美味しいものを食べたり。そして私がチェンマイにいる間にも遊びに来てくださった。
今回のお出かけも、近いうちにかりびーさんがブログを書いてくださるはずなので、そちらでお任せしたいと思う。だから私はかりびーさんとお会いする前のことについて書いておこう。(まあブログは日記がわりと思っているので)
久しぶりにアユタヤまで列車に乗った。アユタヤへは何回も行っているが、列車で行ったのは4年前次女が遊びに来た時以来かもしれない。以前住んでいた場所はファランポーンまで近いので、いつもそこから乗った。でも今はホアイクアーンのあたりなので、MRTでバンスーへ出る方が早い。
確かファランポーン駅は廃止予定と言われながら、短距離列車はまだそこから出ているらしい。さてアユタヤへ行く列車はどうなんだろう。
ということで、タイ国鉄のHPから北部線のスケジュールをダウンロードした。アユタヤは東北線も通るが、ロッブリーは北部線だけなので、こちらだけを参考までに載せておく。
時刻表の駅名は、ファランポーンが กรุงเทพ クルンテープ、以前からあるバンスーがバンスージャンクション ชุมทางบางซื่อ、新しいバンスーはクルンテープアピワット กรุงเทพอภิวัฒน์ となっている。これを見ると普通列車はファランポーンから出発し、バンスージャンクションを通るということか。
と知ったかぶりのように書いているが、実はアユタヤへ行く前は、ここまで調べなかった。簡単にバンスーとアユタヤ間の列車の時刻だけを見て、10時3分発でバンスーから乗ろうと思っただけだ。
これまでバンスー駅(新旧とも)を利用したことがないので、MRTの駅からすぐなのかもわからない。それで少し早めに家を出た。
MRTを降りて、表示がバンスーセントラルとバンスージャンクションとあったように思う。あまりわからないので、人についていくと、バンスーセントラルのビルの中に入っていき、そして切符売り場を見つけた。
それが9時15分ごろだった。私がアユタヤまでと言うと、「次は10時3分の普通列車だから、向こうのバンスージャンクションへ行ってね」と言われた。
「向こうの駅ってどこから行くんですか。」
「そこをまっすぐ行って、左のドアをでればわかるわよ。」
懐かしい20世紀の駅だ
線路は並行して走っている
新バンスー駅には売店らしきものはなく、しかも出発直前までホームに上がれないらしい。でもこちらの駅は、ずらりと食べ物屋が並んでいて、ちゃんと豆でひいたコーヒーも売っていた。
コーヒーを買ってベンチに座って間もなく、列車がやってきた。時間を見ると9時55分。列車の行先はピサヌローク。「えっこれだよね、でも早すぎない?」と不安になり、隣にいた人に「アユタヤに行きますか?」と聞くと、その人も知らないらしく、その隣の軍人さんに確認してくれた。
乗り込んで、コーヒーを少し飲んで待つ。列車はまだ出ない。そして10時3分にちゃんとバンスージャンクションを出発した。
列車内は満席ではないが、外国人の姿もちらほらある。窓から風が入るし、扇風機も回っているので、暑すぎることもなく割と快適だった。
時刻表の到着時間は、11時27分。もうこれは奇跡としかいいようがない。これまで何度かタイの列車に乗ってきたが、定刻に出発することも、到着することも一度もなかった。こんなことがあるんだと、本当に驚いた。JRみたいじゃない。
さて旧市街へは川を渡らなければならないが、その渡し船は以前5バーツだった。それが10バーツに値上げ。もちろん高くはないのだが、バンコクからここまで列車で1時間半で14バーツなのに、たった3分の船が10バーツか。
かりびーさんとは、夕食をご一緒させていただくので、それまではフリー。昔泊ったことのある、遺跡からすぐのところにあるゲストハウスへチェックイン。
まあまあきれいだし、シャワーのお湯も十分熱くなった。エアコンの効きもよかったので、遺跡まで600mというロケーションから考えるといい宿だと思う。ただ今回は夜12時ごろまで、近くのバーの音楽が聞こえてきたのがちょっと残念だった。