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がんになっても地球旅行

病気には無縁と思ってた元バックパッカー、タイの大学で日本語教師をしていた2019年4月バンコクで肺腺癌(1A)手術。2022年6月に日本に帰国後もタイをメインに地球旅行に出かけています。

トレッキング

トレッキング3日目、ようやくハッピー!

 2日目の夜も、大部屋ごろ寝で、トイレ真っ暗闇の中と前日と同じ状況。また睡眠導入剤を飲んで寝たので、たぶん2時ごろまで眠れたが、トイレのあと2時間ほど寝れなかった。まあでも最終日は歩かないと聞いていたので、暗闇の中でじっとしていた。

 前日の雨とは打って変わって、日差しがきついほどのいい天気。今日はいかだ下りなので、全員水着を着ている。私もしっかり日焼け止めをぬり、水着の上にパーカーを羽織った。

 いかだに乗るときに、荷物やくつはくくりつけ、貴重品とスマホは防水バッグにいれてくれた。だから私の写真はなく、スイス人の女の子が撮ってくれたビデオからのショットのみ。
のんびりとメーテーン川をくだっていく
この1番前に私が座っている

ラフティング

 10人のグループなので5人ずつに分かれ、ガイドさんともう一人の若い男の子が船頭さんになってくれる。メンバーのうち2人は、漕ぎ手になるが、私たちはずっと座ったままで若い子に任せていた。

 いかだなので、水は入り放題。だから腰のあたりまで濡れてしまった。でも水着だし天気もいいので気にならない。

 1時間に一度は休憩が入り、そこで若い子は水遊びをしていた。でも私はそれを見ているだけ。でものんびりと時間が過ぎていくのが心地よい。

 3時間近くいかだ下りを楽しんで、シャン族の村に着いた。シャン族はミャンマーのシャン州に住んでいた人たちが流れてきたそうだが、チェンマイにもシャン族のお寺や居住地、レストランもある。首に輪をつける首長族もシャン族だ。

 昼食の後、象キャンプへいった。このあたりはたくさん象キャンプがあり、私たちが行った「Boonlert Elephant Camp」を検索してみたが、出てこなかった。スマホは、時々しか電波が入らないので、GPSの記録も残っていなかった。

 まず象のえさを用意する。バナナの太い茎の部分とさとうきびを適当な大きさに切る。

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 オスとメスのペアがいて、オスはわがままなのか、サトウキビばかりを欲しがる。

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 食事が終わったら川へ水浴びへ

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 この後、みんな川に入って、象に水を浴びせかけて楽しんだ。でも全員スマホを置いて、川の中に行ったので、写真が一枚もない。ガイドさんが、象と一緒の集合写真を撮ってくれたが、今のところHPにもアップされていない(泣)。

 象はせっかく水浴びをしたのに、川を出てから、またこの泥水を体に自分でかけている。なぜなのか理由を聞いておけばよかったが、疑問のまま。

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 川遊びでかなり濡れたが、この日は天気がよかったので、帰りのソンテウに2時間ほど乗っている間に乾いた。他のメンバーは全員トレッキング会社に荷物を預かってもらっているそうで、そこまで取りに行ったあと、次のホテルまで送ってもらった。私たちは旧市街のお堀の外側なので、最後だったがコンドまで送ってもらった。

 そうこの日は、ほとんど歩く必要がなく、のんびりとジャングルの川下りと象とたわむれて、ハッピーな気分だけで終わるはずだった。でも実はちょっとしたアクシデントがあり、翌日の夫婦ケンカの元にもなったのだ。

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トレッキング2日目、まさかの大雨にあう!

 さて2日目だが、やはり誰かが動き出すと、すぐ目が覚めてしまった。4時間も寝ていないかもしれない。でもまあ荷物を片付けて用意をする。

 朝食後の出発は9時過ぎだった。昨日、私がへばっているのを見たスイス人カップルが、「いつでも荷物を持ってあげるから、疲れたら言ってね」と声をかけてくれた。そのスイス人の女の子は、山の中を歩くキャンプガイドのボランティアをしていて、これくらいのトレッキングはお手の物だそうだ。

 オランダ人の女の子も、インドネシアやマレーシアでもトレッキングに行ったことがあるとのことで、本当に荷物も少ないし、足取りも軽やか。ニュージーランド人カップルもフランス人カップルも、慣れた感じで、本当に私だけがへとへと感を出している。

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 どのあたりかもわからないが、ガイドさんが止まった場所で、小さい木が地面に刺さっているように見えた。でもよく見ると十字架になっているものがある。実はここは、名もなき人たちのお墓だという。いつの頃のものかもわからないが、どんな人たちが眠っているのだろうか。

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 PM2.5の原因となる野焼きは、政府が禁じていて見つかったら罰金もある。でもこの山の中に住む人たちにとって、焼き畑農業は生きる糧でもある。ここは、自然発火か野焼きの後かはわからない。でも他にも地面から少し煙がでているところもあったので、自然発火も多いのだろう。

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 天気が良く、平坦な道だとトレッキングも楽しい。でもお昼前にはくたくたになり、最後の30分ほどはスイス人の男の子が私のリュックを持ってくれた。

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 そして午後、もう写真など撮っているゆとりはない。ひたすらうつむきながら歩いていく。午後も3時間ほどと聞いているので、つい時間があとどれくらいかと時計に目が行く。たぶん、午後3時過ぎだったと思うが、急に遠くの方で雷のゴロゴロする音が聞こえてきた。

 ガイドさんが「雨が降るからちょっとがんばって急ごう」と言った。でもすでに疲れている私はペースを上げるのは無理だよ!と思っているうちに雨が降ってきた。

 トレッキングの案内には、今の時期、雨具は不要とあったが、夫は傘を持っていたし、私は100均のレインコートを持ってきていた。残りのメンバーも、まったく用意をしていなかったのは2人だけだった。

 そしてどんどん雨脚がひどくなる中、もう声を出すこともできず、必死でみんなについていった。ランニングシューズは泥まみれになり、レインコートのない足首から下はずぶぬれだ。それに前のボタンの隙間から水が入り込んでくる。

 雨の中1時間歩いて、ようやくこの日の宿になるラフー族の村に着いた。前日泊まったカレン族というのは、タイでもかなり人口の多い山岳民族だが、このラフー族はかなり少なく、ほとんどがチェンライからメーホンソンのラオス、ミャンマー国境に暮らしているそうだ。

 着いたときはもうみんな膝から下はどろだらけで、2か所しかない水シャワー(というよりホースがあるだけ)を順番に浴びた。寒いのだが、もうそんなことも言ってられない。どろんこの衣服は洗う場所もないので、ビニール袋にいれてリュックにつめる。水分を含んで重くなっている・・・。

 2日目の夜なので、かなりみんなと打ち解けていろいろなことを話した。一番驚いたのは、ヨーロッパの物価高。アメリカはとんでもなく高くなったと聞いているし、ニュージーランドも12月に行って実感した。でもフランスもオランダも、ウズベキスタンが侵攻されて以来、一気に物価があがったそうだ。

「コロナ以降に物価があがったんじゃないの?」
「それも少しはあったけど、それよりウズベキスタン製品がこれほど生活に入っていることにびっくりしたわ。これまであったものが全然なくて、フランス製だと1.5倍以上するのよ」とフランス人女性。

 スープ、サラダ、メイン、グラスワインの食事がいくらくらいかという話題になったが、フランスやオランダで40ユーロ(5700円弱)はすると言っていたし、ニュージーランドも少し安い程度。そう考えると日本が一番安いのではないだろうか。

 ロシアが世界にもたらしている被害は、目に見えないところにもたくさんある。遠く離れた日本でもガソリン代や電気代が一気に上がったけれど、ヨーロッパはもっと切実だ。

 私は前日よく眠れなかったので、他の人たちより早く寝床へ行った。「お休み」とあいさつすると、「本当によくがんばったよ、あなたくらいの年の人だと、あんなに歩けない。明日はもう歩かないから大丈夫」とみんなで慰めながらほめてくれた。
 そう後は、いかだ下りをして、象を見に行くだけのはず!

翌朝、ラフ族の家から見えた景色

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トレッキング一日目、すでにつらい

 初日はコンドからピックアップしてもらえるとのことで、8時半から駐車場で待っていた。でも9時になっても来ない。電話をすると、駐車場には入ってこれないとのことで、通りに出て待つように言われた。

 私たちが最後のピックアップになったようで、ソンテウにはもう8人の外国人が乗っていた。スイス人カップル、フランス人カップル、ニュージーランド人カップル、一人参加でフランス人とオランダ人女性、そして私たちで10人グループだ。一人のフランス人女性は40代以上に見えるが、残りの人たちはどう見ても20代から30代。

 最初に市場に寄ると言っていたが、どこの市場か聞いていない。でも車は北へ向かっている。たぶんパーイヘ行く道と同じだなあと思っていた。行ったのはメーマーライ市場だった。ここで水と非常食になるお菓子を買ったが、結局お菓子は一度も食べなかった。

 そして次に向かったのが、モークファー滝。ここは来てみたいと思っていたのでちょうどよかった。

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 ここではたくさんのタイ人や外国人が水遊びをしていた。私たちはこれからトレッキングに向かうので、水着に着替えるのは面倒だと、グループの誰も泳がなかった。

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 タイの滝は滝と言えないようなものも見てきたが、ここは本当に迫力のある滝だった。滝つぼの中に入ることもできるので、ここだけ遊びに来るなら、入ってみたいと思った。

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 昼食後にいよいよトレッキング開始。場所ははっきりわからないが、ドーイチェンダーオ国立公園の中のようだ。ガイドさんはカレン族の男性。山の中に入ると、どこが道かわからないようなところがたくさんあった。

どうなっているのかわからない木

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これも何の木だろうか

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山の中でPM2.5は少しマシなのか、空も青いし木漏れ日もきれいだ

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 さて、まだ初日で少し写真を撮るゆとりもあった。でも実は標高1700mのカレン族の村に向かっているので、そこそこ登りはきついし、登ったと思ったら下りもある。道も落ち葉や石でかなり歩きにくい。

 メンバーのうちカップルが私たちを含めて4組。みんな若いが、見ていると男性がちゃんと女性を気遣っているのがわかる。なのに夫は私を気にしているのかどうかわからない様子で、淡々と歩いていく。

 はっきり言って私はこのメンバーの中で一番どしろうと。だからちゃんとそう扱ってよと夫に言いたい。上りの時は後ろから、下りの時は私の前にいるべきじゃないの?だって、母と階段や坂道を歩くとき、私はそうしてるよ!

 下りで怖くなったので、前に行ってと夫に言ったが、他の男性のように、滑りそうな石のところで手を出すわけでもない。歩きながら、ますます腹が立ってきた。

 まあでも平坦なところだと景色を楽しむゆとりも出て、まあそろそろ限界が近いと思ったころ、カレン族の村に着いた。

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こんな木造の高床式の家ばかり

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泊まった家から見える景色

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 泊まったのはガイドさんのお姉さんの家らしい。この子はガイドさんの姪っ子。まだ学校に行く年齢ではないので、タイ語はわからないようだ。子どもたちは家ではカレン語を話し、学校でタイ語を習う。

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 この村の人はクリスチャンだそうで、これが教会。他の家と比べると、立派な建物で、最初は何だろうかと思った。

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 ガイドさんは、私たちが3時間弱かけて歩いた道を、小学校へ行くのに毎日往復4時間も歩いて行っていたそうだ。以前見た「世界の果ての通学路」という映画を思い出したが、乾季はともかく雨季にあの道を歩くのは、かなり危険ではないだろうか。

 ただ今は、月曜に親がバイクで学校まで連れていき、金曜日に迎えに行くそうだ。つまり子どもたちは小学生でも寄宿生活をしている。村の中に、小さな子ども、お年寄り、女性しか見かけなかった。男性たちは、ほとんどが出稼ぎに行っている。

 そして私たちのような観光客からの収入は、宿泊と食事を提供する家が40%を受け取り、残りは村の収入になるそうだ。そのためか、私たちが村の中を散歩していると、身体が不自由なおじいさんが出てきて、私たちの手を取って何かを言ってくれた。言葉はわからないが、おじいさんはとてもうれしそうだった。

 村には国の事業で電気も通っている。でも限られた電力なので、食事をするところも、大部屋の寝室もかなり暗い。当然スマホの充電はできない。夜中にトイレに行くためには、本当に真っ暗闇の中、懐中電灯を持って、外にあるトイレに行かねばならない。

 大部屋にはダブル4つ、シングル2つの蚊帳と布団がセットされていて、一応蚊帳に入れば着替えても外からはっきり見えない。でもそんな大部屋のごろ寝状態に慣れていない私は全然眠れず、夜中の2時ごろトイレに起きた夫にそう言うと、睡眠導入剤を持っているとのことで、それを飲んだ。そして4時間ほど眠ることができた。

 1日目もつらかったが、もっと大変な一日が次にやってきた。


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チェンマイのトレッキングを舐めていた

 夫とは趣味嗜好がかなり違っていて、一緒に何かをすることが少ない。でもかろうじて彼の一番の趣味であるトレッキングには2回つきあったことがある。

 1度目はもう17,8年前だろうか。確か娘たちがまだ中学生だったような気がする。ニュージーランドの南島には有名なトレッキングコースが3つあり、その1つにチャレンジしたのだ。1番有名なのはミルフォードトラックだが、ここは4泊しなければならず、3泊4日のルートバーントラックにした。

 入山には前もって登録し、山小屋も予約しなければならない。家族全員が休めるのはお正月だったので、ちょうど1月1日から3日までの日程だった。娘たちも私もそれまでに何度か歩く訓練をして、全員が登山用リュックを背負って挑んだ。

 これは本当に素晴らしい経験だった。3日間とも天気に恵まれ、娘たちも元気満々で歩き続けた。私もまだ40代だったから、疲れたとはいえ、それほど辛くなかった。

 2回目が4年前のがんの手術の直前。がんが発覚する前から友人家族と一緒に計画を立てていたネパールアンナプルナへのトレッキングだった。これは4泊5日だったが、ネパールはシェルパーさんがほとんどの荷物を持ってくれるので、行程はきつくても荷物の負担はない。しかも山小屋と言ってもホテルなので、シャワーもあるし、簡易なベッドもある。

 確か3日目にかなり膝が痛くなり、ちょうどコースの中では一番大きな村に着き、そこでサポーターを買った。山に慣れていない私は、下りの時の力の配分がうまくなくて、つい膝に負担がかかってしまうのだ。でもそのサポーターのおかげで、残りの行程も乗り切った。

 今回のトレッキングは、それほど大変だと思わずなめていた。トレッキング会社のオーナーは、「それほど大変じゃないよ。ランニングシューズで十分」と言ったので、まさかサポーターがいるとは思わなかった。

 私が利用した会社は Chiang Mai Trekking with Piroon という。チェンマイ門から歩いてすぐのところにあった。チェンマイ、トレッキングと検索したら、すぐにここが出てきたのだが、いい旅行社だと思う。
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 ウェッブサイトにあった説明によると、1日目は午後から約3時間、2日目は午前3時間、午後3時間のトレッキングをする。3日目はいかだで下ってくるので、ほとんど歩かなくてもいいようだ。まあ全部で9時間なら、ネパールの時に比べるとずいぶん少ないからなんとかなるか・・・と思った。

 料金はプライベートだと3人までで一人6000バーツもするが、今回はシーズン中ということもあり、グループツアーに参加することができた。グループツアーは5人以上で一人3500バーツなので、それほど高いというわけではない。(全行程食事つき)

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 実は歩くのが大変すぎて、自分で撮った写真が少ない。でも一緒に行った人たちが、写真を共有してくれたおかげで、いろいろな写真をみることができた。

 次回は行程を思い出しながら、詳しく書いていこうと思う。


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