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がんになっても地球旅行

病気には無縁と思ってた元バックパッカー、タイの大学で日本語教師をしていた2019年4月バンコクで肺腺癌(1A)手術。2022年6月に日本に帰国後もタイをメインに地球旅行に出かけています。

バンコク

2年半検診 [2021.10.10]

 今回の検診はちゃんと覚えていて、来週のはずだった。 でも先週病院から電話があり、先生の都合で1週間早めてほしいと言われた。 検診は日曜日なので、1週間早まっても何の問題もない。

 いつも通り診察の前にレントゲンを撮りに行く。 予定が早まったとタイ語で言うと、あとはすべてタイ語の会話になった。 でももう慣れて、何を言われるかも予想できるので困ることはない。 それにやはり以前よりかなりリスニング力はついた。

 検査室は空いていたので、レントゲンはすぐに終わり外科へ。 予約は4時15分だったが、先生が遅れるとのことで、4時半ごろに診察室へ入った。 そしていつも通り先生は「No problem! 手術から何年だった?」 「2年半です。」 「じゃあ次は半年後でいいよ。」
やったー! 定期検診の間隔が長くなった。 何だかこれだけで「大丈夫」と保証してもらったみたいでうれしくなる。

 支払額は、いつも通りの、医師診察料600バーツ(今回も3分! )、診察パッケージ代350バーツ、X線650バーツ 合計1600バーツ(5,520円)。
病院に着いた時は、以前より患者が多いかなと思ったが、会計の時はほとんど誰もいなくて、すぐ支払いを終えた。その直後に病院からのLineに気がついた。

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 そうか。 Lineで支払うことができるので、会計の前に人が少なかったんだ。 タイはどこでも携帯1つで支払いを済ませることができる。 日本はどうなっているのだろう。

 帰りに家の近くのセブンに寄って、ケーキを買った。たったの35バーツなのでせこい話だが、まあ2年半何もなく過ごせたことのお祝いだ。以前からちょっと気になっていた「ライチチーズパイ」を買ったのだが、値段の割には美味しかった。かなり酸味がきいていて、ライチの風味もある。そして下の部分がパイ生地なのだが、その真ん中あたりにチョコレートが入っていて、これが酸味とマッチしている。日本のケーキに比べると甘いと思うが、酸味のおかげで最後までおいしく食べることができた。

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ケーキ皿がないので、懐紙で代用 お気に入りのアールグレイと
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 次の検診はもう4月だ。そして5月頃には帰国を考えているので、BNH病院の最後の検診になるかもしれない。その時は術後3年。あっという間だなあ。


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2年2ヶ月半検診 [2021/06/20]


 検診の日を忘れていた。でもBNH病院からは2日前と前日の2回もラインで連絡を入れてくれた。ちょっと運動不足なので、歩いて病院へ向かう。と言っても20分もかからないので、大した距離じゃない。病院近くのソムタムのお店で、前に買った生エビのソムタムを買おうと思って、保冷剤、保冷バックも用意していったのに、日曜日は休みだった(泣)。

 病院に着いたのは、ちょっと早めで、レントゲンもあっという間に撮ってくれた。まだ予約時間まで35分もあるわと思い、2階の食堂兼カフェでカプチーノを飲みながらYouTubeを見ていると、カバンの中で振動が。えっ誰から電話?
「今、どこですか?もう受付しますから、来てください。」
ちょっと待って、まだ15分以上あるじゃない。

 小走りで1階の外科へ向かう。受付の人は私を見るとすぐに、「こちらへ」と言って、恒例の検温と血圧(急いだせいか私にしては高い目で上が129)身長、体重測定。そして待合の席に座ろうとしたとたん「診察室へどうぞ。」えっ!まだ予約時間の20分前。

 先生はレントゲン画像を見ながら、いつも通り大きな声で笑いながらおっしゃった。
「全然問題ないね。肺も、こんなに伸びてる。手術からどれくらいだっけ?」
いつものことだけど、カルテを見ないのかなあ。

「2年2ヶ月ちょっとです。」
「じゃあ、次はまた4ヶ月でX線。最近の調子はどう?」
「ちょっと胸骨が痛いことがあるんですけど。」
先生は、ちらりと私を見たが、「それはがんとは関係ないよ」とあっさり否定。

 会計でいつも通り支払いを済ませても、診察予定時間より早く終わった。支払額は、いつも通りの、医師診察料600バーツ(たった3分!)、診察パッケージ代350バーツ、X線650バーツ 合計1600バーツ(5,520円)。まあ、画像データはLineの受診記録からダウンロードもできるし、毎回先生の診断書も出してもらえるので、3分で何もかも終わるわけではないけれど。

 現在の体調は4か月前の検診時と変化はない。でもこれを書きながら、もう2年が過ぎたのだと思った。私のがんはⅠAという初期で発見してもらえたので、転移や再発の可能性はほとんどないと言ってもらえた。でもほとんどないと言っても100%ないわけではない。ただ2年過ぎて、かなり気持ちが楽になっているのは事実だ。

 毎回の検診時はちょっと緊張する。今回は待ち時間が少なすぎて、緊張する暇もなかったけれど。そして先生から「大丈夫」と言ってもらえて、ほっとする。その繰り返しだ。でもそれは幸せなことだと思う。

 日本で、コロナ患者が増えたために、がん手術が後回しになっている場合もあるという記事を読んだ。なぜそんなことになるのか。がんは早期発見すれば、完治する可能性が高いのだから、手術待ちをしなければならない人が、コロナのために可能性を低くされるなんて不合理だ。これまでも海外から、日本の甘い受け入れ制度をすり抜けた感染者が、日本の感染を広げたのは事実だ。来月のオリンピック後、日本はどうなるのか不安で仕方がない。

 

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1年11カ月検診

これはビワではなく今が旬のマヨームチット 
味は甘酸っぱく小さなマンゴーといったところかな 
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 1年が経過した後、検診は4ヶ月ごとになった。でも今回は、人間ドックでCTを受けてからと思ったために、予約を1ヶ月伸ばしてもらった。1月はほとんど外出していないので、体調も変わらないし、コロナにかかる可能性も全くない。

 予約時間の15分ほど前に行って、受付でCheck upでCTを撮ったことを告げる。そしていつも通り検温、血圧検査、身長体重測定。この日はバイクで来たので、熱は心配していなかったが、36.8度だった。なんかここで測るといつも高い目だなあ。

 今日は先生が来られたのが少し遅くて、予約時間から20分ほど後に呼ばれた。
「CT撮ったんだね。今、手術からどれくらいだっけ?」カルテを見れば分かるのに、先生はいつも私に聞く。めんどくさいのかなあ(笑)
「4月で2年です。」
「じゃあ、今度のCTは3年でいいよ。次はまた4ヶ月でX線。今回も、全く問題ないからね。」

 いつも通り診察は3分で済んでしまう。でも先生の笑顔と気楽な物言いで、私はいつも元気になれる。
 
 今回の支払いは検査代がないので、医師診察料600バーツ、診察パッケージ代350バーツ、合計950バーツ(3,340円)。

 現在の体調 ほとんど変化はないが運動不足
  • 時々、咳が出る。1月から家にいるので、喉の使いすぎはありえない。でも何かちょっとした刺激(埃、臭い)があると、急に咳き込むことがある。これはアレルギーだと思う。
  • 普通の呼吸は全く問題がないが、深呼吸をする時は、鼻からでも口からでも、思いっきり吸おうとすると少し引っかかるような感じがする。(これはずっと変わらない)。
  • 1月中、ほぼロックダウン生活を続け、運動不足。そのため、先日外出して8000歩ほど歩いたところで、急に足のスネの部分がつった(泣)。
  • 寝るときに、手術をした左側を向いても大丈夫になった。まだ違和感はあるので、結局右を向いて寝ているが。
  • 肺活量がどれほど減っているのかわからないが、歌を歌うのは苦しい。日常生活で歌うことがなかったので気づかなかったが、コロナ禍でYouTubeばかり見ていたとき、ふと歌で声出すのが難しいと気づいた。ちょっと家カラオケでもして、声を出した方がいいかなと思う。
 


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肺がん告知から丸2年 [2021/02/27]

 ふと気づくとあの日からちょうど2年だった。手術後の1年は、仕事に追われているうちに回復して、以前と変わらない生活ができるようになった。2年目はコロナのために、かなり計画が変わってしまったものの、普通の生活を送っている。

 もしがんになっていなかったら、どんな生活をしているんだろう。一番考えられるのは、やはり日本語教師を続けていたのではないかということだ。がんになる前は、自分の寿命について考えたことがなかった。両親どちらの家系も長命の人が多く、がんで亡くなったのは、母方の祖父だけだった。実は肺がんだったのだが、60歳を超えていたそうだし、何よりかなりのヘビースモーカーだったらしい。だから自分が肺がんになるなんて、100%考えたことがなかった。

 告知を受けて考えたのは、「今は絶対死ねない。両親より早く死んで悲しませるようなことはしたくないし、まだ娘たちに私は必要だ」ということ。がんは初期の段階で、手術も簡単に終わり、その後の治療も必要がなかった。だからすぐに死なないと思ったものの、万が一再発や転移、他の場所にがんができたらどうしようという不安は常にある。だから、人生の終わりについても、頻繁に考えるようになったのだ。

 そして何をしたいのかと考えると、もう仕事はしたくなかった。一番やりたいと思ったことは、もう一度きちんとタイ語を勉強すること。実は2年半前に、大学の年度末休みを利用して、チュラロンコン大学の「Intensive Thai」コースで勉強した。6週間で一つのレベルが終わるのだが、私は多少読み書きができたこともあり「Thai 4」という中級の最初のクラスに入ってしまい、本当に大変だったのだ。

 コロナ禍のためチュラロンコン大学のこのコースはオンライのみになっている。私は1月から「Thai 5」 3月から 「Thai 6 」と勉強を続け、中級を終わる予定だ。このコースについては、あらためて内容や感想を書いてみたいと思うが、授業が始まるとそれどころではないので、当分先になりそうだ。

 そしてもう一つ考えたのは、タイ生活をいつまで続けるかということ。最初に来たときは、最低3年は絶対に帰らないと家族に告げてきた。もうすぐ4年になろうとしている。これもがんにかかっておらず、もし大学の仕事を続けていたら、65歳くらいまで働きたいと思ったかもしれない。でも人間ドックで何かちょっとした異常が見つかるようでは、ずっと海外にいるのも不安を感じる。

 最近、丸5年でいいかなと思うようになった。自分の健康や都合だけでなく、家族も5年もたてばいろいろ変化がある。私のわがままを受け入れることも難しくなるかもしれない。そう思うと、そこから逆算して1年2ヶ月で何ができるのだろうと考えることができる。近隣諸国を旅行するのは無理だけど、勉強の合間にタイ国内を旅行することはできるだろう。
 
 そして今の「普通の生活」を楽しみたい。特に出歩かなくても、近くの市場へ買い物へ行き、お店のおばさんとちょっとした会話を交わし、時々友達と外食する。1日の終わりには、「いい1日だった」と思える日々を過ごしたい。

 

 

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バンコクでの入院、がん手術費用

 もうがんの手術から1年9ヶ月も経った。ずっと費用のことは書かなければならないと思っていた。なのに、今頃になってしまった。海外で入院やがんの手術をすることは、めったにないことだと思う。もちろん永住権を持っていたり、現地の保険に入っている人なら、それほど心配をしなくてもいいかもしれないが。

 当時
私は、ノンイミグラントBというビザを持ち、ワークパーミットも持っていた。そして社会保険は給与から天引きされているので、指定の国立病院であれば診察は無料だ。でもその病院は、かなり待ち時間があり、タイ語しか通じない。そのために、ずっと海外旅行保険で対応してきた。→海外旅行保険

  B3A2C017-C5FA-4FB5-B7AA-0EFF73E236B9私が手術を受けた病院は、外国人やタイ人富裕層が行く病院でBNH病院という。BTSシーロム線のサラデーン駅から歩いて10分くらいのところだ。

 入り口を入るとすぐ左手に受付がある。前日までに海外旅行保険の会社に連絡を入れておくと、Faxを確認してくれてキャッシュレスで診療を受けることができる。その受付で日本語の通訳をお願いすると、診察時には日本人通訳の人が来てくれる。
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 私はこれまで眼科、婦人科で受診したことがあり、今回の内科や外科でも、受付、看護師全員が英語のコミュニケーションができる。そしてもちろんすべての医師が英語を話してくれる。ただし、日本人通訳は4人だけらしいので、入院中、いつになるかわからない回診に合わせて通訳をお願いするのは難しいようだ。入院前に、夫が聞くときは通訳をお願いしたいと言っておいたが、結局、私の意識がないときの説明はなかったため、通訳は来てもらえなかった。

 でもそれ以外は全く不満を感じない入院生活だった。日本で入院するよりはるかに快適だったと思う。ほぼ手ぶらで入院し、期間も短く、家族の付き添いもICUの一泊だけ必要だと言われただけだ。

 大学のレントゲン検査で引っかかったとき、あまり深刻に考えず、いつも通りクレジットカードの保険を使って検査をすればいいと思った。まさかその時は、がんとは夢にも思わず、気楽に病院を訪れた。
 
がん告知の日   医師診察代(2名) 2,000バーツ   看護師 100バーツ 
         診察パッケージ 350バーツ                X線 1,500バーツ 
         CT  9,500バーツ                            肺活量検査 920バーツ
         総額14,370バーツ(約5万円)
 
 その日の入院手術費用の見積もりは、最大で50万バーツ(173万円)と言われた。
クレジットカードの使用付帯を使った保険の限度額は100万円。保険会社に電話をして1週間後には、総額282,486バーツまでが保険額だという連絡をもらった。

 でも以前に書いたように、4月に日本へ帰ってから診察を受け、手術となるとどれほど早くても5月。しかもその年は令和元年を迎えるため、長期のGWとなるはずだった。結局、命には変えられないと思い、その日中にバンコクでの手術を決意した。

 タイの病院の明細はかなり細かい。BNH病院は全て英語で記載されているのだが、項目は、投薬、検査、使用機器、手術室、医師、看護師、部屋、その他多岐にわたる。細か過ぎてわかりにくいので、ここでは主だったものだけ取り上げてみる。
 医師による手術費用 13万バーツ
 一般病棟(個室)  1日3,600バーツ✖️4 14,400バーツ
 ICU         1日1,100バーツ
 投薬        34639.2バーツ
 それ以外は細かくあるが、全て合計すると 392,472バーツ(約136万円)となった。

 日本だと個室に入るといくらするのだろう。ふと気になって調べてみた。大阪赤十字病院のサイトに載っていたのは、一番高い個室で44000円。ここでトイレ、シャワー、ミニキッチン、TV、冷蔵庫、応接セット付きの25㎡。私がいた病室も多分20㎡以上あったように思うし、設備はこれと同じだ。次に高い個室が15㎡で16500円。

 そう考えると、あれほど居心地がよく、毎日体を拭いてもらったりと、至れり尽くせりで、上記の金額だと思うと納得もできる。確かに日本だと医療高額療養費制度もあるので、私と同様の手術で、大部屋を使えば、実際支払う額はもっと少ないだろう。でも幸い海外旅行保険が使えたので、告知を受けた日の費用と入院手術での自己負担は、41万円ほどになった。

 バンコクは、他にも外国人御用達の病院がいくつかあり、日本人がよく行くサミティベート病院やバンコク病院、アラブ人が多いバムルンラート病院は、もう少し高いかもしれない。バムルンラートは一度行ったことがあるが、日本人サロンがあり、通訳もずっとついてもらえる。サミティベートは日本語がわかる医師もおられるそうだ。つまりバンコクでは、お金を出せば、最高の環境と最高の医療を受けられるということなんだと思う。

 でも私は本当にこのBNH病院で手術してもらえてラッキーだったと思う。もう保険は使えないので、ずっと実費で検診を受けているが、担当医の先生は本当に信頼できるし、レントゲンも予約時間に行けばすぐ撮ってもらえ、診察もあっという間だ。だから今は日本に帰れないが、不安なく検診を続けている。




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日本人のお正月

 
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飾りは綺麗でも人気のないエムクオーティエ

 昨日は母のところへ行った長女が繋いでくれたので、ニュージーランドの次女とタイの私と何千キロも離れているのにずっと話をすることができた。その時次女が、ユニクロのUVパーカーが欲しいと言い出した。でも真冬の日本でそれは見つけるのは難しい。

 「去年の4月にバンコクで買おうと思ってた。」そうか、バンコクなら1年中、売っているはず。と
いうことで、日本とほぼ同じ品揃えを誇るエムクオーティエのユニクロへ行くことにした。それでも人が多いと嫌なので、午前中にバイクで出かけた。

 家からは7kmほどなので、本当ならバイクだと15分ほどだ。でもいつもは渋滞で、30分ほどかかることもある。でもさすがに今日はガラガラ。気持ちよくバイクを飛ばして15分で着いた。

 行ったのは10時半ごろで、まず友人の用事でクルンシー銀行へ。ここもガラガラであっという間に用事はすんだ。ビルの中をぶらぶら歩いたが、本当に人がいない。でもユニクロに行ってみると、まあまあの買い物客。でも気がついた、ほとんど全員が日本人。

 娘が欲しがったエアリズムパーカーは790バーツ、タイは税込なので日本円で2720円ほど。日本のサイトをチェックすると1月上旬発売予定で1990円(税別)。思ったほど差はないんだ。そしてこれも見つけた。

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 これは日本では990円。ということは290バーツ(約1000円)なので、税金分安いかも。それで思わず買ってしまった。

 その後紀伊国屋へ。するとここでも人がいるのは、日本語の本のコーナーのみで、本当に客は日本人しかいない。それから歩いて数分の日本人御用達、日本食ならなんでもあるというフジスーパーへ。するとすごい人手で、レジで10分ほど待たなくてはならなかった。

 本当に人気のないエムクオーティエに比べて、この三ヶ所だけに人がいた。しかも日本人家族ばかり。それでふと思った。お正月に家族で出かけるのは、日本人だけじゃないだろうか。
 
 昔の日本は、三ヶ日はずっと家で過ごしていた。お節料理は、三ヶ日に料理しなくてもいいように作られた。お店はどこも開いていなかったし、せいぜい近くの神社やお寺に初詣に行くくらいだった。私も2日だけ親戚のところに行くだけで、残りは家族と家で過ごした。

 でも気付くとデパートが3日からオープンするようになり、気付くとほとんどのショッピングセンターは1日からオープンしていた。そして私も、午前中に初詣に行った後、娘たちとショッピングセンターへ行き、新春セールあさりをしていた。

 今日見かけた日本人家族は、まだ子供たちが小学生くらいだった。だからきっと生まれた時から、1月1日はお年玉をもらってショッピングという習慣なんだろう。20代後半の娘たちでさえ、そんな思い出しかないかもしれない。

 小さい時、お正月に羽子板で羽つきをした。福笑いや双六もした。もう少し大きくなってからは百人一首もした。私はそんな思い出を娘たちに与えたのだろうかと、今となっては少し後悔している。



 
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(世界肺癌学会議 IASLCの指針を参考に作成)

1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

※各がん腫に対する治療方針の詳細はESMOの診療指針を参照 (ESMOの了解取得済み):
https://www.esmo.org/guidelines/cancer-patient-management-during-the-covid-19-pandemi



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1年半検診とレントゲン写真公開

*後半にレントゲン写真を載せています。見て楽しいものでもないので、興味のない方は、どうぞ他のページへ飛んでください。
 
 タイトルを書いて気がついた。もう手術から1年半が過ぎたのだと。早いなあ、過ぎてみればあっという間だった。あの告知の日のことは、はっきりと思い出せるけど。
 今回もレントゲンと主治医の面談のみ。面談の前に撮るレントゲンも、もう慣れっこになってしまったので、タイ語で言われても大丈夫だ。外科に戻ると、珍しく予約時間に先生は来られていて、5分ほど前に名前を呼ばれた。そして先生は、いつも通りニコニコと、「何も問題はないよ、体調はどう?」とおっしゃった。
「どう、ジムで走ってる?」「ちょっと最近、サボり気味で。でも部屋で週1でエアロビクスはしてます。」「じゃあ、また4ヶ月後だね。」
たった3分で終わってしまったので、部屋を出た時が予約時間だった。

 支払いも前回と同じ。医師診察料600バーツ、診察パッケージ代350バーツ、レントゲン650バーツで合計1600バーツ(5,4623円)。

 現在の体調 ほとんど変化はない
  • 時々、咳が出る。これは、授業が多くなると出てくるので、喉の使い過ぎと、マスクのにおいが気になって出ることもあるようだ。
  • 普通の呼吸は全く問題がないが、深呼吸をする時は、鼻からでも口からでも、思いっきり吸おうとすると少し引っかかるような感じがする。
  • 娘と毎週エアロビクスを30分ほどしているが、若い娘にもついていけている。
  • あいかわらず右横を向いて寝ているが、手術をした左側を向いても、あまり違和感がなくなってきた。
 BNH病院は、ラインのアプリの中で、自分の全ての記録を見ることができる。これまで、載せるべきか考えていたのだが、もしどなたかの参考になるのであれば嬉しいので、がんを告知された日のレントゲンから、手術後、20日後、現在のレントゲンを載せようと思う。

2019年2月27日がんが発見された時のレントゲン 
   この日は、このあとすぐにCTも撮っている。でもどちらの写真を見ても、
     私にはわからない。確か、当日CTを見ながら説明してくださったのだが、
   頭が真っ白状態で、90%確率でがんだと言われたことしか覚えていない。
 
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2019年4月3日 手術後、ベッドに寝たまま
左肺を3分の1ほど切除したので、かなり小さく見える。
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2019年4月21日 退院後の検診
 この時すでにかなり肺が伸びていて、自分でも驚いた。先生からも、
「よく伸びてるんねぇいいよ。」と言っていただいたことを覚えている。
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2020年9月27日 1年半検診
  1年半経って、左肺もかなり大きくなっているように見える。
   本当に人間の身体はすごい。ちゃんと適応していくのだと思うと素晴らしい。
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