映画館で映画を見ること、こんな普通のことができなくなる日が来るなんて、夢にも思わなかった。私は若い頃かなり映画を見ていて、最高で年間100本を超えた年もある。と言っても、ロードショーで100本も見れるわけもなく、当時大阪の西梅田にあった「大毎地下」と呼ばれる名画座に足しげく通っていたのだ。ここは洋画を3本立て800円で見ることができた。
子どもができてから当分の間はビデオ(当時はDVDではなかった)を借りて、一人で深夜に見ていた。でも娘が小学校の高学年時代をオーストラリアで過ごし、その時に「ハリーポッターと賢者の石」を見たことで、以後は娘たちも一緒に洋画を見に行くようになった。そしてハリーポッターシリーズは、すべて3人で見たし、たぶん家にDVDもあると思う。
タイに来てからも2ヶ月に1度くらいは映画館に足を運んでいた。バンコクでは水曜日が映画の日なので、120~150バーツほどで見ることができた。だからコロナ以後、映画館で映画を見ることができないのは、本当に残念だった。
バンコクでは2回目のワクチン接種率が70%を超えたというニュースを聞いて、映画館へ行こうと決意した。それに先週まではチュラ―のタイ語コースが午後にあったため、ほとんど外出できなかったのだ。
家からMBK(マープンクロンセンター)まではバイクだと15分ちょっと。日本から旅行で来ているときは、最後にMBKで買い物するのが常だったので、私にはとても愛着のある場所だ。そして旅行で来ても、よくそこで映画を見ていた。でも東急デパートが撤退し、閉まっているお店も多いと聞いていたので、どうなっているのか心配していた。
映画館は6階にあり、フードコートも同じ階にある。以前ならお昼時は席を探すのが大変で、いつも大勢の人でにぎわっていた。私が行ったのは1時少し前なのに、あまりの人の少なさに驚いた。
そしてフードコートの反対側は閉まっているお店も多く、本当に人がいない。
この奥にチケット売り場があるが、対人の売り場はなく、自動販売機のみだった。一応その横に一人係員がいたけれど。
私が見たのは「Black Widow」。もう公開から2週間ほど経っているので、メインの6階ではなく7階のシアターだった。私は開始時間の1時少し前に行ったのだが、入り口に誰もいない。1時を過ぎても誰も来ないので、6階の入り口のところへ尋ねに行った。するとチケットのQRコードを読み取って入れと言われたのだ。
この左にあるスクリーンにチケットのQRコードをかざすのだが、それで自動ドアが開くわけでもなく、誰でも勝手に入れるような気がする。シアター内に入ってしまったら、誰がチケットを持っているかなんて調べようもないだろうし。そして場内はこのようにガラガラだった。
映画が終わったときに気づいたが、観客は私を入れて5人だった。まあ平日の昼間だから限られた人しか来れないだろうけど。そして料金は映画の日割引で140バーツだった。これはコロナ以前より20バーツの値上げ。でも座席は50%までしか入れないようなので、仕方がないと思う。
映画はとても面白かったが、英語音声、タイ語字幕なので100%理解できたとは言い難い。それで家に戻ってからネットで探ってみた。それで忘れていたことを思い出した。実は私はアベンジャーズが大好きで、マーベルの作品はかなり見ている。だから2019年の「アベンジャーズ/エンドゲーム」はとてもショックだった。ブラックウィドウもその時に死んでしまったのだ。
そうだ、「エンドゲーム」もこのMBKで長女と見たんだ。しかもがん手術の1か月後で、まだ娘に打ち明けていないときに。そしてその夜に確か打ち明けた。だからとても印象的な映画だったはずなのに、ブラックウィドウが死んだことを忘れていた。
この映画は「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」と同時期のことで、「インフィニティ・ウォー」の前の話らしい。でも「シビル・ウォー」もはっきり思い出せないので、もう1度時系列ですべて見たくなってきた。
マーベルシリーズに興味のない方にはおもしろくないかもしれないが、私は楽しめたし、ひとつ興味深いことがあった。実はこの「ブラックウィドウ」という名前は、主人公のナターシャのことだけではないのだ。そして敵もすべてブラックウィドウたちなので、登場人物はほとんど女性だ。男性は父親、敵、友人の3人くらいで、戦闘シーンも女性ばかり。つまりとんでもなく強い女性ばかりなのだが、男性がご覧になったらどう思うのだろう。
これからは、月1度は映画館に行こう。やっぱりiPadでNetflixやAmazon Primeを見るのとは大違いだ。コロナで閉鎖という事態が、2度と来ないことを願っている。

子どもができてから当分の間はビデオ(当時はDVDではなかった)を借りて、一人で深夜に見ていた。でも娘が小学校の高学年時代をオーストラリアで過ごし、その時に「ハリーポッターと賢者の石」を見たことで、以後は娘たちも一緒に洋画を見に行くようになった。そしてハリーポッターシリーズは、すべて3人で見たし、たぶん家にDVDもあると思う。
タイに来てからも2ヶ月に1度くらいは映画館に足を運んでいた。バンコクでは水曜日が映画の日なので、120~150バーツほどで見ることができた。だからコロナ以後、映画館で映画を見ることができないのは、本当に残念だった。
バンコクでは2回目のワクチン接種率が70%を超えたというニュースを聞いて、映画館へ行こうと決意した。それに先週まではチュラ―のタイ語コースが午後にあったため、ほとんど外出できなかったのだ。
家からMBK(マープンクロンセンター)まではバイクだと15分ちょっと。日本から旅行で来ているときは、最後にMBKで買い物するのが常だったので、私にはとても愛着のある場所だ。そして旅行で来ても、よくそこで映画を見ていた。でも東急デパートが撤退し、閉まっているお店も多いと聞いていたので、どうなっているのか心配していた。
映画館は6階にあり、フードコートも同じ階にある。以前ならお昼時は席を探すのが大変で、いつも大勢の人でにぎわっていた。私が行ったのは1時少し前なのに、あまりの人の少なさに驚いた。
そしてフードコートの反対側は閉まっているお店も多く、本当に人がいない。
この奥にチケット売り場があるが、対人の売り場はなく、自動販売機のみだった。一応その横に一人係員がいたけれど。
私が見たのは「Black Widow」。もう公開から2週間ほど経っているので、メインの6階ではなく7階のシアターだった。私は開始時間の1時少し前に行ったのだが、入り口に誰もいない。1時を過ぎても誰も来ないので、6階の入り口のところへ尋ねに行った。するとチケットのQRコードを読み取って入れと言われたのだ。
この左にあるスクリーンにチケットのQRコードをかざすのだが、それで自動ドアが開くわけでもなく、誰でも勝手に入れるような気がする。シアター内に入ってしまったら、誰がチケットを持っているかなんて調べようもないだろうし。そして場内はこのようにガラガラだった。
映画が終わったときに気づいたが、観客は私を入れて5人だった。まあ平日の昼間だから限られた人しか来れないだろうけど。そして料金は映画の日割引で140バーツだった。これはコロナ以前より20バーツの値上げ。でも座席は50%までしか入れないようなので、仕方がないと思う。
映画はとても面白かったが、英語音声、タイ語字幕なので100%理解できたとは言い難い。それで家に戻ってからネットで探ってみた。それで忘れていたことを思い出した。実は私はアベンジャーズが大好きで、マーベルの作品はかなり見ている。だから2019年の「アベンジャーズ/エンドゲーム」はとてもショックだった。ブラックウィドウもその時に死んでしまったのだ。
そうだ、「エンドゲーム」もこのMBKで長女と見たんだ。しかもがん手術の1か月後で、まだ娘に打ち明けていないときに。そしてその夜に確か打ち明けた。だからとても印象的な映画だったはずなのに、ブラックウィドウが死んだことを忘れていた。
この映画は「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」と同時期のことで、「インフィニティ・ウォー」の前の話らしい。でも「シビル・ウォー」もはっきり思い出せないので、もう1度時系列ですべて見たくなってきた。
マーベルシリーズに興味のない方にはおもしろくないかもしれないが、私は楽しめたし、ひとつ興味深いことがあった。実はこの「ブラックウィドウ」という名前は、主人公のナターシャのことだけではないのだ。そして敵もすべてブラックウィドウたちなので、登場人物はほとんど女性だ。男性は父親、敵、友人の3人くらいで、戦闘シーンも女性ばかり。つまりとんでもなく強い女性ばかりなのだが、男性がご覧になったらどう思うのだろう。
これからは、月1度は映画館に行こう。やっぱりiPadでNetflixやAmazon Primeを見るのとは大違いだ。コロナで閉鎖という事態が、2度と来ないことを願っている。


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