6月も終わりに近づいた頃、タイ人の友人がちょっとしたドライブに連れて行ってくれた。大学の同僚でもある彼女とは、3月半ばに顔をあわせた以来だった。

 大学に用事があるから、その後一緒にランチをと誘ってくれたのだが、当日、用事がとても早く終わったからとすぐに会えるかとラインが入った。用意をして大学へ行き、本当に久しぶりに大学の建物にも入った。誰もいないビルが、とても不思議に感じた。

「バンコクで海を見たことはある?」
「パタヤとかプーケットでしか、海は見たことがない。チャオプラヤー川の船なら何度も乗ってるから、なんとなく海の気分は味わっているけど。」
「じゃあ、楽しみにしていて。」

 彼女が連れて行ってくれたのは、バンコクの隣の県、サムットサーコーンだった。この日は、少し小雨が降っていたのだが、1時間ほどのドライブで着いた海は、薄曇りで少し蒸し暑かった。でもそこの干潟にかけられた橋がとても美しかった。
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 ただ橋がきれいに入った写真は、自分の姿も入っていて、ちょっとアップできない。もう少し写真を撮っておけばよかった。
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 平日だったし、まだロックダウン中ではあるので、タイ人のグループが2組ほどいるだけだった。でも本当に静かで美しい場所だった。

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 海沿いのレストランで食べたシーフードも本当に美味しかった。バンコクで食べるよりずっと安く、新鮮な料理を堪能できた。そして入ってくる道のところに、煮干しのような物や、薄い色の干し海老が売っていて、家で計ってみると200g入っていて、50バーツ(180円ほど)だった。 

 車以外では、行くことは難しいかもしれないが、夕日がきれいだと友人が言っていたので、いつかのんびり夕日を眺めに行けるといいなと思った。潮の満ち引きで、ボードウォークからの景色もかなり違ったものに見えるそうだ。

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 以前は、橋は普通の木の橋だったが、赤く塗られてからは、インスタ映え場所として人気が出てきたそうだ。インスタをしていない私は、なんとなく撮った写真だけしか残らず、その赤い橋の美しさをお伝えできず残念。

 この日が、ロックダウン中最大の外出だった。7月からはほとんどの制限もなくなり、先週の連休は、タイ人たちの大移動で(と言っってもバンコク近郊)車の渋滞もひどく、国立公園も人数制限で入れなかった人も多かったとか。

 私もいよいよ大学へ行き出した。来週から授業も始まる。前とは違う「コロナとの共存生活」はどんなふうになるのだろう。ただ幸いタイ国内では、もう40日以上も新規感染者が出ていないため、かなり気持ちが楽ではある。とにかく、新学期だ。 


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