昨日は母のところへ行った長女が繋いでくれたので、ニュージーランドの次女とタイの私と何千キロも離れているのにずっと話をすることができた。その時次女が、ユニクロのUVパーカーが欲しいと言い出した。でも真冬の日本でそれは見つけるのは難しい。
「去年の4月にバンコクで買おうと思ってた。」そうか、バンコクなら1年中、売っているはず。ということで、日本とほぼ同じ品揃えを誇るエムクオーティエのユニクロへ行くことにした。それでも人が多いと嫌なので、午前中にバイクで出かけた。
家からは7kmほどなので、本当ならバイクだと15分ほどだ。でもいつもは渋滞で、30分ほどかかることもある。でもさすがに今日はガラガラ。気持ちよくバイクを飛ばして15分で着いた。
行ったのは10時半ごろで、まず友人の用事でクルンシー銀行へ。ここもガラガラであっという間に用事はすんだ。ビルの中をぶらぶら歩いたが、本当に人がいない。でもユニクロに行ってみると、まあまあの買い物客。でも気がついた、ほとんど全員が日本人。
娘が欲しがったエアリズムパーカーは790バーツ、タイは税込なので日本円で2720円ほど。日本のサイトをチェックすると1月上旬発売予定で1990円(税別)。思ったほど差はないんだ。そしてこれも見つけた。
これは日本では990円。ということは290バーツ(約1000円)なので、税金分安いかも。それで思わず買ってしまった。
その後紀伊国屋へ。するとここでも人がいるのは、日本語の本のコーナーのみで、本当に客は日本人しかいない。それから歩いて数分の日本人御用達、日本食ならなんでもあるというフジスーパーへ。するとすごい人手で、レジで10分ほど待たなくてはならなかった。
本当に人気のないエムクオーティエに比べて、この三ヶ所だけに人がいた。しかも日本人家族ばかり。それでふと思った。お正月に家族で出かけるのは、日本人だけじゃないだろうか。
昔の日本は、三ヶ日はずっと家で過ごしていた。お節料理は、三ヶ日に料理しなくてもいいように作られた。お店はどこも開いていなかったし、せいぜい近くの神社やお寺に初詣に行くくらいだった。私も2日だけ親戚のところに行くだけで、残りは家族と家で過ごした。
でも気付くとデパートが3日からオープンするようになり、気付くとほとんどのショッピングセンターは1日からオープンしていた。そして私も、午前中に初詣に行った後、娘たちとショッピングセンターへ行き、新春セールあさりをしていた。
今日見かけた日本人家族は、まだ子供たちが小学生くらいだった。だからきっと生まれた時から、1月1日はお年玉をもらってショッピングという習慣なんだろう。20代後半の娘たちでさえ、そんな思い出しかないかもしれない。
小さい時、お正月に羽子板で羽つきをした。福笑いや双六もした。もう少し大きくなってからは百人一首もした。私はそんな思い出を娘たちに与えたのだろうかと、今となっては少し後悔している。

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