昨日5月10日は「母の日」だった。今日のネット上には、いろいろな母の日の「喜び」の記事が載っていた。ロックダウンのつらい生活の中でも、たくさんの子どもたちがお母さんに感謝の気持ちを表しているのは本当に素敵なことだ。
私は少し早めにプレゼントを贈った。海外にいても、簡単にネットショッピングでプレゼントを送れるのは本当に便利だ。

アマゾンで探したのだが、見本のページの中で、5文字の並び替えでできない問題があった。これは80代の母だけでなく、私にも必要じゃないだろうか!?
母には、週2回電話をしている。これが届いたのは先週の日曜日のはずなので、この前感想を聞いてみた。
「ひとつわからないものがあったけど。」
「私も見本の写真でひとつわからなかったよ。」
聞いてみると、なんと同じ問題。これです。
「ウリトカン」
母に電話する前に、長女ともラインで話していて、この問題を言うと、彼女は即座に答えを出した。さすが、若い。
母がわからないと言ったとき、私は娘が教えてくれた答えを言おうとしたのに、また思い出せなかった。そうしているうちに、母が言った。
「あっわかった。かりんとう!」
そのとおりです。私のほうがやばいんじゃない? ホントにこの本ほしい。
かたや、私の娘たちは、昨日が母の日だということは忘れていたようだ。でも昨日は定例の家族ラインの日。いつもより早い時間に、長女からZoomの招待が来た。どうしてかなと思いながら参加。ニュージーランドの次女もすぐ参加。長女は仕事で使うかもしれないから、試してみたかったとのこと。
でも夫はあまりICT関係が得意でないため、結局うまく入れず、ライン通話に切り替えた。そしてなんと延々4時間ちかくも話すことになったのだ。
珍しく次女が、日本の学校についての私たち3人の考えに異論を述べ、延々議論した。4人が各自の考えを言い合い、まるで家族というより、職場で話しているような感じだった。
次女と夫がラインを切り、長女と私はあと少しだけ話した。
「珍しいね。あの子があんな風に議論を持ちかけてくるなんて。これまで家族ラインにも入ってなかったのに。」
「私らももう大人になったってことよ。」と長女。
ロックダウン中の母の日は、対等の議論ができる大人になった娘たちの成長が、何よりのプレゼントだった。