久しぶりにお茶を一服、タイの豆でできたお菓子は甘すぎなくてぴったり
ようやく入国時の隔離が短縮されるというニュースが入った(正式決定は来週の閣議が終わってかららしい)。現在は14日間の強制隔離(実際は14泊15日)を自己費用で指定ホテルに滞在しなければならない。最低でも30,000バーツ以上で、日本人が納得するレベルだと50,000バーツ近くになるそうだ。
それが4月から、3ヶ月以内のワクチン接種証明と陰性証明があれば7日間、陰性証明だけだと10日間の隔離になると報道された。旅行者にとっては、まだ7日間でも厳しいと思うかもしれないが、ビジネス関係者には朗報だと思う。
タイは、基本的にはタイ国内でビジネスビザ(Non Immigrant B)を取ることができない。これまでは、タイ在住の人であれば、一旦ラオスやマレーシアに出て取ってくるのが一般的だった。私は、タイから送られた書類や自分で用意した書類を持って、大阪領事館でビザを取った。実はこの時も、一悶着あって大変だった。
私が勤めていた大学もそうだが、今、日本から日本語教師に来てもらえなくて困っているところが多いそうだ。コロナで帰国したり、辞めて欠員になったままのところもあると聞く。それは、ビザの書類は用意できても、2週間隔離の費用まで出せるところがないからだ。つまり渡航費、隔離費用を含めると、50万円以上の応募者自己負担となる。
実は日本語教師はタイ日本人社会の中ではかなり低賃金なので、その費用まで自己負担してタイに来ようと思ってくれる人は、あまり多くない。本来、日本人は法律で50000バーツ以上の賃金と決められているのだが、日本人教師にはその法律は適用されず、基本的にタイ人と同じ給与だ。タイの国立大学は一律21000バーツくらいで、それに住宅手当がつくのみ。だから本当に贅沢な生活はできない。
話をワクチンに戻すと、さあ自分はどうしようと悩んでいる。お金を出せばなんでもできそうなタイなので、半年もすれば、きっと外国人でも自腹でワクチンが接種できるようになるのではないか。この前、バムルンラートやBNH病院からアンケートが来ていたから、有名私立病院は予定しているに違いない。それにバンコク病院を含む3つの私立病院が具体的にワクチンを輸入する計画を進めているというニュースもあった。
実は私は日本に住民票がある。ここで手術を受けて帰国した際、保険のために住民票を戻しそのままになっている。だから秋くらいには、私にもワクチン接種の案内が届くのではないだろうか。ただ2回の接種に1ヶ月以上かかり、帰国時の自主隔離を2週間とすると2ヶ月近くの帰国が必要かもしれない。となるとそれも厳しい。
今、リタイヤメントビザで滞在している日本人の皆さんはどう考えておられるのだろう。私もこれまでなら、年1回の帰国で、日本の物資を持ち込んだり、日本の生活を楽しむことができたが、もう1年半近く帰国していない。
タイでワクチンを打つのは、不安が大きい。今のところ中国製か、死者が出たと言われているアストラゼネカ社製しか輸入されていない。とにかく後半年くらいは、様子を見るしかないのかなあと思う。

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