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がんになっても地球旅行

病気には無縁と思ってた元バックパッカー、タイの大学で日本語教師をしていた2019年4月バンコクで肺腺癌(1A)手術。2022年6月に日本に帰国後もタイをメインに地球旅行に出かけています。

一人旅

2024年、旅の目標は一応達成しました

 まだケアンズの旅ブログが終わっていないんですが、最後の2日間がお天気も良く、かなり写真が多いんですよね。そのため、選ぶのに時間がかかって、まだ書き始めていません。それで、昨年の旅を振り返ってみることにしました。

 昨年始めに「今年の目標」について書きました。「
毎月一人旅に出かけること。そしてまだ行ったことのない国へ行くこと。」

 昨年は長女の結婚式があったので、次女が夏と年末に帰国して、「毎月一人旅」は「次女と一緒の旅」になることもあり、完全達成ではないけれど、「まだ行ったことのない国」は訪れることができました(  が初めての場所です)。

1月 次女と淡路島へ1泊 31日にバンコクへ
2月 バンコクで3週間半 ラオス・ルアンパバーンへ1週間
3月 チェンマイで1か月
4月 奥琵琶湖へ2泊
5月 母とるり渓温泉で1泊
   母、叔父夫婦と越前で1泊
   沖縄へ5泊
6月 スロベニア・クロアチア・ボスニアヘルツェゴビナへ2週間(7月始めまで)
8月 マレーシア・ボルネオ島へ2週間(7月末より)
   次女と北海道へ3泊
   横浜へ2泊
9月 奥琵琶湖へ4泊
10月 バリ島へ1週間
11月 韓国ソウルへ3泊
12月 次女とケアンズへ10日間

 ざっと計算してみると、4ヶ月間は旅行していることになりました(゚∇゚ ;)エッ!?

今日、娘と歩いて買い物に行き、久しぶりに駅の近くの老舗の中華のお店へ
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 海外旅行の中で、オンラインレッスンをしなかったのは、最後のケアンズだけです。去年、夫とニュージーランドに行ったとき、二人とも風邪をひいてしました。それなのに深夜にレッスンをした私を、娘が怒ったということがあったのです。そのため娘との旅行中は、オンラインレッスンを入れないことにしました。

 でも一人旅のときは、すべて1回以上オンラインレッスンがはいっているので、毎回ワーケーションとなります。そのために、旅行のスケジュールは割とゆったりしています。

 2年半前に日本に戻ってきて、これからどう生活するかを試行錯誤しました。でも一昨年の9月からまたオンラインで日本語を教え始め、仕事をしながら旅行もするという生活に馴染んできました。

 タイミングもよかったと思います。コロナ禍で語学学校はオンラインが主流となり、その後もオンラインを希望する学習者が増えました。そのおかげで、私にもずっと仕事が回ってくるし、学校側からはいつも持てる時間帯リストをアップデートしてほしいと言われています。今のところ週3日だけしかレッスンを入れていないので、それぐらいの働き方が、今の私には合っています。

 旅行中、小さな失敗はたくさんあります。でも怪我や病気をすることなく、延べ4ヶ月もの旅行を終えられたことだけでも大満足です。今年は、また大きな目標を立てました。それはまた次回に。

 

久しぶりに、初対面の若い子と食事

 今回も結局エアーアジアを使い、追加預け荷物の20㎏は買ったが、座席は指定しなかった。オンラインチェックインができる日、すぐにやってみると、指定された座席は一番後ろから2番目で、2-4-2(何列か前までは3-4-3)の座席の右側窓際。本当は通路側のほうがいいのだが、2席だけならまだマシと思った。

 私の隣には若い女性が座った。座席ポケットにガイドブックを入れたのが見えたので、観光のようだが、連れはいないようだ。私がiPadにダウンロードしていた映画を2本見終わった頃、彼女がトイレに立ったので、私も入れ替わりにトイレに立った。そして戻ってきたとき、座席を間違えて前列のタイ人男性に声をかけてしまい、それをきっかけに隣の彼女と話しだした。といってもずっと話をしていたわけではなく、適当な距離感を感じさせてくれる子だった。

 エアーアジアがどこに停まったのかわからないが、なぜか「To MTB Arrivals Connecting Flights A-G 」と表示のある電車に乗った。空港内にこんな電車があるなんて知らなかった。 

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 イミグレはそれほど時間はかからなかったのだが、スーツケースが出てこない。ターンテーブルのところで30分以上待ったので、その間も話をし続けて、彼女の両替と予約していたSIMカードの受け取りも付き合い、MRTペッチャブリーの駅まで一緒だった。そして最後にラインも交換した。

 彼女の帰国は日曜日だったので、土曜日の夕食を一緒に食べることにした。最後にワットアルンが見える宿に移るとのことだったので、待ち合わせはサナームチャイ駅。トゥクトゥクに乗りたいという彼女の希望で、サオチンチャーまで行き、ワットスタットを一緒に見た。私のラインを見た後、彼女はちゃんと調べて、ここで亡くなった人がいることも知っていた。

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 その後サームヤーンのチュラー学生がよく行きそうな店を3つ候補に挙げておいたのだが、彼女が選んだのはベジタリアンのお店。

空心菜をまだ食べていないとのことで、ここで注文
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ソイミートとたけのこの炒め物
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 そして最後にコーヒーを飲んで別れたのだが、飛行機で一度会っただけとは思えないほど話も弾み楽しかった。

 彼女は転職したあと急に海外一人旅に目覚め、いざいろいろな所へと思ったとたんコロナ。でも去年台湾へ行き、今年初めてタイへ来たと言っていた。最近、若い人の一人旅が減っていると聞いていたので、彼女の話を聞いてうれしかった。

帰ってから彼女から送られてきた写真
宿からこの景色が見えるそうだ
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 バックパッカーだった若いころ、旅先で多くの人と出会い、食事をしたり行動を共にしたりした。最近も一人旅がほとんどだが、自分から話しかけることはほとんどなくなった。だから今回は本当に久しぶりの出来事だ。

 彼女はきっと私の娘くらいの年頃だろう。でも私も、色々な世代の人とも話をし、食事をしてきた。名前や顔は一切覚えていないが、そんなことがあったことは覚えている。そしてすべてではないが話した内容も。人との出会いが、私の旅の活力だったことは事実だ。

 昨日日本に到着した彼女からお礼のラインが来た。私は、「これからも一人旅を楽しんでね」と返信した。二人の会話が、次の彼女の一人旅を後押ししてくれるだろうと信じている。


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ブラック校則廃止について

 今日バンコクに戻ってきたが、まだ写真も整理していないので、この間読んだネット記事のことについて書きたいと思う。

 11日付けの日本経済新聞ネット記事に「ブラック校則5項目廃止、都立校、下着の色や黒染め」というのがあった。プライバシーや人権にかかわる不合理な校則は「ブラック校則」と呼ばれ、各地で見直しが進められているそうだ。

 頭の側面を刈り上げ段差をつける髪型「ツーブロック」の禁止や、校内別室ではなく自宅での謹慎、「高校生らしい」など嫌味な表現の指導などが廃止されるが、私が働いていた高校でもあった「地毛証明」や「くせ毛証明」は生徒や保護者から残してほしいと要望があったとのことで、一部の高校では継続されるそうだ。

 もう何十年も前になるが、私の高校は「自由な高校」だった。制服はあったが、かなり甘かったと思う。でも私が勤めたほとんどの学校は、かなり細かい規則があった。確か15,6年前ならピアス禁止のため、預かり指導と言って学期末まで生徒指導室にチャック袋に入れて保管した。でもあまりにも預かる量が増えて、結局なしくずしになっていった。

 頭髪についても厳しかった。もし生まれつき茶色であれば、入学時に親子で担当者と会い、地毛証明を出させる。その時は、美容院が使うカラースケールで色の確認もする。もしそれより色が変われば、指導対象にする。

 染めてきた子がいれば、呼び出して話をする。そして基準の色(確かスケールで8までは良かった)内に染め直すようにいう。でも長期休暇はかなりの生徒が染色するので、学期始めはその指導に追われてたいへんだった。

「なんで、染めたらあかんの?みんな染めてるやん。」
そう、生徒たちがいつも言うのは「みんながしてる」という言葉。でもそのみんなは一体だれを指すのか。

 娘たちが通ったオーストラリアの小学校は、髪の色や肌の色も様々だった。だから娘たちが、そんなことで人から何かを言われたことはない。日本に戻って仕事に復帰したのが2003年だが、その頃からますます染髪指導が厳しくなったように思う。

 なぜ染めたらいけないのか・・・本当のところ、私自身の答えはなかった。心の底で、茶色だろうが金髪だろうがかまわないと思っていた。でも教師という立場上、そう言えなかった。でも一つだけ生徒たちに本心で答えることがあった。

「うちの学校の生徒が茶色に染めてたら、近隣の人が「やっぱりあの高校は・・」て言うよね。世間は茶髪は不良って思ってる人が多いのよ。だから世間の大人の考えが変わるまでは、認められないやろうね。」

 私が勤めていた高校は、学力的には地域の中でかなり低い学校だったからだ。実際、地域の進学校の生徒たちは、その制服を着て茶髪でも、何も言われない。

 私が公立高校を退職して5年。現場は変わっただろうか。「学生服に茶髪は似合わない」とか「茶髪の子は不良だ」とかいう大人たちは減っただろうか。ブラック校則が減っても、見かけで判断する大人たちが減らないと、子どもたちの個々の権利や個性は守られない。

今日チェンカーンのホテルから見た朝日
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(世界肺癌学会議 IASLCの指針を参考に作成)

1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

※各がん腫に対する治療方針の詳細はESMOの診療指針を参照 (ESMOの了解取得済み):
https://www.esmo.org/guidelines/cancer-patient-management-during-the-covid-19-pandemi


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一人旅とマラソン

 前に「タイ人は一人旅が嫌い?」というテーマを書いた。そして今、また一人旅を終えようとしていて、いろいろなことが頭に浮かんでくる。今日ふと思ったのは、一人旅はマラソンに似ている。

 実は30代後半になった頃、周りに影響されてランニングを始めた。20代にも学校のマラソン大会で女子生徒と一緒に5kmを走って、上位3分の1くらいに入っていた。でもまさかフルマラソンにチャレンジする日が来るとは夢にも思っていなかった。

 と言っても本気でマラソンに取り組んだのは3年ほどだ。その後オーストラリアで、10マイルマラソンに出たのが最後のレースで、以後は趣味程度しか走っていない。またいつかレースにでたいと思いながら、もう長い年月が経ってしまった。
 
 ハーフマラソンで2時間以上、フルマラソンだと4時間半ほど走り続けることになる。誰かと一緒に参加しても、結局はほとんど一人で走るのと同じだ。私はいつも最初のペースを作るまでが苦しく、その後ランナーズハイというアドレナリンが出て楽しい時間があり、35kmを過ぎた頃からは「もう2度とフルマラソンなんかするか」と思うほど苦しいが、ゴールと同時に全てを忘れる。そしてやっぱりまたチャレンジしたいと思うのだ。

 マラソン中はなにを考えているのかと聞かれることがよくあったが、はっきりわからない。本当にいろいろなことが頭を駆けめぐるのだ。そして一人旅もそうだ。カフェにいても食事をしても、基本は一人で声を出すこともなく、何かを考えている。

 マラソン中は周りの景色も楽しめる。アマチュアの大会でも沿道に応援する人がいてくれる。春や秋の大会なら、自然の美しさを愛でながら走ることができる。そして一人旅は人との会話が少ない分、自然の音が耳に入りやすい。鳥のさえずり、風で草木が揺れる音、牛の声が聞こえることもある。

 一人旅には辛いこともある。特に何かトラブルに見舞われたり、体調を崩した時は、自分で判断し行動しなければならない。旅行中の計画も一人でかんがえなければならない。マラソンも途中でトラブルが起こったら、自分で判断しなければならない。レース構成も、自分で決めなければならない。

 そして一人旅もマラソンもスタート前がかなり不安なのだ。誰かと一緒の旅行なら、不安より楽しみという気持ちが強いが、一人旅の前日は、何回やっても不安だ。ただどちらも一歩踏み出すと不安も消えていく。

 フルマラソンはもう挑戦するのは無理かなあ。若くないだけでなく、左肺が完全ではないし。それでもランニングはまた始めたい。コロナ以前はコンドのジムで週2程度は走っていたが、長い間閉鎖されていて、使えるようになっても重い腰が上がらない。

 話は変わるが、今回は北タイを旅していた。バックパッカーに大人気と言われる北タイのパーイは西洋人観光客がいっぱいだった。ウォーキングストリートに入ったら、なぜかドキドキしてしまった。これほど周りから英語が聞こえてくるのはいつ以来だろう。バンコクではそれほど見かけないので、西洋人旅行者はみんなパーイに来てるのではないかと思うほどだった。

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(世界肺癌学会議 IASLCの指針を参考に作成)

1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

※各がん腫に対する治療方針の詳細はESMOの診療指針を参照 (ESMOの了解取得済み):
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ベトナムのフエに一人旅 最終日

 最終日は、実はどこへも行っていない。というのは、飛行機が13時15分発で、空港行きのバスは2時間前に乗り場に行かなくてはならないので、遅くても10時半にはチェックアウトしなければならなかったからだ。ということで、今回は今まで触れていなかったホテルと空港バスについても書きたいと思う。

 私はたいていAgoda か Booking.comのどちらかを使って予約している。値段はそれほど変わらないが、Agodaは航空会社とのマイレージ提携があり、私はアメリカン航空をリンクさせている。なぜならアメリカン航空は昔貯めたマイレージが残っており、3年間マイルの出し入れがないと、これが無効になってしまうからだ。そのためにAgodaを使ってわずかなマイルをつけてアメリカン航空のマイレージを維持している。

 今回私が泊まった宿は、フエの賑やかな通りから少し入った安いホテルだった。レビューが良かったことと、まだ新しかったという理由で決めたが、本当にコスパがよく、従業員も親切で居心地が良かった。名前はPoetic Hue Hotelとあるが、部屋数も少ない家族経営のような小さなホテルだった。でもAgodaで予約した部屋は、ダブルベッド、シャワートイレ付きで、3泊5112円(1泊あたり1704円)で朝食付き。CIMG4396
 
 部屋はかなり広くて、ベッドも大きい。コーナーには机と椅子もあり、湯沸かしポットと無料のお茶やコーヒー(インスタントだが)も置いてある。セキュリティボックスがなかったので、2日目にiPadをスーツケース(鍵もない)に入れたまま外出するのは、少し不安だったが、でも帰ってみると洋服タンスの中のスーツケースを動かした気配は全くなかった。でもきちんと清掃されて、タオルなども替えてくれていた。本当は、安宿で貴重品を部屋に置いておくべきではないが、このホテルはたまたまとても良心的な従業員ばかりだったのだろう。


 到着した時のウエルカムフルーツもありがたかったし、朝食も卵料理とトースト、シンプルなフォー、炒めたインスタントヌードル(これはあまり美味しくなかったが)、パンケーキから選べ、飲み物はジュースとコーヒーの両方も頼める。ジュースはマンゴー、スイカ、人参と3日間飲んでみたが、どれも生ジュースだった。

 空港バスのことも、他の方のブログで知った。でもあまり情報がはっきりとしていなかった。到着時は、ロビーに出てすぐのところにカウンターがあり、切符を買って外に出ると、マイクロバスが待っていた。乗客はベトナム人ばかりで乗車率も6割程度。運賃は50000ドン(250円)。タクシーだと180000ドンはするそうだ。乗客は、好きなところで降ろしてもらえるようで、ベトナム人は適当に運転手に降りたいところを告げて降りていく。終点は、ハノイ通りのベトナム航空オフィスがあるビルの向かいだった。

 帰りのバスは予約する必要があるかと、前日にその場所を訪れると、ビルの前にプラスチックの椅子に座ったおじさんがいた。「エアポートバス」と聞くと、飛行機の時間を聞かれて、その2時間前にくればいいと言われた。

 ホテルから歩くと20分以上はかかるが、あまりすることもなかったので、フランスパンがあれば買いたいと思い、ブラブラ歩いてみた。でも見つからず、到着して昨日のおじさんにエアポートバスと言うと、少し早かったこともあり、後30分と言われた。ちょうど隣がベトナムコーヒーを出しているローカルカフェだったので、最後のコーヒーを飲む。20分ほどしておじさんに声をかけると、また30分後。本当に来るんだろうか。

 仕方がないので、もう一度さっきは通らなかった道をぐるりと歩いてみると、ラッキーなことにちょっとおしゃれなパン屋を見つけた。そこで欲しかったバケットを購入。戻って少しするとマイクロバスが来て、乗せてくれた。でもまだ発車しない。

 結局、私の飛行機の55分前に出発。乗っているのは私だけ。しかもまだお金を渡していない。運転手さんに、最後に払えばいいのだろうか。昼間だったので、町を出ると道はがら空きで、空港まで30分かからなかった。運転手さんに50000ドンを払い、専用車となったバスを降りた。

 フエの空港は小さいのでチェックインはあっという間だった。しかも国内線なので、30分前でも余裕。ただ来るときにかなり遅れたので、今回も飛行機が遅れて、次のホーチミンからバンコクへ乗り継げなかったらどうしようと不安だった。でも絶対遅れると思っていたフエ発の便はほぼ定刻に出発した。しかも機長の「ホーチミンの現地の天気は〜。到着時刻は〜。」というお馴染みのアナウンスの時も、予定通りの時間だった。

 なのに・・・。ホーチミン空港の近くを旋回すること約30分。滑走路が混んでいて、着陸許可が下りないとのこと。もういい加減にしてほしい。

 結局、今回も到着したときには残り1時間。国内線から国際線へ走り、しかもチェックインと出国手続きをしなければならず、ゲートに着いたらもう搭乗が始まっていた。もうベトナム航空には、あまり乗りたくない。

 ただ最後にラッキーだったのは、このところネットでも話題になっていたスワンナプーム空港のイミグレが、びっくりするほど空いていたこと。普通でも1時間、ひどい時は2時間近く待たされる日もあるらしいのに、30分ほどで出ることができた。

 私にとって今回の旅行は、一人旅へのCome Backというところ。スケジュールはゆったりと組んだが、暑い中、一日中歩くこともできたし、少し体力にも自信がついた。術後4ヶ月になる前に、いつもの自分を取り戻せたことがうれしいと思う。

 

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ベトナムのフエに一人旅 3日目

 昨夜はぐっすり眠れて、朝も少しゆっくり起きた。と言っても、年齢のせいか朝寝坊はできず、7時ごろには目を覚ました。ホテルの朝食を食べた後は、今日は市場やスーパーを回ったり、フエのローカルフードを食べ歩きしたいと思っている。

 まず庶民の台所、ドンハ市場へ行ってみよう。でも歩くにはちょっと遠いので、Grabでバイタクを呼ぶことにした。タイでもタクシーが捕まらないときはGrabを使っているが、言葉が通じない国では、本当にありがたい。

 すぐにバイタクは来て、13000ドン。たぶん、20バーツ(70円)くらいだから、タイより安い。私は銀行カードを登録しているので、自動引き落としだ。運転手は、ここからどこに行くのかと聞いてきたが、帰りはブラブラと旧市街から新市街へと歩いて行こうと思ったので、お断りした。

ドンハ市場は、狭い通路に小さな店が所狭しと並んでいる典型的なアジアの市場だった。なので私にはとても馴染みのある雰囲気だ。置いてある品物もあまりタイと変わらない。 





外に出ると橋の方へ向かう道は、ずっと野菜や果物を売っている店が並んでいた。これもタイの田舎と同じで、違うのは、売り子のおばさんたちが、ベトナムの傘をかぶっていること。並べられた野菜も、タイで見たことがあるものだった。       



 次に向かったのはコープマートというスーパーマーケット。ここでお土産にコーヒーや調味料を買った。

 そこでちょっとユニークなものを見つけた。有料の子供の遊び場だ。朝9時半から夜9時まで開いていて、料金は40000ドン(200円くらい)のようだ。




 この後は、ブラブラと歩いて新市街の方へ戻ることにした。昨夜、フエで食べたいものをリストアップしたが、たった1日で全部食べるのは無理だなあ。




CIMG4398 1、ブンボーフエ
 これは着いた日の夜に、ホテルの近くの屋台で食べた。40000ドン(200円)。屋台にしては高いかなと思ったが、一緒になったベトナム人の女の子もその値段を払っていたので、別にふっかけられたわけではない。いつも食べているタイの麺類より量が多いので、実質は同じくらいかも。

2、コムヘン
 フエの町を流れているフォン川はシジミがたくさん取れるらしい。昨日のツアーの昼食バイキングにもシジミ料理があって、とても美味しかったが、このコムヘンという名物料理は、朝食によく食べられるそうだ。ご飯の上に、シジミ、バナナの花のつぼみやパクチー、ピーナッツ、揚げた豚皮なんかを乗せてシジミのスープをかけて食べる。量も多くなくてあっさりして美味しい。地元の人に人気の店に行ったが、たったの10000ドン(50円)だった。でもきれいな店とは言い難いので、タイの屋台で平気という人じゃないと無理かもしれない。

3、精進料理
 これはブログで見つけた「リエンホア」という精進料理のお店の「コムディア」(ぶっかけご飯)。
お店は屋台じゃなくて、ちゃんとしたレストランなのに、これはたったの20000ドン(100円)。コスパ最高の一品だった。



4、ベトナムぜんざいのチェー
 これも地元の人に人気の「チェーヘム」というお店をグーグルマップで探して行った。ベトナム語のメニューはあるが、全品10000ドン(50円)。それに用意されたものが並んでいるので、選んで指差すだけ。

5、バインミー
 これも前日夜に、屋台で買ってホテルで食べた。写真はないけれど。でも2年前にハノイで食べたものの方が、もっと美味しかった。

6、バインセオ
 ベトナム風お好み焼きというかクレープというか。ずっと昔にホーチミンで食べて大感激した。でも今回はチャンスがなくて、代わりにスーパーでバインセオの粉を買って、バンコクに戻ってから作ってみた。結果は、まあこんなものかという程度だった。

 最後は、有名なチャンディエン橋のライトアップ。川のほとりはデートコースなので、一人でブラブラするのはちょっと寂しかった。



 

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ベトナムのフエに一人旅 2日目②

 昼食の後、車はフエ市内に戻り、橋を超えて旧市街に入った。そして世界遺産に登録されている阮朝王宮へ。

 少し手前で車を降りて、門へ向かう。午後になり、ますます気温は上がっているように感じるが、とにかく歩き続ける。

 半日ツアーにした方が良かったかも・・・と今更、後悔しても遅い。
 
 この太和殿は、中国の紫禁城を真似て作られたそうだ。もちろん紫禁城よりスケールは小さいが、一つ一つの作りは丁寧で、とても美しい。太和殿内は写真撮影が禁止だったので、廊下の写真しかないが、威厳のある建物や家具は、本当に素晴らしかった。

 でも後で説明を読んでみると、実は太和殿は1968年のベトナム戦争時に焼失し、後で再建されたそうだ。ホーチミンから離れたこの街にも、ベトナム戦争の傷跡は残っている。


 頑張って王宮を見学した後、最後の目的地ティエン・ムー寺へ向かった。高さ21.24m、「幸福と天の恵み」を意味するこのトゥニャン塔の各階には仏像が安置されているそうだ。

 ちょうどこの場所は川べりにあり、市内中心までフォン川をドラゴンボートに乗って戻ることになる。夜であれば、橋がライトアップされて、本当に美しいらしいが、ゆっくりの両側の景色を見ながら、涼しい風に吹かれてボートに乗るのは本当に気持ちが良かった。

 4時40分頃、船は中心地に着いてツアーは終了した。それにしても朝から約9時間、昼食付きでみっちり観光し、たったの1300円弱。コスパの良さにびっくりしてしまう。最初に書いたが、ベトナムは本当に外国人料金がないのだろうか。タイだと、タイ人20バーツ、外国人100バーツという料金設定がどこでも見られる。まあそれでも日本に比べると安いので、納得はするのだが。
 
 昼食がバイキングでしっかり食べたので、それほどお腹も空いておらず、ホテルに戻る道でバインミーの屋台を見つけて買った。ベトナム名物のバケットサンドイッチだ。ホテルには、湯沸かしポットやお茶のティーパックも置いてあったので、もう今夜は出かけずゆっくりしよう。

 

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