私はたいていAgoda か Booking.comのどちらかを使って予約している。値段はそれほど変わらないが、Agodaは航空会社とのマイレージ提携があり、私はアメリカン航空をリンクさせている。なぜならアメリカン航空は昔貯めたマイレージが残っており、3年間マイルの出し入れがないと、これが無効になってしまうからだ。そのためにAgodaを使ってわずかなマイルをつけてアメリカン航空のマイレージを維持している。
今回私が泊まった宿は、フエの賑やかな通りから少し入った安いホテルだった。レビューが良かったことと、まだ新しかったという理由で決めたが、本当にコスパがよく、従業員も親切で居心地が良かった。名前はPoetic Hue Hotelとあるが、部屋数も少ない家族経営のような小さなホテルだった。でもAgodaで予約した部屋は、ダブルベッド、シャワートイレ付きで、3泊5112円(1泊あたり1704円)で朝食付き。
部屋はかなり広くて、ベッドも大きい。コーナーには机と椅子もあり、湯沸かしポットと無料のお茶やコーヒー(インスタントだが)も置いてある。セキュリティボックスがなかったので、2日目にiPadをスーツケース(鍵もない)に入れたまま外出するのは、少し不安だったが、でも帰ってみると洋服タンスの中のスーツケースを動かした気配は全くなかった。でもきちんと清掃されて、タオルなども替えてくれていた。本当は、安宿で貴重品を部屋に置いておくべきではないが、このホテルはたまたまとても良心的な従業員ばかりだったのだろう。
到着した時のウエルカムフルーツもありがたかったし、朝食も卵料理とトースト、シンプルなフォー、炒めたインスタントヌードル(これはあまり美味しくなかったが)、パンケーキから選べ、飲み物はジュースとコーヒーの両方も頼める。ジュースはマンゴー、スイカ、人参と3日間飲んでみたが、どれも生ジュースだった。
空港バスのことも、他の方のブログで知った。でもあまり情報がはっきりとしていなかった。到着時は、ロビーに出てすぐのところにカウンターがあり、切符を買って外に出ると、マイクロバスが待っていた。乗客はベトナム人ばかりで乗車率も6割程度。運賃は50000ドン(250円)。タクシーだと180000ドンはするそうだ。乗客は、好きなところで降ろしてもらえるようで、ベトナム人は適当に運転手に降りたいところを告げて降りていく。終点は、ハノイ通りのベトナム航空オフィスがあるビルの向かいだった。
帰りのバスは予約する必要があるかと、前日にその場所を訪れると、ビルの前にプラスチックの椅子に座ったおじさんがいた。「エアポートバス」と聞くと、飛行機の時間を聞かれて、その2時間前にくればいいと言われた。
ホテルから歩くと20分以上はかかるが、あまりすることもなかったので、フランスパンがあれば買いたいと思い、ブラブラ歩いてみた。でも見つからず、到着して昨日のおじさんにエアポートバスと言うと、少し早かったこともあり、後30分と言われた。ちょうど隣がベトナムコーヒーを出しているローカルカフェだったので、最後のコーヒーを飲む。20分ほどしておじさんに声をかけると、また30分後。本当に来るんだろうか。
仕方がないので、もう一度さっきは通らなかった道をぐるりと歩いてみると、ラッキーなことにちょっとおしゃれなパン屋を見つけた。そこで欲しかったバケットを購入。戻って少しするとマイクロバスが来て、乗せてくれた。でもまだ発車しない。
結局、私の飛行機の55分前に出発。乗っているのは私だけ。しかもまだお金を渡していない。運転手さんに、最後に払えばいいのだろうか。昼間だったので、町を出ると道はがら空きで、空港まで30分かからなかった。運転手さんに50000ドンを払い、専用車となったバスを降りた。
フエの空港は小さいのでチェックインはあっという間だった。しかも国内線なので、30分前でも余裕。ただ来るときにかなり遅れたので、今回も飛行機が遅れて、次のホーチミンからバンコクへ乗り継げなかったらどうしようと不安だった。でも絶対遅れると思っていたフエ発の便はほぼ定刻に出発した。しかも機長の「ホーチミンの現地の天気は〜。到着時刻は〜。」というお馴染みのアナウンスの時も、予定通りの時間だった。
なのに・・・。ホーチミン空港の近くを旋回すること約30分。滑走路が混んでいて、着陸許可が下りないとのこと。もういい加減にしてほしい。
結局、今回も到着したときには残り1時間。国内線から国際線へ走り、しかもチェックインと出国手続きをしなければならず、ゲートに着いたらもう搭乗が始まっていた。もうベトナム航空には、あまり乗りたくない。
ただ最後にラッキーだったのは、このところネットでも話題になっていたスワンナプーム空港のイミグレが、びっくりするほど空いていたこと。普通でも1時間、ひどい時は2時間近く待たされる日もあるらしいのに、30分ほどで出ることができた。
私にとって今回の旅行は、一人旅へのCome Backというところ。スケジュールはゆったりと組んだが、暑い中、一日中歩くこともできたし、少し体力にも自信がついた。術後4ヶ月になる前に、いつもの自分を取り戻せたことがうれしいと思う。
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