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がんになっても地球旅行

病気には無縁と思ってた元バックパッカー、タイの大学で日本語教師をしていた2019年4月バンコクで肺腺癌(1A)手術。2022年6月に日本に帰国後もタイをメインに地球旅行に出かけています。

世界遺産

ベトナムのフエに一人旅 最終日

 最終日は、実はどこへも行っていない。というのは、飛行機が13時15分発で、空港行きのバスは2時間前に乗り場に行かなくてはならないので、遅くても10時半にはチェックアウトしなければならなかったからだ。ということで、今回は今まで触れていなかったホテルと空港バスについても書きたいと思う。

 私はたいていAgoda か Booking.comのどちらかを使って予約している。値段はそれほど変わらないが、Agodaは航空会社とのマイレージ提携があり、私はアメリカン航空をリンクさせている。なぜならアメリカン航空は昔貯めたマイレージが残っており、3年間マイルの出し入れがないと、これが無効になってしまうからだ。そのためにAgodaを使ってわずかなマイルをつけてアメリカン航空のマイレージを維持している。

 今回私が泊まった宿は、フエの賑やかな通りから少し入った安いホテルだった。レビューが良かったことと、まだ新しかったという理由で決めたが、本当にコスパがよく、従業員も親切で居心地が良かった。名前はPoetic Hue Hotelとあるが、部屋数も少ない家族経営のような小さなホテルだった。でもAgodaで予約した部屋は、ダブルベッド、シャワートイレ付きで、3泊5112円(1泊あたり1704円)で朝食付き。CIMG4396
 
 部屋はかなり広くて、ベッドも大きい。コーナーには机と椅子もあり、湯沸かしポットと無料のお茶やコーヒー(インスタントだが)も置いてある。セキュリティボックスがなかったので、2日目にiPadをスーツケース(鍵もない)に入れたまま外出するのは、少し不安だったが、でも帰ってみると洋服タンスの中のスーツケースを動かした気配は全くなかった。でもきちんと清掃されて、タオルなども替えてくれていた。本当は、安宿で貴重品を部屋に置いておくべきではないが、このホテルはたまたまとても良心的な従業員ばかりだったのだろう。


 到着した時のウエルカムフルーツもありがたかったし、朝食も卵料理とトースト、シンプルなフォー、炒めたインスタントヌードル(これはあまり美味しくなかったが)、パンケーキから選べ、飲み物はジュースとコーヒーの両方も頼める。ジュースはマンゴー、スイカ、人参と3日間飲んでみたが、どれも生ジュースだった。

 空港バスのことも、他の方のブログで知った。でもあまり情報がはっきりとしていなかった。到着時は、ロビーに出てすぐのところにカウンターがあり、切符を買って外に出ると、マイクロバスが待っていた。乗客はベトナム人ばかりで乗車率も6割程度。運賃は50000ドン(250円)。タクシーだと180000ドンはするそうだ。乗客は、好きなところで降ろしてもらえるようで、ベトナム人は適当に運転手に降りたいところを告げて降りていく。終点は、ハノイ通りのベトナム航空オフィスがあるビルの向かいだった。

 帰りのバスは予約する必要があるかと、前日にその場所を訪れると、ビルの前にプラスチックの椅子に座ったおじさんがいた。「エアポートバス」と聞くと、飛行機の時間を聞かれて、その2時間前にくればいいと言われた。

 ホテルから歩くと20分以上はかかるが、あまりすることもなかったので、フランスパンがあれば買いたいと思い、ブラブラ歩いてみた。でも見つからず、到着して昨日のおじさんにエアポートバスと言うと、少し早かったこともあり、後30分と言われた。ちょうど隣がベトナムコーヒーを出しているローカルカフェだったので、最後のコーヒーを飲む。20分ほどしておじさんに声をかけると、また30分後。本当に来るんだろうか。

 仕方がないので、もう一度さっきは通らなかった道をぐるりと歩いてみると、ラッキーなことにちょっとおしゃれなパン屋を見つけた。そこで欲しかったバケットを購入。戻って少しするとマイクロバスが来て、乗せてくれた。でもまだ発車しない。

 結局、私の飛行機の55分前に出発。乗っているのは私だけ。しかもまだお金を渡していない。運転手さんに、最後に払えばいいのだろうか。昼間だったので、町を出ると道はがら空きで、空港まで30分かからなかった。運転手さんに50000ドンを払い、専用車となったバスを降りた。

 フエの空港は小さいのでチェックインはあっという間だった。しかも国内線なので、30分前でも余裕。ただ来るときにかなり遅れたので、今回も飛行機が遅れて、次のホーチミンからバンコクへ乗り継げなかったらどうしようと不安だった。でも絶対遅れると思っていたフエ発の便はほぼ定刻に出発した。しかも機長の「ホーチミンの現地の天気は〜。到着時刻は〜。」というお馴染みのアナウンスの時も、予定通りの時間だった。

 なのに・・・。ホーチミン空港の近くを旋回すること約30分。滑走路が混んでいて、着陸許可が下りないとのこと。もういい加減にしてほしい。

 結局、今回も到着したときには残り1時間。国内線から国際線へ走り、しかもチェックインと出国手続きをしなければならず、ゲートに着いたらもう搭乗が始まっていた。もうベトナム航空には、あまり乗りたくない。

 ただ最後にラッキーだったのは、このところネットでも話題になっていたスワンナプーム空港のイミグレが、びっくりするほど空いていたこと。普通でも1時間、ひどい時は2時間近く待たされる日もあるらしいのに、30分ほどで出ることができた。

 私にとって今回の旅行は、一人旅へのCome Backというところ。スケジュールはゆったりと組んだが、暑い中、一日中歩くこともできたし、少し体力にも自信がついた。術後4ヶ月になる前に、いつもの自分を取り戻せたことがうれしいと思う。

 

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ベトナムのフエに一人旅 3日目

 昨夜はぐっすり眠れて、朝も少しゆっくり起きた。と言っても、年齢のせいか朝寝坊はできず、7時ごろには目を覚ました。ホテルの朝食を食べた後は、今日は市場やスーパーを回ったり、フエのローカルフードを食べ歩きしたいと思っている。

 まず庶民の台所、ドンハ市場へ行ってみよう。でも歩くにはちょっと遠いので、Grabでバイタクを呼ぶことにした。タイでもタクシーが捕まらないときはGrabを使っているが、言葉が通じない国では、本当にありがたい。

 すぐにバイタクは来て、13000ドン。たぶん、20バーツ(70円)くらいだから、タイより安い。私は銀行カードを登録しているので、自動引き落としだ。運転手は、ここからどこに行くのかと聞いてきたが、帰りはブラブラと旧市街から新市街へと歩いて行こうと思ったので、お断りした。

ドンハ市場は、狭い通路に小さな店が所狭しと並んでいる典型的なアジアの市場だった。なので私にはとても馴染みのある雰囲気だ。置いてある品物もあまりタイと変わらない。 





外に出ると橋の方へ向かう道は、ずっと野菜や果物を売っている店が並んでいた。これもタイの田舎と同じで、違うのは、売り子のおばさんたちが、ベトナムの傘をかぶっていること。並べられた野菜も、タイで見たことがあるものだった。       



 次に向かったのはコープマートというスーパーマーケット。ここでお土産にコーヒーや調味料を買った。

 そこでちょっとユニークなものを見つけた。有料の子供の遊び場だ。朝9時半から夜9時まで開いていて、料金は40000ドン(200円くらい)のようだ。




 この後は、ブラブラと歩いて新市街の方へ戻ることにした。昨夜、フエで食べたいものをリストアップしたが、たった1日で全部食べるのは無理だなあ。




CIMG4398 1、ブンボーフエ
 これは着いた日の夜に、ホテルの近くの屋台で食べた。40000ドン(200円)。屋台にしては高いかなと思ったが、一緒になったベトナム人の女の子もその値段を払っていたので、別にふっかけられたわけではない。いつも食べているタイの麺類より量が多いので、実質は同じくらいかも。

2、コムヘン
 フエの町を流れているフォン川はシジミがたくさん取れるらしい。昨日のツアーの昼食バイキングにもシジミ料理があって、とても美味しかったが、このコムヘンという名物料理は、朝食によく食べられるそうだ。ご飯の上に、シジミ、バナナの花のつぼみやパクチー、ピーナッツ、揚げた豚皮なんかを乗せてシジミのスープをかけて食べる。量も多くなくてあっさりして美味しい。地元の人に人気の店に行ったが、たったの10000ドン(50円)だった。でもきれいな店とは言い難いので、タイの屋台で平気という人じゃないと無理かもしれない。

3、精進料理
 これはブログで見つけた「リエンホア」という精進料理のお店の「コムディア」(ぶっかけご飯)。
お店は屋台じゃなくて、ちゃんとしたレストランなのに、これはたったの20000ドン(100円)。コスパ最高の一品だった。



4、ベトナムぜんざいのチェー
 これも地元の人に人気の「チェーヘム」というお店をグーグルマップで探して行った。ベトナム語のメニューはあるが、全品10000ドン(50円)。それに用意されたものが並んでいるので、選んで指差すだけ。

5、バインミー
 これも前日夜に、屋台で買ってホテルで食べた。写真はないけれど。でも2年前にハノイで食べたものの方が、もっと美味しかった。

6、バインセオ
 ベトナム風お好み焼きというかクレープというか。ずっと昔にホーチミンで食べて大感激した。でも今回はチャンスがなくて、代わりにスーパーでバインセオの粉を買って、バンコクに戻ってから作ってみた。結果は、まあこんなものかという程度だった。

 最後は、有名なチャンディエン橋のライトアップ。川のほとりはデートコースなので、一人でブラブラするのはちょっと寂しかった。



 

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ベトナムのフエに一人旅 2日目②

 昼食の後、車はフエ市内に戻り、橋を超えて旧市街に入った。そして世界遺産に登録されている阮朝王宮へ。

 少し手前で車を降りて、門へ向かう。午後になり、ますます気温は上がっているように感じるが、とにかく歩き続ける。

 半日ツアーにした方が良かったかも・・・と今更、後悔しても遅い。
 
 この太和殿は、中国の紫禁城を真似て作られたそうだ。もちろん紫禁城よりスケールは小さいが、一つ一つの作りは丁寧で、とても美しい。太和殿内は写真撮影が禁止だったので、廊下の写真しかないが、威厳のある建物や家具は、本当に素晴らしかった。

 でも後で説明を読んでみると、実は太和殿は1968年のベトナム戦争時に焼失し、後で再建されたそうだ。ホーチミンから離れたこの街にも、ベトナム戦争の傷跡は残っている。


 頑張って王宮を見学した後、最後の目的地ティエン・ムー寺へ向かった。高さ21.24m、「幸福と天の恵み」を意味するこのトゥニャン塔の各階には仏像が安置されているそうだ。

 ちょうどこの場所は川べりにあり、市内中心までフォン川をドラゴンボートに乗って戻ることになる。夜であれば、橋がライトアップされて、本当に美しいらしいが、ゆっくりの両側の景色を見ながら、涼しい風に吹かれてボートに乗るのは本当に気持ちが良かった。

 4時40分頃、船は中心地に着いてツアーは終了した。それにしても朝から約9時間、昼食付きでみっちり観光し、たったの1300円弱。コスパの良さにびっくりしてしまう。最初に書いたが、ベトナムは本当に外国人料金がないのだろうか。タイだと、タイ人20バーツ、外国人100バーツという料金設定がどこでも見られる。まあそれでも日本に比べると安いので、納得はするのだが。
 
 昼食がバイキングでしっかり食べたので、それほどお腹も空いておらず、ホテルに戻る道でバインミーの屋台を見つけて買った。ベトナム名物のバケットサンドイッチだ。ホテルには、湯沸かしポットやお茶のティーパックも置いてあったので、もう今夜は出かけずゆっくりしよう。

 

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ベトナムのフエに一人旅 2日目①

 ベトナムには「シンツーリスト」という有名な旅行社がある。2009年以前は「シンカフェ」という名前だったらしく、私が初めてホーチミンに行った時、クチトンネルの1日ツアーで使った記憶がある。
 シンツーリスト 
https://www.thesinhtourist.vn

 今回もHPからフエのツアーを検索して、1日ツアーに申し込んでおいた。昼食付きで、郊外の遺跡を含む5カ所を回るのに、何と249000ベトナムドン(1245円)。これはベトナム語のHPでも同じ金額なので、ベトナム人でも同じなのだろう。ほとんどの観光に外国人料金が設定されているタイとは大違いだ。

 実はホテルはシンツーリストのすぐ近くなのだが、ホテルにピックアップに来てくれるとのこと。7時30分から45分の間と言われたので、朝食をそれまでに終えて(このホテルは朝食付き)待っていると、本当に45分ごろ迎えに来てくれた。

 ミニバンに乗り込むと、すでに欧米人が5、6人。それからまたいくつかのホテルを周り、マレーシア人夫婦、タイ人4人、ベトナム人家族2組と総勢20人弱。ガイドはもちろんベトナム人だけど、最初に英語で説明し、その後ベトナム語で説明していた。

 フエは1802年から1945年のベトナム最後の王朝「阮朝(グエン朝)」があった都市で、旧市街には王宮が、郊外には皇帝の墓が残っている。ツアーがまず向かったのは、ミンマン帝廟。入り口でまず共通チケットを購入。この一日ツアーはで行く3カ所用のチケットは、大人280,000ドン(私の両替のレートで1300円ちょっとだった)。

ここはかなり広大な敷地で、暑くなければゆっくり歩きたいと思えるところ。でもこの日は本当に暑くて、体感温度は38度くらい。日傘を持って行って、良かった。

 ミンマン帝に功績が書かれている石碑。漢字で書かれている。

 こんな石碑が170年以上経っても、きれいに残っている。

  

 ミンマン帝の在位期間は1819年~1840年の約20年間。歴代皇帝の中でも最も博識で有能で、政治力も長けていたそうだ。

 



 一番奥に、ミンマン帝の墳墓へと続く石畳の道があ流。大きな池の上の真ん中に伸びる道の向こうに石段が続き、その上にある門は常に閉ざされているそうだ。この奥に遺体が眠っているそうだが、遺体の正確な場所はわからないとか。
 






 続いて訪れたのは、カイディン帝廟。フランスに系統し、住民の税金を上げたり、派手好きだったと言われているカイディン帝。でもここは本当にお金をかけたことがわかる場所で、見応えはある。

  中国の兵馬俑のような石碑


 バロック様式の内装。壁の装飾は、アジア各地から輸入された陶器やガラスが使われているそうだ。そして、この写真の左側にある花の枝は、日本のビール瓶が使われているとか。

 ここは人も多くて、日本人ツアーグループもいた。私はこっそりそのガイド説明を聞いたり、また英語のツアーのガイド説明を聞いたりした。



 カイディン帝は1916年~1925年の9年間皇帝の座に君臨してたが、40歳で結核で亡くなったそうだ。

 全身が金箔で覆われているカイディン帝像。この像の下に帝の遺体があるそうで、歴代阮朝皇帝の中でも遺体の場所が判明しているのは、このカイディン帝のみだそうだ。



 世界遺産の後に訪れたのは、Vo Kinh Van An というベトナムの格闘技ショー。ここも別料金で70000ドン。でも日本円にすれば300円ちょっとだ。



  その後は、お香やベトナムの笠を作っているのを見せてくれるお店へ。









 昼食のお店が混んでいる時間だということで、ここで長い目の時間つぶしとなった。そして昼食のお店へ。写真を撮るのを忘れてしまったが、バイキング形式で、味付けもまあまあだった。

 お昼を終えて1時頃。でもまだ2カ所残っている。かなり暑い日なので、車に戻るとホッとする。しかも疲れて移動中は睡魔に襲われる。これは術後3ヶ月半だからというよりも、暑さで参っているのだろう。私の横に座っていたマレーシア人女性も、同じように寝ていたから。

                ちょっと写真が多くなってしまったので、午後は次回にします😆

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ベトナムのフエに一人旅 1日目

 この1年間は娘や夫と短期の旅行をしたが、一人旅はちょうど1年前にラオスのビエンチャンに2泊で行っただけだ。これまで旅行といえばほとんど一人旅だったので、どこかにいきたくて仕方がなかった。

 ベトナムは、これまでホーチミンとハノイに行ったことがある。でも世界遺産になっているフエやホイアンに行きたいとずっと思っていた。ただ今回は3連休で、その前日から出発して3泊4日、あまりバスに長時間というのも自信がないので、乗り継ぎ時間が長くても飛行機だけの移動でフエだけにしようと決めた。

 航空券を取ったのは、3ヶ月半検診の前だったが、最初にSkyscannerで検索したチケットが、2日後にはその価格ではなくなってしまったので、見切り発車ではあるが買うことにした。一番安いサイトではなく、おなじみのExpediaを選び、ホーチミン乗り換えのフエ行きでベトナム航空だった。往復ともホーチミンで2時間ほどの待ち時間があり、日本円で27510円だった。

 当日、飛行機は11時20分だったが、朝食も食べずに早めに空港へ向かった。というのは、私は楽天ゴールドカードについてくるPriority Passという世界中の空港ラウンジに入ることができるカードを持っているので、ラウンジで朝ごはんにしようと思ったからだ。

 チェックインは前日にネットで済ませていたし、荷物も機内持ち込みだけだったが、カウンターでボーディングパスをもらった。出国手続きに向かったが、びっくり。イミグレに降りるエスカレーターのところで人数制限をしていた。最近バンコクのイミグレの混雑は、ネットでも話題になっている。入国だけかと思ったら出国もなんだ。それでも30分ほどでイミグレを通り、ラウンジへ行くことができた。

 飛行機は、定刻より少し遅れて出発し、到着が30分近く遅れた。荷物は持ち込みだから、国内線乗り換えもすぐと思っていたら、国際線と国内線は歩いて10分くらい離れていた。チェックインは済ませているので、直接ゲートへ行ってもよいと書かれていたので、慌ててセキュリティチェックのところへ行くと、「ここじゃない、もう一つ向こうのビルだ」といわれ大慌て。そこはLCCのVietJet専用のゲートで、ベトナム航空は別の場所だった。

 でもベトナム航空のセキュリティゲートは、ものすごい人だった。2時間の乗り継ぎは十分と思っていたのに、もう50分ほどしかない。これはヤバイ!近くにいた職員らしい人に、搭乗券を見せて「時間がない」と言うと、「私はベトナム航空の職員じゃない」と冷たい返事。あまり英語もわかってくれなかったのかもしれない。

 あと45分。もう自分で何とかしなきゃ。周りの人に搭乗券を見せながら、「I'm sorry, but I have no time.」と大声で言いながら、どんどん前に進み、何とかセキュリティチェックを終えて、ゲートまで走った。なのにそのゲートまで行くと、飛行機は30分遅れ。次にその時間に行くと、今度はゲートも変わっていた。新しいゲートに行くと、まだ搭乗は始まらない。結局1時間ちょっと遅れて飛行機はフエに向かった。

 明るい時間にフエに着くと思ったのに、結局1時間半以上遅れ、バスでフエの街に着いた時は暗くなっていた。ホテルに行く前に、明日1日ツアーを予約したシンツーリストに寄った。そしてようやくホテルにチェックイン。

 安いホテルだったが、まだ新しく口コミもよく、チェックインの時にウエルカムフルーツまで頂いた。そして部屋もとても広くて清潔感もあり、大満足。





一息ついて、少しお腹も空いているので、近くの屋台で、名物のブンボーフエを食べる。注文したところで、目の前にいた若い女の子と目が合い、話をした。ホーチミンから仕事で来ているとか。娘より若い子だったが、本当に素敵な女の子だった。
 
 ホテルに戻って、シャワーを浴びて、もうぐったり。明日は7時半から8時の間に、ホテルにピックアップに来てくれるとのこと。世界遺産を回る1日だ。
 

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