私はずっと血圧が低く、最高が100程度だが最低との幅はあったので、検診では「ちょっと低い目ですね」とよく言われていた。でも朝早く起きるのは平気だし、いつも朝からハイテンションで元気だった。ただ冬場になると、血圧が下がり過ぎて偏頭痛を起こすことはあった。

 体温も低めでいつも36度ちょっとしかない。だから37度になるともう微熱があると感じたし、37度5分だと、はっきり熱があると自覚できた。だから数年前にインフルエンザにかかって39度近い熱が出た時は、もう身体中が痛くて動けなかった。


 その私が最近の平熱は36度8分くらいなのだ。日本で使っているのと同じテルモの体温計を持ってきているので、体温計の違いのせいではない。

 日本人の平均体温は50年前は36.89度で、現在は36.20度だとある健康関係のサイトにあった。そのサイトによると、低体温の原因は、運動量の低下による筋肉量の低下、エアコン生活による汗をかかない生活、そして多くのストレスが筋肉をやせさせるためだそうだ。

 一方タイ人の平熱は37度から37度5分、平均体温は37度2分くらいらしい。だから退院後の最初の検診のとき、「ずっと熱があって、夕方37度5分くらいになることもある」と主治医の先生に話すと、「それくらいは平熱」とさらっと答えられてしまった。

 私はタイに住んで2年以上になる。1年目に風邪をひいた時は、確か平熱に戻ったと思ったのは36度ちょっとだったと記憶している。でも、1年半を過ぎた頃から測ってみると36度5分を超えることが多くなった。そして今は、朝以外はいつでも37度近い体温のようだ。これで完全にタイ人化したということか。

 体温は高い方が免疫力が上がり、健康にいいと読んだことがあった。でも最近ネット検索してみると、平熱が高い方が死亡リスクが上がるという記事もヒットした。また欧米人の平熱が高いのは、血液が濃い(赤血球が多い)ためだというお医者様の意見を載せている記事もあった。

 がんと平熱の関係はどうなんだろうと思ったが、これも免疫力が上がるからがんにかかりにくいという記事と、肥満やがんは高い平熱と関係があるという記事もあった。

 ネットは便利だが、全てが正しいとはいえず、それに一喜一憂しても仕方がないと思うものの、ついネット検索に時間を費やしてしまう。この情報過多の世界で生きていくには、ある程度自分で取捨選択していかなければならないのだろう。

 


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