道路交通法違反の後、入管法違反の裁判が行われる法廷に向かった。入ってみるとまだその前の裁判が終わっていなかった。途中からだったが、オレオレ詐欺の受け子だと、すぐにわかった。
たぶんまだ20代前半だろうと思える男性は、彼女の妊娠がわかり、ネットで高収入のアルバイトを探した。そしてあまり考えることなく、免許証のコピーを送った。詐欺だと気づいたときは、自分の個人情報はすべて知られており、しかも彼女の住所まで知られ、やめるなら彼女がどうなるかわからないと脅されたようだ。
この裁判は途中からだったし、上に書いた情報は全てではないかもしれない。でも実際に、彼は受け子の仕事に失敗し逮捕された。だから被害も未然に防げられた。そして被害者の高齢女性からも「未来ある若者に、十分配慮した判決を」と要望が出されたようだ。ただ彼が、それ以前に仕事をしたかどうかは、聞いただけではわからなかった。
数日前にも、新聞に受け子で捕まった大学生のことが載っていた。大学の友人から誘われて気楽に加わり、誰も捕まっていないから大丈夫と深く考えなかったと言っている。その大学生は、両親が被害額を弁償し、息子を責任持って改心させると法廷で述べたこともあって、執行猶予がついた。でも大学は退学となり、アルバイトをする生活になった。
裁判傍聴をした青年も、新聞記事の大学生も、ほぼ同年代だろうと思う。簡単に大金が手に入るなんてありえないと、わからなかったのだろうか。ただ詐欺だとわかった時点で、抜け出せない仕組みを作っている詐欺グループが恐ろしい。
裁判の中で検察官が言ったことに、一瞬怒りを覚えた。
「今社会でも大きな問題になっている、高齢者をターゲットにした詐欺が犯罪であると、知らしめるためにも、被告には実刑を」のようなことを言ったのだ。言葉は正確ではないかもしれないが、私には「初犯であっても実刑判決がでるという見せしめに」という言葉に聞こえた。
もちろん被告である青年が、安易にお金を稼げるバイトと手を出したことが悪い。でもこの一人の青年を世間への見せしめとして実刑判決を出すよりも、その詐欺グループを徹底的に探し出し、罪を償わせることのほうが重要ではないのか。
個人的な不満を書いてみたが、私はこの裁判を最初から見ていないので、部分的な解釈や言葉じりを捉えたかもしれない。でも彼女の住所まで知られて脅迫された被告の青年に、やはり同情してしまった。
私は絶対に検察官にはむいていない。
たぶんまだ20代前半だろうと思える男性は、彼女の妊娠がわかり、ネットで高収入のアルバイトを探した。そしてあまり考えることなく、免許証のコピーを送った。詐欺だと気づいたときは、自分の個人情報はすべて知られており、しかも彼女の住所まで知られ、やめるなら彼女がどうなるかわからないと脅されたようだ。
この裁判は途中からだったし、上に書いた情報は全てではないかもしれない。でも実際に、彼は受け子の仕事に失敗し逮捕された。だから被害も未然に防げられた。そして被害者の高齢女性からも「未来ある若者に、十分配慮した判決を」と要望が出されたようだ。ただ彼が、それ以前に仕事をしたかどうかは、聞いただけではわからなかった。
数日前にも、新聞に受け子で捕まった大学生のことが載っていた。大学の友人から誘われて気楽に加わり、誰も捕まっていないから大丈夫と深く考えなかったと言っている。その大学生は、両親が被害額を弁償し、息子を責任持って改心させると法廷で述べたこともあって、執行猶予がついた。でも大学は退学となり、アルバイトをする生活になった。
裁判傍聴をした青年も、新聞記事の大学生も、ほぼ同年代だろうと思う。簡単に大金が手に入るなんてありえないと、わからなかったのだろうか。ただ詐欺だとわかった時点で、抜け出せない仕組みを作っている詐欺グループが恐ろしい。
裁判の中で検察官が言ったことに、一瞬怒りを覚えた。
「今社会でも大きな問題になっている、高齢者をターゲットにした詐欺が犯罪であると、知らしめるためにも、被告には実刑を」のようなことを言ったのだ。言葉は正確ではないかもしれないが、私には「初犯であっても実刑判決がでるという見せしめに」という言葉に聞こえた。
もちろん被告である青年が、安易にお金を稼げるバイトと手を出したことが悪い。でもこの一人の青年を世間への見せしめとして実刑判決を出すよりも、その詐欺グループを徹底的に探し出し、罪を償わせることのほうが重要ではないのか。
個人的な不満を書いてみたが、私はこの裁判を最初から見ていないので、部分的な解釈や言葉じりを捉えたかもしれない。でも彼女の住所まで知られて脅迫された被告の青年に、やはり同情してしまった。
私は絶対に検察官にはむいていない。
今日の子ども食堂のメニュー
キーマカレー(牛ミンチ、玉ねぎ、人参、ピーマン)
ポテトサラダ(ツナ、人参、紫玉ねぎ、スナップえんどう)
ナムル(ほうれん草、キャベツ)
こんなメニューだと子どもたちは残さず食べる