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がんになっても地球旅行

病気には無縁と思ってた元バックパッカー、タイの大学で日本語教師をしていた2019年4月バンコクで肺腺癌(1A)手術。2022年6月に日本に帰国後もタイをメインに地球旅行に出かけています。

断捨離

長女との断捨離で目からウロコ

 長女は以前にも自分の洋服類は整理をしていたので、今回の断捨離のメインは「紙類」でした。一番大変だったのは、年賀状の処分で、私がボランティアに出かけた土曜日は、ずっとため込んでいた年賀状を、ハサミでチョキチョキするだけで終わったようです。
「これだけやと、手が腱鞘炎になりそうやから、他も気分転換に片付けたけどね」と、夜、子ども食堂から帰ってきた私に言いました。そして45リットルのごみ袋は、まるでシュレッダーのごみを出したようでした。そりゃ、大変だわ。

 私もGW中にかなりの書類を処分したんですが、この時は次女との共同作業だったので、テレビを見ながら疲れたら交代するという感じで、それほど苦になりませんでした。その時も、シュレッダーが欲しいと思いましたが、書類もため込まなければ、普通の家には要りませんよね。

 日曜朝に、私も娘を手伝ったのですが、その時にびっくりしたことがありました。長女は就職と同時に独立したので、24才までこの家で過ごしました。中学生になったときに個室を与えたので、小学校時代のものも残っています。
「これもいらんよね?このまま捨てていいかな」と私に見せたのは、小学校の卒業証書が入った筒。
「えっ!卒業証書、捨てるの?」
「うん、中高もいらんよね。大学もいらんかなあ。」

 彼女の最終学歴は修士課程なので、確かに学士課程の証書はいらないのでしょう。でもこれは「目からウロコ」でした。

 私は結婚するときに、すべての学校の卒業証書(もしかしたら幼稚園の修了書も?)と卒業アルバムも、大事に持ってきました。でも証書なんて一度も出したことがないし、アルバムでさえ見た記憶がありません。つまり40年間不要だったわけで、残りの人生に必要になるはずがありませんよね!

 私も今度のごみの日に、卒業証書は名前のところだけ切り取って、ごみ袋に入れようと思います。一応大学と、オーストラリアの修士課程だけは残しておくつもりですが、これも必要かと言われると、必要じゃないと答えられそうです。

 私は高校教員だったので、高校3年生を担任した年は、卒業アルバムを持っています。それだけでも10冊ちかくあるので、どう処分すればいいのか悩みどころです。まあ教員としての卒アルは置いておくことにして、自身のものは、本当にシュレッダーがあれば、さっさとシュレッダーにかけたいです。

 紙の断捨離中、懐かしいものも見つけました。これは、娘二人を連れてオーストラリアの大学院に留学中、1年目に娘二人だけで一時帰国させたときのものです。当時長女が小学校4年生、次女が3年生でした。

 二人だけで飛行機に乗せるのは初めてだったので、こんなものを作らせたんです。でも、子どもだけの搭乗時のサービスを利用したので、イミグレは航空会社の職員が付き添ってくれたようです。

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長女は、「これも捨てるよ」と言ったのですが、
あまりにも可愛くて写真に撮りました

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 これは2001年1月のことなので、はるか昔のことです。でもこれを長女に書かせたことも思い出しました。二人だけで、よく乗り換えもあるフライトに乗って帰ったものだと、今更感心しました。


長女に諭される

 この週末、金曜夜から日曜午後まで、長女が帰ってきていました。次女と私がGWをはさんでかなりの断捨離をしたのを知って、「私も自分の残してあるものを片付ける!」と5月末の週末に帰ってくる予定でした。でも、たまたま体調不良になり、この週末に延期されていたのです。

 昨日私は、午前中は高齢者にスマホを教えるボランティア、午後3時からは子ども食堂と、一日中ボランティアの日でしたが、お昼だけ一緒に食べに行きました。

 家の近くに、ご夫婦でやっておられるお店があり、そこは小皿の前菜がついたランチがあるのです。
まず新玉ねぎのポタージュスープ
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ズラリと並んだ小皿たち
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メインの唐揚げ
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メインの白身魚と野菜の天ぷら、甘酢あん
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 このボリュームで、税込み1400円とお買い得なんです。前に次女と行ったときは、平日で満席でしたが、昨日は土曜日で、予約しておいたものの、席は空いていました。

 さて話は断捨離のこと。
「私はあの家に25年以上住んでたのに、開けたことのない扉があるわ。」
「どういうこと?」
「リビングの作り付けの棚の上のところとか、おばあちゃんの部屋や、その横の和室の押し入れとか、縁側廊下の奥のところとか。」

 確かに私もリビングの上の棚は、もう20年近く触っていないような気がします。私は身長が153㎝しかないので、キッチンの上の段も、椅子がないと使えないんですよね。そこを見てみると、私が独身時代に持っていたスライド映写機と、当時のスライド写真、いつ買ったかわからない紹興酒、まだ箱に入っているキティちゃんクリスマスリース、お正月用リースが出てきました。

「それ、全部いらんでしょ。うちは、収納場所が多すぎて、いらんモノでもずっと取ってるやん。それやのに、こんな三段ボックスとか、小さい食器棚とかも後で買ってるやん。」
「収納庫を買う前に、いらんものを捨てるのが先決!」

 そのとおりでございます。でもそれを20年前の私に言ってください・・・。

 今娘夫婦が住んでいるのは、2LDKのマンションで、収納は洋室2部屋のクローゼットと、キッチン横に半間の物入。そして洗面所に棚と収納スペースだけで、十分生活できていると言います。しかも最近リビングに置いていたソファ(彼女が独身時代から使っていたもの)も処分し、リビングにはビーズクッションを置いているだけになったそう。でもその方が掃除がしやすく、楽になったと言うのです。
「モノが多すぎる方がストレスになるんだよ。」

 私はそれほど物欲はないと思っていました。若い頃もおしゃれにお金を使うのでなく、休みごとに旅行に行くことが先決でした。結婚して、子どもができても、それほど買い物が好きではなかったはずなのに、なぜ家にはこんなにモノが詰まっているんでしょうね。

 でも娘の世代と私の世代でさえも、かなり意識の違いがあるのだろうと感じました。私たちが家を建てたころは、「収納の多さ」は大きなテーマで、一戸建てであれば、床下収納庫、階段下収納、2階屋根の下野収納と、我が家も部屋以外にかなりの収納場所があります。実際そこには、まだかなりのモノが詰まっています。

 でも最近の若い世代にとって、シンプルライフとかミニマリストとか、モノを持たないことがかなりトレンドになっているように思います。私も完全なミニマリストになることは不可能でも、必要なモノだけに囲まれた暮らしができるようになりたいです。

 と言っても、すでに猛暑の今は、もう整理をする気持ちになれません。旅行を終えて、また涼しくなったころ、娘に言われたことを思い出して、断捨離を再開します。


やっぱり自分で片付けなきゃだめだわ

 4月から5月にかけて、かなり断捨離をした我が家です。捨てたものに、今のところ後悔はありません。断捨離の本には、「3年使わなかったものは、2度と使わない」とありましたが、実際3年間も見なかったものは、あったことさえ忘れているモノもあります。ということで、今のところ「捨てなければよかった」と思うことはありません。

 でも時々困っているのが、「アレはどこに入れたんだろう・・・」です。寝室のクローゼットの服もかなり整理して、次女が使いやすいように整理してくれたのですが、これがちょっと失敗でした。

 いつも旅行に持って行くものは、クローゼットの片隅に置いてある段ボール箱か、大中小と持っているスーツケースの中に入れています。そろそろ旅行に持って行くものを出してみようと思ったのですが、あるべきところに「欲しいモノ」が見つからないのです。一つ目はクロックスのパンプスで、これは旅行の時にしか使わないから、その箱に入れていたはずなのに、見つからない・・・。靴だから、玄関のシューズロッカーに入れ替えたのかと思うとそこにもない。でも絶対捨てるはずがないんですよねぇ。

 結局それは、今度持って行こうと考えているスーツケースの中にありました。でもこれは娘ではなく私の仕業。そしてもう一つは、旅行用の電動歯ブラシですが、これは、次女がまとめてくれた旅行小物用の引き出しにありました。

 私はとても整理整頓ができているとは言いませんが、モノの置き場所にはこだわる方なので、かなりモノの置き場所を覚えています。タイにいたとき、長女からラインで「私の予防接種記録とか残ってる?」と聞かれて、それが入っているファイルの場所を即答しました。そう、大事なモノの場所を覚えていることは、私の自慢だったんです。

 今回の断捨離で、かなりモノを移動して、その自信もガタガタ崩れました。まあこれは、移動しただけでなく、私の記憶力が落ちたことも原因です。これからはもっと「あれはどこだっけ?」ということが増えるでしょうから、モノを減らし、置き場所を決め、探し回らなくてもいいようにしたいと思います。果たして、できるんでしょうか・・・。

最近お昼ご飯を手抜きして、冷凍パスタにハマっています
何種類か食べましたが、コスパと味でこれがお気に入り
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これは近くのスーパーで250円弱でした
 
ちょっと具は少ないけど、おいしいです
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断捨離も少し息切れして、タイ料理で元気をつけました

 GW前から始めた大整理も、かなり進んできました。すでにこれだけのものを処理しました。

①衣類や古いタオル、シーツなどの古布 45Lゴミ袋12袋分
②古雑誌、新聞、紙類 20括り分くらい
 これらは、市の環境衛生センターに持ち込むと、無料で置いてくることができます。

③古本 段ボール21箱分
 これは、ブックオフの買い取りを利用し、全部で85,242円になりました。でも値がついたのは1/3以下です。

④耐火金庫 前回書いたように処理費用19,800円かかりました。

⑤姑の指輪やアクセサリー、夫のカフスボタン、東京オリンピックの記念硬貨、古銭など
 これはキングラムという買い取りに持ち込んで73,200円でした。付加価値のない記念硬貨などは、銀行で入金(10,950円)しました。

⑥段ボール2個分の雑貨、新しいタオル、バッグなど
 エコリングに持っていくと、全部で500円でした。持っていった手間賃だけですが、ほとんどアジアの国に送られて、再利用してもらえるのだと期待しています。

⑦50cm〜100cmのもの(私の市では小型ゴミと分類されています)
 キャスターが壊れたリュック型スーツケース(タイで買いましたが、全部で5回も使っていません)、古い布団2組、古い毛布4枚、衣装ケース2個

 これだけのモノが家からなくなったのですから、本当にすごいと思っています。姑が使っていた6畳の和室の押し入れは、たぶんお返しでもらったシーツや掛布団が入った箱が5箱くらい残っているだけになりました。

 そして私たちの書斎にあるスライド式の本棚も、厳選された本や仕事関係の資料、アルバム類(高校教員だったので、学校のアルバムも2人分で10数冊)だけになりすっきりしました。でも場所の入れ替え作業が残っています。

 これだけのことをやり続けたので、かなり疲れが溜まってきて、さすがに今日は朝からダラダラ過ごし、昼前に買い物に行き、私は3時頃から1時間ほど昼寝をしました。起きて娘の部屋を覗くと、やはりベッドの中。

 夕飯も手のこんだものは面倒だなと思い娘に聞くと「カオマンガイが食べたい」とのこと。私のカオマンガイはかなり手抜き料理なので、これ幸いと準備をしました。

 お米を洗って、中華スープの素とおろし生姜を入れ、水の量は普通で、その上に鶏のもも肉を3枚乗せて、炊飯器のスイッチをいれるだけ。

 スープは、玉ねぎ、もやし、えのきを入れたカレー味。小松菜はフライドガーリックとおろし生姜を入れて炒めて、ナンプラーで味付け(空芯菜炒めと同じ味付けです)。

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 タレは刻み生姜とニンニクに料理酒を入れて、電子レンジでチン。そこにオイスターソースを入れ、水で少し味を調整します。

 まあ本物とは違うかもしれませんが、私たちはこれで満足です。さあGW後半もがんばらなくては!



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実家の断捨離③ 悪夢の床下収納庫

 お盆に長女に怒られて以来、実家の片付けは少し中断していた。でも少し涼しくなったので、金曜日午後の普通ゴミの日に向けて、昨日午前中から実家へ来た。ダイニングキッチンで、一番大物の冷蔵庫は最初に片付けた。かなりの食品を捨てたが、もうそれは仕方がない。そしてコンロ前の棚の中身と、その前に立つスペースがないほどモノが置かれた床も、かなり片付けた。
 
    この前少し顔を見せた弟も、「ずいぶんさっぱりしたなあ」と言ってくれたが、まだキッチンの足元には、かなり大きな床下収納庫が二つもある。確かあそこに、缶詰やお酒や、何かわからないものが隙間がないほど詰まっているはずなのだ。 

 そう今回の目的は、この床下収納庫。というのは、我が家にも床下収納庫が一つあり、この5年間、夫は一切使っていなかったらしく、モノはそれほど多くはなかったが、かなりひどく汚れていたのだ。それを掃除するのに、確か2時間くらいかかった。だから実家の床下収納庫は、うんざりするほど汚れているのだろうなあと思っていた。 

これが一つの収納庫から出てきた缶詰
上から賞味期限が先のもので並べている
缶詰なので2021年までは食べられるだろうと判断 し左下は全て処分 

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 これ以外に二つの収納庫に入っていたものは、大きな瓶の梅酒、もう何十年も前に伯母がくれた自家製奈良漬(処分して瓶を洗うのも大変だった)、ほとんど焦げ茶色で触ると豆腐のようにつぶれたラッキョウ酢漬け(誰が作ったかもわからない)、未開封のワイン13本。母がいうには、冬になると少し飲むらしいが、その中には私が20年前のオーストラリアのお土産で買ったものと7、8年前にエアーカナダに乗ったとき、買ってきてあげたアイスワイン2本セットも残っていた(お母さん、アイスワイン大好きって言ってたやんか)。

 そしてかつては整理好き、きれい好きだった母の名残を感じたのが、きれいに洗って中にキッチンペーパーの切れ端が入った空き瓶。母は朝食がパンなので、ジャムやハチミツを欠かせない。他の瓶もあったが、とにかくそんな空き瓶が60個ほど、そして500mlとか750mlくらい瓶に入った、かつては梅ジュースか何かであったものが数本。。実はすでに冷蔵庫を整理した時、20個ほどのあきびんを処分したので、母は90個もの瓶を貯め続けていたのかとびっくりした。

 私はそれをすべて持ち帰って、今ラベルを取るために水につけている。明日はこのビンとカンを収集日にだすための作業で半日かかりそうだ。

 すべてを出した床下収納庫は予想通りひどい汚れだった。あの家を建てたのは確か35年ほど前で、それから何度掃除したんだろう。少なくとも20年以上は上からモノを詰め込むだけで、何もしていないに違いない。

 砂とほこりとゴキブリの糞にうんざりしながら拭きとって、最後にマイペットで全部を拭きなおした。そして床下には、2023年以降に賞味期限が切れる缶詰類と、母が昔作った梅酒や口の空いた日本酒(ホントに飲むのかなあ)だけを入れたので、どちらの収納庫もガラガラだ。でもこれでいい。下からモノを取るのは、母にはもう危険だから。

 右下の大人用おむつは、父の部屋に残っていた。これは近くの介護センターがもらってくれるとのことで、来週持っていくつもりだ。でもそれ以外は、今回出たゴミ。ビン2袋、缶1袋は持ち帰って処理するが、それ以外8袋は、実家の普通ごみで出した。

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 今朝まで片づけをしていたので、昼前にゴミを出したらへとへとだった。ということで、昼は母と外食。もう当然母のおごりだ。
 
 実家から車で5分ほどのところに、和食中心のランチをやっているカフェを見つけた。毎週メニューが変わるそうで、肉か魚のメインを選ぶことができる。
 私は手羽先のポテト包み焼というのを選んだのだが、意外にさっぱりして美味しかった。ランチは肉でも魚でも1100円。ボリュームもありお腹も一杯になった。

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 この前、娘に怒られたので、ある程度は気をつけているつもりだが、それでもやはり言い方がきつくなったり、どうしても頭の回転も悪くなった母なのに、理詰めでがんがん説明しようとして、うんざりされている。

 台所については母もあきらめたようだが、2階のかつての私の部屋のシーツやタオルの山を見た私が言う。
「お母さん一人でこんなにタオルやシーツもいらんよね。」
「でも〇〇(娘の名)やあんんたが泊まりに来ることもあったから。」
一体それはいつの話だ。私でさえ、ベッドの下が埃だらけの部屋には泊まりたくないのに、娘が泊まるわけがない。私は今回は、茶室に使っている座敷に布団を敷いて寝た。

「ここに泊まるのは、私かおばちゃん(母の姉)くらいでしょ。それも法事の時だけ。だから来年の3回忌だけやって。」(だってその次の7回忌は、もう伯母は90を超えるので、来れるとは思わない)。

「私が死んでから片付けろって言われても、お母さんがあと10年生きたら、私も72歳やねんけど。その年でこんな片付けができると思う?」

 言いたくなかったが、これが本音だ。母は基本的に健康なので、本当にあと10年くらいは大丈夫なような気がする。まあ認知症のほうが心配ではあるが。でも70を超えて、あのモノだらけの実家の片付けなんて、気が狂いそうだ。

 ホントは自分の家ももっと片付けたい。でも夫の部屋(かつての姑の部屋)の手出しができない。もう半分以上使っていないタンスも処分したらと夫に言ったら、「ホントに家を売るか引っ越すときでいいやろ」とか言ってる。その時も誰が中心で片付けるんだよー。

 大体自分が中心で片付ける気がないから、母も夫も気楽なことばかり言うから、ついカチンとくる。そのため、最近の私は実家でも家でもあまり機嫌がよろしくない。そんな自分が嫌になり、ますますストレスがたまり悪循環だ・・・。


 
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実家の断捨離② 母に自分の老後を重ねるとつらい

 どうしてこれほどたくさんの印刷物が残っているのだろう。昨日も書いたが、証券会社の運用報告書、保険会社の年末調整に来る書類、市役所から来る後期高齢者保険の関する通知、銀行からはマイナンバーを届けて欲しいというお知らせ。

今日私が整理した紙と本
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 ほとんどに母の名前や住所が入っているので、その部分を切りとって、ビリビリ破いてゴミ袋に。紙として再生できるものは、30cmほどの高さになったら紐でくくる。その作業をずっと続けていると、もう母に口をききたくなくなる。

 冷凍庫の中身をごっそり捨てたら、それを見て文句を言う。「全部を捨てたら、また買ってこなあかんやん。」
冷凍庫、ちゃんと見てよ。まだお母さんが2週間以上食べられるものが残ってるよ。
片付けている私に向かって言う。
「私も昔、おばあちゃんの所へ片付けに行ってたわ。まだおばあちゃんは60過ぎやったけど。」
そう、じゃあお母さんはその時まだ40前でしょ。私もう62歳ですけどね。

 ただこれを全部言い返すと、母が不機嫌になるので、それなりに遠慮して言わなければならない。でもだんだん腹が立ってきて、ついきつく言ってしまい、今度は自分が自己嫌悪におちいる。
 
 そして私が不機嫌になると、片付けを手伝っていないのに、すぐ「あーしんどい。もう86歳やからなあ。めまいもするし。」と言っている。私もずーっと片付けていて、ほんとにしんどいんですけど。

 でも本当に自分でもわかっている。あれほど好奇心が強くて、元気だった母が、「しんどいしんどい」と言うのを聞くのが嫌なのだ。次女から手紙が来たので、返事を書いたらと勧めても、なんかしんどいと、書こうとしない母に腹が立つし悲しくなる。新聞はかろうじて読んでいるが、毎月届く茶道の本は、全く読んでいない。

 たぶん私は怖いのだ。母の姿に自分の老後を重ねるのが。今の私は好奇心も強く、体力も気力もある。でも母が言うように75歳を過ぎると、それがどんどん衰えていくのだろうか。

 テレビ番組でも見たことがあるが、実家の断捨離というのは、本当に一大事だ。でもモノがあふれた家は空気も澱んでくる。どの場所でも溢れているモノに気力を吸い取られるような気になる。その上片付けても、誰からも感謝されないのだ。
 あーだめだ。完全に愚痴だけのブログ。どなたか断捨離のコツを教えてください。

ゴミの写真だけでは悲しいので、チェンマイのプーピン離宮で撮った写真を
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実家の断捨離①冷蔵庫

 何度も書くが、私の帰国理由は母だ。夫は一人暮らしでも平気なので、タイと日本が行き来でき、お互いに年に2,3回1ヶ月ほど一緒にいればいいと思っている(はずだ)。

 母はまだ一人で普通の生活をすることができる。食事を作り、洗濯をし、庭の水撒きもしている。そして目のつく範囲の掃除もしている。でもそれは目先のことだけで、整理整頓はできなくなっている。

 もともと買い物が好きな人だった。幼い頃に戦争体験もしているせいか、生活が楽になった私の中学時代の頃からは、冷蔵庫の中はいつもたくさんの食料が入っていた。弟も私も結婚して、父と二人暮らしになっても、いつも大型冷蔵庫を使っていた。そして今の冷蔵庫は500L以上入るものだ。

 5年前、タイに来る前にかなり冷蔵庫を整理した。棚ごとに分類し、100均で買ってきた取っ手付きのケースに入れて、中身を書いたシールを貼った。当時は父も元気だったので、父だけが使うものは分けてケースに入れた。

 コロナ前の一時帰国の時は、それほどゆっくり実家に戻ることもなかったので、冷蔵庫はあまり見ないままだった。そして今回、冷蔵庫を開けてみて唖然とした。開けた瞬間に、いくつかのものが落ちてきた。あまりにもいっぱいで、それがどこに入っていたのかわからない。

 元々、冷凍庫が満タンなのは知っていた。でもショックだったのは、野菜室であるはずの一番下の大きな引き出しが、いろいろな物に埋め尽くされ、野菜なんて片手分のスペースしか占めていなかったことだ。

 本当によくここまでほっておいたものだと、言葉を失った。でも弟や義妹を責めるわけにはいかない。母は、一応一人で何でもしているのだから、口を出しても言い訳が返ってくるだけだ。

 でも娘の立場は強い。私は3日間ほどかけて(と言っても一回3,4時間)、冷蔵庫から大量の食品(だったもの・・・もある)を処分した。たぶん45Lのゴミ袋で5袋は捨てたと思う。一番大変だったのは、何かが入ったビンだった。合計40個以上のビンを家に持ち帰り、ゴミの日の前日に中身を出して、ビンを洗った。

 まだ許せるものとしては、2年前に賞味期限の切れたジャム、去年のサケフレーク、いつのかわからない塩こぶや佃煮(これらは、腐った臭いではなかった)。でも泣きたくなるのは、母が好きなスモークサーモンと玉ねぎのオリーブオイル漬け。1袋を買って食べきれずオイル漬けにして、作ったことも忘れてしまったのだろう。これが4瓶もあった。

 冷凍食品は、一番上にあったもの以外は、ほとんど日付も確認せずに捨てた。いちいち確認していたら、私の身が持たない。食べ物を無駄にするな、お米は一粒も残すなと小さい頃に叩き込まれたが、そんなことを言っていたら、母の冷蔵庫は一生片付かない。

 冷蔵庫や冷凍庫に、未開封のコーヒー豆やお茶がたくさんあった。母はずっと茶道、華道を家で教えていたので、お弟子さんたちに出す必要もあったし、また貰い物も多かったと思う。未開封なら味は落ちても飲めるだろうと、それらは我が家の冷凍庫へ移動した。

何とか見られるようになった冷蔵庫上段
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 今回気づいたことは、中身がすぐ見えないカゴに入れてしまうと、母はすぐに忘れてしまうので、その整理は逆効果だ。すぐに食べる必要があるものは、目線の位置になる棚に集めた。そして母には、「この3段目から、毎日何かを食べてね」と言っておいた。

 母の冷蔵庫の整理をして、私自身もバンコクの家の冷蔵庫は最後まで一杯だったなと思い出した。だからチェンマイにダンボールで一箱分の食料を送るハメになったのだ。冷蔵庫に詰めまくるのは遺伝かもしれない。

 今の家の冷蔵庫は、まだそれほど詰まっていない。以前より調味料も減ったし、一度に買ってくる量も減った。以前はフルタイムで働いていたので、どうしても買いだめが必要だったのだ。でも毎日が日曜日の身としては、必要なものだけ少しずつ買いに行けばいい。

 実家の断捨離はまだまだ続く。同時に自分の家も断捨離中なので、帰国以来私の生活のかなりが、物を整理し捨てることに費やしている。タイとも旅行とも関係のないトピックで、興味のない方に、読んでいただいて申し訳ないが、還暦を過ぎた世代には親の家の片づけは誰でも必要になるときも来るので、もし興味を持ってもらえたらうれしいと思う。
 

 
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