今オンラインで教えている香港の女性は一番レベルが高く、初級から中級に入るレベルだ。中国人で漢字を理解できるので、読解力はかなり高い。今使っているテキストだけでは不十分かなと思い、以前大学でも使ったNHKの「NEWS WEB EASY」を使うことにした。これは「やさしい日本語」で書かれたニュースだ。

 「やさしい日本語」は、1995年阪神淡路大震災のときに、外国人が日本語を十分理解できないために必要な情報を得られず、より被害を受けたことを教訓に考案されたものだ。

 ちょうどその日に選んだニュースがこれ。
「お札のデザインが新しくなった」。
 3日、新しいデザインのお札が出ました。新しい1万円は「近代日本の経済の父」と呼ばれている渋沢栄一、5000円は日本の女性で初めてアメリカに留学した津田梅子、1000円は細菌の研究をした北里柴三郎の顔のデザインです。 
 お札を斜めにすると、3Dの顔が動いているように見えます。見てすぐわかるように、数字を大きくしました。
 警察によると、新しいお札について、うそを言ってお金を取る事件が起こっています。東京都では「古いお札を新しいお札に取り替えます」などのうその話で、お年寄り4人が全部で1500万円取られました。
 警察は「今までのお札は、これからも使うことができます。使うことができなくなるという話はうそです。気をつけてください」と言っています。
NHK NEWS WEB EASYより

 ちょうどテキストの中で津田梅子は取り上げられていたので、生徒さんも「大学を作った人ですね」と言ってくれたが、渋沢栄一とか北里柴三郎の名前は聞いたこともないようだ。私も、名前は知っているが、前の福沢諭吉、樋口一葉、夏目漱石についてのほうがもっとよく知っている。でも偽造防止のために、約20年ごとに新しくなるそうで、まあ仕方のないこと。

 3日に新札が発行されて、このニュースは3日に発表されたのだが、その時点で4人のお年寄りが1500万円を取られたというニュースにびっくりだ。本当にお年寄りを騙す人は、あらゆる手段を使ってくるのだなあ。

 さて、タイトルに書いたように、新札にいつお目にかかれるのだろう。香港人の生徒さんは、キャッシュをほとんど使わないと言っていた。私も最近キャッシュを使うのは、近くの魚屋スーパーだけだ。他は、クレカか楽天ペイを使うし、交通機関はICOKAを使う。だから財布の中に1万円以下のお金しかはいっていない。ということは、1万円を崩すときに、もしかすると津田梅子や北里柴三郎に出会えるかもしれない。でも渋沢栄一は、いつ会えるか予想もつかない。

本文と関係けれど・・・
近くのイオンでタイランドフェアやってました
チャーンとシンハー タイより高いですか?

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