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がんになっても地球旅行

病気には無縁と思ってた元バックパッカー、タイの大学で日本語教師をしていた2019年4月バンコクで肺腺癌(1A)手術。2022年6月に日本に帰国後もタイをメインに地球旅行に出かけています。

検診

2年半検診 [2021.10.10]

 今回の検診はちゃんと覚えていて、来週のはずだった。 でも先週病院から電話があり、先生の都合で1週間早めてほしいと言われた。 検診は日曜日なので、1週間早まっても何の問題もない。

 いつも通り診察の前にレントゲンを撮りに行く。 予定が早まったとタイ語で言うと、あとはすべてタイ語の会話になった。 でももう慣れて、何を言われるかも予想できるので困ることはない。 それにやはり以前よりかなりリスニング力はついた。

 検査室は空いていたので、レントゲンはすぐに終わり外科へ。 予約は4時15分だったが、先生が遅れるとのことで、4時半ごろに診察室へ入った。 そしていつも通り先生は「No problem! 手術から何年だった?」 「2年半です。」 「じゃあ次は半年後でいいよ。」
やったー! 定期検診の間隔が長くなった。 何だかこれだけで「大丈夫」と保証してもらったみたいでうれしくなる。

 支払額は、いつも通りの、医師診察料600バーツ(今回も3分! )、診察パッケージ代350バーツ、X線650バーツ 合計1600バーツ(5,520円)。
病院に着いた時は、以前より患者が多いかなと思ったが、会計の時はほとんど誰もいなくて、すぐ支払いを終えた。その直後に病院からのLineに気がついた。

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 そうか。 Lineで支払うことができるので、会計の前に人が少なかったんだ。 タイはどこでも携帯1つで支払いを済ませることができる。 日本はどうなっているのだろう。

 帰りに家の近くのセブンに寄って、ケーキを買った。たったの35バーツなのでせこい話だが、まあ2年半何もなく過ごせたことのお祝いだ。以前からちょっと気になっていた「ライチチーズパイ」を買ったのだが、値段の割には美味しかった。かなり酸味がきいていて、ライチの風味もある。そして下の部分がパイ生地なのだが、その真ん中あたりにチョコレートが入っていて、これが酸味とマッチしている。日本のケーキに比べると甘いと思うが、酸味のおかげで最後までおいしく食べることができた。

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ケーキ皿がないので、懐紙で代用 お気に入りのアールグレイと
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 次の検診はもう4月だ。そして5月頃には帰国を考えているので、BNH病院の最後の検診になるかもしれない。その時は術後3年。あっという間だなあ。


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2年2ヶ月半検診 [2021/06/20]


 検診の日を忘れていた。でもBNH病院からは2日前と前日の2回もラインで連絡を入れてくれた。ちょっと運動不足なので、歩いて病院へ向かう。と言っても20分もかからないので、大した距離じゃない。病院近くのソムタムのお店で、前に買った生エビのソムタムを買おうと思って、保冷剤、保冷バックも用意していったのに、日曜日は休みだった(泣)。

 病院に着いたのは、ちょっと早めで、レントゲンもあっという間に撮ってくれた。まだ予約時間まで35分もあるわと思い、2階の食堂兼カフェでカプチーノを飲みながらYouTubeを見ていると、カバンの中で振動が。えっ誰から電話?
「今、どこですか?もう受付しますから、来てください。」
ちょっと待って、まだ15分以上あるじゃない。

 小走りで1階の外科へ向かう。受付の人は私を見るとすぐに、「こちらへ」と言って、恒例の検温と血圧(急いだせいか私にしては高い目で上が129)身長、体重測定。そして待合の席に座ろうとしたとたん「診察室へどうぞ。」えっ!まだ予約時間の20分前。

 先生はレントゲン画像を見ながら、いつも通り大きな声で笑いながらおっしゃった。
「全然問題ないね。肺も、こんなに伸びてる。手術からどれくらいだっけ?」
いつものことだけど、カルテを見ないのかなあ。

「2年2ヶ月ちょっとです。」
「じゃあ、次はまた4ヶ月でX線。最近の調子はどう?」
「ちょっと胸骨が痛いことがあるんですけど。」
先生は、ちらりと私を見たが、「それはがんとは関係ないよ」とあっさり否定。

 会計でいつも通り支払いを済ませても、診察予定時間より早く終わった。支払額は、いつも通りの、医師診察料600バーツ(たった3分!)、診察パッケージ代350バーツ、X線650バーツ 合計1600バーツ(5,520円)。まあ、画像データはLineの受診記録からダウンロードもできるし、毎回先生の診断書も出してもらえるので、3分で何もかも終わるわけではないけれど。

 現在の体調は4か月前の検診時と変化はない。でもこれを書きながら、もう2年が過ぎたのだと思った。私のがんはⅠAという初期で発見してもらえたので、転移や再発の可能性はほとんどないと言ってもらえた。でもほとんどないと言っても100%ないわけではない。ただ2年過ぎて、かなり気持ちが楽になっているのは事実だ。

 毎回の検診時はちょっと緊張する。今回は待ち時間が少なすぎて、緊張する暇もなかったけれど。そして先生から「大丈夫」と言ってもらえて、ほっとする。その繰り返しだ。でもそれは幸せなことだと思う。

 日本で、コロナ患者が増えたために、がん手術が後回しになっている場合もあるという記事を読んだ。なぜそんなことになるのか。がんは早期発見すれば、完治する可能性が高いのだから、手術待ちをしなければならない人が、コロナのために可能性を低くされるなんて不合理だ。これまでも海外から、日本の甘い受け入れ制度をすり抜けた感染者が、日本の感染を広げたのは事実だ。来月のオリンピック後、日本はどうなるのか不安で仕方がない。

 

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1年11カ月検診

これはビワではなく今が旬のマヨームチット 
味は甘酸っぱく小さなマンゴーといったところかな 
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 1年が経過した後、検診は4ヶ月ごとになった。でも今回は、人間ドックでCTを受けてからと思ったために、予約を1ヶ月伸ばしてもらった。1月はほとんど外出していないので、体調も変わらないし、コロナにかかる可能性も全くない。

 予約時間の15分ほど前に行って、受付でCheck upでCTを撮ったことを告げる。そしていつも通り検温、血圧検査、身長体重測定。この日はバイクで来たので、熱は心配していなかったが、36.8度だった。なんかここで測るといつも高い目だなあ。

 今日は先生が来られたのが少し遅くて、予約時間から20分ほど後に呼ばれた。
「CT撮ったんだね。今、手術からどれくらいだっけ?」カルテを見れば分かるのに、先生はいつも私に聞く。めんどくさいのかなあ(笑)
「4月で2年です。」
「じゃあ、今度のCTは3年でいいよ。次はまた4ヶ月でX線。今回も、全く問題ないからね。」

 いつも通り診察は3分で済んでしまう。でも先生の笑顔と気楽な物言いで、私はいつも元気になれる。
 
 今回の支払いは検査代がないので、医師診察料600バーツ、診察パッケージ代350バーツ、合計950バーツ(3,340円)。

 現在の体調 ほとんど変化はないが運動不足
  • 時々、咳が出る。1月から家にいるので、喉の使いすぎはありえない。でも何かちょっとした刺激(埃、臭い)があると、急に咳き込むことがある。これはアレルギーだと思う。
  • 普通の呼吸は全く問題がないが、深呼吸をする時は、鼻からでも口からでも、思いっきり吸おうとすると少し引っかかるような感じがする。(これはずっと変わらない)。
  • 1月中、ほぼロックダウン生活を続け、運動不足。そのため、先日外出して8000歩ほど歩いたところで、急に足のスネの部分がつった(泣)。
  • 寝るときに、手術をした左側を向いても大丈夫になった。まだ違和感はあるので、結局右を向いて寝ているが。
  • 肺活量がどれほど減っているのかわからないが、歌を歌うのは苦しい。日常生活で歌うことがなかったので気づかなかったが、コロナ禍でYouTubeばかり見ていたとき、ふと歌で声出すのが難しいと気づいた。ちょっと家カラオケでもして、声を出した方がいいかなと思う。
 


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1年半検診とレントゲン写真公開

*後半にレントゲン写真を載せています。見て楽しいものでもないので、興味のない方は、どうぞ他のページへ飛んでください。
 
 タイトルを書いて気がついた。もう手術から1年半が過ぎたのだと。早いなあ、過ぎてみればあっという間だった。あの告知の日のことは、はっきりと思い出せるけど。
 今回もレントゲンと主治医の面談のみ。面談の前に撮るレントゲンも、もう慣れっこになってしまったので、タイ語で言われても大丈夫だ。外科に戻ると、珍しく予約時間に先生は来られていて、5分ほど前に名前を呼ばれた。そして先生は、いつも通りニコニコと、「何も問題はないよ、体調はどう?」とおっしゃった。
「どう、ジムで走ってる?」「ちょっと最近、サボり気味で。でも部屋で週1でエアロビクスはしてます。」「じゃあ、また4ヶ月後だね。」
たった3分で終わってしまったので、部屋を出た時が予約時間だった。

 支払いも前回と同じ。医師診察料600バーツ、診察パッケージ代350バーツ、レントゲン650バーツで合計1600バーツ(5,4623円)。

 現在の体調 ほとんど変化はない
  • 時々、咳が出る。これは、授業が多くなると出てくるので、喉の使い過ぎと、マスクのにおいが気になって出ることもあるようだ。
  • 普通の呼吸は全く問題がないが、深呼吸をする時は、鼻からでも口からでも、思いっきり吸おうとすると少し引っかかるような感じがする。
  • 娘と毎週エアロビクスを30分ほどしているが、若い娘にもついていけている。
  • あいかわらず右横を向いて寝ているが、手術をした左側を向いても、あまり違和感がなくなってきた。
 BNH病院は、ラインのアプリの中で、自分の全ての記録を見ることができる。これまで、載せるべきか考えていたのだが、もしどなたかの参考になるのであれば嬉しいので、がんを告知された日のレントゲンから、手術後、20日後、現在のレントゲンを載せようと思う。

2019年2月27日がんが発見された時のレントゲン 
   この日は、このあとすぐにCTも撮っている。でもどちらの写真を見ても、
     私にはわからない。確か、当日CTを見ながら説明してくださったのだが、
   頭が真っ白状態で、90%確率でがんだと言われたことしか覚えていない。
 
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2019年4月3日 手術後、ベッドに寝たまま
左肺を3分の1ほど切除したので、かなり小さく見える。
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2019年4月21日 退院後の検診
 この時すでにかなり肺が伸びていて、自分でも驚いた。先生からも、
「よく伸びてるんねぇいいよ。」と言っていただいたことを覚えている。
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2020年9月27日 1年半検診
  1年半経って、左肺もかなり大きくなっているように見える。
   本当に人間の身体はすごい。ちゃんと適応していくのだと思うと素晴らしい。
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診察で大切なこと

 6月後半から始まるはずだった大学の新学期は7月に先送りとなった。タイの非常事態宣言も6月末まで延長なので、基本的に私の生活はロックダウン中大きな変化はない。

 私のような経過観察だけの患者にとって、検診は安心感を得るための機会だ。タイでは3か月に1度レントゲンを撮り問診。2年目は4か月に一度になった。日本は半年に一度CTと血液検査で問診。

 BNH病院の主治医は、他病院から来られているので、診察は日曜日だけのようだ。お忙しい先生らしく、もしくはタイ人らしく、いつも遅刻して来られる。部屋に入っても、レントゲンを見ながら、にこにこ「No problem」。

 お互い第2言語で話すので、あまり必要な話以外はしない。でも質問には簡潔に答えてくださるし、いつもにこにこと快活に話されるので、診察の後は、いつも私も元気になる。この前は本当に3,4分だったかもしれないが、それでも病院を出た私はルンルン気分でケーキを買いに行った。

 医師の方たちは、何十人もの患者を診て、お忙しい毎日だろうと思う。でもやはり笑顔で対応してくださると、患者は本当にうれしくなる。難しい話をされるより、簡単な言葉で安心させてもらえることが大切だ。

 日本にとうぶん戻れそうにないので、次の検診もBNH病院だ。少しの体調の変化にびくびくすることはあるけれど、信頼できる先生に出会えてよかったと思う。

 ちょっとおまけ。
 以前、タイのトイレは、ペーパーを流してはいけないところが多いと書いたことがある。病院でも、横においてある蓋つきのゴミ箱に捨てるのが普通だった。でも、今回これが貼ってあるのに気がついた。

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「トイレットペーパーはトイレの中に流すことができます。
使用済みのペーパーを流すことが、菌の繁殖を減らすことになります。」

 これでタイ人もトイレにペーパーを流す習慣が身につくのかな?この前はイミグレで、フタを閉めましょうという注意書きもあったので、タイのトイレ事情は、コロナでずいぶん変わるかもしれない。
  

 

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1年2ヶ月検診 [2020/05/31] 非常事態宣言中

 2月にBNH病院で検診を受けたときは、もうこの病院で検診を受けることはないだろうと、主治医の先生と写真を撮ってもらった。そして5月には大阪での検診を予約していたし、今後も半年に一度であれば帰国して日本で検診を続ければよいと思っていた。

 3月26日の非常事態宣言から、外出したのは近くの市場かスーパーのみ。ちゃんと顔を合わせて話をした人は、大学の事務の人、主任の先生、そして友人一人だけ。おしゃべりで、出かけることが大好きな私が、これほど長い時間家に閉じこもることができるなんて、自分でも驚いている。もう一生こんなことはないように思える。 

 前回はバイクで行ったが、最近全く歩いていないので、往復とも歩くことにした(と言っても往復40分程度)。ただバンコクは連日30度を軽く超え、スマホを見ると34度、体感温度40度となっている。ちょっとつらいかも・・・。

 病院の入り口で熱を測らなかったので、あれっと思ったら、入ってすぐのところに新しい機械が待っていた。

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 カメラもモニターも2台ある。ダブルチェックってこと? 私の体温は36度7分で、赤いシールを自分で取って貼るように言われた。検温済みのシールを貼るのはよくあることだが、自分でと言われたのは初めてだ。これもなるべく人に触らないようにという配慮なのか。

 前回予約を取らなかったので、今回はメールで予約を取った。でもいつものX線が入っていないので、もう一度メールすると、「X線は医師のオーダーがないと予約できないので」という返事だった。でもいつもの外科の受付にスマホの予約カードを見せると、いつも通り検温、血圧測定、体重測定の後、レントゲン室に案内された。
 
 いつもなら、一人か二人はその待合室で待つ患者がいる。でも今日は誰もいない。検査着に着替えるとすぐレントゲン室へ。そしてすぐ外科に戻った。そしてここでも、患者がいないことに驚いた。完全予約制なので、確かに待つ患者は少ない。それでも2人の先生がおられるので、少なくても3,4人、多い時は5,6人待っていることがあった。

 私の待っている間、もう一人の先生のところに一人の患者さんが入られただけだった。そして私の主治医は相変わらず遅れてこられたけど、私の後には、もう誰も待っていなかった。

 BMH病院は富裕層向けとはいえ、外国人ばかりではない。アラブ人富裕層ばかりのバムルングラート病院や、日本人ご用達のサミティベート病院は、もうがらがらだと聞いたが、やはりここもか・・・。コロナが怖くて病院を避けたり、外国人が帰国してしまったり。病院でさえ、経営難になっているのじゃないだろうか。

 部屋に入ると、まず先生に言われた。
「日本に帰らなかったの?」
「コロナのために、仕事が辞められなくて、日本にも帰れません。だから、まだこちらでお世話になります。」
「そうか、でも今回も全く問題なし。次は4か月後でいいからね。ほかに何か問題はある?」
「いえ、特にありません。」
 
 定期検診はたった3分で終わってしまった。でもレントゲンで肺の状態を見てもらったので、コロナとも無関係だということがわかりほっとした。

 支払いも前回と同じ。医師診察料600バーツ、診察パッケージ代350バーツ、レントゲン650バーツで合計1600バーツ(5,4623円)。

 現在の体調 たぶんこの数か月ほとんど変化はない
  • 時々、咳が出る。
  • 普通の呼吸は全く問題がないが、深呼吸をする時は、鼻からでも口からでも、思いっきり吸おうとすると引っかかるような感じがする。
  • ランニングマシンが使えないので、部屋でエアロビクスを30分ほどしているが、全く息は切れない。
  • 手術をした左側を下にして、寝ることができなかったのが、少しましになったような気がする。でもあいわらず右横を向いて寝ている。


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10ヶ月検診 [2020/02/09]

 もうすぐがん発覚から1年になる。何だか信じられない。去年の今頃は、日本から知人が来て、「後2、3年は、今の大学で教えようと思っている」と話していた。あれから1年、考えも少し変わってきた。

 さて前回の診察からもう3ヶ月が経った。この間にひどい風邪をひいて、高熱、声枯れ、咳と治るまで3週間くらいかかってしまったが、それ以外は体調に大きな変化はなかったと思う。

 診察前日、ちょうどタイマッサージを受けているときに、予約確認の電話があった。1回目は逃してしまったが、15分ほどしてもう一度かかってきた。いつも通り、先生の診察の30分前までにレントゲンを受けてくださいとのことだった。この前の風邪の時は、前日にSMSが入った。どちらにせよ必ず確認連絡をいただけるのがありがたい。

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 日曜日で道路も空いているので、病院まではバイクで5、6分だ。もう慣れた検査室へ行き、あのパッチを貼ってレントゲン。待ち時間はゼロ。それから外科へ行き、いつも通り検温、血圧測定、体重測定(身長は自己申告)をする。まだ先生との予約時間まで30分ほどあるので、iPhoneで時間潰し。

 私の主治医であるW医師は、チュラロンコン大学病院から来られているので、午前中のチュラロンコン大学で診察をされているのだと思う。そのためか時間通りに来られることはあまりない。今回も1時間遅れの到着だった。

 私の前の方の診察はあっという間で、先生が来られて10分ほどで名前を呼ばれた。
「レントゲンは問題ないね。もう手術して何ヶ月だっけ?」
それって、カルテを見たらすぐわかるんじゃないですか?と突っ込みたくなる。
「手術は4月でした。」
「それなら今度は4ヶ月後でいいかな。」
「あの、実は日本に5月に帰るんですけど、その後バンコクに戻ってこない予定なんです。でももし2、3年後に戻ってきたとき、こちらで診察を受けることができますか?」
「大丈夫、日本でCTを撮ったデータを、ここに送ってくれておいてもいいよ。」

 えっ?そんなことをしても構わないのかと、びっくりした。日本だと転院するとき、手続きが大変だと聞いたことがある。セカンドオピニオンを聞くのも、主治医に遠慮することも多いとか。でもW先生は、全く気にしておられる様子はなく、やはり何事も「マイペンライ」(何とかなる、大丈夫)の精神なのか。

「傷跡は、どう?」
「全然、痛くないです。胸の肋間神経痛もほとんど感じなくなりました。でも、私はランニングが好きなのですが、まだまだ以前と同じようには走れません。」
「2、3年はかかるかな。それに以前と全く同じにはならないけどね。」

 当然のことだ。でもフルマラソンは無理でも、もう一度ヒマラヤトレッキングができるようにまでは、回復したい。

「先生には、本当に感謝しています。最後なので、写真を一緒に撮って頂いてもいいですか?」
「いいよ、じゃあ椅子をこっちに持ってきて。」
 2人で並んだ椅子に座り、しかも先生は指でgoodサインをするように、私に指示されて、仲良く笑顔で看護師さんに写真を撮ってもらった。

 今回もレントゲン結果をCDにしてもらい、診断書も頂いた。これについては無料。今日の内訳は、医師診察料600バーツ、診察パッケージ代350バーツ、レントゲン650バーツで合計1600バーツ(5,623円)。

 現在の体調
  • 時々、咳が出る。でもこれは過敏症のためか、バンコクの空気が悪いためなのかわかならい。
  • 普通の呼吸は全く問題がないが、深呼吸をする時は、鼻からでも口からでも、思いっきり吸おうとすると引っかかるような感じがする。
  • 10分程度のジョギングをウォーキングを挟みながら数回はできる(合計1時間ほど)。呼吸は鼻呼吸のみ。
  • 手術跡、ドレーン傷跡は全く痛みはない。ただブラが当たると痒くなる。
  • 手術をした左側を下にして、寝ることができない。これだけはずっと変わらず、左下にすると、息を吐くときに「カッカッカッ」と引っかかる感じがある。苦しいわけではないが、それが気になって寝ることができない。それでずっと右横を向いて寝ている。


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