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がんになっても地球旅行

病気には無縁と思ってた元バックパッカー、タイの大学で日本語教師をしていた2019年4月バンコクで肺腺癌(1A)手術。2022年6月に日本に帰国後もタイをメインに地球旅行に出かけています。

母の日

母の日のプレゼント

 タイの感染者はやっぱり20000人以上で、あまり減る気配がない。気持ちも上向きになりにくいのだが、今日は私のちょっと嬉しかったことを書こうと思う。

 今日はタイの母の日。ラーマ10世の母上であるシリキット王太后のお誕生日だ。タイ人は、何かお祝いの日はラインでカードやビデオを送るのが普通らしく、朝、教え子がとてもかわいいビデオを送ってくれた。

 祝日とはいえ、コロナ自主隔離の生活はほとんど変化がない。オンライン授業は休みだが、洗濯をして干していると、長女からライン電話が入った。
「あれ、どうしたの?」
「お盆休みだから、一昨日から家に帰ってて、その帰りにおばあちゃんのところに寄ったの。」

 そうだ、日本はお盆休みなんだ。まだまだネットはオリンピック記事が続いていて、広島長崎のことも、終戦のこともほとんど記事に出てこない。きっと日本のバラエティ番組は、メダリストを呼んで視聴率を稼いでいるのだろうなあ。

 母には毎週電話をしているが、ラインが使えないためにいつも声だけ。でも久しぶりに顔を見ると、とても元気そうに見えた。実家は母にはもう広すぎる一軒家なのに、物があふれている。恐ろしいのは冷蔵庫で、確か500L以上の大型3ドア。なのに娘に言わせると、買ってきたケーキの箱が入る場所がなかったらしい。

 来年、本帰国をすれば、私にとっての第一タスクは実家の整理だ。亡くなった父の物は、きっとそれほど多くはない。でも母の物はその何倍もある。そして私と弟の物も、まだ残っている。

 3時間もビデオ電話をつないで、3人でダラダラしゃべっていた。その間に私は昼食を作って食べた。娘は母とケーキを食べて、帰っていった。でも月末に車で母を高級温泉宿に連れていってくれるそうだ(費用はおばあちゃん持ちだが)。

 長女には本当に感謝している。この4年半、私がすべきことを代わりにやりつづけてくれている。今回も家に帰って台所の掃除をして、夫に食事の作り置きを作ってくれたようだ。自分の家に帰っても、ずっと用事をしてくれるのはありがたいし申し訳ないと思う。娘たちが小さい頃、子連れで実家に帰ったときは、完全に私も子供化して、母には手のかかる子供が3人来ているのと同じだっただろう。

 ラインを切ってから気がついた。これは娘からの母の日のプレゼントだったなあと。そして母にとっても、元気な姿を見せれたことは、おまけではあるが私からの母へのプレゼントになったかもしれない。

2019年10月に帰国した時、大池寺での母と娘
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 もうひとついいニュースを見つけた。あの名古屋市長金メダルかじりつき事件のメダルは交換されることになったらしい。一応河村氏は自分で、その費用を払うと言っているそうだが。でも本当に反省しているのなら、真摯に謝罪する姿を見せるべきではないか。世間に言われたからパラリンピック行事も不参加になったそうだが。今さら河村氏の人間性が変わるとは思えないから、汚点のついたメダルを交換できるだけでもましかな。



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(世界肺癌学会議 IASLCの指針を参考に作成)

1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

※各がん腫に対する治療方針の詳細はESMOの診療指針を参照 (ESMOの了解取得済み):
https://www.esmo.org/guidelines/cancer-patient-management-during-the-covid-19-pandemi



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母の日に思う

近所のクイッティオ屋さんから持ち帰り
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 昨日5月10日は「母の日」だった。今日のネット上には、いろいろな母の日の「喜び」の記事が載っていた。ロックダウンのつらい生活の中でも、たくさんの子どもたちがお母さんに感謝の気持ちを表しているのは本当に素敵なことだ。

 私は少し早めにプレゼントを贈った。海外にいても、簡単にネットショッピングでプレゼントを送れるのは本当に便利だ。

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 アマゾンで探したのだが、見本のページの中で、5文字の並び替えでできない問題があった。これは80代の母だけでなく、私にも必要じゃないだろうか!?

 母には、週2回電話をしている。これが届いたのは先週の日曜日のはずなので、この前感想を聞いてみた。

「ひとつわからないものがあったけど。」
「私も見本の写真でひとつわからなかったよ。」

 聞いてみると、なんと同じ問題。これです。
 「ウリトカン」

母に電話する前に、長女ともラインで話していて、この問題を言うと、彼女は即座に答えを出した。さすが、若い。

 母がわからないと言ったとき、私は娘が教えてくれた答えを言おうとしたのに、また思い出せなかった。そうしているうちに、母が言った。
「あっわかった。かりんとう!」

 そのとおりです。私のほうがやばいんじゃない? ホントにこの本ほしい。

 かたや、私の娘たちは、昨日が母の日だということは忘れていたようだ。でも昨日は定例の家族ラインの日。いつもより早い時間に、長女からZoomの招待が来た。どうしてかなと思いながら参加。ニュージーランドの次女もすぐ参加。長女は仕事で使うかもしれないから、試してみたかったとのこと。

 でも夫はあまりICT関係が得意でないため、結局うまく入れず、ライン通話に切り替えた。そしてなんと延々4時間ちかくも話すことになったのだ。

 珍しく次女が、日本の学校についての私たち3人の考えに異論を述べ、延々議論した。4人が各自の考えを言い合い、まるで家族というより、職場で話しているような感じだった。

 次女と夫がラインを切り、長女と私はあと少しだけ話した。
「珍しいね。あの子があんな風に議論を持ちかけてくるなんて。これまで家族ラインにも入ってなかったのに。」
「私らももう大人になったってことよ。」と長女。

 ロックダウン中の母の日は、対等の議論ができる大人になった娘たちの成長が、何よりのプレゼントだった。


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