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がんになっても地球旅行

病気には無縁と思ってた元バックパッカー、タイの大学で日本語教師をしていた2019年4月バンコクで肺腺癌(1A)手術。2022年6月に日本に帰国後もタイをメインに地球旅行に出かけています。

海外旅行保険

海外旅行保険 [2019/03/06]

   あれから1週間。本当に仕事があってよかったと思う。夫以外の誰にも話していないので、愚痴や泣き言を言う相手もいない。でも毎日授業で学生たちと向かい合い、空き時間でも何かとやることがあり、あっという間に時間が過ぎていく。

   今日家に帰ったとたん三井住友海上から電話があった。確か先週、病院へ行った翌日に、現地コーディネーターという方から電話があった。これまでの健康状況や病院でのやり取りを聞かれ、限度額が100万円であり、以前の健康診断結果の提出が必要かもしれないと言われた。でも今日は検診結果のことは何も言われず、バーツ換算での限度額を教えてくれた。換算額は282,486バーツ。今日のレートだと99万円ちょっとかな。病院へもFAXが行くので、不足分だけクレジットカードで支払えばいい。

   ここまで海外旅行保険と書いてきたが、私は長期海外旅行保険に入っているわけではない。タイに移住することに決めた時、日本では住民票を抜いて無保険となった。タイで働くときは、必ず社会保険が給与から天引きされ、指定の病院での受診は無料になる。でもその病院は英語が通じず、いつも混んでいて、かなり待たされるそうだ。というのは、私はその保険を使って病院へ行ったことがない。

   じゃあどうしているのか。その答えはクレジットカード付帯の海外旅行保険。
私はこれまで海外旅行に行く時も、特に海外旅行保険をかけず、クレジットカードの保険で済ませてきた。と言っても何十回の海外旅行で怪我や病気になったことはなく、盗難でお世話になっただけだ。 だからそうそう病気や怪我なんてするわけがないと思っていた。ただ普通のクレジットカードの保険は、日本出国から90日間しか使えない。でも実はちゃんと裏ワザがある。

   これは私もネット検索をして知ったことなのだが、クレジットカードの保険には「自動付帯」と「使用付帯」という条件の違いがある。「自動付帯」はそのカードを持っていれば、出国から90日間保険が使える。ほとんどのクレジットカードは、こちらの方だと思う。

 「使用付帯」とは、日本出国後、現地で公共交通機関の支払いにカードを使用すれば、その日から90日間保険が使える。つまり「自動付帯」のカード1枚と「使用付帯」のカード 3枚あれば、1年間大丈夫ということだ。少なくとも1年に1度は帰国するので、これで十分になる。
   
   今回のカードはセディナクラシックで、昨年作ったばかりのカードだった。クレジットカードによって保険会社が違うが、ここは三井住友海上。フリーダイヤルの応対も、現地コーディネーターの応対も、とても気持ちの良いものだった。大きなショックを受けているときだっただけに、ちょっとした優しさが心に響いた。 


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いきなり手術!? ② [2019/02/27]

  授業している間だけ病院のことを忘れた。でも終わったとたんパニックが襲ってくる。「どうして私が?肺がん?ホントに?」夫には、病院から検査で引っかかったというラインを送っておいた。かなり心の中はパニックになっているところに娘からライン電話。声がいつもと違ったらどうしようとビクビクしながらの電話だった。

   3時過ぎ、急に病院から電話が入った。
「今すぐ来てください。外科の先生が来られます。」
「今すぐって? 5時じゃだめですか?」
「できるだけ早く。」

   まわりには急用ができたと飛び出して、4時前には病院へ。すぐに診察室へ呼ばれると、 60代前後かなと思われる男性の医師だった。 
   「60%から70%は悪性だと思うね。このNoduleが・・」
   そんな単語は聞いたことがなく、また頭がパニック。先生に綴りを書いてもらってもわからない。先生は簡単な絵を描いてくださったがピンとこない。また通訳の方に来てもらった。 

   結論は1ヶ月以内に手術をしたほうがよいということ。でも4月始めから3週間ほどの一時帰国の予定で、航空券を手配済み。それだけでなく3月末に、日本から来る夫と合流して、ネパールにいる友人家族と一緒に5泊6日のトレッキングも計画している。頭の中で色々な考えが回る。

   「ネパールは今更キャンセルできない。日本への航空券は、帰りはマイレージを使ったから、それを捨てることになるけど仕方ない。行きはスクート(LCC )で、それほど高くなかったから仕方ないか。仕事はネパールに行くまで休めない。」
   「バンコクで手術っていくらになるの?保険の限度額って100万円だっけ?でも日本に帰ってから病院行って、手術はいつできる?日本は10連休前だし。」

   とにかく費用が知りたいので、通訳の方に聞いてもらうと、それは後で看護師に確認してもらわないとわからないとのこと。3月末のネパールトレッキングのことを聞くと、先生は「そりゃ、肺が全部あるうちに行った方がいいね。いつ帰ってくるの?」と気楽なお返事。4月1日だと答えると、「じゃあ、3日に予約をいれておこう。私もその次の週に海外に行くからね。」
  というのは、タイは2週目の週末からソンクラーンという正月休み。でも海外旅行から帰って2日目の手術でいいんですか!?

   「手術は準備を含めて3時間くらい。前日にちょっと検査があるけどね。それと今日、肺活量検査をしておこう。」
   もう先生はやる気満々(笑)。でも通訳の方によると、今も週3回は手術をされて著名な外科医とのこと。お話をしている間に、だんだんバンコクで手術を受けた方がいいかなという気がしてきた。

   費用の概算を出してもらう間に、夫にラインした。ちょうど2時間の時差のおかげですぐに連絡がついた。先生から聞いたことを告げ、4月に日本に帰っても、今年の10連休のことを考えるとその前に受けられるとは思えないと話した。
    そうしているうちに概算がでた。約50万バーツ(170万円)。保険が100万円までなので残り70万か。でも命に代えられない。

   バンコクで手術を受けるメリット
      ①早く受けられる
      ②ネパールのトレッキングもキャンセルしなくてよいし、そのまま夫にバンコクに残ってもらえる
      ③夫以外に知らせる必要がない
      ④6月からの仕事もそのまま復帰できるはず
   ラインしているうちに決心がついた。ずっとついて下さった通訳の方にそう伝え、手術前日の予約を取って帰宅した。
  
 
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