一人旅の良さは、自分の関心があるところだけ見て回れることだ。今回は、沖縄の歴史や戦争について考えてみたいと思っていた。これまで沖縄本島には3回、石垣島には3回(といっても修学旅行の下見と本番)に来たことがあるのだが、自然観光的なものが多く、あまり歴史に関連のある場所は回ってこなかった。もちろん平和公園やひめゆりの塔は訪れているのだが、娘たちがまだ中学に入ったころで、彼女たちの根気が続かなかったのだ。
東室には国王と王妃が眠り、中室は洗骨前の遺体を安置する部屋、西室は王子や王女が眠る部屋だとのこと。
琉球王国は1429年に第一尚氏王統の尚巴志王によって統一され始まったとされている。第二氏王統は1469年から16世紀後半の薩摩藩の支配を受け、1879年の琉球処分で沖縄県となり琉球の名前も消えた。
観光初日、まず向かったのは玉陵(たまうどぅん)。ここは1501年、第二尚氏第三代の尚真王(しょうしんおう)が父、尚円王(尚円王)の遺骨を改装するために作られ、第二尚氏王統の陵墓となったそうだ。この玉陵も含め、2000年12月、オーストラリアのケアンズで開かれたユネスコの第24回世界遺産委員会で「琉球王国のグスク及 び関連遺産群」の9ヶ所が世界遺産として決定・登録されている。
王族の蔵骨器
装飾が多いものは、位の高い王様のものだろうなあ
この歴史ある場所も、沖縄戦で大きな被害を受けた。1972年の沖縄返還後の1975年、ようやく修復工事が始まり、3年かけてかつての姿を取り戻し、今日に至っている。
入場料 300円(ゆいレール1日券で240円)
入場券を買った建物には資料館があり、まずそれを見た
王族の蔵骨器
装飾が多いものは、位の高い王様のものだろうなあ
これを見てアユタヤとの交易があったのだ知った
幸せの樹と言われるガシュマルを見ながらすすむと・・・
玉陵の外側の塀が見えてきた
その塀をくぐると玉陵の全体が見える
この入口は150cmの高さしかないそうで、小さい私でも頭をぶつける
この歴史ある場所も、沖縄戦で大きな被害を受けた。1972年の沖縄返還後の1975年、ようやく修復工事が始まり、3年かけてかつての姿を取り戻し、今日に至っている。
なんだか日本ではなく、アジアのどこかの国の遺跡のように感じた
パンフレットより
東室には国王と王妃が眠り、中室は洗骨前の遺体を安置する部屋、西室は王子や王女が眠る部屋だとのこと。
琉球王国は1429年に第一尚氏王統の尚巴志王によって統一され始まったとされている。第二氏王統は1469年から16世紀後半の薩摩藩の支配を受け、1879年の琉球処分で沖縄県となり琉球の名前も消えた。
かつては、琉球は日本とは別の国だった。独自の文化を持ち、言葉も違っていた。台湾やアジアの国に近いのだから、共通点があるのも当然だろう。だから親近感を感じるのだと思う。