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がんになっても地球旅行

病気には無縁と思ってた元バックパッカー、タイの大学で日本語教師をしていた2019年4月バンコクで肺腺癌(1A)手術。2022年6月に日本に帰国後もタイをメインに地球旅行に出かけています。

肺切除手術

2年2ヶ月半検診 [2021/06/20]


 検診の日を忘れていた。でもBNH病院からは2日前と前日の2回もラインで連絡を入れてくれた。ちょっと運動不足なので、歩いて病院へ向かう。と言っても20分もかからないので、大した距離じゃない。病院近くのソムタムのお店で、前に買った生エビのソムタムを買おうと思って、保冷剤、保冷バックも用意していったのに、日曜日は休みだった(泣)。

 病院に着いたのは、ちょっと早めで、レントゲンもあっという間に撮ってくれた。まだ予約時間まで35分もあるわと思い、2階の食堂兼カフェでカプチーノを飲みながらYouTubeを見ていると、カバンの中で振動が。えっ誰から電話?
「今、どこですか?もう受付しますから、来てください。」
ちょっと待って、まだ15分以上あるじゃない。

 小走りで1階の外科へ向かう。受付の人は私を見るとすぐに、「こちらへ」と言って、恒例の検温と血圧(急いだせいか私にしては高い目で上が129)身長、体重測定。そして待合の席に座ろうとしたとたん「診察室へどうぞ。」えっ!まだ予約時間の20分前。

 先生はレントゲン画像を見ながら、いつも通り大きな声で笑いながらおっしゃった。
「全然問題ないね。肺も、こんなに伸びてる。手術からどれくらいだっけ?」
いつものことだけど、カルテを見ないのかなあ。

「2年2ヶ月ちょっとです。」
「じゃあ、次はまた4ヶ月でX線。最近の調子はどう?」
「ちょっと胸骨が痛いことがあるんですけど。」
先生は、ちらりと私を見たが、「それはがんとは関係ないよ」とあっさり否定。

 会計でいつも通り支払いを済ませても、診察予定時間より早く終わった。支払額は、いつも通りの、医師診察料600バーツ(たった3分!)、診察パッケージ代350バーツ、X線650バーツ 合計1600バーツ(5,520円)。まあ、画像データはLineの受診記録からダウンロードもできるし、毎回先生の診断書も出してもらえるので、3分で何もかも終わるわけではないけれど。

 現在の体調は4か月前の検診時と変化はない。でもこれを書きながら、もう2年が過ぎたのだと思った。私のがんはⅠAという初期で発見してもらえたので、転移や再発の可能性はほとんどないと言ってもらえた。でもほとんどないと言っても100%ないわけではない。ただ2年過ぎて、かなり気持ちが楽になっているのは事実だ。

 毎回の検診時はちょっと緊張する。今回は待ち時間が少なすぎて、緊張する暇もなかったけれど。そして先生から「大丈夫」と言ってもらえて、ほっとする。その繰り返しだ。でもそれは幸せなことだと思う。

 日本で、コロナ患者が増えたために、がん手術が後回しになっている場合もあるという記事を読んだ。なぜそんなことになるのか。がんは早期発見すれば、完治する可能性が高いのだから、手術待ちをしなければならない人が、コロナのために可能性を低くされるなんて不合理だ。これまでも海外から、日本の甘い受け入れ制度をすり抜けた感染者が、日本の感染を広げたのは事実だ。来月のオリンピック後、日本はどうなるのか不安で仕方がない。

 

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1年11カ月検診

これはビワではなく今が旬のマヨームチット 
味は甘酸っぱく小さなマンゴーといったところかな 
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 1年が経過した後、検診は4ヶ月ごとになった。でも今回は、人間ドックでCTを受けてからと思ったために、予約を1ヶ月伸ばしてもらった。1月はほとんど外出していないので、体調も変わらないし、コロナにかかる可能性も全くない。

 予約時間の15分ほど前に行って、受付でCheck upでCTを撮ったことを告げる。そしていつも通り検温、血圧検査、身長体重測定。この日はバイクで来たので、熱は心配していなかったが、36.8度だった。なんかここで測るといつも高い目だなあ。

 今日は先生が来られたのが少し遅くて、予約時間から20分ほど後に呼ばれた。
「CT撮ったんだね。今、手術からどれくらいだっけ?」カルテを見れば分かるのに、先生はいつも私に聞く。めんどくさいのかなあ(笑)
「4月で2年です。」
「じゃあ、今度のCTは3年でいいよ。次はまた4ヶ月でX線。今回も、全く問題ないからね。」

 いつも通り診察は3分で済んでしまう。でも先生の笑顔と気楽な物言いで、私はいつも元気になれる。
 
 今回の支払いは検査代がないので、医師診察料600バーツ、診察パッケージ代350バーツ、合計950バーツ(3,340円)。

 現在の体調 ほとんど変化はないが運動不足
  • 時々、咳が出る。1月から家にいるので、喉の使いすぎはありえない。でも何かちょっとした刺激(埃、臭い)があると、急に咳き込むことがある。これはアレルギーだと思う。
  • 普通の呼吸は全く問題がないが、深呼吸をする時は、鼻からでも口からでも、思いっきり吸おうとすると少し引っかかるような感じがする。(これはずっと変わらない)。
  • 1月中、ほぼロックダウン生活を続け、運動不足。そのため、先日外出して8000歩ほど歩いたところで、急に足のスネの部分がつった(泣)。
  • 寝るときに、手術をした左側を向いても大丈夫になった。まだ違和感はあるので、結局右を向いて寝ているが。
  • 肺活量がどれほど減っているのかわからないが、歌を歌うのは苦しい。日常生活で歌うことがなかったので気づかなかったが、コロナ禍でYouTubeばかり見ていたとき、ふと歌で声出すのが難しいと気づいた。ちょっと家カラオケでもして、声を出した方がいいかなと思う。
 


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1年半検診とレントゲン写真公開

*後半にレントゲン写真を載せています。見て楽しいものでもないので、興味のない方は、どうぞ他のページへ飛んでください。
 
 タイトルを書いて気がついた。もう手術から1年半が過ぎたのだと。早いなあ、過ぎてみればあっという間だった。あの告知の日のことは、はっきりと思い出せるけど。
 今回もレントゲンと主治医の面談のみ。面談の前に撮るレントゲンも、もう慣れっこになってしまったので、タイ語で言われても大丈夫だ。外科に戻ると、珍しく予約時間に先生は来られていて、5分ほど前に名前を呼ばれた。そして先生は、いつも通りニコニコと、「何も問題はないよ、体調はどう?」とおっしゃった。
「どう、ジムで走ってる?」「ちょっと最近、サボり気味で。でも部屋で週1でエアロビクスはしてます。」「じゃあ、また4ヶ月後だね。」
たった3分で終わってしまったので、部屋を出た時が予約時間だった。

 支払いも前回と同じ。医師診察料600バーツ、診察パッケージ代350バーツ、レントゲン650バーツで合計1600バーツ(5,4623円)。

 現在の体調 ほとんど変化はない
  • 時々、咳が出る。これは、授業が多くなると出てくるので、喉の使い過ぎと、マスクのにおいが気になって出ることもあるようだ。
  • 普通の呼吸は全く問題がないが、深呼吸をする時は、鼻からでも口からでも、思いっきり吸おうとすると少し引っかかるような感じがする。
  • 娘と毎週エアロビクスを30分ほどしているが、若い娘にもついていけている。
  • あいかわらず右横を向いて寝ているが、手術をした左側を向いても、あまり違和感がなくなってきた。
 BNH病院は、ラインのアプリの中で、自分の全ての記録を見ることができる。これまで、載せるべきか考えていたのだが、もしどなたかの参考になるのであれば嬉しいので、がんを告知された日のレントゲンから、手術後、20日後、現在のレントゲンを載せようと思う。

2019年2月27日がんが発見された時のレントゲン 
   この日は、このあとすぐにCTも撮っている。でもどちらの写真を見ても、
     私にはわからない。確か、当日CTを見ながら説明してくださったのだが、
   頭が真っ白状態で、90%確率でがんだと言われたことしか覚えていない。
 
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2019年4月3日 手術後、ベッドに寝たまま
左肺を3分の1ほど切除したので、かなり小さく見える。
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2019年4月21日 退院後の検診
 この時すでにかなり肺が伸びていて、自分でも驚いた。先生からも、
「よく伸びてるんねぇいいよ。」と言っていただいたことを覚えている。
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2020年9月27日 1年半検診
  1年半経って、左肺もかなり大きくなっているように見える。
   本当に人間の身体はすごい。ちゃんと適応していくのだと思うと素晴らしい。
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アラ還でがんになった方へ

 前回は自分が10年前だったらと想像しながら書いた。でも今回は、自分の体験を思い出しながら書こうと思う。

 もし日本で働き続けていたら、私は停年までを1年残した段階でがん患者となった。毎年1月から2月ごろに人間ドッグを受けていたので、タイと同じ時期にX線検査も受けていたはずだが、果たしてレントゲンで小さなガンを見つけてもらえていたかどうか。

 本論に戻ろう。私は公立学校に勤めていたので、病気休職は簡単に取れただろうし、手術後の復帰も保証されていたと思う。停年まであと1年であっても、授業だけでなく担任や部活動の仕事もあっただろうと思う。

 そして周りの同僚にも自分の病気のことは、打ち明けただろう。ただそれは、ステージ1Aで、手術後特に治療が必要がない状況だからかもしれない。そして手術後は、タイで周りに気づかれず仕事に復帰したように、3ヶ月後くらいには仕事に戻ったと思う。

 昨年、手術後1ヶ月で帰国し、普通に日本で友人に会い、2ヶ月半で完全にタイの教員生活に戻った。私は、かなり回復が早いほうだったと思う。その1番の理由は、私ががん以外は健康で、年齢以上の体力があったおかげだと思っている。

 30代半ばの頃にランニングを始め、フルマラソンも何回か走った。40代になってからは忙しく毎日走ることはできなかったが、運動部の顧問をしていたので、週3、4回は指導のため体育館で動き、真夏の体感40度になる日でも4時間体育館にいても平気だった。

 タイに来てからも週1回はジムで1時間ランニングを続けていた。手術を受ける直前に、ネパールへトレッキングに行く計画を立てていたので、その前の2、3ヶ月はもっと走っていた。これがよかったのだと思う。

 手術後、2週間で一人暮らしになったため、室内の家事は全て自分でこなさなければならなかった。体力を戻すために、退院後は毎日炎天下の中、日傘をさして歩いた。その成果で、術後1ヶ月で家の中の行動は何でもできるようになり、2ヶ月で家の外でもいつもの生活ができるようになった。

 還暦前後の人は、個人で体力差は大きいと思う。でもがんの告知を受けてからでも、病気の症状が出ていない人であれば、その日からでも体力をつける努力はできると思うのだ。私も告知から手術まで1ヶ月あった。その間に、トレッキングのためでもあるが、かなり走り込んだのだ。日頃から運動をしない人であれば、毎日、少し早めの速度で1時間歩くだけでも違ってくると思う。家で毎日スクワットだってできる。

 抗がん剤や放射線治療を受ける方でも、やはり体力が必要だ。私には想像しかできないが、副作用でかなり苦しい思いをされている方も多いし、食事も取れないほど消耗してしまうこともあると聞く。

 そしてもしまだ働いているのなら、やはり仕事をやめない方法を模索されるべきだと思う。タイの今の仕事は1年契約で更新していくのだが、ちょうど4月末で更新だ。手術と言われたとき、仕事を続けたいと思い、タイで手術をすることを選んだ。そして6月中旬に始まる新学期に合わせて、体調を戻す努力をした。それがリハビリを頑張る動機になったのだ。

 結局、50代でも60代でも、自分のやらなくてはならないこと、やりたいことを持つことが、一番大切なのだと思う。それが仕事でなくても、人と関わり、自分が何かができるという実感が持てるのであれば。それががんに打ち勝つための、大きな力となるはずだから。

 
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(世界肺癌学会議 IASLCの指針を参考に作成)

1) どのようにがんの診療をすべきか?

  • 通常の時と同様に、病理診断、病期診断、および点滴治療が必要な患者さんは入院あるいは外来で診療を行う。現在治療している患者さんは、そのまま継続を試みるが、長期経過観察中やがんサバイバーの方の診察は延期を考慮される。
  • 抗がん薬の点滴による治療は継続する。点滴の投与スケジュールを変更(毎週投与から3週毎への投与、3週毎の投与から4~5週毎への投与)し、外来受診の回数を減らすことも考慮する。病勢が安定していれば、1サイクル分の休薬期間を設けることも考慮する。画像評価を少し延期することも可能である。血液検査は、近医にて施行することを考慮する。

2) 肺がん疑いの患者への検査は?

  • 前もって電話で、あるいは診察室に入る前にCOVID-19に関する症状スクリーニングを行う。
  • CTガイド下針生検が困難になる重大な合併症がなければ、CTガイド下針生検で病理診断を行う(日本ではまず気管支鏡を行うことが多いが、COVID-19流行地域では気管支鏡の施行自体が医療者の曝露リスクが高い)。
  • 気管支鏡やEBUSは、マスクと透明なプラスチック・シールドなどの個人防護具(PPE)を用いて行う。症例により異なるが、緊急性のない検査なら2~4週の延期は可能である(特に病院内にCOVID-19患者が急増しているとき)。

3) 肺がんの疑われる、高齢者や基礎疾患のある患者への生検は?

  • 肺がんが疑われた場合には、COVID-19流行前と同様に、病理診断や病期診断の検査を行う。
  • 経胸壁(CTガイド下あるいはエコー下)針生検による確定診断が望ましい。
  • 症例により異なるが、気管支鏡検査は2~4週の延期を考慮できる。

4) 新しく診断されたがん患者に対する手術は?

  • 術前治療がすでに終了している場合、あるいは新しく診断されたsolid-typeの結節影の場合は、遅延無く手術が行われるべきである。
  • 肺がん部位のsolid componentの程度、PETでのSUV値、solid部分の大きさ、あるいは肺野条件でのすりガラス部分の縦隔条件での消失割合など総合的な判断に基づき手術延期が可能か否かを決定するが、極めて難しい判断となる。
  • 低リスクの早期がん病変、CT画像で微少浸潤腺がん、50%未満のsolid component、3 cm以下の原発巣など比較的早期のがんでは、4週間の手術延期は可能と考える。腫瘍量が大きい場合(例えば4 cm以上、N1陽性、明らかなN2陽性)には、腫瘍内科医は術前の化学療法や化学放射線療法を推奨する。

5) 高齢や基礎疾患を有する患者に対する手術は?

  • 体幹部定位放射線治療(SBRT)などの有効な局所療法が可能な施設が近くにあればそこでの治療が適切であると思われるが、遠距離を移動することは避けたほうが良い。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者であっても、外科手術の対象となるか否かはCOVID-19流行前と同じ基準で判断するのが望ましい。
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者の手術適応の判断が難しい場合は、SBRTの可能施設か腫瘍内科へ紹介する。

6)術後化学療法は?

  • 術後再発リスクの高い患者(T3/4 or N2)で、65歳未満で全身状態が良ければ、化学療法が行われるべきである。
  • 再発リスクが中等度の患者(T2b-T3N0 or N1)では、個々の症例のリスクとベネフィット (年齢、基礎疾患の有無、全身状態、副作用など)を考慮するが、治療することが望ましい。
  • 再発リスクが低い患者(T1A-T2bN0)では、個々の症例における化学療法のリスクとベネフィットを考え、治療のメリットが低ければ治療の延期を考慮する。
  • 術後6~12週後の化学療法開始も許容される。
  • 高齢者(年齢≥70歳)や基礎疾患のある患者では、中止も考慮する。
  • 発熱性好中球減少症のリスクが10-15%<のレジメンでは、G-CSF投与を考慮する。
  • 術前・術後療法の適応は、COVID-19流行前と同じ基準で行う。
  • 切除可能なcStage III症例では、術前化学療法を行うべきである。

7)化学放射線療法は続ける?どうして?

  • 限局型小細胞癌、切除不能非小細胞肺癌 (stage III)では同時化学放射線療法を行うべきである。
  • 化学放射線療法は、通常がんの根治を目指して行っているので、既に治療が開始されている場合には完遂するべきである。
  • 切除不能非小細胞肺癌 (stage II)の治療オプションとして、化学放射線療法を考慮することができる。
  • 上大静脈症候群、喀血、脊髄圧迫、骨転移による疼痛、他の生命を脅かすようなOncology emergencyに対して放射線照射を行うべきである。

8)新規化学療法の導入は?

新しく診断された患者には、通常化学療法が行われるべきである。患者がCOVID-19に罹患している場合は、肺炎の状態を考慮して治療を少し遅らせるべきかどうかを慎重に判断する。

9)化学療法は続けるべき?

  • 一般に、切除不能肺癌に対する化学療法は続けるべきである。
  • 治療プロトコールを2週間に1回から3週間に1回のものに変更する、可能であれば点滴治療から内服薬に変更する、など受診回数を減らすことが考慮される。
  • 適切な用量調整にもかかわらず発熱性好中球減少症のリスクが10%<の場合には、G-CSFの一次的予防投与を考慮する。
  • 採血検査を近医で行うことも考慮する。
  • 化学放射線療法後の限局型小細胞肺癌に対する予防的全脳照射(PCI)は行うべきである。

10) 維持療法は続けるべき?

  • 続けることが望ましい。
  • 3から4週の休薬期間または治療と治療の間隔を延長することは考慮しても良い。

11) 新規治療は導入すべき?

新しく診断された転移のあるがん患者に対して治療の種類に関わらず標準的治療を提供し、疾患を制御し、生活の質を維持し、より良いPSを維持または達成すべきである。

12) 分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬の治療は?

  • 分子標的治療は行うべきである。経過観察の期間は個人の状況により6週から12週程度まで延長しても良い。
  • 抗PD- (L) 1抗体薬の投与では、例えば2-3週サイクルから4-6週サイクルの治療に変更または遅らせることを考慮する。
  • 局所進行非小細胞肺癌の放射線化学療法後の地固め療法としてDurvalumabの適応がある場合は、行うべきである。
  • 抗PD-(L)1抗体薬を12あるいは18ヶ月以上投与している症例では、次サイクルを遅らせる、サ イクル数を減らす、あるいは全体に治療間隔を長くすることを考慮しても良い。

※Content 4 was written referring to the guideline of The International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC) with permission of IALC.
以上の内容は世界肺癌学会議の了承を得て、IALCの指針を参考に記載しました。

※各がん腫に対する治療方針の詳細はESMOの診療指針を参照 (ESMOの了解取得済み):
https://www.esmo.org/guidelines/cancer-patient-management-during-the-covid-19-pandemi



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