google-site-verification=O9h17fJGk1A5FQlfgyImCO5Z6jWMmyfZS9djnrInQjI

がんになっても地球旅行

病気には無縁と思ってた元バックパッカー、タイの大学で日本語教師をしていた2019年4月バンコクで肺腺癌(1A)手術。2022年6月に日本に帰国後もタイをメインに地球旅行に出かけています。

非常事態宣言

男女に共感力の差はあるのか-女性指導者がコロナを制す

 ロックダウンに入って以来、ネット中毒と言われても仕方のない状態だが、この間に何度か「女性指導者の国がコロナを抑えこむ」という内容の記事を読んだ。台湾、ドイツ、ニュージーランド、デンマーク、フィンランド、特にニュージーランドは感染者数が他国よりはるかに少ない時点でロックダウンを決め、先日、勝利宣言がでた。

 ニュージーランドには次女が暮らし、私自身も若い頃4ヶ月ほど短期留学をしたことがあるので、大好きな国の一つだ。2017年37歳のときに歴代最年少で首相になったアーダーン首相は、翌年には首相で初めて産休を取り、育児をしながら国政を行なっておられる。

 3月始めに国境を封鎖し、6月までは海外からの渡航を禁止。そして3月25日には緊急レベル4(最高)のロックダウンを決める一方、ロックダウン中の給与を保証し、パートタイムでさえも受け取ることができる。実際私の娘はパートタイムで働いているが、そのお給料はちゃんともらっている。

 そして何よりも素晴らしいのは、国民に対する共感力なのだ。彼女は毎日facebookにスピーチを載せ、誰が読んでもわかるように呼びかけている。文章の最後には、「ニュージーランドの皆さんの健康を守ることが一番重要で、必ず情報をシェアし、アドバイスします」と書かれ、「質問はコメントに書いてくれれば、すぐに返事します」とあり実行されている。

 文章だけでなく、ライブ配信もされており、忙しい中、自宅からの配信もあったようだ。中には子ども向けのものもあり、イースターのライブは、子どもでも「家にいなければならない」ことがわかるように、優しい言葉で語りかけておられた。

 子供向けの記者会見は、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、ベルギーの女性首相も行なっておられる。日本の政治家は子ども向けに会見を行うことなど、考えもしないのだろうか。ステイホームで我慢しているのは、大人より子どもたちなのに。

 ドイツのメルケル首相は「強い女性」と思っていたが、物理学者として冷静に科学的に判断し、徹底した検査と行動制限を行い、ヨーロッパの中では唯一押さえ込みに成功した国だ。彼女のスピーチも、国民を納得させるだけの根拠と、強い意志で、多くの共感を呼んだそうだ。

 本来は男女に共感力の差はないはずだ。男女ではなく、個々の違いだ。ただ、数々の研究から、女性の方が「人の感情を読み取ったり、感情を表現する力が強い」と言う結果が出ているそうだ。確かに女性の方が、人の気持ちを察し、悲しみや不安に寄り添うことをためらわない人が多いと思う。

 共感力のない政治家を選び続けてきたのは、私たち日本人だ。でも今の日本の政治家は、共感力で支持されている女性指導者を見習ってほしいものだ。



 にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村  

にほんブログ村 病気ブログ 肺がんへ
にほんブログ村 

指導者に求められる共感力

 以前山形空港で検温拒否した人のことを書いた。またネット記事で読んだのだが、GW中の移動について、岡山県知事が、高速道のパーキングエリアで検温を行うと決め、知事はこう発言されたらしい。

 「声を掛けられた人が、『マズイところに来てしまったな』と、後悔をしていただくようなことになればいいなと思っています。」
 でもこれに対し県庁の抗議の電話やメールが相次いだそうだ。 

 一方島根県は、方言を使ったメッセージを出した。東部の出雲地域用としては「早く会いたいけん、今は帰らんでいいけんね」、西部の石見地域用として「早く会いたいけぇ、今は帰らんでいいけぇね」。そして全県共通のメッセージとして「ここ島根で生まれたそのつながりは、距離に負けるほど弱くはないと思うのです。近いうちに、いつも通り会える日が来ます。」

 公式フェイスブックには、いいねが1200件以上、好意的なコメントが多く書き込まれてたそうだ。

 今、TVerでたくさんのドラマが再放送されているが、その中で「グッドドクター」を見ている。放送当時も見て、山﨑賢人さんの演技に感心させられた。先日の4話、公園から緊急搬送された少女が暴れて逃げ回る中、湊(サヴァン症候群の研修医)が少女に近づき、階段をゆっくり上がり、少女と目線の高さが一緒になったとき、静かに手を出した。すると少女はおとなしくなったのだ。

 それで思い出したことがある。日本で教員をしていた時に、あるベテランの先生がおっしゃったことだ。教室で生徒たちを見て回るとき、しゃがみこんで目線の高さを合わせたほうがいいと。

 目線合わせることで、相手に共感していることを伝える。教師だからと言って、上から目線だけでは、生徒は心を開いてくれない。そのことを何度も実感してきた。

 今、日本の指導者の立場にいる方たちは、普通の人々に共感する気持ちを持っているのだろうか。疑問に感じてしまう。タイの首相も、庶民に共感しているとは言いにくいかもしれないが、実行力で国民の不満を抑え込み、一定の成果をあげていると思う。

 毎日、日本のニュースを見たり読んだりしながら、日本に帰る日が遠いことを感じさせられる。


 にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村  

にほんブログ村 病気ブログ 肺がんへ
にほんブログ村 

スーパーで買い物のニュースに憤り


 タイは、非常事態宣言が1ヶ月延長されることになった。連日、新規感染者がひとけたになったものの、政府はまだ油断できないと言っている。でも本当にその通りだと思うので、同じ生活を続けるだけだ。

 日本のニュースを見ていたら、小池東京都知事が「買い物は3日に一回にして下さい」と言っているのに対して、ある年配の女性がこう答えていた。
「毎日の献立を考えるのが大変だから、毎日買い物に来なきゃいけない。」

 先日の大阪の松井市長が「買い物は男性が行くべきだ。男性は必要なものしか買わないから早い。」

 どちらも信じられない。市長の意見は、女性蔑視だと、外国からのメディアにも叩かれているらしい。私は大阪府民だったので、元々、納得がいかないことが多かったが、今回は呆れてものも言えない。

 そして毎日の買い物。私も30年以上主婦をやってきた。ずっとフルタイムで働いているので、買い物は基本は週1回。ただ牛乳は週の間で買い足して、また急に必要になったものは、仕事帰りにさっと買って帰った。

 娘たちが中学、高校のときはお弁当が必要だったので、私も一日3食作っていた。だからと言って毎日買い物に行く必要なんてなかったし、何よりも時間の無駄だと思っていた。

 もちろん新鮮な食材で料理をしたいと思う方はたくさんおられるだろう。でも毎日刺身を食べる必要もなく、お肉は冷凍しても調理次第では味は変わらず、野菜も工夫すれば、1週間使いまわすこともできると思う。

 その当時日曜日に買い物へ行き、1週間分の食材を買った。帰ってすぐ肉と魚の下処理をして冷凍。すぐに週の前半に使うものは、冷蔵かチルド。野菜もほうれん草のようなものは、3把まとめて茹でてしまい、葉先はその日にお浸しに、真ん中は翌日辛子和えに、残りは3、4日後に炒め物にした。

 肉は、お弁当用なら200g、夕食用なら400gに分けて冷凍した。魚は、煮魚は日曜日に作ってしまい冷凍、焼き魚は塩をして少し置いてから冷凍。日曜日はお刺身を食べることが多いので、我が家は週4回は魚料理だった。

 今から思うと若い頃は頑張っていたなあ。一人暮らしの今は、持ち帰りのおかずを買ってくることが約半分。まあタイは、作るより安くて美味しいかもしれないと言うのが理由だが。もちろん日本料理は高いので、自分で作る。

 日本のニュースでは、まだまだ商店街で多くの人が行き交っている光景を見るが、本当にコロナの終息の日を迎えたいのであれば、人との接触を減らすしか方法はないのだから、買い物も工夫すればいいのにと思う。
 

 にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村  

にほんブログ村 病気ブログ 肺がんへ
にほんブログ村 

ロックダウン1ヶ月経過

今一番のお気に入りランチ 
タイの「イワシのトマト煮缶」を使ったスパゲティ
DDA7C2C9-936F-4A4F-8753-2EE010AB8BFA

 3月26日に非常事態宣言が出されて1ヵ月が過ぎた。タイのコロナ感染状況はずいぶんよくなり、もう1週間ほどは10人台でおさまっている。でも4月30日までとされている非常事態宣言は、明日、政府の会議で延長される可能性が高いと言われている。

 段階的に制約を減らしていくそうだが、私たちの生活が「普通」に戻るのはいつのことかわからない。大学の授業は6月後半か7月からか、まだ連絡はないが、とにかくそれまでは私のロックダウン状態が続くのだろう。

 コロナ禍の生活で、精神的にまいっている人も多いと聞く。タイでは、コロナの死亡者が51人なのに、それに近い数字の自殺者が出ているそうだ。ネットで読んだだけなので、本当かどうかはわからないわからないが、連日自殺者のニュースがあるのは事実だ。

 ロックダウン中に気持ちが下がってしまわないように、なるべくプラスな点を考えるようにしている。でももちろんマイナス点もあるので、どちらもあげてみたい。

プラス面
*家族ラインを始めた!
 次女がニュージーランドへ行ってもう9年、長女が就職を機に家を出て5年、そして3年前に私がタイに来て、家族4人はそれぞれ一人暮らしをしている。次女はマイペースで家族ラインも面倒だと言っていたのだが、ロックダウン生活に入り、また私たちのことも心配してくれたのか、家族ラインに参加してくれた。そして毎週日曜日の午後に、2時間ほどみんなで話している。ビデオを使わず、それぞれが好きなことをしながら話をする。

*タイ語の勉強時間が増えた
 タイに住んでいるから、タイ語が話せるなんて甘い考えは消えた。やはりきちんと勉強しなければ、話すことはできないし、ましてタイ文字は難しいので、読み書きはもっと難しい。ロックダウンが終わるころ、私のタイ語能力が上がっていることを期待している。

*体がやわらかくなり、右腕、右肩の痛みがなくなった
 1年半前にこけて以来右腕が痛くて、去年の手術のあと、それがひどくなった。日本に帰ったとき、ハリ治療で少しましになったが、その後もずっと痛みは残っていた。それが、夕方のエクササイズとヨガのおかげで、本当に痛みがなくなってきたのだ。しかも全く前屈で手が床に届かなかったのに、指の第2関節のあたりまで曲がるようになった。これはもしかして20代の頃以来かも!?

マイナス面
*熟睡できない
 タイは年中暑いが、エアコンをつけっぱなしで寝ると風邪をひくし、でも暑さで目が覚めることも多い。だからコロナ禍でなくとも、夜中に1,2回目が覚めるのはいつものことだ。でも、やはりこのところもっと目が覚めることが増えたし、寝つきも悪くなった。自分でも感じないところでストレスがたまるのと、かなりの時間 iPad や IPhone を見ていることも原因だと思う。

*自分が作ったスケジュールのプレッシャーに追われる
 これは私の性格の問題だ。もともと計画をたてて、それに基づいて行動することが好きなのだ。だから、自分の計画通りにすすまないと、これがプレッシャーになってしまう。誰からも怒られるわけでもないのに、自分の融通のなさが情けなくなる。

*少しの体調の変化におびえる
 がん患者でなければ、私はもっと気楽だったと思う。去年までレントゲン検査でひっかかったことはなく、もちろん肺炎になったこともない。インフルエンザも、記憶にあるかぎり、2011年の新型インフルエンザかかっただけだ。
 でも今は怖くて仕方がない。万が一感染したら、命にかかわるのではないか。そのために、このロックダウンはありがたいことだと思い、日々の生活を送っている。

 プラス面を考えよう。そしてこれから1ヶ月も、あらたなプラス面を見つけよう。



 にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村  

にほんブログ村 病気ブログ 肺がんへ
にほんブログ村 

山形空港で検温拒否!?

 YouTubeで日本のニュースをライブで見ていて、びっくりしたことがあった。山形県は、今日から空港や高速道で検温を実施することになったそうだ。本格実施は25日からだそうだが、今日の朝一番の便の乗客はたった二人で、その二人ともが検温拒否したとか。

 信じられない。東京から来た人間が、どれほど現地の人に不安を与えるのかを考えないのだろうか。今、日本も非常事態宣言で、人の移動も制限するべきなのに。もちろん仕事や他の用事で、どうしても山形に行く必要があったかもしれない。でも検温を拒否するなんて、私たちのようにロックダウン中の世界にいるものにとって、非常識としか言えない。

 タイでは3月26日の非常事態宣言以前から、検温をする場所もあった。実際、3月20日からの大学の年度末試験では、朝検温を受け、OKのシールを貼ってもらわないともらわないと、試験会場に入ることはできなかった。近くの大手スーパーも、入口で入場者全員の検温をしていた。

 今はすべての場所で検温が必要だ。セブンイレブンも必要になった。私は毎朝、体温を測っているので、平熱であると思っているが、周りの人に安心してもらうためにも、検温は絶対必要だと思う。

 日本で本当にコロナが終息するのだろうか。毎日のニュースを見ていると、不安になる。コロナは人からうつるのだ。感染者と接触しなければ、ぜったいにコロナに感染しないのだから。そして私たちのまわりには、症状の出ない感染者が、どれほどいるのかわからない。

 私は今タイにいることで、安心している。先月には一日100人以上だった感染者も、この一週間は30人程度に減っている。この数日で治療中の人が1000人弱、回復者が1700人弱と、はるかに回復者が上まってきた。

 どうしても仕事で外出しなければならない人は、仕方がないかもしれないが、買い物は一人で行くべきだ。子どもを連れていくなんて、問題外だ。本当に身近な人がコロナになるかもしれないという恐れを、いつも感じるべきだと思う。


 にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村  

にほんブログ村 病気ブログ 肺がんへ
にほんブログ村 

バンコク、ロックダウンの生活

4月3日 コンドミニアムの連絡
コロナ対策のため、コンド内でも常にマスクを

708DCC07-6184-4173-8585-01D66CC76A28

 3月26日に非常事態宣言が出されて2週間ちょっとがすぎた。ほとんどの施設が閉められたが、食料品はスーパー、コンビニ、市場で買うことができるし、持ち帰りや宅配であれば、かなりのレストランや食堂、屋台が対応している。ということで、私自身は生活にはそれほど困らない。

 この前も書いたが、軍事政権のせいか、いろいろな決定事項はいきなり発表、翌日からということがほとんどだ。この間に、夜間禁止令(午後10時から午前4時)、公園封鎖、州間移動制限、州によっては完全ロックダウンと、いろいろ禁止事項は増えたが、9日に発表された10日から20日までの酒類販売禁止は、多くの人が大慌てとなったようだ。

 実はタイは13日(月)から15日(水)はソンクラーン(タイ正月)の祝日。ソンクラーンを延期するという話もあったが、それ以降の発表はなかったので、今日11日から15日は一応ソンクラーン休暇ということかと思う。

 例年であれば、タイ人はこの期間に大騒ぎ。いわゆる水かけ祭りなので、街を歩いていると水鉄砲に見舞われる。そしてお酒を飲んで騒ぎ回るので、この間の事件はかなり多いそうだ。そのためロックダウン中とはいえ、酒類販売禁止にしたのだろうと思う。

 私はこれも全く問題はない。もともとお酒が飲めない体質なのだ。では、何に困っているのだろう。私の1日は、こんな感じだ。

 仕事をしている時は、朝6時ごろに起きていた。大学は8時半から授業があるので、いつも7時半ごろに家を出ることにしている。今は、7時前くらいに目が覚める。特に目覚ましをセットせずに、大体6時半から7時ごろに目が覚める。朝食はタイに来てからずっと同じでトーストと野菜、チーズなどを食べる。

 大学の授業に合わせて、8時半から昼までは大学の授業の準備をしたり、タイ語の勉強をしている。この時間は一番集中できる時間だが、それでも家だと手元にiPhone iPadがあり、つい手にとってしまうことも多い。

 昼食は、サンドイッチ、スパゲティなどを自分で作ったり、週2、3回は近くのお店に買いに行く。その時に市場で買い物をする。うちの近所の市場は、何でも売っているので、困ることはない。

 午後はPCに向かい、ネットサーフィンやブログを書いたりする。そして、今一番関心を持っているのはzoom。これはニュージーランドの娘が教えてくれた。YouTubeにはもう数え切れないほどzoomについてアップされていて、それがどんなものかは理解できた。

 タイでは、すでにzoomを使ってオンライン授業を行なっている大学がある。うちの大学がどうなるかわからないが、この有り余る時間を使ってzoomを使えるようになればいいと思っている。

 昼間は、Tver や Netflixで映画やドラマを見ていることも多い。あまり予定を考えず、のんびりだらだら過ごしている。でも夕方5時ごろからは必ずYouTubeを見ながら、簡単なエアロビクスとヨガに挑戦。

 これを10日ほど続けて、ちょっと嬉しいご褒美が。実は私は本当に体が硬くて、前屈も開脚も全くダメ。タイマッサージに行くといつも「硬い、硬い」と言われまくり。それが前屈で手が床に届くようになったのだ。まあ、やめてしまうと元通りになってしまうかもしれないが、私にしては上出来だ。

 シャワーを浴びて、夕食。あまり手の込んだものは作らないが、野菜を多い目に、バランスを考えて食べている。間食やおやつはほとんど食べないが、毎日どこかで果物を食べる。今はマンゴーが旬で、安くて美味しい。

 夕食後はiPadを見ていることが多い。毎日YouTubeで日本のニュースを見ているが、非常事態宣言の後でも、人の多い電車に乗っている日本人の様子を見て、本当に不安になる。

 世界中のロックダウン生活をされている方に比べると、私は本当に普通の生活を送っていると思う。ただ、肺がん術後経過観察中の身としては、コロナに感染したらどうしようという恐怖からは逃れられない。

 急に呼吸が苦しくなることがある。その時は本当に焦ってしまう。慌てて熱を測って、平熱だとほっとする。何かの匂いを嗅いで、嗅覚が大丈夫であることを確かめる。少し鼻炎気味なので、そのために鼻呼吸がしづらくなるのかもしれないので、その度に、タイの有名な「ヤードム」を嗅いで、鼻をスースーさせる。

 一人だと、そんな不安を打ち明ける相手もなく、こうやってブログに書いて発散させている。今、もしどこか体調不良になっても、病院へ行くことも怖い。でも、いつかこの生活が終わる日が来ると信じ、毎日を過ごしていくしかないのだ。


 にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村  

にほんブログ村 病気ブログ 肺がんへ
にほんブログ村 

非常事態の個人情報


 現在、タイは軍事政権だ。そのために、非常事態宣言も簡単に出されたし、いきなり夜間外出禁止なども発表される。そのことを疑問に思う人もいれば、非常事態だからこそ、強い政府の行動力をありがたいと思っている人もいる。

 日本のニュースを見ていると、本当に不安になる。そんな甘いことを言って大丈夫なのか。他のアジアの国々に比べて、対応があまりにも遅れているのではないか。

 タイはほとんどの国境を封鎖している上、4日から6日までのすべてのフライトを停止した。つまり今は飛行機は全く飛んでいない。しかも4月3日以降にタイに到着するフライトの全ての乗客は、14日間、国が指定する場所で検疫が行われ、隔離される。

 そして3日の夜、スワンナプーム空港で海外から到着した人が、このルールを知らなかったと不満を述べ、大騒動の中、152人が自宅に帰ってしまったのだ。それを聞いた首相は激怒し、翌日までに連絡しなければ、法的措置をとると発表。

 これだけならあり得る話だが、一番驚いたのは、その152人の個人情報のファイルをFacebookに載せ、すぐに連絡するようにと公開したのだ。そのファイルは、氏名、年齢、パスポート番号、現住所までが載っている。

 確かに私も、そのリストを見て、自分の近くの住所がないかを調べた。 感染の恐怖を感じている人間なら、やはりどんなリスクも自分の周りには来て欲しくない。

 でも冷静になって考えてみると、これはとんでもないことではないかと思った。世界中のどこからでも見れるFacebookに個人情報が載せられたのだ。もちろん指示に従わなかった人たちはよくない。でもいったんネット上に流れ出た情報は止めようがないのだ。
 
 ロックダウンは納得している。州移動制限も当然のことだと思う。夜間外出禁止もそれでいい。でも個人情報公開は、やはり疑問だ。

 非常事態宣言は4月30日までだ。この2、3日のコロナ感染者は少し減っている。このまま新たな感染者が出ず、何とか終息に向かってくれることを心から祈りたい。


 にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村  

にほんブログ村 病気ブログ 肺がんへ
にほんブログ村 

プロフィール

nakko

アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

記事検索
読者登録
LINE読者登録QRコード