Mac miniやiPadは売れるだろうと思っていたので、マープンクロンセンターに持っていったが、プリンターはどうすればいいのか迷っていた。最近はプリンターはあまり必要とされていないらしい。確かに私もPCやiPadにPDF化したもので保存し、紙の書類は大量に処分した。

 しかもタイで買ったこのプリンターは、横に大きなインクボックスがついているので、持ち運びも大変だ。もし掲示板でやり取りして、持っていったのにいらないと言われたらどうしようもない。

 それでコロナ以前にずっと通っていたクロントイスラムの中にあるシーカーアジア財団に連絡してみた。するとプリンターだけでなく、まだきれいな服や文房具なども受け取ってくれることになったのだ。

プリンター、予備インク、印刷用紙も大量に残っていた
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 クリアファイルの下に細々とした文房具ー封筒、赤ペン、付箋紙、マジック、クリップなどいろいろ仕事で使っていたんだなあと思う。服は大学のネーム入りのTシャツ(行事の時にもらって、その時にしか着ない)や買ったのにほとんど着なかったもの。あまり物や服を買わない生活をしていたと思うのに、こんなに出てきたことに自分でも驚いた。

 高価なものはひとつもないが、受け取ってもらえてよかった。そして誰かが使ってくれると思うとうれしい。

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 コロナになってから、シーカーアジアに行けたのはたった1度きり。確か去年の2月末に一度だけ図書館のお手伝いに行けたのだ。でも4月にバンコクでクラスターが起こって以来、またそんな機会はなくなった。

 図書館は専従の先生2人だけで、細々と続けておられるそうだ。子どもたちの人数制限もあるらしい。そして残念なことに、外部からの見学者やボランティアはすべて中止している。登録していた日本人ボランティアも、かなりの人が日本に帰国されたそうだ。駐在の奥様方が多かったので、任期が終わった人も多いのだろう。その中で少し親しくしていた人も、3月に帰国のご挨拶ラインをもらった。

 シーカーアジアでは、スラムや少数民族の女性たちの経済的自立を目的とした職業訓練の場を提供している。そのブランド名をFee Mue(ฝีมือ 技術や手工業という意味)と言い、カバンやマスクを作って売っている。今回は物を増やせないので買えなかったが、以前にアクセサリーを買ったことがある。

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 これまで中心となってやってくださったボランティアの方も帰国されたが、今も日本からオンライン販売のお手伝いをされているそうだ。私も何らかの形でかかわることができたらと願っている。

 お世話になった図書館のペン先生と事務局のリアンくん(日本語が上手です)が、最後まで見送ってくださった。またボランティアや見学者を受け入れてもらえる日が来たら、日本から子どもたちの好きなお菓子を持って、遊びに行きたい。


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